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9話 月曜の章「イヤハルオオトカゲを探しに」
セスル編 3
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ーーカスミ(え?何?あの大きな蜂さんは...。)ーー
ーークラシス(一体なんなんだ。ゼラチンのようなあの固形物達は...。)ーー
ーーフライヤ(あれは、あの腕が六本の下半身が蛇のおなごは...!) ーー
ーーマサノリ「どうする?戦うか?逃げるか?」
ラウラ
「逃げる?ふっ、申し訳ないが、そのようなこと妾には性にあわないのでな。妾は立ち向かうぞ!」
レイミ「言うと思ったよ!」
リューマ「同感だぜ。俺も逃げるのはごめんだ!」
マイラ「ふふっ。」
そう言うと5人はそれぞれ武器を構えて、目の前にいる敵に対して警戒しながら真っ直ぐに見据える。
ルヴェン「...はぁ、報われないな。」
そんなため息気味にそう言うルヴェンもその後気持ちを切り替えて自身の武器である、オーブを取り出す。全長7mを超える巨体の蟷螂に対して詠唱をし、蒼色の魔法陣を描き出すのだ。
ーー
ーー
セスル(何!?あれ...。)
見ると全長6mある四本足で歩く爬虫類の姿。
セスル「...ま、まさか!」
そう、まさにユキムラのいうイヤハルオオトカゲであった。
トカゲに似つかわしくないやや鈍い歩き方と前足には爪があった。その爪は先が鋭く、下手をすれば死を招く。そんなイヤハルオオトカゲから逃げていたエンリルが不意に足を岩に引っ掛けて転んでしまったのだ。
エンリル
「...いったた、...え?い、いやぁぁぁぁぁ!!」
”ヴァォォォォォォォ”
クラウザー「エンリル!?」
スレイ「エンリル!」
すると、怪物はエンリルの近くで足を止めて、その瞬間、左の前足を上げてエンリルに振り上げる。
そして、エンリルが顔を俯き怪物に対して、悲鳴に近い叫び声を出したその時。
ジェニファー
「駄目、この距離じゃ...!!」
セスル「ぐっ...!!」
ジェニファー
「え?セスルさん!?」
すると、その瞬間にセスルは危機感を感じ、すぐさまエンリルの元へと駆け抜ける。
セスル
(このまま死なせるものですか!私は学園長の孫、セスル・アイニス、生きて学年全員で卒業をするという目標、お爺様の後継者として、一個人のプライドとして!アイニス家の...クリスティア学園の誇りに懸けて、決して潰える訳にはいかない!!)
適度の間合いでジャンプを繰り出し、怪物が前足を振り降ろす瞬間にセスルの武器である”蛇腹剣”の中腹辺りの鋭い刃が、親指の先端の肉から小指の爪の真ん中辺りを切り裂いた。
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!”
その鳴き声はまるでトカゲであったが、それと同時に獅子のような鳴き声をデュエットのように発していた。
そして、切断された部分はポロッと岩石に落ちた。
セスル「.........。」
ジェニファー「す、...凄い。」
ユーシス
「やはり、学園長の孫ともなれば鍛練だけでなく実戦も容易いか...。」
クラウザー「大丈夫かエンリル!」
スレイ「早く逃げよう!」
エンリル「うん...!!」
すると3人はすぐさまエース達の所へと急ぎ足で行くと、ハァハァと息を整える。
ユーシス
「アイニス、何をしている?....!」
クラウザー
「セスル?...あ、あれは!?」
すると、途中まで一緒に走っていたセスルはエース達と怪物の間ほどの距離でふと足を止めてまだ痛みに悶えている怪物の方へと振り返る。すると、セスルははっと思い出す。そして、同じく他の6人もぱっと思い出し、驚きを隠せずにいた。
セスル
「....待って!あれ、ユキムラ教官の言ってた、”イヤハルオオトカゲ”じゃない?」
クラウザー
「....確かに!あのばかでかいトカゲの姿。まさか本当にいたなんてな...。」
エース
「そんな悠長にしている場合じゃない!?一旦早く離れろセスル!」
セスル
「嫌よ!折角見つけた獲物なのにこれを逃がすなんて...。私は戦う!戦わずに逃げることなんてしたくない!」
そうしてエースから怪物に視線を戻すと、セスルはある光景に唖然としてしまう。それは...
エース
「どこ行くんだ!...?どうしたセスル!」
ユーシス
「...トラブデン。アイニスの斬り落とした所、....」
”再生していないか?”ーー
ーークラシス(一体なんなんだ。ゼラチンのようなあの固形物達は...。)ーー
ーーフライヤ(あれは、あの腕が六本の下半身が蛇のおなごは...!) ーー
ーーマサノリ「どうする?戦うか?逃げるか?」
ラウラ
「逃げる?ふっ、申し訳ないが、そのようなこと妾には性にあわないのでな。妾は立ち向かうぞ!」
レイミ「言うと思ったよ!」
リューマ「同感だぜ。俺も逃げるのはごめんだ!」
マイラ「ふふっ。」
そう言うと5人はそれぞれ武器を構えて、目の前にいる敵に対して警戒しながら真っ直ぐに見据える。
ルヴェン「...はぁ、報われないな。」
そんなため息気味にそう言うルヴェンもその後気持ちを切り替えて自身の武器である、オーブを取り出す。全長7mを超える巨体の蟷螂に対して詠唱をし、蒼色の魔法陣を描き出すのだ。
ーー
ーー
セスル(何!?あれ...。)
見ると全長6mある四本足で歩く爬虫類の姿。
セスル「...ま、まさか!」
そう、まさにユキムラのいうイヤハルオオトカゲであった。
トカゲに似つかわしくないやや鈍い歩き方と前足には爪があった。その爪は先が鋭く、下手をすれば死を招く。そんなイヤハルオオトカゲから逃げていたエンリルが不意に足を岩に引っ掛けて転んでしまったのだ。
エンリル
「...いったた、...え?い、いやぁぁぁぁぁ!!」
”ヴァォォォォォォォ”
クラウザー「エンリル!?」
スレイ「エンリル!」
すると、怪物はエンリルの近くで足を止めて、その瞬間、左の前足を上げてエンリルに振り上げる。
そして、エンリルが顔を俯き怪物に対して、悲鳴に近い叫び声を出したその時。
ジェニファー
「駄目、この距離じゃ...!!」
セスル「ぐっ...!!」
ジェニファー
「え?セスルさん!?」
すると、その瞬間にセスルは危機感を感じ、すぐさまエンリルの元へと駆け抜ける。
セスル
(このまま死なせるものですか!私は学園長の孫、セスル・アイニス、生きて学年全員で卒業をするという目標、お爺様の後継者として、一個人のプライドとして!アイニス家の...クリスティア学園の誇りに懸けて、決して潰える訳にはいかない!!)
適度の間合いでジャンプを繰り出し、怪物が前足を振り降ろす瞬間にセスルの武器である”蛇腹剣”の中腹辺りの鋭い刃が、親指の先端の肉から小指の爪の真ん中辺りを切り裂いた。
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!”
その鳴き声はまるでトカゲであったが、それと同時に獅子のような鳴き声をデュエットのように発していた。
そして、切断された部分はポロッと岩石に落ちた。
セスル「.........。」
ジェニファー「す、...凄い。」
ユーシス
「やはり、学園長の孫ともなれば鍛練だけでなく実戦も容易いか...。」
クラウザー「大丈夫かエンリル!」
スレイ「早く逃げよう!」
エンリル「うん...!!」
すると3人はすぐさまエース達の所へと急ぎ足で行くと、ハァハァと息を整える。
ユーシス
「アイニス、何をしている?....!」
クラウザー
「セスル?...あ、あれは!?」
すると、途中まで一緒に走っていたセスルはエース達と怪物の間ほどの距離でふと足を止めてまだ痛みに悶えている怪物の方へと振り返る。すると、セスルははっと思い出す。そして、同じく他の6人もぱっと思い出し、驚きを隠せずにいた。
セスル
「....待って!あれ、ユキムラ教官の言ってた、”イヤハルオオトカゲ”じゃない?」
クラウザー
「....確かに!あのばかでかいトカゲの姿。まさか本当にいたなんてな...。」
エース
「そんな悠長にしている場合じゃない!?一旦早く離れろセスル!」
セスル
「嫌よ!折角見つけた獲物なのにこれを逃がすなんて...。私は戦う!戦わずに逃げることなんてしたくない!」
そうしてエースから怪物に視線を戻すと、セスルはある光景に唖然としてしまう。それは...
エース
「どこ行くんだ!...?どうしたセスル!」
ユーシス
「...トラブデン。アイニスの斬り落とした所、....」
”再生していないか?”ーー
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