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9話 月曜の章「イヤハルオオトカゲを探しに」
セスル編 4&カグツチ編 3
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ーー ”再生していないか?”
エース「え?...!」
それは岩に落ちた肉片や爪が磁石のようにくっついたのではなく、切り離されていない左足の切断部分から短時間で伸びていて斬られる前の状態にあっという間に戻っていたのだった。
セスル
「....。...くっ、負けるものですか!こんなの一人で....、はぁぁぁあああああ!」
そして、セスルはそれに対して呆気にとられそうになるが、再び自分を鼓舞するように眉を上げる。
自身の得物を振り回し、怪物の後ろに回り込んだり、攻撃を避けたりして、臨機応変に所々場所を変えて攻めの技を何回も繰り出す。
しかし、幾度ダメージを与えても衰えず体中の傷が異常な程の早さで何度も治癒される。
苦しそうに必死に戦っているセスルについにはクラウザー達も躍起になり、
クラウザー
「俺達も戦おう!セスルだけに無理強いはさせられない。」
エンリル
「うん!さっきはセスルが助けてくれたから今度はエンリルがセスルを助ける番なのだ!」
二人がそう言うと全員が武器を構えて、怪物達に駆け寄ろうとした。すると、
セスル「やめて!」
伸びた刃物が縮小して普通の刀のような形態で上から来る怪物の右前足の爪を抑え付けると、聞こえる程度に大きな声でこう言った。
セスル
「私はあなた達を死なせたくない...!あなた達には生きて貰わないと、その、私は...!!次期学園長として、孫として、お爺様に顔向け出来ない...!!全員で生きて卒業するという目標が水の泡になっちゃう!!...だからお願い、手を出さないで...逃げて...。」
すると、
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!”
セスル「ぐわぁッッッ!!」
イヤハルオオトカゲの頭が俯いたかと思うと突然と振り上げてその鼻筋がセスルに当たると同時にセスルは高く突き飛ばされて、二メートル程の距離で地面へとひれ伏した。
あまりの驚きとセスルが死ぬのではないかという焦りに全員、セスルの名前をバラバラに叫び続ける。
セスル
「ぐっ...やるわね、でも....え!?」
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!”
うつ伏せ状態から起き上がり、立ち上がろうとしたその時、なんとすでに怪物はセスルの前へと移動していたのだ。その瞬間に上げ伸ばしていた左の前足はしゅっと鋭く振り下ろされるのだった。
セスル
「い、いやぁあああああ!!」(え?うそ、私、ここで終わるの?)
ーー
ーー
ヒロタ「...ぐっ!」
ゲイル「はぁ!!」
ルーカス「てぃやぁッッ!!」
ケイト&マリカ「........!」
男子3人が近接攻撃で巨人の全身をヒロタが頭、ゲイルが左腕、ルーカスが右足と斬りつけ、女子二人で援護射撃を試みるが、
ヒロタは巨人の右手に摘ままれ、まるで塵を払うかのようにゲイルとともにケイト達の所へと払い落とされる。
それと同様にルーカスをも右足で一二で揺らして、最後には盛大にヒロタ達の所へと振り落とすのだった。
ケイトとマリカとは衝突にはならなかったものの3人は軽い捻挫と血が出来るほどの軽い擦り傷を追ったのだった。
ケイトとマリカがそんな3人を立ち上がらせようと介抱をしていると、カグツチがその前へとしゃしゃり出てジャンプをする。
カグツチ
「下がられよ!フウマ流奥義!火遁ノ十文字!!」
そう叫ぶと、自身の持つ手裏剣を敵にしゅっと1枚投げ、その投げた手裏剣に赤い炎が出現し燃え上がる。そしてそのまま巨人に命中し、切れ味と言う名の炎のエフェクトが綺麗に斜め右上へと浮かび上がる。ぐるぐる回って戻ってくるその手裏剣を手のひらで掴むと、全員は巨人の様子を伺った。
ヒロタ「どうだ?」
巨人はしばらく固まって、胴体に受けた傷はとても深く、真っ二つに切り裂かれているかのように見えた。
ルーカス
「...倒したんか?」
ゲイル
「...!いや、見ろ!あいつ、まだ生きてる!」
マリカ
「...受けたとこ全部消えてるし!マジでありえないんですけど...!」
”ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ”
しかしそれは切り裂かれずに逆に元の状態へと回復しており、再び足を動かす。自分達を狙う怪物がこんなにも生命力が異常だとは思いもしないヒロタ達一行。
さすがにこれは勝てないと思い込んだのか、カグツチはこう言った。
カグツチ
「このままでは勝てない...。急ぎ撤退し、教官にこの事を伝えねば!」
しかし、カグツチが後ろを向き、怪物から逃げるため急いでそこを離れようとしたその時、ヒロタが突然叫びだした。
ヒロタ
「ううぉぉぉぉおおおおおおおおああああああ!!」
カグツチ
「っ!ヒロタ殿...!?」
ーー
エース「え?...!」
それは岩に落ちた肉片や爪が磁石のようにくっついたのではなく、切り離されていない左足の切断部分から短時間で伸びていて斬られる前の状態にあっという間に戻っていたのだった。
セスル
「....。...くっ、負けるものですか!こんなの一人で....、はぁぁぁあああああ!」
そして、セスルはそれに対して呆気にとられそうになるが、再び自分を鼓舞するように眉を上げる。
自身の得物を振り回し、怪物の後ろに回り込んだり、攻撃を避けたりして、臨機応変に所々場所を変えて攻めの技を何回も繰り出す。
しかし、幾度ダメージを与えても衰えず体中の傷が異常な程の早さで何度も治癒される。
苦しそうに必死に戦っているセスルについにはクラウザー達も躍起になり、
クラウザー
「俺達も戦おう!セスルだけに無理強いはさせられない。」
エンリル
「うん!さっきはセスルが助けてくれたから今度はエンリルがセスルを助ける番なのだ!」
二人がそう言うと全員が武器を構えて、怪物達に駆け寄ろうとした。すると、
セスル「やめて!」
伸びた刃物が縮小して普通の刀のような形態で上から来る怪物の右前足の爪を抑え付けると、聞こえる程度に大きな声でこう言った。
セスル
「私はあなた達を死なせたくない...!あなた達には生きて貰わないと、その、私は...!!次期学園長として、孫として、お爺様に顔向け出来ない...!!全員で生きて卒業するという目標が水の泡になっちゃう!!...だからお願い、手を出さないで...逃げて...。」
すると、
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!”
セスル「ぐわぁッッッ!!」
イヤハルオオトカゲの頭が俯いたかと思うと突然と振り上げてその鼻筋がセスルに当たると同時にセスルは高く突き飛ばされて、二メートル程の距離で地面へとひれ伏した。
あまりの驚きとセスルが死ぬのではないかという焦りに全員、セスルの名前をバラバラに叫び続ける。
セスル
「ぐっ...やるわね、でも....え!?」
”しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!”
うつ伏せ状態から起き上がり、立ち上がろうとしたその時、なんとすでに怪物はセスルの前へと移動していたのだ。その瞬間に上げ伸ばしていた左の前足はしゅっと鋭く振り下ろされるのだった。
セスル
「い、いやぁあああああ!!」(え?うそ、私、ここで終わるの?)
ーー
ーー
ヒロタ「...ぐっ!」
ゲイル「はぁ!!」
ルーカス「てぃやぁッッ!!」
ケイト&マリカ「........!」
男子3人が近接攻撃で巨人の全身をヒロタが頭、ゲイルが左腕、ルーカスが右足と斬りつけ、女子二人で援護射撃を試みるが、
ヒロタは巨人の右手に摘ままれ、まるで塵を払うかのようにゲイルとともにケイト達の所へと払い落とされる。
それと同様にルーカスをも右足で一二で揺らして、最後には盛大にヒロタ達の所へと振り落とすのだった。
ケイトとマリカとは衝突にはならなかったものの3人は軽い捻挫と血が出来るほどの軽い擦り傷を追ったのだった。
ケイトとマリカがそんな3人を立ち上がらせようと介抱をしていると、カグツチがその前へとしゃしゃり出てジャンプをする。
カグツチ
「下がられよ!フウマ流奥義!火遁ノ十文字!!」
そう叫ぶと、自身の持つ手裏剣を敵にしゅっと1枚投げ、その投げた手裏剣に赤い炎が出現し燃え上がる。そしてそのまま巨人に命中し、切れ味と言う名の炎のエフェクトが綺麗に斜め右上へと浮かび上がる。ぐるぐる回って戻ってくるその手裏剣を手のひらで掴むと、全員は巨人の様子を伺った。
ヒロタ「どうだ?」
巨人はしばらく固まって、胴体に受けた傷はとても深く、真っ二つに切り裂かれているかのように見えた。
ルーカス
「...倒したんか?」
ゲイル
「...!いや、見ろ!あいつ、まだ生きてる!」
マリカ
「...受けたとこ全部消えてるし!マジでありえないんですけど...!」
”ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ”
しかしそれは切り裂かれずに逆に元の状態へと回復しており、再び足を動かす。自分達を狙う怪物がこんなにも生命力が異常だとは思いもしないヒロタ達一行。
さすがにこれは勝てないと思い込んだのか、カグツチはこう言った。
カグツチ
「このままでは勝てない...。急ぎ撤退し、教官にこの事を伝えねば!」
しかし、カグツチが後ろを向き、怪物から逃げるため急いでそこを離れようとしたその時、ヒロタが突然叫びだした。
ヒロタ
「ううぉぉぉぉおおおおおおおおああああああ!!」
カグツチ
「っ!ヒロタ殿...!?」
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