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11話 火曜の章「少しずつ浮かび始める苦杯と火種達」
サイファー編&ウルム編
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ーー
サイファー「......。」
マリー「アワアワアワアワ...。」
ほぼ同時刻、昇降口前である光景を目にし、サイファーは固まり、マリーは訳が分からないと言わんばかりに慌ててふためく。
ギルティ ルヴェン アリス ルビー カズマ
「クンクンクンクン。」
そこの目の前の辺りで地面の匂いを一斉に各々嗅いで回る五人。
犬の真似事か、罰ゲームなのか。そんな事を考えていると、その場にいたファリオが皆に向かって、
ファリオ
「ちょっと皆さん!そんな事しても資金なんか集まりませんよ!みっともないのでやめてください!そしてなんでアリスさんとルヴェンさんもやってるんですか!?」
と言って五人の奇行を止めにかかるが全く動じずにいる。そんな姿の人間達を見たイルマは、
イルマ
「おお、ついに恥をすてて駄犬にまで成り下がったのか~。おお、すごいすごい。」
と言って罵る。
ファリオ
「感心してる場合!?早く止めないと、クリスティア学園の名が廃れちゃう!」
マリー
「...か、関わらない方が良いよね...。」
サイファー「....ん。」
とても困り果てているファリオを余所にその輪に入らないと決めた二人はその群れを避けて、学園を後にする。
目的地まであと半分まで来たというところで、隣で歩いていたマリーが、突然足を止める。
二、三歩歩いたと言うところでそれに気づいたサイファーも、足を止め、「どうした。」と首を傾げながらそう聞くと、少し、誤魔化そうと言う反応で、
マリー
「う、ううん!何でもない。お兄ちゃんのことを思い出して...。」
と言って胸の内を明かしたのだ。
サイファー
「お兄ちゃん?何年も会ってないのか?」
マリー
「うん。もう二年以上も会ってないし、声も聞いてないんだ...。お兄ちゃんは遠くの大学校に行くって言ってお別れしたきり...。」
サイファー
「...どこの学校だ?」
マリー
「えーっと、南サーヴァルにあるサーヴァルディア州立 サーヴァル南大学校ってところなんだ。」
サイファー「...。」
(確かカルマ州立系の大学に次ぐ偏差値の高い大学か...すごい。)
マリー「...お兄ちゃんは私と同じおっちょこちょいで勉強はあまりできなかったけど、運動が出来て、皆から愛されて、面倒見がよくて、私にいつも優しくしてくれて、大好きだった。」
マリーは日が暮れる夕方の空を見上げて、言葉を続ける。
マリー「それでね、「父さんと母さん、マリーを早く楽にさせるために頑張りたい」って言って、バイトをしながら、苦手な勉強をいっぱいして大学受験もいっぱい受けて...。」
そんな過去の話を懐かしい兄を思うマリーの顔はとても嬉しそうであった。しかし、
マリー「普通なら辛いはずなのに、お兄ちゃんはそんな事なく笑顔で元気で私達家族の為に頑張ってくれて。」
眉を潜めて心を痛めている、そんな表情でそう言った。
マリー
「一生懸命ながんばり屋さんなお兄ちゃんだったから大学の試験に合格したあの時は、大泣きしながら喜んでたなぁ...。そんな努力家で素直なお兄ちゃんだから大好きなの...。」
するとマリーは、今度は胸に手を当てて、上を向いていた顔を空の果てよりも距離が近い地面の方に向ける。
マリー
「でも、全然、会うことなんてなくて、連絡もくれなくて...やっぱり忙しくて余裕がないのかもってそう思ったら、私なんかがお兄ちゃんに会いにいったら邪魔になっちゃうかもって思ったの。」
そんな自身を自虐するように不安げに言う彼女。誰が大切な人と絶対に会うなと言ったのか。
サイファー「...そんな事はないだろう。」
マリー「え?」
するとサイファー自身は気づけばふいに彼女にそう言っていた。しかし、気にも留めずサイファーは言葉を続ける。
サイファー「...こうしてお前もクリスティア学園に入ったんだろ?」
マリー「えーっと、ごめん、どういうこと?」
サイファー
「お前はクリスティア学園に行くことを認めて送り出してくれた親父とお袋から通話が鳴ったら嫌か?」
少しだけ困り顔の彼女はその問いを聞くと、
マリー
「そんなことないよ!...毎日パパとママが掛けてくれるの嬉しいし、どんな時でもマイラと一緒に頑張れる!」
と言って、すぐさまそれを否定すると、これでもかと言うくらいに意気込みを伝えてくる。
それを聞き、すぐに安心したサイファーは、
サイファー
「...なら心配ない。お前と兄貴は兄弟だ。お前がそう思っているのなら、兄貴もきっとそう思ってる。」
マリー
「....あ!そうか...、私は邪魔なんかじゃないんだ。...でも、バイトもするって言ってたから、忙しくしてるよね。」
少しだけほっと安堵した後にすぐにまた不安を漏らす。
サイファー
「大丈夫だと思う。連絡取って駄目ならまた時間を変えてやればいい。それか手紙を送るとか...。」
マリー
「うん。それも考えたんだけど、今どこに住んでるのか、宛先が分からなくて...。」
が、再びサイファーはそう言ってマリーを安堵させた。そして、そんなマリーはサイファーの目の前に移動して、顔を見上げる。
マリー
「でも、やってみるよ!テレット・フォンにお兄ちゃんの登録してあるし、お兄ちゃんだって家族の声を聞いてないと本当は辛いはず、だから頑張ってみる...。ありがとう、サイファー。」
サイファー「...ああ。」
そうして、自信が持てたマリーはそう意気込み、最後、サイファーに感謝する。
それに対し、返事を返したその直後、
ギルティ「そう言うことなら...。」
マリー
「え?」
後ろから会長の声が、マリーは左に体を仰け反り、サイファーは声の主のいる後ろ側を振り向いてみる。すると、
ギルティ ルヴェン アリス ルビー カズマ
「マネーをください!」
イルマ「なのだー。」
突然、微笑みの屍に等しい形相で、正座し、手を差し出した状態で懇願。イルマも普段のテンションで面白半分で真似をする。
いつの間にかそんな状態で登場した人たちを見てマリーは、
マリー
「いやぁぁぁぁぁ!!なんでそこからぁ...!?」
ファリオ「も、もういいでしょ!人様に迷惑かけないでぇ....!!」
そのような感じで当然、驚きおののき、ファリオも、気疲れを見せながらも、今にも泣き崩れそうな感じで、6人の暴走を止める。
やがてそんなファリオを込みでマリーにサイファーは密かに応援の声を囁いたのであった。
サイファー
「...頑張れ。」
ーー
全員は学園から帰って来て、各々部屋で一旦休むことに。ウルムもその一人である。
ふと、ウルムが共同ルームの玄関口を開けると、リビングにはランスとソウタがいた。こちらに気づいた二人は、
ランス
「あっ、ウルム。これ、ナオマサ教官からclass3に数学の宿題。」
ソウタ
「明日中に出してだって。」
と言って、ランスは2枚組のプリントを差し出してきた。
ウルム「お、おお....そうか。」
ウルムはいつもとは違うあっさりとした返事でプリントを受け取る。
当然、そんな珍しい振る舞いにランスとソウタに、
ランス「...大丈夫?なんか顔色わるいよ?」
ソウタ「もしかして宿題が憂鬱になった?」
ランス
「ま...まぁ、あながち間違いじゃないね。」
と、そんな心配をされたウルムはこれ以上心配させないように、
ウルム
「...いや、まあ、ありがとう。今からやる。」
と言って返事を返して自身の自室に入るのだ。
ソウタ
「...なんか変だな。いつもだったら宿題めんどいだるいっていうのに。」
スレイ「どうしたの?」
ランス「....。」
ーー
自室に入ったあと自身のベットにバックダイブし、背伸びをする。
そして、「クソ!」と言ってベットの右側の平たい部分を右手で拳握って一発叩く。
ウルム「....。」
そして、ウルムはズボンの左ポケットからあるものを取り出し、昨日説明されたことを振り返る。
ーー
ウルム「!?あんのか?方法が...。」
クラシス
「...本当はやりたくないけど、証明できるものもないし、それほど高い演技力の持ち主だと考えれば、キンバリー達みたいに証言だけで信じてもらうのは難しい。また集団いじめと逆手に取るだろう。」
ウルム「じゃあ一体...。」
クラシス
「そこでまずは奴に被害を受けた人達から情報を集めて、そこから奴を罠に掛けるための算段を立てる。そして、そんな裏の行動を見せた隙に、確実に証拠を掴んで集める。」
ウルム
「百聞は一見にしかず...か、俺みたいな馬鹿が使っていい言葉じゃないけど...。」
クラシス
「幸い僕の方には隠しキラメラと小型盗聴機を幾つか持ってるから、明日の夕方、寮でいくらか渡しておく。ただし、奴ももちろん他の人たちにバレたら盗撮を疑われて終わりだ。くれぐれも注意して使ってくれ。」
ーー
ポケットの中に入っている"小型盗聴機"と手に持っている大豆サイズの丸型"隠しキラメラ"。
ウルム「.....。」
それらをどんな方法でバレずに利用できるか、ウルムはそんなことを思い思いに考える。しかし、それ以上に、
ウルム
(...これであいつに復讐できる。散々やりたい放題にされたんだ、ざまぁみろ!...これであいつの化けの皮をさらして見せる...。)
と、そんなことを思い、醜い内の男への復讐を胸に、ただただ天井を見上げるばかりなのであった。
ーー
サイファー「......。」
マリー「アワアワアワアワ...。」
ほぼ同時刻、昇降口前である光景を目にし、サイファーは固まり、マリーは訳が分からないと言わんばかりに慌ててふためく。
ギルティ ルヴェン アリス ルビー カズマ
「クンクンクンクン。」
そこの目の前の辺りで地面の匂いを一斉に各々嗅いで回る五人。
犬の真似事か、罰ゲームなのか。そんな事を考えていると、その場にいたファリオが皆に向かって、
ファリオ
「ちょっと皆さん!そんな事しても資金なんか集まりませんよ!みっともないのでやめてください!そしてなんでアリスさんとルヴェンさんもやってるんですか!?」
と言って五人の奇行を止めにかかるが全く動じずにいる。そんな姿の人間達を見たイルマは、
イルマ
「おお、ついに恥をすてて駄犬にまで成り下がったのか~。おお、すごいすごい。」
と言って罵る。
ファリオ
「感心してる場合!?早く止めないと、クリスティア学園の名が廃れちゃう!」
マリー
「...か、関わらない方が良いよね...。」
サイファー「....ん。」
とても困り果てているファリオを余所にその輪に入らないと決めた二人はその群れを避けて、学園を後にする。
目的地まであと半分まで来たというところで、隣で歩いていたマリーが、突然足を止める。
二、三歩歩いたと言うところでそれに気づいたサイファーも、足を止め、「どうした。」と首を傾げながらそう聞くと、少し、誤魔化そうと言う反応で、
マリー
「う、ううん!何でもない。お兄ちゃんのことを思い出して...。」
と言って胸の内を明かしたのだ。
サイファー
「お兄ちゃん?何年も会ってないのか?」
マリー
「うん。もう二年以上も会ってないし、声も聞いてないんだ...。お兄ちゃんは遠くの大学校に行くって言ってお別れしたきり...。」
サイファー
「...どこの学校だ?」
マリー
「えーっと、南サーヴァルにあるサーヴァルディア州立 サーヴァル南大学校ってところなんだ。」
サイファー「...。」
(確かカルマ州立系の大学に次ぐ偏差値の高い大学か...すごい。)
マリー「...お兄ちゃんは私と同じおっちょこちょいで勉強はあまりできなかったけど、運動が出来て、皆から愛されて、面倒見がよくて、私にいつも優しくしてくれて、大好きだった。」
マリーは日が暮れる夕方の空を見上げて、言葉を続ける。
マリー「それでね、「父さんと母さん、マリーを早く楽にさせるために頑張りたい」って言って、バイトをしながら、苦手な勉強をいっぱいして大学受験もいっぱい受けて...。」
そんな過去の話を懐かしい兄を思うマリーの顔はとても嬉しそうであった。しかし、
マリー「普通なら辛いはずなのに、お兄ちゃんはそんな事なく笑顔で元気で私達家族の為に頑張ってくれて。」
眉を潜めて心を痛めている、そんな表情でそう言った。
マリー
「一生懸命ながんばり屋さんなお兄ちゃんだったから大学の試験に合格したあの時は、大泣きしながら喜んでたなぁ...。そんな努力家で素直なお兄ちゃんだから大好きなの...。」
するとマリーは、今度は胸に手を当てて、上を向いていた顔を空の果てよりも距離が近い地面の方に向ける。
マリー
「でも、全然、会うことなんてなくて、連絡もくれなくて...やっぱり忙しくて余裕がないのかもってそう思ったら、私なんかがお兄ちゃんに会いにいったら邪魔になっちゃうかもって思ったの。」
そんな自身を自虐するように不安げに言う彼女。誰が大切な人と絶対に会うなと言ったのか。
サイファー「...そんな事はないだろう。」
マリー「え?」
するとサイファー自身は気づけばふいに彼女にそう言っていた。しかし、気にも留めずサイファーは言葉を続ける。
サイファー「...こうしてお前もクリスティア学園に入ったんだろ?」
マリー「えーっと、ごめん、どういうこと?」
サイファー
「お前はクリスティア学園に行くことを認めて送り出してくれた親父とお袋から通話が鳴ったら嫌か?」
少しだけ困り顔の彼女はその問いを聞くと、
マリー
「そんなことないよ!...毎日パパとママが掛けてくれるの嬉しいし、どんな時でもマイラと一緒に頑張れる!」
と言って、すぐさまそれを否定すると、これでもかと言うくらいに意気込みを伝えてくる。
それを聞き、すぐに安心したサイファーは、
サイファー
「...なら心配ない。お前と兄貴は兄弟だ。お前がそう思っているのなら、兄貴もきっとそう思ってる。」
マリー
「....あ!そうか...、私は邪魔なんかじゃないんだ。...でも、バイトもするって言ってたから、忙しくしてるよね。」
少しだけほっと安堵した後にすぐにまた不安を漏らす。
サイファー
「大丈夫だと思う。連絡取って駄目ならまた時間を変えてやればいい。それか手紙を送るとか...。」
マリー
「うん。それも考えたんだけど、今どこに住んでるのか、宛先が分からなくて...。」
が、再びサイファーはそう言ってマリーを安堵させた。そして、そんなマリーはサイファーの目の前に移動して、顔を見上げる。
マリー
「でも、やってみるよ!テレット・フォンにお兄ちゃんの登録してあるし、お兄ちゃんだって家族の声を聞いてないと本当は辛いはず、だから頑張ってみる...。ありがとう、サイファー。」
サイファー「...ああ。」
そうして、自信が持てたマリーはそう意気込み、最後、サイファーに感謝する。
それに対し、返事を返したその直後、
ギルティ「そう言うことなら...。」
マリー
「え?」
後ろから会長の声が、マリーは左に体を仰け反り、サイファーは声の主のいる後ろ側を振り向いてみる。すると、
ギルティ ルヴェン アリス ルビー カズマ
「マネーをください!」
イルマ「なのだー。」
突然、微笑みの屍に等しい形相で、正座し、手を差し出した状態で懇願。イルマも普段のテンションで面白半分で真似をする。
いつの間にかそんな状態で登場した人たちを見てマリーは、
マリー
「いやぁぁぁぁぁ!!なんでそこからぁ...!?」
ファリオ「も、もういいでしょ!人様に迷惑かけないでぇ....!!」
そのような感じで当然、驚きおののき、ファリオも、気疲れを見せながらも、今にも泣き崩れそうな感じで、6人の暴走を止める。
やがてそんなファリオを込みでマリーにサイファーは密かに応援の声を囁いたのであった。
サイファー
「...頑張れ。」
ーー
全員は学園から帰って来て、各々部屋で一旦休むことに。ウルムもその一人である。
ふと、ウルムが共同ルームの玄関口を開けると、リビングにはランスとソウタがいた。こちらに気づいた二人は、
ランス
「あっ、ウルム。これ、ナオマサ教官からclass3に数学の宿題。」
ソウタ
「明日中に出してだって。」
と言って、ランスは2枚組のプリントを差し出してきた。
ウルム「お、おお....そうか。」
ウルムはいつもとは違うあっさりとした返事でプリントを受け取る。
当然、そんな珍しい振る舞いにランスとソウタに、
ランス「...大丈夫?なんか顔色わるいよ?」
ソウタ「もしかして宿題が憂鬱になった?」
ランス
「ま...まぁ、あながち間違いじゃないね。」
と、そんな心配をされたウルムはこれ以上心配させないように、
ウルム
「...いや、まあ、ありがとう。今からやる。」
と言って返事を返して自身の自室に入るのだ。
ソウタ
「...なんか変だな。いつもだったら宿題めんどいだるいっていうのに。」
スレイ「どうしたの?」
ランス「....。」
ーー
自室に入ったあと自身のベットにバックダイブし、背伸びをする。
そして、「クソ!」と言ってベットの右側の平たい部分を右手で拳握って一発叩く。
ウルム「....。」
そして、ウルムはズボンの左ポケットからあるものを取り出し、昨日説明されたことを振り返る。
ーー
ウルム「!?あんのか?方法が...。」
クラシス
「...本当はやりたくないけど、証明できるものもないし、それほど高い演技力の持ち主だと考えれば、キンバリー達みたいに証言だけで信じてもらうのは難しい。また集団いじめと逆手に取るだろう。」
ウルム「じゃあ一体...。」
クラシス
「そこでまずは奴に被害を受けた人達から情報を集めて、そこから奴を罠に掛けるための算段を立てる。そして、そんな裏の行動を見せた隙に、確実に証拠を掴んで集める。」
ウルム
「百聞は一見にしかず...か、俺みたいな馬鹿が使っていい言葉じゃないけど...。」
クラシス
「幸い僕の方には隠しキラメラと小型盗聴機を幾つか持ってるから、明日の夕方、寮でいくらか渡しておく。ただし、奴ももちろん他の人たちにバレたら盗撮を疑われて終わりだ。くれぐれも注意して使ってくれ。」
ーー
ポケットの中に入っている"小型盗聴機"と手に持っている大豆サイズの丸型"隠しキラメラ"。
ウルム「.....。」
それらをどんな方法でバレずに利用できるか、ウルムはそんなことを思い思いに考える。しかし、それ以上に、
ウルム
(...これであいつに復讐できる。散々やりたい放題にされたんだ、ざまぁみろ!...これであいつの化けの皮をさらして見せる...。)
と、そんなことを思い、醜い内の男への復讐を胸に、ただただ天井を見上げるばかりなのであった。
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