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第三章 要するに この章ほとんど デートかい
第46話 今日は異世界だから(?)酒が飲めるぞ!
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というわけでやってきたのがここ、丼物専門店だ。
前に、イズレやアキナと一緒に来たお店だな。
……そして、ソフィアが伝道したお店だ。
まあ、ソフィアが知っている店なのは合流がしやすくていいけどさ。
さて、そのソフィアはいるかな、と探してみるとすぐに見つかったのだが、その横にはなぜかイズレがいた。
「ふむ、来たか。ここで食事を取ろうとしたが、見知った顔を見かけたので話しかけてな。ハクトと待ち合わせをしているとのことで、私も一緒に待たせてもらった。……む」
このお店はイズレに案内してもらったし、その時に本人が行きつけのお店だってことだったから、今日もここで食事をとりに来たのだろう。
そして、ヴェイグルの方を見て顔をしかめていた。
……ベイラを紹介してくれた時に、腐れ縁だって言っていたもんな。
ソフィアは俺に挨拶した後、レイとヴェイグルの方を向き、
「ハクトさんから名前を伺っています。ヴェイグルさんは初めまして、レイさんはお久しぶり、でしょうか。私はソフィアと言います」
「おう! よろしくな!」
「ホムラたちから、いろんな話を聞いているわ。よろしくね」
とお互いに挨拶をしていた。一方で、気を取り直したイズレは俺に、
「……ふむ。ハクトは何故ヴェイグルと? 武器が必要にでもなったか?」
と質問してきた。
すると、それを聞いたレイが
「私が武具を好きだから、ハクトが今日のデートで準備してくれた結果ね。初めまして、私は水魔皇のレイよ。今は街中だから、正体を隠しているわ」
とイズレに話しかけた。イズレは目を丸くしつつ、
「私はイズレンウェ。ハクトたちからはイズレと呼ばれている。この街では人形の作成や販売をしている」
と答えていた。
魔皇ってことに驚いたのだろう。
街に出るってことで、レイは認識を誤魔化す魔法をかけなおしていたからな。
ソフィアは天使だから誤魔化されなかったみたいだけど。
そのイズレはこちらに近づき、小さい声で
「……ハクト。先ほどデートと聞こえたが、どういうことだ? 他の魔皇と知り合いなのはともかく、これには驚いたぞ」
見方によっては、他国の女王とお忍びデートしてる! なんて感じだし、そりゃ驚くか。
……というか、異世界で会ったほとんどの知り合いに、魔皇と知り合いなのは当たり前と思われていそうだ。
「あー。レイとはまだ知り合ったばかりで、デートっていうのはまあ、一緒に出掛けるくらいの意味合いだよ」
「……流石にそうか」
流石にそうです。
「おう、イズレにハクト! そんなとこで話してないで、早く飯を食うぞ!」
二人で話していたところヴェイグルに促されたので、お店に入った。
◇
ということで、今回は牛丼にトッピングで卵を頼んだ。
……そういえば、異世界に飼育した牛や豚とかはいるのだろうか?
そしてこの卵は一体……。
よくあるパターンだと、オークとか、なんちゃらブルみたいな名前の魔物の肉だったり、魔物の卵だったりするかな?
まあ、ここは異世界だ。虫じゃないなら気にしないでおこう、うん。
というか前も来たけど、このお店はメニューの種類が豊富なのに、本当に提供が早いな。
流石に生の海鮮丼はないけど、メニュー的に肉に魚、野菜と様々な食材を使っているな。
何か企業秘密でもあるのだろうか?
……もしかしたら、ベイラの作っている魔道具、自動調理器に役立つ何かがあるかも?
もう知っているかもだけど、後で教えてみよう。
◇
イズレとヴェイグルは食事の後で
「お前はいつハクトと知り合ったんだ?」
「ふむ。私の店でハクトが人形を興味深そうに見ていたのでな。店で詳しく話を聞こうと誘ったのだ」
「お前の事だ。誘ったというより強引に店に入れたんじゃないか? それにしても、あの変わった人形をねぇ。まあ、細部までの拘りはすごかったがな」
「そういうお前の作る武器は、質はいいが見た目は武骨なものばかりではないか。腕はいいんだ。もう少し装飾や見た目にこだわった物も作ってみてはどうだ?」
「前にも言ったが、武器ってのは飾るもんじゃなく使うもんだ。それに、見た目を気にしすぎて、持ち主が怪我でもしたら意味がないからな」
みたいな感じで会話していた。
……腐れ縁とか言っていたけど、職人としてのこだわりの方向性が違うだけで、実は仲良しなんじゃないだろうか?
一方俺とレイの方は、ソフィアに武器の話に関して質問していた。結論としては、魔法を利用したものであれば大丈夫ということになった。
関わる人間が魔皇や信頼のおける鍛冶職人であることと、この世界には強力な魔法を使える人間族や魔族が存在するため、魔法に対する対策は色々あるからだそうだ。
それと、ソフィアはテイクアウトで丼物を一つ購入していた。
メイさん用です、と言っていたので今日もメイが来ているんだろうな。
そして食事と会計(人数が多いので各自)が終わり、それぞれが元の場所に帰っていった。
◇
というわけでヴェイグルの店、じゃなかった、その弟子の店に帰ってきた。
「おう! それじゃ、異世界で空想された武器っていうのを教えてもらおうか!」
「こんな時のために、丁度いい魔道具を持っているわ。話を聞いて、気になった武具のイメージを共有するのによく使ってるわね」
と、レイが収納の魔法で取り出したのはイメージを共有する魔道具だった。
……アオイの発明品だし、魔皇みんなが持ってたりしてな。
異世界ということで、魔法が付与された剣や槍、魔法を撃ち出す魔道銃等のイメージを、何種類か二人に共有してみた。
「魔道銃というのは、どちらかというと魔道具の分野だな。これも面白いが、魔法が付与された武器というのが面白い!」
「どちらも興味深いわね。……でも、武器に魔法を纏わせるのは難しいかもしれないわね。昔、実際に武器に対してやってみたけれど、うまくいかなかったわ」
あ、やったことあるんだな。
……レイって、最初はクールな印象だったけど、結構遊び心があるみたいだ。
「それで、ちょっと提案したいことがあるんだ。前に、魔石を使うことで地属性以外のゴーレムを作成できたんだけど、それを応用できないかなって。レイは前にやったことがあるよね?」
「ええ。……つまり、武器に魔石を埋め込むことで魔法を纏わせられないか、ってことね?」
「そういうこと」
実際にやってみないとだけど、結構いい方法なんじゃないかと思う。
「ふぅむ、なるほどな。だが、魔石ということは消耗品だろう? 戦闘中に魔石が無くなって効果がなくなる、というのは避けたいぜ。それに、使っている内に魔石が小さくなると重量が変わるっていうのも問題だ。重心も変わってしまうしな」
なるほどな。
実際に使った時の懸念点を挙げてくれるのはありがたい。
当たり前だけど、流石は鍛冶職人ってところだな。
それにしても、魔石が無くなる問題か……。
うーん。
「いっそのこと、武器を魔道具化してしまうとか? 正確には、属性のゴーレムを維持する魔法を魔法陣化してどこかに刻む、とかになるのかな?」
「ほう! それはいいかもしれん! 魔道具の武器は考えられたことはあるんだが、耐久性が問題でな。一応あるにはあるが、俺としちゃあ実用的とは全く言えんな」
「いいかもしれないわね。魔法陣と言えば地魔皇のアオイかしら? アイディアがまとまった後で相談してみましょうか」
「それと、魔道具といえば娘のベイラだな! ……ああ、だが、娘にお願いしても良いのだろうか? 娘は、俺の名前とは関係なく魔道具の腕を評価されたいようだしな」
そう言っていたな。
うーん、何かいい方法はないか……。
「ベイラとアオイは一緒に魔道具を作ったことがあるんだけど、例えばアオイからベイラに協力をお願いしてもらう、って形はどうかな?」
「おおっ、それはいい方法かもしれん! ……そうと決まれば、アイディアを詰めていかないとな!」
ということで、三人で様々なアイディアを出したり、問題点を指摘したりと、夜まで話し合った。
◇
「あら? すっかり暗くなってしまったわね」
「そうだな。しかし、そのおかげでいいものができそうだ! ……よし! 今日は祝いに飲むとしようか!」
「いいわね! ハクト、どこかいいお店は知ってる? それと、ハクトは飲めるかしら?」
……ああ、この展開になったか。
ホムラから、レイはお酒が好きって聞いていたし、それに加えてドワーフがお酒好きだった。
だから、薄々こうなるんじゃないかって思ったんだ。
一応、ホムラにおすすめの店を教えてもらったけどさ。
「あー。行った事はないけど、一応良さそうなお店は知ってるかな。お酒は、一応飲めるけど、そんなに強いってわけじゃないかな」
「それなら、そのお店で皆で乾杯しましょうか」
「おう、そうだな! ハクト、さっそく案内してくれ!」
ということで、三人でそのお店に向かうことになった。
異世界のお酒、果実酒やワインを数杯頼んでみたけど、かなりおいしかった。
料理はこのお酒にはこの料理! みたいな説明が書いてあったんだが、実際に試してみるとこれが正解! って組み合わせなんだよな。
お酒も料理もおいしくて、今日も大満足で終わった。
それと、誰かが泥酔してしまうんじゃないか、なんて心配したけど、皆ほろ酔いって感じで終わったのでよかった。
皆、年齢も上だろうしな。特にレイ……、いえ、なんでもないです。
ちなみに、レイからは念のためってことで、二日酔いを治す魔法を教えてもらった。
え? 酔いを醒ます魔法は無いのかって?
聞いてみたけど、それを醒ますのはもったいない! だってさ。
前に、イズレやアキナと一緒に来たお店だな。
……そして、ソフィアが伝道したお店だ。
まあ、ソフィアが知っている店なのは合流がしやすくていいけどさ。
さて、そのソフィアはいるかな、と探してみるとすぐに見つかったのだが、その横にはなぜかイズレがいた。
「ふむ、来たか。ここで食事を取ろうとしたが、見知った顔を見かけたので話しかけてな。ハクトと待ち合わせをしているとのことで、私も一緒に待たせてもらった。……む」
このお店はイズレに案内してもらったし、その時に本人が行きつけのお店だってことだったから、今日もここで食事をとりに来たのだろう。
そして、ヴェイグルの方を見て顔をしかめていた。
……ベイラを紹介してくれた時に、腐れ縁だって言っていたもんな。
ソフィアは俺に挨拶した後、レイとヴェイグルの方を向き、
「ハクトさんから名前を伺っています。ヴェイグルさんは初めまして、レイさんはお久しぶり、でしょうか。私はソフィアと言います」
「おう! よろしくな!」
「ホムラたちから、いろんな話を聞いているわ。よろしくね」
とお互いに挨拶をしていた。一方で、気を取り直したイズレは俺に、
「……ふむ。ハクトは何故ヴェイグルと? 武器が必要にでもなったか?」
と質問してきた。
すると、それを聞いたレイが
「私が武具を好きだから、ハクトが今日のデートで準備してくれた結果ね。初めまして、私は水魔皇のレイよ。今は街中だから、正体を隠しているわ」
とイズレに話しかけた。イズレは目を丸くしつつ、
「私はイズレンウェ。ハクトたちからはイズレと呼ばれている。この街では人形の作成や販売をしている」
と答えていた。
魔皇ってことに驚いたのだろう。
街に出るってことで、レイは認識を誤魔化す魔法をかけなおしていたからな。
ソフィアは天使だから誤魔化されなかったみたいだけど。
そのイズレはこちらに近づき、小さい声で
「……ハクト。先ほどデートと聞こえたが、どういうことだ? 他の魔皇と知り合いなのはともかく、これには驚いたぞ」
見方によっては、他国の女王とお忍びデートしてる! なんて感じだし、そりゃ驚くか。
……というか、異世界で会ったほとんどの知り合いに、魔皇と知り合いなのは当たり前と思われていそうだ。
「あー。レイとはまだ知り合ったばかりで、デートっていうのはまあ、一緒に出掛けるくらいの意味合いだよ」
「……流石にそうか」
流石にそうです。
「おう、イズレにハクト! そんなとこで話してないで、早く飯を食うぞ!」
二人で話していたところヴェイグルに促されたので、お店に入った。
◇
ということで、今回は牛丼にトッピングで卵を頼んだ。
……そういえば、異世界に飼育した牛や豚とかはいるのだろうか?
そしてこの卵は一体……。
よくあるパターンだと、オークとか、なんちゃらブルみたいな名前の魔物の肉だったり、魔物の卵だったりするかな?
まあ、ここは異世界だ。虫じゃないなら気にしないでおこう、うん。
というか前も来たけど、このお店はメニューの種類が豊富なのに、本当に提供が早いな。
流石に生の海鮮丼はないけど、メニュー的に肉に魚、野菜と様々な食材を使っているな。
何か企業秘密でもあるのだろうか?
……もしかしたら、ベイラの作っている魔道具、自動調理器に役立つ何かがあるかも?
もう知っているかもだけど、後で教えてみよう。
◇
イズレとヴェイグルは食事の後で
「お前はいつハクトと知り合ったんだ?」
「ふむ。私の店でハクトが人形を興味深そうに見ていたのでな。店で詳しく話を聞こうと誘ったのだ」
「お前の事だ。誘ったというより強引に店に入れたんじゃないか? それにしても、あの変わった人形をねぇ。まあ、細部までの拘りはすごかったがな」
「そういうお前の作る武器は、質はいいが見た目は武骨なものばかりではないか。腕はいいんだ。もう少し装飾や見た目にこだわった物も作ってみてはどうだ?」
「前にも言ったが、武器ってのは飾るもんじゃなく使うもんだ。それに、見た目を気にしすぎて、持ち主が怪我でもしたら意味がないからな」
みたいな感じで会話していた。
……腐れ縁とか言っていたけど、職人としてのこだわりの方向性が違うだけで、実は仲良しなんじゃないだろうか?
一方俺とレイの方は、ソフィアに武器の話に関して質問していた。結論としては、魔法を利用したものであれば大丈夫ということになった。
関わる人間が魔皇や信頼のおける鍛冶職人であることと、この世界には強力な魔法を使える人間族や魔族が存在するため、魔法に対する対策は色々あるからだそうだ。
それと、ソフィアはテイクアウトで丼物を一つ購入していた。
メイさん用です、と言っていたので今日もメイが来ているんだろうな。
そして食事と会計(人数が多いので各自)が終わり、それぞれが元の場所に帰っていった。
◇
というわけでヴェイグルの店、じゃなかった、その弟子の店に帰ってきた。
「おう! それじゃ、異世界で空想された武器っていうのを教えてもらおうか!」
「こんな時のために、丁度いい魔道具を持っているわ。話を聞いて、気になった武具のイメージを共有するのによく使ってるわね」
と、レイが収納の魔法で取り出したのはイメージを共有する魔道具だった。
……アオイの発明品だし、魔皇みんなが持ってたりしてな。
異世界ということで、魔法が付与された剣や槍、魔法を撃ち出す魔道銃等のイメージを、何種類か二人に共有してみた。
「魔道銃というのは、どちらかというと魔道具の分野だな。これも面白いが、魔法が付与された武器というのが面白い!」
「どちらも興味深いわね。……でも、武器に魔法を纏わせるのは難しいかもしれないわね。昔、実際に武器に対してやってみたけれど、うまくいかなかったわ」
あ、やったことあるんだな。
……レイって、最初はクールな印象だったけど、結構遊び心があるみたいだ。
「それで、ちょっと提案したいことがあるんだ。前に、魔石を使うことで地属性以外のゴーレムを作成できたんだけど、それを応用できないかなって。レイは前にやったことがあるよね?」
「ええ。……つまり、武器に魔石を埋め込むことで魔法を纏わせられないか、ってことね?」
「そういうこと」
実際にやってみないとだけど、結構いい方法なんじゃないかと思う。
「ふぅむ、なるほどな。だが、魔石ということは消耗品だろう? 戦闘中に魔石が無くなって効果がなくなる、というのは避けたいぜ。それに、使っている内に魔石が小さくなると重量が変わるっていうのも問題だ。重心も変わってしまうしな」
なるほどな。
実際に使った時の懸念点を挙げてくれるのはありがたい。
当たり前だけど、流石は鍛冶職人ってところだな。
それにしても、魔石が無くなる問題か……。
うーん。
「いっそのこと、武器を魔道具化してしまうとか? 正確には、属性のゴーレムを維持する魔法を魔法陣化してどこかに刻む、とかになるのかな?」
「ほう! それはいいかもしれん! 魔道具の武器は考えられたことはあるんだが、耐久性が問題でな。一応あるにはあるが、俺としちゃあ実用的とは全く言えんな」
「いいかもしれないわね。魔法陣と言えば地魔皇のアオイかしら? アイディアがまとまった後で相談してみましょうか」
「それと、魔道具といえば娘のベイラだな! ……ああ、だが、娘にお願いしても良いのだろうか? 娘は、俺の名前とは関係なく魔道具の腕を評価されたいようだしな」
そう言っていたな。
うーん、何かいい方法はないか……。
「ベイラとアオイは一緒に魔道具を作ったことがあるんだけど、例えばアオイからベイラに協力をお願いしてもらう、って形はどうかな?」
「おおっ、それはいい方法かもしれん! ……そうと決まれば、アイディアを詰めていかないとな!」
ということで、三人で様々なアイディアを出したり、問題点を指摘したりと、夜まで話し合った。
◇
「あら? すっかり暗くなってしまったわね」
「そうだな。しかし、そのおかげでいいものができそうだ! ……よし! 今日は祝いに飲むとしようか!」
「いいわね! ハクト、どこかいいお店は知ってる? それと、ハクトは飲めるかしら?」
……ああ、この展開になったか。
ホムラから、レイはお酒が好きって聞いていたし、それに加えてドワーフがお酒好きだった。
だから、薄々こうなるんじゃないかって思ったんだ。
一応、ホムラにおすすめの店を教えてもらったけどさ。
「あー。行った事はないけど、一応良さそうなお店は知ってるかな。お酒は、一応飲めるけど、そんなに強いってわけじゃないかな」
「それなら、そのお店で皆で乾杯しましょうか」
「おう、そうだな! ハクト、さっそく案内してくれ!」
ということで、三人でそのお店に向かうことになった。
異世界のお酒、果実酒やワインを数杯頼んでみたけど、かなりおいしかった。
料理はこのお酒にはこの料理! みたいな説明が書いてあったんだが、実際に試してみるとこれが正解! って組み合わせなんだよな。
お酒も料理もおいしくて、今日も大満足で終わった。
それと、誰かが泥酔してしまうんじゃないか、なんて心配したけど、皆ほろ酔いって感じで終わったのでよかった。
皆、年齢も上だろうしな。特にレイ……、いえ、なんでもないです。
ちなみに、レイからは念のためってことで、二日酔いを治す魔法を教えてもらった。
え? 酔いを醒ます魔法は無いのかって?
聞いてみたけど、それを醒ますのはもったいない! だってさ。
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