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第六章 初めての 異世界旅行は エルフ村
第86話 ハクトさんちのドラゴンメイド
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リューナを雇うことになってから数日が経った。
その間には、アオイに魔道具の感想や意見を言ったり、魔皇の城にある俺の部屋に、いくつか私物を運び込んだりした。
それと、魔界旅行の準備をしようかと考えたのだが
「私がいますので、ハクト様が何か準備する必要はございません」
とリューナに言われた。
雇っているんだしそれでいいとは思うんだけど、全部まかせっきりっていうのは何だか落ち着かないな。
……やっぱり、誰かに上の立場から指示を出すのは苦手かも。
魔皇の城に行き来している間、何人かの魔皇に会ったので、俺におすすめする旅行先が決まったのか確認してみた。
アオイ、ホムラ、レイはどうやら決まったみたいだが、ハヤテがまだ悩んでいるみたいだ。
ちなみにその四人は、結構な頻度でこのお城に来ていた。
それぞれが理由を言っていたが、
「おう、リューナ! ハクトに雇われてからどうだ? 何か必要なもんとかあるか?」
「何か魔道具が必要になってはいないかい? ちょっとした調整とかでも大丈夫だから、いつでも相談して大丈夫だよ」
「リューナ、きちんとご飯は食べているかしら? そう? ならよかったわ」
なんて、リュートがちゃんと俺の下で働けているか心配みたいだった。
……まだ何日も経ってないし、そんなに仕事を頼んでいるわけでもないんだけど。
ハヤテは、
「あ、ハクトとリューナだ~! 丁度よかったよ! 今、時間は大丈夫? 遊びたいボードゲームがあるんだ~」
と遊びに誘いつつ、ゲーム中に雑談のような感じでリューナの様子を色々と聞いていた。
ヒカリはともかく、メイも一度も見かけなかったな。
……そういえば、物語のアイディアがまとまったって前にソフィアから聞いたな。
今は、それの作業に集中してるのかもしれないな。
ちなみに、魔界旅行に関しては既に三人がおすすめを決めているので、随時行けばと思うかもしれないが、
「全員のおすすめが決まったら、くじとかで順番を決めるからね!」
なんてハヤテが主張したので、いまだに行けていない。
……リューナが心配なのはまあわかるけど、遊ぶより先にそっちを決めて欲しい。
◇
そんなこんなで、魔界旅行を楽しみにしつつ、今日は何をするか考えていた。
……そういえば、あれからアキナの方はどうしているんだろうか。
気になる事が多いし、そろそろ連絡してみるか?
とりあえず、魔皇たちと俺の試練について話し合った事と、時間がある時にアキナとも試練達成に向けて話し合いたい旨を送信しておいた。
他には、何かあったっけな?
……あ、そういえばここ数日は魔界に行ってばかりだったから、ソフィアの所に行っていない。
アキナからの返事が来たとして、流石に今日話し合おう! とはならないだろうし、……ならないよな?
まあ、多分大丈夫だろうと思うので、ソフィアの手伝いに行くか。
それと、ソフィアにリューナを会わせるっていうのもいいな。
これから何度も会うことになるだろうし、顔合わせは早い方がいいよな。
……リューナとソフィア、この二人が会ったらどんな会話をするのだろうか。
◇
リューナに連絡をすると、少し準備をしたらこちらに来てくれるとのことで、教会前で待ち合わせることにした。
ちょっと早めに巡礼者用の宿を出て教会前で待っていると、遠くから小さな人影がこちらに向かってきていた。
……あれは、メイだな。
彼女もこちらに気づくと、こちらに近づいてきた。
「……おはよう、ハクト。……ハクトは、教会まで待ち合わせ?」
「メイ、おはよう。今日はリューナとソフィアを会わせようと思ってな。今それで待っているところなんだ」
「……そう。……私も、二人を会わせたいと思ってた。……私も、一緒に待っててもいい?」
「それはもちろん。……なんて言ってる間に来たみたいだな」
◇
合流したリューナとも挨拶を交わし、さっそく教会に入った。
シスターたちに挨拶しつつ、いつものようにソフィアのいる部屋に向かい、ノックをして入室した。
「ハクトさん、メイさん、おはようございます。それと、そちらの方は?」
「おはよう、ソフィア。彼女はリューナって名前で……」
まずはソフィアに、リューナがどういった人物か、俺がリューナを雇うことになった経緯を説明した。
魔皇との関係についてや、彼女が信頼できる人物であることは、メイが証明してくれた。
「私はソフィアと言います。こちらの教会で巫女をしています。リューナさん、よろしくお願いします」
「ソフィア様。こちらこそ、よろしくお願いいたします。現在は、ハクト様の使用人として雇われております」
とりあえず無難に自己紹介が終わったな、と思っていると
「ハクトさん、おめでとうございます。ついにメイドを雇われたのですね。魔皇全員からの信頼も厚いようですし、ハクトさんが騙されてメイドを雇った、というわけでもないようですので安心しました」
なんて急にこちらに話題を振って来た。
「あ、あー。まあ、女性の使用人と言う意味ではそうと言えなくもない、かも?」
……確かに、部屋の掃除とかも任せてるし、否定はしない。
メイド服を着てないから違う、なんて言いそうになったけど、それを言うと面倒なことになりそうだしな。
それと、俺が騙されて雇う、なんて言ってたし、一緒にメイがいてくれてよかった。
……微妙に否定できないのがつらいところだ。
「リューナさんは龍人族ということですし、二つの意味で”ドラゴンメイド”ということなのですね」
……まあ、そうだな。
「あの、ソフィア様。その”ドラゴンメイド”というのは一体何なのでしょうか?」
あ、リューナが食いついてしまった。
「ハクトさんの世界では、ドラゴンが女性になったり、一部ドラゴンの特徴がある女性の事をそう呼称することがあるそうです。”ドラゴンメイド”の”ドラゴン”とはドラゴンや龍、”メイド”はメイドという意味ですので、二つの意味で、ということになります」
「あー、まあ、一応そういった呼び名はあるけど、そんなに一般的ではないと思うぞ。確か、神話に出てきた、みたいな話もあったけど、それも曖昧みたいだったし」
漫画とかそういった作品でたまに見られる、って感じだったと思う。
「なるほど。私の名前の元とである、ブリューナクと少し似ていますね。……これからは、ハクト様の”ドラゴンメイド”、リューナと申します、と名乗るのも良さそうですね。なんといいますか、特別感がありますので」
ああ、リューナが気に入ってしまった。
確かに言われてみれば、リューナの名前の由来になったブリューナクと近しいものがあるのか。
けど、ドラゴンのメイドだからドラゴンメイドだ! っていうのは、それでいいんだろうか?
うーむ、どうしたものか、と悩んでいたら
「……特別感は、大事。……私の名前も、特別」
なんて、メイからも賛同の声が出た。
……これは、諦めるしかないか。
◇
ソフィアとリューナの顔合わせも終わったし、ソフィアの手伝いをしようかな。
それと、ソフィアの漫画をリューナに読ませたらどうなるかな? なんて思っていると
「……ソフィア、これ。……前に見てもらいたいとお願いした、原稿」
と、メイがソフィアに紙の束を渡していた。
「わかりました。後で確認させていただきますね」
おそらくだけど、物語のプロットか何かかな?
……ちょっと気になるな。
「それ、もしかして新しい物語のあらすじとかなのか? もし大丈夫なら、俺も見てみたいかも」
「……完成するまでは、ハクトにはないしょ。……完成を、お楽しみに」
うーむ。
そう言われると余計に気になる。
まあ、本人がないしょ、って言っているし、完成を楽しみに待っていよう。
その間には、アオイに魔道具の感想や意見を言ったり、魔皇の城にある俺の部屋に、いくつか私物を運び込んだりした。
それと、魔界旅行の準備をしようかと考えたのだが
「私がいますので、ハクト様が何か準備する必要はございません」
とリューナに言われた。
雇っているんだしそれでいいとは思うんだけど、全部まかせっきりっていうのは何だか落ち着かないな。
……やっぱり、誰かに上の立場から指示を出すのは苦手かも。
魔皇の城に行き来している間、何人かの魔皇に会ったので、俺におすすめする旅行先が決まったのか確認してみた。
アオイ、ホムラ、レイはどうやら決まったみたいだが、ハヤテがまだ悩んでいるみたいだ。
ちなみにその四人は、結構な頻度でこのお城に来ていた。
それぞれが理由を言っていたが、
「おう、リューナ! ハクトに雇われてからどうだ? 何か必要なもんとかあるか?」
「何か魔道具が必要になってはいないかい? ちょっとした調整とかでも大丈夫だから、いつでも相談して大丈夫だよ」
「リューナ、きちんとご飯は食べているかしら? そう? ならよかったわ」
なんて、リュートがちゃんと俺の下で働けているか心配みたいだった。
……まだ何日も経ってないし、そんなに仕事を頼んでいるわけでもないんだけど。
ハヤテは、
「あ、ハクトとリューナだ~! 丁度よかったよ! 今、時間は大丈夫? 遊びたいボードゲームがあるんだ~」
と遊びに誘いつつ、ゲーム中に雑談のような感じでリューナの様子を色々と聞いていた。
ヒカリはともかく、メイも一度も見かけなかったな。
……そういえば、物語のアイディアがまとまったって前にソフィアから聞いたな。
今は、それの作業に集中してるのかもしれないな。
ちなみに、魔界旅行に関しては既に三人がおすすめを決めているので、随時行けばと思うかもしれないが、
「全員のおすすめが決まったら、くじとかで順番を決めるからね!」
なんてハヤテが主張したので、いまだに行けていない。
……リューナが心配なのはまあわかるけど、遊ぶより先にそっちを決めて欲しい。
◇
そんなこんなで、魔界旅行を楽しみにしつつ、今日は何をするか考えていた。
……そういえば、あれからアキナの方はどうしているんだろうか。
気になる事が多いし、そろそろ連絡してみるか?
とりあえず、魔皇たちと俺の試練について話し合った事と、時間がある時にアキナとも試練達成に向けて話し合いたい旨を送信しておいた。
他には、何かあったっけな?
……あ、そういえばここ数日は魔界に行ってばかりだったから、ソフィアの所に行っていない。
アキナからの返事が来たとして、流石に今日話し合おう! とはならないだろうし、……ならないよな?
まあ、多分大丈夫だろうと思うので、ソフィアの手伝いに行くか。
それと、ソフィアにリューナを会わせるっていうのもいいな。
これから何度も会うことになるだろうし、顔合わせは早い方がいいよな。
……リューナとソフィア、この二人が会ったらどんな会話をするのだろうか。
◇
リューナに連絡をすると、少し準備をしたらこちらに来てくれるとのことで、教会前で待ち合わせることにした。
ちょっと早めに巡礼者用の宿を出て教会前で待っていると、遠くから小さな人影がこちらに向かってきていた。
……あれは、メイだな。
彼女もこちらに気づくと、こちらに近づいてきた。
「……おはよう、ハクト。……ハクトは、教会まで待ち合わせ?」
「メイ、おはよう。今日はリューナとソフィアを会わせようと思ってな。今それで待っているところなんだ」
「……そう。……私も、二人を会わせたいと思ってた。……私も、一緒に待っててもいい?」
「それはもちろん。……なんて言ってる間に来たみたいだな」
◇
合流したリューナとも挨拶を交わし、さっそく教会に入った。
シスターたちに挨拶しつつ、いつものようにソフィアのいる部屋に向かい、ノックをして入室した。
「ハクトさん、メイさん、おはようございます。それと、そちらの方は?」
「おはよう、ソフィア。彼女はリューナって名前で……」
まずはソフィアに、リューナがどういった人物か、俺がリューナを雇うことになった経緯を説明した。
魔皇との関係についてや、彼女が信頼できる人物であることは、メイが証明してくれた。
「私はソフィアと言います。こちらの教会で巫女をしています。リューナさん、よろしくお願いします」
「ソフィア様。こちらこそ、よろしくお願いいたします。現在は、ハクト様の使用人として雇われております」
とりあえず無難に自己紹介が終わったな、と思っていると
「ハクトさん、おめでとうございます。ついにメイドを雇われたのですね。魔皇全員からの信頼も厚いようですし、ハクトさんが騙されてメイドを雇った、というわけでもないようですので安心しました」
なんて急にこちらに話題を振って来た。
「あ、あー。まあ、女性の使用人と言う意味ではそうと言えなくもない、かも?」
……確かに、部屋の掃除とかも任せてるし、否定はしない。
メイド服を着てないから違う、なんて言いそうになったけど、それを言うと面倒なことになりそうだしな。
それと、俺が騙されて雇う、なんて言ってたし、一緒にメイがいてくれてよかった。
……微妙に否定できないのがつらいところだ。
「リューナさんは龍人族ということですし、二つの意味で”ドラゴンメイド”ということなのですね」
……まあ、そうだな。
「あの、ソフィア様。その”ドラゴンメイド”というのは一体何なのでしょうか?」
あ、リューナが食いついてしまった。
「ハクトさんの世界では、ドラゴンが女性になったり、一部ドラゴンの特徴がある女性の事をそう呼称することがあるそうです。”ドラゴンメイド”の”ドラゴン”とはドラゴンや龍、”メイド”はメイドという意味ですので、二つの意味で、ということになります」
「あー、まあ、一応そういった呼び名はあるけど、そんなに一般的ではないと思うぞ。確か、神話に出てきた、みたいな話もあったけど、それも曖昧みたいだったし」
漫画とかそういった作品でたまに見られる、って感じだったと思う。
「なるほど。私の名前の元とである、ブリューナクと少し似ていますね。……これからは、ハクト様の”ドラゴンメイド”、リューナと申します、と名乗るのも良さそうですね。なんといいますか、特別感がありますので」
ああ、リューナが気に入ってしまった。
確かに言われてみれば、リューナの名前の由来になったブリューナクと近しいものがあるのか。
けど、ドラゴンのメイドだからドラゴンメイドだ! っていうのは、それでいいんだろうか?
うーむ、どうしたものか、と悩んでいたら
「……特別感は、大事。……私の名前も、特別」
なんて、メイからも賛同の声が出た。
……これは、諦めるしかないか。
◇
ソフィアとリューナの顔合わせも終わったし、ソフィアの手伝いをしようかな。
それと、ソフィアの漫画をリューナに読ませたらどうなるかな? なんて思っていると
「……ソフィア、これ。……前に見てもらいたいとお願いした、原稿」
と、メイがソフィアに紙の束を渡していた。
「わかりました。後で確認させていただきますね」
おそらくだけど、物語のプロットか何かかな?
……ちょっと気になるな。
「それ、もしかして新しい物語のあらすじとかなのか? もし大丈夫なら、俺も見てみたいかも」
「……完成するまでは、ハクトにはないしょ。……完成を、お楽しみに」
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まあ、本人がないしょ、って言っているし、完成を楽しみに待っていよう。
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