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第六章 初めての 異世界旅行は エルフ村
第87話 漫画には浪漫が
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「それで、リューナにもここにある漫画を読ませてあげたいんだけど、大丈夫か?」
「ルールを守っていただければ、もちろん大丈夫です」
顔合わせがメインの目的ではあったけど、紹介してすぐ解散! っていうのもあれだしな。
許可が下りてよかった。
それにしても、メイが一緒にいてくれて助かったな。
俺だけだったら、騙されてメイドを雇ったかもっていう疑惑を晴らせないし、リューナへの許可も怪しかったかもしれないしな。
「……リューナが好きそうな漫画も、いっぱい読んだ。……すぐに、探してくる」
そう言ったメイは、ふんす! と気合を入れると、収納用の魔道具に本を探しに行った。
「すみません。皆さんがおっしゃっている”まんが”というのは、いったい何なのでしょうか?」
俺たちだけで勝手に話を進めていると、リューナが困惑しながら質問してきた。
説明してもいいけど、百聞は一見に如かずって言うからな。
丁度メイがおすすめの漫画を持って来たし、それを見てもらおう。
「……これ、読んで。……私の、おすすめ」
メイがリューナに手渡したのは、主人公が死神の力を使って戦う、かなりメジャーな漫画だった。
うん、俺もかなり好きな漫画だ。
「……こちらは、絵の描かれた本、でしょうか? 初めて見る作風の絵ですが……」
そういいつつ、リューナは漫画を読み始めた。
「……なるほど。主に、絵と登場人物の会話で構成された書物なのですね。この人物が持っている武器は、刀、ですね。レイさんのお気に入りで、よく持ち歩いているのを見ます。ですが、こちらに描かれているものはなんでしょうか?」
といった感じで、時々俺やメイに聞きながらも漫画を読み進めていった。
リューナは、流石に俺の世界の常識などは知らないし、時々教えないとだからな。
戦闘シーンだったり、かっこいいセリフ回しのシーンでは、思わす手を止めていた。
途中、詠唱をして魔法のような能力を使っているシーンでは、おそらく覚えるためだろう、何度もそのセリフをつぶやいたりしていた。
漫画を二巻ほど読んだところでリューナは我に返り、
「……確かに、とても興味深い書物です。思わず集中して読んでしまいました。ハクト様のいた世界では、このような書物が数多く存在するのでしょうか?」
と、誤魔化すように口にした。
「ああ、そうだな。この部屋に置いてある収納用の魔道具の中には色々な漫画が入っているし、俺やメイ、ソフィアにこんな漫画が読みたいって言えば、それぞれがおすすめの漫画を紹介できるぜ」
「こちら部屋に沢山の漫画が……。あの、ソフィア様は一体どこでこのような漫画を調達しているのか、聞いてもよろしいしょうか? もしも差支えなければ、教えていただきたく思います。可能であれば私も所持しておきたい、そう思えるものでしたので」
……うーん。
巫女は異世界人をサポートすることがあり、その関係で手に入る、とか言って誤魔化すしかないか?
なんて思っていたが、
「そうですね。リュートさんは魔皇から信頼されている方ですし、これからハクトさんと長く関わることになりそうですので、私の正体を教えた方が良さそうですね。実は私は……」
と、自分が創造神をサポートするために生み出された天使という存在であることや、主な業務について説明していた。
それと、漫画を悪用されるリスク等から、基本的に漫画の持ち出しは禁止しているなど、ソフィアの図書館を利用する上でのルールもきちんと説明していた。
◇
「……そうだったのですね。……実は、魔皇の皆様から、ハクト様に関わると驚くようなことがたくさんある、と言われていたのです。こちらの漫画といい、ソフィア様の正体といい、本当にそうでした」
……その驚くような出来事には、魔皇たちと出会ったってのも含まれてるんだけどな。
それとリューナ。
魔物から魔族になったっていうのも、かなり驚くべきことだと思うんだけど。
「……ハクトだから、しょうがない。……それより、漫画を読むお仕事、羨ましい」
もはや、俺のことは気にしても仕方がない、って扱いなのね……。
それとメイ。
そもそもヒカリ以外の魔皇は、自由な時間が多そうなイメージなんだが。
「そういった理由がありますので、すみませんが漫画の複製等も行っていません。ただ、私がこの部屋にいる時であればいつでも読みに来ていただいて大丈夫ですので、ぜひご利用ください」
「いえ、理由が理由ですので大丈夫です。また、丁寧に説明していただきありがとうございます。……先ほどの漫画の続きも気になりますし、他の漫画にも興味があります。度々利用させていただこうと思います」
……メイほどになるかは分からないけど、リューナもここの常連になりそうだな。
ちなみに、他の魔皇とかも度々来ているみたいだ。
とりあえず、リューナとソフィアの顔合わせも済んだし、リューナがここを利用する許可も下りた。
それじゃ、そろそろソフィアの手伝いを進めていくか。
「リューナ。今日来てもらった目的は果たせたし、この後は自由に漫画を読んでもらっても大丈夫だよ。それじゃソフィア、今日はまた手伝いをしようと思うんだが、前回の続きからでいいか?」
「そうですね。それでお願いします」
ということで、さっそく作業に取り掛かろうとしたが……
「お待ちください、ハクト様。漫画の続きは気になりますが、そのお手伝いは私か代わりにやります。せっかくハクト様に雇われておりますので、もっと頼っていいただきたいです」
リューナは、ようやく自分の出番が来た! とばかりに俺に待ったをかけた。
けど……。
「あー。ソフィアの手伝いっていうのは漫画の整理や解説とかで、知識がないリューナにはまだ難しいやつなんだ」
本人はやる気だし、リューナができる作業であればやってもらっても俺は構わないんだけど……。
……まあ、俺が給料をもらってやってる作業を雇った人にやってもらう、っていう状況になるけどさ。
「そ、そうなのですね……」
リューナは目に見えてしゅんとしてしまった。
「……リューナ。……まずは漫画を読んで、ハクトのいた世界の知識を得るのが先。……いつもみたいに」
メイがリューナにそうアドバイスをすると、リューナはハッとなり、
「……そうでしたね。最近は努力の甲斐あってそういった問題はありませんでしたが、何かできないことがあれば、できるようになるまで頑張る、がいつもの方法でした」
……何だかすごいこと言ってる。
「……そして、知識がある私は、ソフィアのお手伝いをする」
あ、リューナが裏切られた! って顔をした。
「……いえ、焦ってはいけませんね。まずは漫画を読むことに集中しましょう」
気を取り直したリューナは、すぐにさっきまで読んでいた漫画の続きを読むことにしたようだ。
それじゃ、俺もソフィアを手伝うとするかな。
◇
リューナが漫画を読んでいる途中、おもわずといった感じでおぉ……、とか、すばらしい……、なんて言っていだけど、俺たちは表面上、それを気にせず作業を進めた。
また、途中で我に返ったリューナがこちらを見渡して、
「必要なこととはいえ、皆さんが作業をしている間に読書をしているのは、何だか申し訳なく思えてきました……」
と言った時は、
「いえ、気にする必要はありません。私もよく、この教会で漫画を読んでおり、それは業務の一環として行っています。また、難しい文献を読むのも、漫画を読むのも、新しい知識を得ている事には変わりません。むしろ、漫画は楽しく知識を得られるのでお得だと思われます」
なんてソフィアが言っていた。
……言っていることはちょっとあれなのに、ソフィアが言うと謎の説得力があるな。
リューナも、
「なるほど。確かに、そう言われると、そう思えてきました。ソフィア様、ありがとうございます。では、読書に戻らせていただきます」
なんて納得して、読書に戻った。
「ルールを守っていただければ、もちろん大丈夫です」
顔合わせがメインの目的ではあったけど、紹介してすぐ解散! っていうのもあれだしな。
許可が下りてよかった。
それにしても、メイが一緒にいてくれて助かったな。
俺だけだったら、騙されてメイドを雇ったかもっていう疑惑を晴らせないし、リューナへの許可も怪しかったかもしれないしな。
「……リューナが好きそうな漫画も、いっぱい読んだ。……すぐに、探してくる」
そう言ったメイは、ふんす! と気合を入れると、収納用の魔道具に本を探しに行った。
「すみません。皆さんがおっしゃっている”まんが”というのは、いったい何なのでしょうか?」
俺たちだけで勝手に話を進めていると、リューナが困惑しながら質問してきた。
説明してもいいけど、百聞は一見に如かずって言うからな。
丁度メイがおすすめの漫画を持って来たし、それを見てもらおう。
「……これ、読んで。……私の、おすすめ」
メイがリューナに手渡したのは、主人公が死神の力を使って戦う、かなりメジャーな漫画だった。
うん、俺もかなり好きな漫画だ。
「……こちらは、絵の描かれた本、でしょうか? 初めて見る作風の絵ですが……」
そういいつつ、リューナは漫画を読み始めた。
「……なるほど。主に、絵と登場人物の会話で構成された書物なのですね。この人物が持っている武器は、刀、ですね。レイさんのお気に入りで、よく持ち歩いているのを見ます。ですが、こちらに描かれているものはなんでしょうか?」
といった感じで、時々俺やメイに聞きながらも漫画を読み進めていった。
リューナは、流石に俺の世界の常識などは知らないし、時々教えないとだからな。
戦闘シーンだったり、かっこいいセリフ回しのシーンでは、思わす手を止めていた。
途中、詠唱をして魔法のような能力を使っているシーンでは、おそらく覚えるためだろう、何度もそのセリフをつぶやいたりしていた。
漫画を二巻ほど読んだところでリューナは我に返り、
「……確かに、とても興味深い書物です。思わず集中して読んでしまいました。ハクト様のいた世界では、このような書物が数多く存在するのでしょうか?」
と、誤魔化すように口にした。
「ああ、そうだな。この部屋に置いてある収納用の魔道具の中には色々な漫画が入っているし、俺やメイ、ソフィアにこんな漫画が読みたいって言えば、それぞれがおすすめの漫画を紹介できるぜ」
「こちら部屋に沢山の漫画が……。あの、ソフィア様は一体どこでこのような漫画を調達しているのか、聞いてもよろしいしょうか? もしも差支えなければ、教えていただきたく思います。可能であれば私も所持しておきたい、そう思えるものでしたので」
……うーん。
巫女は異世界人をサポートすることがあり、その関係で手に入る、とか言って誤魔化すしかないか?
なんて思っていたが、
「そうですね。リュートさんは魔皇から信頼されている方ですし、これからハクトさんと長く関わることになりそうですので、私の正体を教えた方が良さそうですね。実は私は……」
と、自分が創造神をサポートするために生み出された天使という存在であることや、主な業務について説明していた。
それと、漫画を悪用されるリスク等から、基本的に漫画の持ち出しは禁止しているなど、ソフィアの図書館を利用する上でのルールもきちんと説明していた。
◇
「……そうだったのですね。……実は、魔皇の皆様から、ハクト様に関わると驚くようなことがたくさんある、と言われていたのです。こちらの漫画といい、ソフィア様の正体といい、本当にそうでした」
……その驚くような出来事には、魔皇たちと出会ったってのも含まれてるんだけどな。
それとリューナ。
魔物から魔族になったっていうのも、かなり驚くべきことだと思うんだけど。
「……ハクトだから、しょうがない。……それより、漫画を読むお仕事、羨ましい」
もはや、俺のことは気にしても仕方がない、って扱いなのね……。
それとメイ。
そもそもヒカリ以外の魔皇は、自由な時間が多そうなイメージなんだが。
「そういった理由がありますので、すみませんが漫画の複製等も行っていません。ただ、私がこの部屋にいる時であればいつでも読みに来ていただいて大丈夫ですので、ぜひご利用ください」
「いえ、理由が理由ですので大丈夫です。また、丁寧に説明していただきありがとうございます。……先ほどの漫画の続きも気になりますし、他の漫画にも興味があります。度々利用させていただこうと思います」
……メイほどになるかは分からないけど、リューナもここの常連になりそうだな。
ちなみに、他の魔皇とかも度々来ているみたいだ。
とりあえず、リューナとソフィアの顔合わせも済んだし、リューナがここを利用する許可も下りた。
それじゃ、そろそろソフィアの手伝いを進めていくか。
「リューナ。今日来てもらった目的は果たせたし、この後は自由に漫画を読んでもらっても大丈夫だよ。それじゃソフィア、今日はまた手伝いをしようと思うんだが、前回の続きからでいいか?」
「そうですね。それでお願いします」
ということで、さっそく作業に取り掛かろうとしたが……
「お待ちください、ハクト様。漫画の続きは気になりますが、そのお手伝いは私か代わりにやります。せっかくハクト様に雇われておりますので、もっと頼っていいただきたいです」
リューナは、ようやく自分の出番が来た! とばかりに俺に待ったをかけた。
けど……。
「あー。ソフィアの手伝いっていうのは漫画の整理や解説とかで、知識がないリューナにはまだ難しいやつなんだ」
本人はやる気だし、リューナができる作業であればやってもらっても俺は構わないんだけど……。
……まあ、俺が給料をもらってやってる作業を雇った人にやってもらう、っていう状況になるけどさ。
「そ、そうなのですね……」
リューナは目に見えてしゅんとしてしまった。
「……リューナ。……まずは漫画を読んで、ハクトのいた世界の知識を得るのが先。……いつもみたいに」
メイがリューナにそうアドバイスをすると、リューナはハッとなり、
「……そうでしたね。最近は努力の甲斐あってそういった問題はありませんでしたが、何かできないことがあれば、できるようになるまで頑張る、がいつもの方法でした」
……何だかすごいこと言ってる。
「……そして、知識がある私は、ソフィアのお手伝いをする」
あ、リューナが裏切られた! って顔をした。
「……いえ、焦ってはいけませんね。まずは漫画を読むことに集中しましょう」
気を取り直したリューナは、すぐにさっきまで読んでいた漫画の続きを読むことにしたようだ。
それじゃ、俺もソフィアを手伝うとするかな。
◇
リューナが漫画を読んでいる途中、おもわずといった感じでおぉ……、とか、すばらしい……、なんて言っていだけど、俺たちは表面上、それを気にせず作業を進めた。
また、途中で我に返ったリューナがこちらを見渡して、
「必要なこととはいえ、皆さんが作業をしている間に読書をしているのは、何だか申し訳なく思えてきました……」
と言った時は、
「いえ、気にする必要はありません。私もよく、この教会で漫画を読んでおり、それは業務の一環として行っています。また、難しい文献を読むのも、漫画を読むのも、新しい知識を得ている事には変わりません。むしろ、漫画は楽しく知識を得られるのでお得だと思われます」
なんてソフィアが言っていた。
……言っていることはちょっとあれなのに、ソフィアが言うと謎の説得力があるな。
リューナも、
「なるほど。確かに、そう言われると、そう思えてきました。ソフィア様、ありがとうございます。では、読書に戻らせていただきます」
なんて納得して、読書に戻った。
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