111 / 161
第七章 妖精と 夜空彩る そのきせき
第104話 魔界で感じる異国情調()
しおりを挟む
順番も決まったということで、次はお土産を配ることにしようかな。
買ってきたお土産は、現地でしか買えない、日持ちしそうな食べ物とか、あのカレー屋さんで売っていたスパイスのセットとかだ。
スパイスに関しては、ここ魔皇の城での食事をよく作っているヒカリに、後で全員分を渡す方がよさそうかな?
簡単なレシピが入っていたけど、ヒカリならそれ以外にも色々と作れそうだし。
……それにしても、こういう時のお土産って、どうしても食べ物関係になってしまうんだよなぁ。
他にも色々と珍しい物は売っていたんだけど、誰がどういったのものが好みかピンと来なくて、結局買うのを諦めたのもあるんだけど。
リューナはそんな俺の様子を見てか、食べ物関係はほとんど買っていなかった気がする。
逆に、この置物はハヤテさん、このお皿はヒカリさん、みたいな感じで、それぞれの好みを把握した上で買っているように見えた。
……木刀は全員分買っていたけどな。
ちなみに、ソフィアに渡したのも大体同じ物だ。
食べ物関係ばっかりだったけど、嬉しそうな雰囲気だったし、買ってきてよかったな。
皆に旅行のお土産を買ってきたことを報告すると、ハヤテだけは、俺が先に旅行に行った事を思い出して、またちょっと拗ねていた。
けど、甘いお菓子が入ったお土産を渡すと、途端に機嫌が良くなった。
……まあ、喜んでもらえたなら、よかったんだけどさ。
それと、リューナが皆に木刀をプレゼントした時の反応だが、ハヤテは、
「へえ~。これ、世界樹っていう変わった木でできてるんだね! わ~い、ありがと~!」
と、珍しいお土産をもらってうれしい、って感じだった。
ホムラとメイ、レイは普通にお土産をもらったお礼を言うくらいだった。
二人はともかく、レイも同じような反応なんだな、と思ったら
「やはり、レイさんは実用的な物の方が良かったですね。観光地ということで、武器などを扱うお店はありませんでしたので、こちらだけになってしまいました」
「まあ、そうね。けど、これはこれで珍しいし、飾り用武器のコレクションに加えるつもりよ。ありがとね」
と二人で会話していた。
どちらかというと、レイは武器として使える実用的な物がいいってことか。
レイにそういったお土産を買うこともあるかもだし、覚えておこうかな。
逆に、意外な反応を見せたのはアオイで、
「これは、面白い素材だね。エルフの村に、世界樹の木か……。うん、今度時間を作って行ってみるのも良さそうだ。リューナ、このお土産を買ってきてくれてありがとう。とても嬉しいよ」
といった感じだった。
……まあ木刀というか、珍しい素材に対して喜んでいた感じだったけどな。
◇
せっかくだし、皆で食べようぜ! とホムラが開けたお土産をつまみながら雑談していると、ヒカリが到着した。
ヒカリに挨拶しつつ、さっそく俺とリューナでお土産を渡すことにした。
リューナがお土産として木刀を手渡した時、
「あら? 今回は木刀なのですね」
なんて言っていたから、リューナはおそらく、いつもそういった物をお土産として買ってくるんだろうな。
それと、俺が全員分のスパイスセットをヒカリに渡すと、
「これは……。初めて見るスパイスもありますね」
「ヒカリが見たことないなら、かなり珍しいスパイスなんだな。なら、一緒に入っているレシピも参考になるかな?」
「レシピ、ですか? ……ああ、こちらですね。……なるほど。これは、作り甲斐がありそうね……」
「えっと、ヒカリ?」
「あ、すみません。レシピを見ていましたら、作ってみたい料理が思い浮かんでしまいまして。……本日のお昼にさっそく作ってみても良いでしょうか?」
「もちろん。というか、そのスパイスでどんな料理を作るのか、かなり気になる。おいしいのは保証されてるしな」
「では、さっそく作りに行きますね。ご期待に応えられるよう、頑張ります」
と言って、調理場の方へとむかっていった。
それと、その料理を取得したいということで、リューナも一緒に手伝いとしてついて行った。
◇
料理が完成するのを待っていると、皆はやっぱりスパイスが気になるみたいで、俺に質問してきた。
というとで、改めて旅行の話をすることにした。
イズレの娘であるディニエルに、エルフの村を案内してもらったこと。
そこで出会った、ディニエルの知り合いの褐色エルフであるメレスに、おすすめだと紹介してもらったお店でカレーやナンを食べたこと、それを作る変わったエルフの話をした。
また、そこで食べた世界樹の新芽の話をした時は、ホムラ、ハヤテ、メイがかなり興味を示した。
現地に行かないと食べられないということで、今度三人で行けないか、なんて話もしていたな。
エルフの村に突如押し寄せる三人の魔皇! なんて思い浮かべてしまい、エルフの村が炎に包まれるイメージが湧いてしまった。
……エルフの村って聞くと、どうしても燃えるってイメージが出てしまうな。
ただ、リューナがいないにもかかわらず、彼女が話を補足してくれる前提で話しそうになってしまった。
ちょっと最近、色んな所でリューナに頼りすぎてる気がするし、気を付けないとだな。
俺の話を聞いた皆は他にも、イズレに娘がいたことに驚き、エルフって変わった人が多いんだな、という感想を持ったみたいだ。
……どうしよう、否定できない。
そんな感じで話していると。リューナが完成したと呼びに来てくれた。
部屋を出ると、廊下からスパイスの香りが漂ってきて、ますます空腹を感じてきた。
皆もそうみたいで、特にメイとハヤテは、待ちきれないとばかりに食事をする部屋へと足早に向かっていった。
部屋に入ると、ヒカリが既に料理を並べてくれていたので、さっそくいただくことにした。
……若干二名が我慢できない! って感じだったしな。
「今回は頂いたスパイスを使って、野菜のみのビリヤニとスープを作ってみました。ただ、それだとお肉がありませんので、タンドリーチキンも追加してみました。お口に合うといいのですが」
と、ヒカリが説明してくれた。
また、レシピをみて、このスパイスのセットは野菜の旨味を引き立てる物だと思った事、リューナに旅行の話を聞いてその予想が正しかったことを説明してくれた。
それを踏まえた上での料理ということで、否が応でも期待値が上がってしまうな。
まずは野菜ビリヤニを食べてみると、口いっぱいに爽やかな香りが広がった。
ビリヤニ自体は、前にコンビニで売っていたものを一度食べたことがあるが、それよりも味はマイルドな感じだった。
けど、トマトや玉ねぎなどの野菜の味をスパイスが絶妙に引き出しており、肉が入っていないにもかかわらず、かなり満足感があった。
次に、スープを食べてみることにした。
このスープの見た目は白っぽい感じで、器を触た時に冷たく感じたので、何かの冷製スープって感じだろうか?
口に運んでみると、ヨーグルトの酸味とスパイスの味、それと細かく刻んだキュウリの食感が合わさって、始めた食べた味だけれど、これもおいしかった。
しかもこのスープによって、ビリヤニの味がよりおいしく感じられる相乗効果もあった。
タンドリーチキンは、俺の知っているような味に近かったけど、今まで食べた中で一番おいしかった。
こっちは今回渡したスパイスではなく、ヒカリが自分で調合したもののようだ。
というわけで、異国情調あふれる、とてもおいしい食事をいただいた。
……何か間違っている気もするけど、気にしないことにしよう。
まあともかく、ヒカリの料理の腕が凄いってことを、再確認できた食事だったな。
うん、ごちそうさまでした!
______________________________________
ちなみに今回のスープは、ライタという物をイメージしてみました。
……なんだかお腹が空いてきました。
買ってきたお土産は、現地でしか買えない、日持ちしそうな食べ物とか、あのカレー屋さんで売っていたスパイスのセットとかだ。
スパイスに関しては、ここ魔皇の城での食事をよく作っているヒカリに、後で全員分を渡す方がよさそうかな?
簡単なレシピが入っていたけど、ヒカリならそれ以外にも色々と作れそうだし。
……それにしても、こういう時のお土産って、どうしても食べ物関係になってしまうんだよなぁ。
他にも色々と珍しい物は売っていたんだけど、誰がどういったのものが好みかピンと来なくて、結局買うのを諦めたのもあるんだけど。
リューナはそんな俺の様子を見てか、食べ物関係はほとんど買っていなかった気がする。
逆に、この置物はハヤテさん、このお皿はヒカリさん、みたいな感じで、それぞれの好みを把握した上で買っているように見えた。
……木刀は全員分買っていたけどな。
ちなみに、ソフィアに渡したのも大体同じ物だ。
食べ物関係ばっかりだったけど、嬉しそうな雰囲気だったし、買ってきてよかったな。
皆に旅行のお土産を買ってきたことを報告すると、ハヤテだけは、俺が先に旅行に行った事を思い出して、またちょっと拗ねていた。
けど、甘いお菓子が入ったお土産を渡すと、途端に機嫌が良くなった。
……まあ、喜んでもらえたなら、よかったんだけどさ。
それと、リューナが皆に木刀をプレゼントした時の反応だが、ハヤテは、
「へえ~。これ、世界樹っていう変わった木でできてるんだね! わ~い、ありがと~!」
と、珍しいお土産をもらってうれしい、って感じだった。
ホムラとメイ、レイは普通にお土産をもらったお礼を言うくらいだった。
二人はともかく、レイも同じような反応なんだな、と思ったら
「やはり、レイさんは実用的な物の方が良かったですね。観光地ということで、武器などを扱うお店はありませんでしたので、こちらだけになってしまいました」
「まあ、そうね。けど、これはこれで珍しいし、飾り用武器のコレクションに加えるつもりよ。ありがとね」
と二人で会話していた。
どちらかというと、レイは武器として使える実用的な物がいいってことか。
レイにそういったお土産を買うこともあるかもだし、覚えておこうかな。
逆に、意外な反応を見せたのはアオイで、
「これは、面白い素材だね。エルフの村に、世界樹の木か……。うん、今度時間を作って行ってみるのも良さそうだ。リューナ、このお土産を買ってきてくれてありがとう。とても嬉しいよ」
といった感じだった。
……まあ木刀というか、珍しい素材に対して喜んでいた感じだったけどな。
◇
せっかくだし、皆で食べようぜ! とホムラが開けたお土産をつまみながら雑談していると、ヒカリが到着した。
ヒカリに挨拶しつつ、さっそく俺とリューナでお土産を渡すことにした。
リューナがお土産として木刀を手渡した時、
「あら? 今回は木刀なのですね」
なんて言っていたから、リューナはおそらく、いつもそういった物をお土産として買ってくるんだろうな。
それと、俺が全員分のスパイスセットをヒカリに渡すと、
「これは……。初めて見るスパイスもありますね」
「ヒカリが見たことないなら、かなり珍しいスパイスなんだな。なら、一緒に入っているレシピも参考になるかな?」
「レシピ、ですか? ……ああ、こちらですね。……なるほど。これは、作り甲斐がありそうね……」
「えっと、ヒカリ?」
「あ、すみません。レシピを見ていましたら、作ってみたい料理が思い浮かんでしまいまして。……本日のお昼にさっそく作ってみても良いでしょうか?」
「もちろん。というか、そのスパイスでどんな料理を作るのか、かなり気になる。おいしいのは保証されてるしな」
「では、さっそく作りに行きますね。ご期待に応えられるよう、頑張ります」
と言って、調理場の方へとむかっていった。
それと、その料理を取得したいということで、リューナも一緒に手伝いとしてついて行った。
◇
料理が完成するのを待っていると、皆はやっぱりスパイスが気になるみたいで、俺に質問してきた。
というとで、改めて旅行の話をすることにした。
イズレの娘であるディニエルに、エルフの村を案内してもらったこと。
そこで出会った、ディニエルの知り合いの褐色エルフであるメレスに、おすすめだと紹介してもらったお店でカレーやナンを食べたこと、それを作る変わったエルフの話をした。
また、そこで食べた世界樹の新芽の話をした時は、ホムラ、ハヤテ、メイがかなり興味を示した。
現地に行かないと食べられないということで、今度三人で行けないか、なんて話もしていたな。
エルフの村に突如押し寄せる三人の魔皇! なんて思い浮かべてしまい、エルフの村が炎に包まれるイメージが湧いてしまった。
……エルフの村って聞くと、どうしても燃えるってイメージが出てしまうな。
ただ、リューナがいないにもかかわらず、彼女が話を補足してくれる前提で話しそうになってしまった。
ちょっと最近、色んな所でリューナに頼りすぎてる気がするし、気を付けないとだな。
俺の話を聞いた皆は他にも、イズレに娘がいたことに驚き、エルフって変わった人が多いんだな、という感想を持ったみたいだ。
……どうしよう、否定できない。
そんな感じで話していると。リューナが完成したと呼びに来てくれた。
部屋を出ると、廊下からスパイスの香りが漂ってきて、ますます空腹を感じてきた。
皆もそうみたいで、特にメイとハヤテは、待ちきれないとばかりに食事をする部屋へと足早に向かっていった。
部屋に入ると、ヒカリが既に料理を並べてくれていたので、さっそくいただくことにした。
……若干二名が我慢できない! って感じだったしな。
「今回は頂いたスパイスを使って、野菜のみのビリヤニとスープを作ってみました。ただ、それだとお肉がありませんので、タンドリーチキンも追加してみました。お口に合うといいのですが」
と、ヒカリが説明してくれた。
また、レシピをみて、このスパイスのセットは野菜の旨味を引き立てる物だと思った事、リューナに旅行の話を聞いてその予想が正しかったことを説明してくれた。
それを踏まえた上での料理ということで、否が応でも期待値が上がってしまうな。
まずは野菜ビリヤニを食べてみると、口いっぱいに爽やかな香りが広がった。
ビリヤニ自体は、前にコンビニで売っていたものを一度食べたことがあるが、それよりも味はマイルドな感じだった。
けど、トマトや玉ねぎなどの野菜の味をスパイスが絶妙に引き出しており、肉が入っていないにもかかわらず、かなり満足感があった。
次に、スープを食べてみることにした。
このスープの見た目は白っぽい感じで、器を触た時に冷たく感じたので、何かの冷製スープって感じだろうか?
口に運んでみると、ヨーグルトの酸味とスパイスの味、それと細かく刻んだキュウリの食感が合わさって、始めた食べた味だけれど、これもおいしかった。
しかもこのスープによって、ビリヤニの味がよりおいしく感じられる相乗効果もあった。
タンドリーチキンは、俺の知っているような味に近かったけど、今まで食べた中で一番おいしかった。
こっちは今回渡したスパイスではなく、ヒカリが自分で調合したもののようだ。
というわけで、異国情調あふれる、とてもおいしい食事をいただいた。
……何か間違っている気もするけど、気にしないことにしよう。
まあともかく、ヒカリの料理の腕が凄いってことを、再確認できた食事だったな。
うん、ごちそうさまでした!
______________________________________
ちなみに今回のスープは、ライタという物をイメージしてみました。
……なんだかお腹が空いてきました。
1
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる