ルピナスは恋を知る

葉月庵

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146話 ★

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「ガルム、今日は俺からでもいいか?昨日はお前が先だったろう。」

「仕方ない……。譲ってやる。」

服を脱いで何の話しかと思えば、アルトさんが私の臀部側にいることから、どちらが先に私とまぐわうのかという話しなのだろう。

「じゃあ、ハル。もう挿れてもいいかい?」

そう言うアルトさんのアレはもう準備万端といった感じでその大きさを主張していた。昨日ヤッたとはいえ、あの大きさのものが自身の穴に挿入ったことが今でも信じられない。

「はい……。でも、優しくして、くださいね。」

「……善処しよう。」

アルトさんは自信なさげに笑った。個人的にはそこは自信を持ってほしかったが……なんてことを考えているとピタッと熱源が秘部へとあてがわれる。潤滑油かそれとも我慢汁なのか、それが影響して、グググッと押し広げながらゆっくりと私に挿入ってきた。

「あっ……、んぅっ……。」

「キツいな……。だが、これもハルの初々しさがあって、堪らんなっ……。」

熱がどんどん奥の方へと進んでいっているのを直に感じる。この前立腺を押し潰しながらゴリゴリと進んでいく感覚が堪らなく気持ち良い。すると、それまで傍観していたガルムさんが私の胸へと顔を近づける。何をするのかと思ったら、その長い舌で胸の突起の周りをクルリとねぶり始めた。

「んんっ……!」

そしてとうとうアルトさんのものを全て呑み込んでしまった。

「全部、入ったな。……じゃあ、動くぞ。」

「んっ……!っは……!」

アルトさんが腰を引き始めると、中に入っていた剛直のひだが内側をゴリゴリと擦り上げていく。まるで中を全て持っていかれそうなような感覚がする。そして、入り口付近まで引き抜かれると、今度はグッと奥まで挿し入れられる。

「んっ……!」

「くっ……!ヤバいな……、気持ち良くて理性が飛んでしまいそうだ……!」

そこで、今まで私の胸をねぶり続けていたガルムさんが行動を起こす。突如ガルムさんは今まで触れずに、感度を上げていた乳首の先を歯でカリッと掠めるようにして刺激した。

「ん゛ん゛んっ……!」

その瞬間頭まで快感が走り抜け、自身の腹を白で汚した。無意識のうちに、グッと力が入り中を締め付けてしまう。

「ぐっ……!そんなに締め付けるなっ……!これ以上やられると、本当に優しくできないぞ……!」

イッたことにより、ボーッとしてきた頭で余裕のなさそうなアルトさんをもっと見たいと思った。丁度今ので中を締め付けるにはどう力を入れればいいのか何となくつかめたため、活用することにした。

「我慢なんて、しなくて良いですよ。ふふっ。ほら、これが良いんですか?」

そう自分の中で精一杯の妖艶な言い方をする。そして、グッと力を入れて締め付けを強くする。これでアルトさんが気持ち良くなってくれるのならば、自分としては頑張ってやった甲斐があるというもの。

「っ……!?」

「クソッ……!煽ったのはハルだからな……!」

そう言うやいなや、一気に引き抜かれたと思いきや、また直ぐにズンッと奥まで挿し込まれる。

「んんぅっ……!」

間髪入れず、また引き抜かれ、一気に挿し込まれるのを繰り返される。辺りにはパンパンッと肌と肌がぶつかり合う音が響く。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!」

気づけばガルムさんは私の胸の突起を舌で全て覆い潰していた。アルトさんが揺らす度、刺激が胸にも加わり、気持ち良さが倍増する。

「っ……!ハル!中……、中に出すからな……!」

「あっ、んっ、んっ、んっ……!中、中に入れてぇ……!」

「っ……!イクッ……!」

「んあ゛ぁぁ……!」

ビュルルッと中にアルトさんの熱いものが注ぎ込まれる。ドクンッ、ドクンッと中で脈打つ度に新しいものが続々と注がれる。アルトさんはその間グリグリッと奥まで届かせるように押し付けてくる。昨日は夢だと思っていた分、今日はより幸福感に満ち足りる。アルトさんと目が合うと、さっきの余裕の無さは何処へやら、いつものように優しく微笑んでいた。そして、チュッと軽いキスをする。

「気持ちよかった、ハル。無理をさせてしまったか?」

「いえ、大丈夫です。私も気持ちよかったですし……。頑張って言ってみた甲斐がありました。」

すると、アルトさんは一瞬目を見開き固まる。そして、何やら異変を感じる。中に出したことで少し小さくなりつつあったアルトさんの剛直がまた始めと遜色ない硬さと大きさに戻ったような気がする。

「っ……!?あ、アルトさん?」

「すまない、あまりにも可愛いことをハルが言うもんだから。その、ハル……。もう一回……。」

「ダメだ、次は俺だ。」

そう言ってガルムさんがアルトさんを睨む。アルトさんは名残惜しそうに私にもう一度キスをして、その剛直を私の中から抜いた。すると、栓をなくした所からドロッとアルトさんが吐き出したばかりの精が垂れてくる。私はアルトさんとガルムさんが立ち位置を変えるのを眺めながら、快感の余韻に浸っていた。
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