ルピナスは恋を知る

葉月庵

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173話

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朝目が覚めると、二人の番に見守られていた。この光景はもう幾度と見ているが、未だに恥ずかしさは消えない。

「お、おはようございます……、ガルムさん、アルトさん。」

「あぁ、おはよう、ハル。」

「おはよう、喉の調子はどうだ?」

「はい、喉の痛みはないですよ。」

「それは良かった。」

ガルムさんとアルトさんが喉の心配をしてくれることを嬉しく思うのと同時に一つ不安が浮かぶ。だが、その内容が内容なだけに聞いていいのか分からなかった。

「ん?どうしたんだ?ハル。!?まさか、別の所に不調があるのかい!?」

「いや、その……。」

私はここまでバレているのに、言わないのはかえって心配させてしまうのではと思い、お二人に不安なことを話すことにした。

「えと……、昨日、お二人はあの後、その……、大丈夫でしたか……?」

「ん?何がだ?」

ガルムさんとアルトさんは最初、お互い私が何を言いたいのか分かっていないようだった。

「だから、その……、あ、あんなに、勃っていたのに、わ、私が抜いてあげられなかったから……。」

恥ずかしさのあまり、声が尻すぼみになってしまったがお二人の耳にはしっかりと聞こえたようだ。

「ククッ……!」

「ハハッ……!」

「な、何で笑うんですか……!」

「ククッ……、いや、すまない。あまりにも可愛らしいことを聞くもんだなと思ってな。」

「そうだな。ハルはどれだけ自分が可愛く、エロいのか分かっていないようだね。もちろん、ハルが抜いてくれたら嬉しいが、ハルのあんな風に喘ぐ姿を思い出せば、一人で抜くのなんて苦ではないさ。」

「なっ……!?そ、そんな恥ずかしげも
なく、言わないでください……!」

なんで喋っている本人ではなく、聞いている方が恥ずかしくなるのか、これが不思議でたまらない。私が顔を赤くし、抗議してもお二人は変わらず微笑んでいる。

「なに、アルトの言った事は全て本当のことだから、ハルはむしろそれを誇ってもいいんだぞ?」

「っ……///!?そ、そうだ、そろそろ朝食の手伝いに行きましょう?」

私はこのまま話しを続けてしまうと、どんどん自分が追い詰められてしまうと思い、そう提案した。これなら、ウォルトさん達の手伝いもできるし、一石二鳥だ。これでもう大丈夫だと安心している所にガルムさんがベッドから降りようとする私を抱き寄せる。

「なら、着替えてから行こうか。そのままの格好でも俺はいいがな。」

「あっ……、そう、ですね……。」

「ククッ、可愛いな。」

そうして、私達は着替えてから食処に向かって朝食の準備を手伝った。その後は行ってらっしゃいのキスをしてから、それぞれの行場に向かったのだった。
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