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212話
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「さぁ、役者も揃ったことだし、早速始めるとするか!さて、ガルムとアルト、どちらと先にやるか……、悩むな……。」
「ちょっと待て、団長。言っただろう、個人戦をやるにしてもトーナメントの後だ。」
「んだよ、別にいいじゃねぇか……。」
ライさんと一旦話し終え、用意してくれていたテーブルへと戻ると、早速ギルさんがローランさんに止められていた。
「団長が待ちきれなさそうだし、もうトーナメントを始めるか。ここに"くじ"があるから、引いてくれ。ちなみに、ガルム、アルト、団長の3人は別枠を用意してあるから、引かなくていい。」
あっ……!確かにそうだよね、分けないと最初に強い人同士が当たってしまうもんね……!
そう納得していると、ギルさんが話しかけてくる。
「ハル、お前は参加しないのか?」
「えっ……!参加しても、いいんですか……!?」
「おぉ!結構乗り気じゃないか!よし、なら一緒にくじを引くといい!」
「待った。団長?これも話したんだけど、覚えていないのか?」
「おう!」
「はぁ……、ハル君がもし参加したいようなら、エキシビションマッチとして行うことになっている。もし、全力で相手をされて、怪我をしたら危ないからね。」
そう言いながら、ローランさんはガルムさんとアルトさんの顔をチラッと見ていた。
ん?なんで今、ガルムさんとアルトさんの顔を見たんだろう……?
私が不思議に思っていると、いつの間にか、ローランさんがレオさんとはまた違った種類の犬の半獣人さんを呼んできていた。
「紹介するよ。こっちがハル君の相手をするロイ。一応、新人の中で一番強いと言われている。」
「よ、宜しくお願いします……!は、ハルさん……!」
「い、いえ……!こちらこそ、よろしくお願いします……!」
ロイさんは凄くビクビクしているように見えた。まぁ、確かにこんなに実力的にもスゴイ人が集まっているんだから、当然だろう。私だって知り合いじゃなかったら、もっと緊張していたと思う。
「一応、ルールを説明するよ。ハル君は魔法も飛び道具も使用可で、相手に決め手を入れた時に勝利。ロイは魔法禁止で、相手を傷つけず、無力化が勝利条件だ。いいかい?」
なるほど、一応私が条件的には有利なのか……。これは、せめてすぐに負けないようにしないと……!
「ロイ、といったか……。もし、ハルに怪我でもさせたら……、分かっているな?」
「その時は俺も容赦はしない。」
「は、はい……!肝に銘じておきます……!」
ただでさえビクビクしていたのに、ロイさんはさらに縮こまってしまった。このときになってローランさんがさっきチラリとガルムさんとアルトさんを見た理由が分かった気がした。
これは、ロイさんのためにも怪我をしてはいけないな……。
「ふむ……。それなら、儂が少しハル君に実践で使える魔法を教えようかの。何、すぐ終わる。ローランはこっちにきて手伝っとくれ。」
「げっ……!父さんの魔法は受けたくないんだけど……。」
「ローラン?」
「うっ……、分かった……。お手柔らかに頼むよ。そう言うことだから、他の人は少し待っていてくれるかい?」
そうして、急遽アッシュさんによる魔法の授業が始まった。アッシュさんの魔法の実力は言わずもがななので、どんなことを教えてくれるのか、私はワクワクしながらついていった。
「ちょっと待て、団長。言っただろう、個人戦をやるにしてもトーナメントの後だ。」
「んだよ、別にいいじゃねぇか……。」
ライさんと一旦話し終え、用意してくれていたテーブルへと戻ると、早速ギルさんがローランさんに止められていた。
「団長が待ちきれなさそうだし、もうトーナメントを始めるか。ここに"くじ"があるから、引いてくれ。ちなみに、ガルム、アルト、団長の3人は別枠を用意してあるから、引かなくていい。」
あっ……!確かにそうだよね、分けないと最初に強い人同士が当たってしまうもんね……!
そう納得していると、ギルさんが話しかけてくる。
「ハル、お前は参加しないのか?」
「えっ……!参加しても、いいんですか……!?」
「おぉ!結構乗り気じゃないか!よし、なら一緒にくじを引くといい!」
「待った。団長?これも話したんだけど、覚えていないのか?」
「おう!」
「はぁ……、ハル君がもし参加したいようなら、エキシビションマッチとして行うことになっている。もし、全力で相手をされて、怪我をしたら危ないからね。」
そう言いながら、ローランさんはガルムさんとアルトさんの顔をチラッと見ていた。
ん?なんで今、ガルムさんとアルトさんの顔を見たんだろう……?
私が不思議に思っていると、いつの間にか、ローランさんがレオさんとはまた違った種類の犬の半獣人さんを呼んできていた。
「紹介するよ。こっちがハル君の相手をするロイ。一応、新人の中で一番強いと言われている。」
「よ、宜しくお願いします……!は、ハルさん……!」
「い、いえ……!こちらこそ、よろしくお願いします……!」
ロイさんは凄くビクビクしているように見えた。まぁ、確かにこんなに実力的にもスゴイ人が集まっているんだから、当然だろう。私だって知り合いじゃなかったら、もっと緊張していたと思う。
「一応、ルールを説明するよ。ハル君は魔法も飛び道具も使用可で、相手に決め手を入れた時に勝利。ロイは魔法禁止で、相手を傷つけず、無力化が勝利条件だ。いいかい?」
なるほど、一応私が条件的には有利なのか……。これは、せめてすぐに負けないようにしないと……!
「ロイ、といったか……。もし、ハルに怪我でもさせたら……、分かっているな?」
「その時は俺も容赦はしない。」
「は、はい……!肝に銘じておきます……!」
ただでさえビクビクしていたのに、ロイさんはさらに縮こまってしまった。このときになってローランさんがさっきチラリとガルムさんとアルトさんを見た理由が分かった気がした。
これは、ロイさんのためにも怪我をしてはいけないな……。
「ふむ……。それなら、儂が少しハル君に実践で使える魔法を教えようかの。何、すぐ終わる。ローランはこっちにきて手伝っとくれ。」
「げっ……!父さんの魔法は受けたくないんだけど……。」
「ローラン?」
「うっ……、分かった……。お手柔らかに頼むよ。そう言うことだから、他の人は少し待っていてくれるかい?」
そうして、急遽アッシュさんによる魔法の授業が始まった。アッシュさんの魔法の実力は言わずもがななので、どんなことを教えてくれるのか、私はワクワクしながらついていった。
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