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251話
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あれから、ガルムさん達の依頼が終わり、今はアルトさんの家で夕食を食べ終え、アルトさんに今日の出来事を話していた。
「ほう、レオの矢とはいえ、あの人形の魔物に一撃入れられたのか……!」
「そうだ、凄いだろう?レオには矢が刺さる程度の攻撃をお願いしていたからな。それを貫く威力までひきあげたから、初日にしては上等だろう。」
「あ、ありがとうございます。でも、一度で魔力を全て使ってしまってのそれなので、あまり褒められたものでは……。」
「何……?」
私は褒められ慣れていないため、照れながら話すと、おそらく"魔力を全て使って"の所にアルトさんが反応する。
「あっ、もちろん、全魔力を注いでしまったのは最初の1回だけで、その後は注意されたこともあって調整していました……!一度に全魔力を使ってしまう危険性も教えてもらいました……!」
「危険性について理解したのなら良い。まぁおおよそ、アッシュの爺さんの魔道具が原因だろうしな。それより、今はハルを褒めてあげないとな。」
「あ、ありがとうございます。」
アルトさんが私の頭を撫でてくれていると、扉をノックする音が聞こえてくる。
「シータです。お茶と例のものをお持ちしました。」
「おぉ、丁度良いタイミングだな。入ってくれ。」
例のもの……?一体何だろう……?
扉が開き、カラカラとカートを押しながらシータさんが入ってきて、テーブルの上へとお茶とその例のものを置いていく。それをガルムさんとアルトさんが立ち上がって手伝ったため、私からはそれが何なのか分からなかった。私も手伝おうとしたが、やんわりと断られてしまい座って待つしかできなかった。すると、並べ終えたのか、アルトさんが私に振り返る。
「ハル、今日はシータ手製のデザート付きだ。」
「ほ、本当ですか……!」
シータさんの作ってくれるお菓子はいつも美味しいため、私は思わず声が出てしまう。外から見ても喜んでいると分かるような反応にガルムさんとアルトさんだけでなく、シータさんもニコニコと笑っていた。
「シータ、説明を頼めるか?」
「畏まりました。こちら、魔力の回復力を上げるキルケをふんだんに使ったケーキです。今日はハル様が魔法を沢山使うことになるからと、アルト様とガルム様からのお願いでお作りいたしました。」
「そうなんですか……!わざわざありがとうございます。ガルムさんとアルトさんもありがとうございます。」
「俺達はただお願いしただけだがな。ほら、シータがいるうちに感想を伝えてあげるといい。」
「そうですね、ではいただきます。」
凄い美味しそう……!確か、キルケって初めて魔力欠乏を起こした時にガルムさんが口移しで食べさせてくれたやつだよね。……口移し、……っ///!ダメダメ、今はケーキ……!
ガルムさんとのキスを思い出して、顔が真っ赤になってしまいそうになるのを誤魔化すようにケーキを一口食べる。
「ん……!美味しいです、シータさん……!」
「ふふっ、それは何よりです。」
一番上にはおそらくキルケのジャムが使われていて、それに酸味があるけど、それと、下にあるチョコムースの甘みがまた相性が良い!
「是非、アルト様とガルム様も良ければ召し上がってください。」
「ん?俺達の分もあるのか?すまない、ありがとう。」
「そうだな。シータの腕前を疑っているわけではないが、ハルの顔を見れば相当美味しいのだろう。」
そ、そんなに顔に出てるのかな……?うぅ……。で、でも、それくらい美味しいってことだよね、うん……!
「ん、確かにこれは美味いな。」
「シータ、また腕を上げたか?」
「えぇ。ハル様が来てくださってから、作る機会が増えて私としては嬉しい限りです。」
こうして、今日の夜はいつにも増して幸せな時を過ごした。シータさん曰く、ケーキはあと数個残っているらしく、私の密かな楽しみの一つになるのだった。
「ほう、レオの矢とはいえ、あの人形の魔物に一撃入れられたのか……!」
「そうだ、凄いだろう?レオには矢が刺さる程度の攻撃をお願いしていたからな。それを貫く威力までひきあげたから、初日にしては上等だろう。」
「あ、ありがとうございます。でも、一度で魔力を全て使ってしまってのそれなので、あまり褒められたものでは……。」
「何……?」
私は褒められ慣れていないため、照れながら話すと、おそらく"魔力を全て使って"の所にアルトさんが反応する。
「あっ、もちろん、全魔力を注いでしまったのは最初の1回だけで、その後は注意されたこともあって調整していました……!一度に全魔力を使ってしまう危険性も教えてもらいました……!」
「危険性について理解したのなら良い。まぁおおよそ、アッシュの爺さんの魔道具が原因だろうしな。それより、今はハルを褒めてあげないとな。」
「あ、ありがとうございます。」
アルトさんが私の頭を撫でてくれていると、扉をノックする音が聞こえてくる。
「シータです。お茶と例のものをお持ちしました。」
「おぉ、丁度良いタイミングだな。入ってくれ。」
例のもの……?一体何だろう……?
扉が開き、カラカラとカートを押しながらシータさんが入ってきて、テーブルの上へとお茶とその例のものを置いていく。それをガルムさんとアルトさんが立ち上がって手伝ったため、私からはそれが何なのか分からなかった。私も手伝おうとしたが、やんわりと断られてしまい座って待つしかできなかった。すると、並べ終えたのか、アルトさんが私に振り返る。
「ハル、今日はシータ手製のデザート付きだ。」
「ほ、本当ですか……!」
シータさんの作ってくれるお菓子はいつも美味しいため、私は思わず声が出てしまう。外から見ても喜んでいると分かるような反応にガルムさんとアルトさんだけでなく、シータさんもニコニコと笑っていた。
「シータ、説明を頼めるか?」
「畏まりました。こちら、魔力の回復力を上げるキルケをふんだんに使ったケーキです。今日はハル様が魔法を沢山使うことになるからと、アルト様とガルム様からのお願いでお作りいたしました。」
「そうなんですか……!わざわざありがとうございます。ガルムさんとアルトさんもありがとうございます。」
「俺達はただお願いしただけだがな。ほら、シータがいるうちに感想を伝えてあげるといい。」
「そうですね、ではいただきます。」
凄い美味しそう……!確か、キルケって初めて魔力欠乏を起こした時にガルムさんが口移しで食べさせてくれたやつだよね。……口移し、……っ///!ダメダメ、今はケーキ……!
ガルムさんとのキスを思い出して、顔が真っ赤になってしまいそうになるのを誤魔化すようにケーキを一口食べる。
「ん……!美味しいです、シータさん……!」
「ふふっ、それは何よりです。」
一番上にはおそらくキルケのジャムが使われていて、それに酸味があるけど、それと、下にあるチョコムースの甘みがまた相性が良い!
「是非、アルト様とガルム様も良ければ召し上がってください。」
「ん?俺達の分もあるのか?すまない、ありがとう。」
「そうだな。シータの腕前を疑っているわけではないが、ハルの顔を見れば相当美味しいのだろう。」
そ、そんなに顔に出てるのかな……?うぅ……。で、でも、それくらい美味しいってことだよね、うん……!
「ん、確かにこれは美味いな。」
「シータ、また腕を上げたか?」
「えぇ。ハル様が来てくださってから、作る機会が増えて私としては嬉しい限りです。」
こうして、今日の夜はいつにも増して幸せな時を過ごした。シータさん曰く、ケーキはあと数個残っているらしく、私の密かな楽しみの一つになるのだった。
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