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王宮侍女の活躍
23. 二つ目の夜会
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時の人となったファーナム伯爵夫婦には、大量の招待状が届く。
実家である侯爵家との付き合いや王太子夫妻に関係の深い家以外にも、広く付き合っていかなければいけない家もあり、一晩に夜会をハシゴする必要も出てきた。
今夜もロールフ伯爵家の後、顔を出さなくてはいけない夜会があり、失礼に当たらない程度に時間を潰した後、二軒目の屋敷に向かった。
次の屋敷は前騎士団長の屋敷であり関係者が多く集まる。ネイサンの前任者や上官も当直でない限り、顔を出していることだろう。
「そろそろ社交の季節も終わりですね」
「夜風で季節の終わりを感じるなんて初めてだな。次男で夜会に出ることは殆どしていなかったから」
「これからは毎年のことです」
エミリアはにっこりと微笑む。
これからは愛する夫の横で、季節が巡るのを感じるのだ。
横に座るネイサンの手に自分の手を重ねれば優しく握られる。その温もりに幸せを感じた。
「来年も再来年も、こうして二人で夜会にでかけたいわ」
「それは難しいな」
一刀両断するような言葉にびくりとする。
「だって奥さんに子供が出来たら、無理はさせられないだろう?」
いたずらっぽく笑うネイサンに「もうっ」と一言返せば、横に座ったまま器用に口付けられた。
「夜会には一人ででかけてもずっと一緒だ」
結婚の少し前、エミリアは何も判らないままたった一人でネイサンを待ち、国境から遠い王都で戦争の行方や恋人の身を案じていた。
そんなことはもう二度とさせないという夫の気持ちが伝わってくる。
「お願いします。ずっと一緒にいてください……」
もう二度と戦争が起きませんように、ネイサンが再び戦場に行きませんように。その思いを言葉に託した。
会場は割と賑やかだった。
無礼講ではないものの、割と気楽な雰囲気が全面に出ている。参加者に男性が多いのは騎士団関係者が多いからだろう。
足を踏み入れて最初に、王太子宮の警備関係者の所に挨拶回りをする。全員がエミリアとも顔見知りだ。
「遅かったな、ネイサン!」
「ロールフ伯爵の夜会に顔を出してきた後なんだ」
「あー……あそこか」
前王太子宮警備責任者は嫌そうな顔をする。
王太子宮の関係者にとって、伯爵夫人はあまり付き合いたくない人物だった。誰しも一度は嫌な思いをしているが、旧家なこともあり、付き合いをしないという選択肢は無い。
「大変だったな、まあ飲め」
「いや、まだ来たばかりで挨拶が終わってないから」
同僚の勧めを断って挨拶回りを再開する。
現役騎士も、退役した騎士も多いこの夜会は、挨拶する相手もひと際多く、一通り終わるまでに随分と時間がかかった。
「疲れた?」
「ええ、少し壁際で休んできますね。ネイサンはお知り合いの所に行ってください」
「しかし……」
「この夜会は知り合いも多いですし、嫌味を言う方もいらっしゃらないと思いますから大丈夫ですよ」
にっこりと笑って夫を送り出す。
エミリアは夫に気の置けない友人との会話を楽しませたいという気遣いと、少し休みたいという気持ちがあったのだ。
壁際の椅子に腰を掛け、小さく溜息をつく。
友人達との会話に花を咲かせ楽しそうに笑う夫を見るのは、エミリア自身も楽しくなってくる。仕事中は気を張っているからなのか、厳しい顔の多い騎士達だが、素顔は快活で気の良い男達だ。
もっとも幼かったセイラ王女の騎士達だけは、怖がらせないよう常に柔和な笑みを浮かべていたのだが。
ネイサンもそんな中の一人で、時々は遊び相手になっていた。女性経験の少ない彼との仲は賭けの対象になっていたのだと、後になって知った。自分達の中々進展しない関係は、周囲をやきもきさせるのと同時に、興味の対象だったのだと、笑いながら同僚侍女から言われたものだった。
結婚が決まったときなど「ようやくなの、長い春だったわね!」と大笑いされた。
奥手同士の恋愛は、もしかすると戦争が無ければ、結婚までの時間がもっと長かったかもしれない。会えない時間が恋心を育んだとも思えなくはない。
待つ辛さは今、幸せとなって返ってきている。
楽しそうに笑う夫を眺めるのはとても幸せだった。
「まあ、夫に置いて行かれたのかしら?」
いたずらっぽく言うのは、同じ王太子宮の警備を担当している騎士の夫人だった。言葉だけをとれば嫌味にも聞こえるが、楽し気な声から悪意は微塵も感じられない。
「夫はあそこで、皆様と楽しそうですわ」
扇で示す先は騎士たちの寛いだ姿がある。
「妻を放っておいて、御自分だけ楽しむなんて!」
「疲れてしまって、一人で休んでいただけですわ。騎士の体力に付き合いきれませんでしょう?」
「確かにそうですわね」
そう言ってほほ笑むと、エミリアの横の椅子に座る。夫人の婚家は男爵家だが、伯爵夫人のエミリアとも仲が良い。伯爵令嬢だったときも嫁いで騎士爵の妻になったときも、そして夫の陞爵により伯爵夫人になっても、態度は控え目なまま変わらず、華美な服装よりも実用的な服装を好むところも、夫人たちから騎士の妻として好意的に受け入れられている。
夫であるネイサンが実家の爵位を嵩に着ず、実力のみで出世したことも好意的に受け止められる要因だった。
「つい最近なんですけれど、我が家に新しい料理人見習いと従者が入りましたの。どちらも孤児院で技術を磨いたらしく、息子たちが料理を教わってますわ。何でも野営のときは新人が料理や雑用をこなすらしくて、美味しい料理を作る新人は可愛がられるらしいのです」
「まあそうなんですの? でしたら騎士の皆さまも料理はお上手なのかしら?」
「それが主人は料理が下手で、上官から椀を投げつけられたらしいですの。それで息子には料理を覚えろと」
「まあ!」
「平民出身の従騎士が料理を作って取り成したみたいです。今、騎士として活躍されている皆さま全員、彼に頭が上がらないそうです」
「今はその方は?」
「騎士団の営舎で料理長を務めているそうですわ。お陰でつまみ食いをする騎士がおらず、予算通りに食材を買えるのだとか」
「騎士よりも強い料理人って面白いですわね」
「本当に……」
先輩妻の話は面白い。ネイサンも若い頃、上官に料理が不味いと怒られたのだろうか?
楽し気に笑うネイサンからは想像もつかないが、帰宅したら聞いてみようと思うのだった。
実家である侯爵家との付き合いや王太子夫妻に関係の深い家以外にも、広く付き合っていかなければいけない家もあり、一晩に夜会をハシゴする必要も出てきた。
今夜もロールフ伯爵家の後、顔を出さなくてはいけない夜会があり、失礼に当たらない程度に時間を潰した後、二軒目の屋敷に向かった。
次の屋敷は前騎士団長の屋敷であり関係者が多く集まる。ネイサンの前任者や上官も当直でない限り、顔を出していることだろう。
「そろそろ社交の季節も終わりですね」
「夜風で季節の終わりを感じるなんて初めてだな。次男で夜会に出ることは殆どしていなかったから」
「これからは毎年のことです」
エミリアはにっこりと微笑む。
これからは愛する夫の横で、季節が巡るのを感じるのだ。
横に座るネイサンの手に自分の手を重ねれば優しく握られる。その温もりに幸せを感じた。
「来年も再来年も、こうして二人で夜会にでかけたいわ」
「それは難しいな」
一刀両断するような言葉にびくりとする。
「だって奥さんに子供が出来たら、無理はさせられないだろう?」
いたずらっぽく笑うネイサンに「もうっ」と一言返せば、横に座ったまま器用に口付けられた。
「夜会には一人ででかけてもずっと一緒だ」
結婚の少し前、エミリアは何も判らないままたった一人でネイサンを待ち、国境から遠い王都で戦争の行方や恋人の身を案じていた。
そんなことはもう二度とさせないという夫の気持ちが伝わってくる。
「お願いします。ずっと一緒にいてください……」
もう二度と戦争が起きませんように、ネイサンが再び戦場に行きませんように。その思いを言葉に託した。
会場は割と賑やかだった。
無礼講ではないものの、割と気楽な雰囲気が全面に出ている。参加者に男性が多いのは騎士団関係者が多いからだろう。
足を踏み入れて最初に、王太子宮の警備関係者の所に挨拶回りをする。全員がエミリアとも顔見知りだ。
「遅かったな、ネイサン!」
「ロールフ伯爵の夜会に顔を出してきた後なんだ」
「あー……あそこか」
前王太子宮警備責任者は嫌そうな顔をする。
王太子宮の関係者にとって、伯爵夫人はあまり付き合いたくない人物だった。誰しも一度は嫌な思いをしているが、旧家なこともあり、付き合いをしないという選択肢は無い。
「大変だったな、まあ飲め」
「いや、まだ来たばかりで挨拶が終わってないから」
同僚の勧めを断って挨拶回りを再開する。
現役騎士も、退役した騎士も多いこの夜会は、挨拶する相手もひと際多く、一通り終わるまでに随分と時間がかかった。
「疲れた?」
「ええ、少し壁際で休んできますね。ネイサンはお知り合いの所に行ってください」
「しかし……」
「この夜会は知り合いも多いですし、嫌味を言う方もいらっしゃらないと思いますから大丈夫ですよ」
にっこりと笑って夫を送り出す。
エミリアは夫に気の置けない友人との会話を楽しませたいという気遣いと、少し休みたいという気持ちがあったのだ。
壁際の椅子に腰を掛け、小さく溜息をつく。
友人達との会話に花を咲かせ楽しそうに笑う夫を見るのは、エミリア自身も楽しくなってくる。仕事中は気を張っているからなのか、厳しい顔の多い騎士達だが、素顔は快活で気の良い男達だ。
もっとも幼かったセイラ王女の騎士達だけは、怖がらせないよう常に柔和な笑みを浮かべていたのだが。
ネイサンもそんな中の一人で、時々は遊び相手になっていた。女性経験の少ない彼との仲は賭けの対象になっていたのだと、後になって知った。自分達の中々進展しない関係は、周囲をやきもきさせるのと同時に、興味の対象だったのだと、笑いながら同僚侍女から言われたものだった。
結婚が決まったときなど「ようやくなの、長い春だったわね!」と大笑いされた。
奥手同士の恋愛は、もしかすると戦争が無ければ、結婚までの時間がもっと長かったかもしれない。会えない時間が恋心を育んだとも思えなくはない。
待つ辛さは今、幸せとなって返ってきている。
楽しそうに笑う夫を眺めるのはとても幸せだった。
「まあ、夫に置いて行かれたのかしら?」
いたずらっぽく言うのは、同じ王太子宮の警備を担当している騎士の夫人だった。言葉だけをとれば嫌味にも聞こえるが、楽し気な声から悪意は微塵も感じられない。
「夫はあそこで、皆様と楽しそうですわ」
扇で示す先は騎士たちの寛いだ姿がある。
「妻を放っておいて、御自分だけ楽しむなんて!」
「疲れてしまって、一人で休んでいただけですわ。騎士の体力に付き合いきれませんでしょう?」
「確かにそうですわね」
そう言ってほほ笑むと、エミリアの横の椅子に座る。夫人の婚家は男爵家だが、伯爵夫人のエミリアとも仲が良い。伯爵令嬢だったときも嫁いで騎士爵の妻になったときも、そして夫の陞爵により伯爵夫人になっても、態度は控え目なまま変わらず、華美な服装よりも実用的な服装を好むところも、夫人たちから騎士の妻として好意的に受け入れられている。
夫であるネイサンが実家の爵位を嵩に着ず、実力のみで出世したことも好意的に受け止められる要因だった。
「つい最近なんですけれど、我が家に新しい料理人見習いと従者が入りましたの。どちらも孤児院で技術を磨いたらしく、息子たちが料理を教わってますわ。何でも野営のときは新人が料理や雑用をこなすらしくて、美味しい料理を作る新人は可愛がられるらしいのです」
「まあそうなんですの? でしたら騎士の皆さまも料理はお上手なのかしら?」
「それが主人は料理が下手で、上官から椀を投げつけられたらしいですの。それで息子には料理を覚えろと」
「まあ!」
「平民出身の従騎士が料理を作って取り成したみたいです。今、騎士として活躍されている皆さま全員、彼に頭が上がらないそうです」
「今はその方は?」
「騎士団の営舎で料理長を務めているそうですわ。お陰でつまみ食いをする騎士がおらず、予算通りに食材を買えるのだとか」
「騎士よりも強い料理人って面白いですわね」
「本当に……」
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