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仮想空間を去る前に、折角だからと現職の詳しい情報をもらい、遊びにおいでと誘われた。
半ば社交辞令のように考えていたが、その言葉に甘えて訪ねてみようかと本気で悩むはめになっている。
「どうかされたのですか?失礼ながら、悩まれておられるように見受けられます」
「相手方と直接会って話した方が良さそうだが、どうしたものかと思ってね」
「そう判断なされるなら、手配致しましょうか?」
不思議そうに問うてくる。普段なら、躊躇なく手配を命じているからだろう。
「私が直接会った方がいいかを検討中なんだ」
「他の者では難しいのでしょうか?」
何時も其々の部署のもの同士で意見の擦り合わせ等をしている。
この場合、圧力を掛けに来たと思われ兼ねない。
変な例えだが、王族が一部署へ訪ねるようなもので、上を下への騒ぎになる。
また、長官が対応することになり、現場の声が上がってこないから二度手間になる。
結果良いことは何もないとなる。それが解るから敢えて訊いてきたのだろう。
変なことを言ってる自覚はある。だから、悩んでるのだ。
長官が精霊なら直接話した方が、無駄がないし余計な擬装も不要だ。
良いこと尽くしに見えるが、他の者達には不愉快極まりない行動になり、反感を買いかねない。
折角今まで良好な関係を気付いているのに、波風をたてるのは遠慮したい。
デメリットの方が、後々まで尾を引きシコリが残ると思うからしない方がいい。
結論まで出ているのに、遊びにおいでという誘惑の言葉が頭を巡っているのだ。
報告書へ目を落として、やはりこのまま通す訳にはいかないと、同じ答えに至る。
嘆息して目を伏せる。
仕様がないかと抜け道を選択し、アルフレッドに改めて、手配の指示を出した。
承りました。という応えを聴きながら、流れる様に手配をする様には一切の迷いもない。相変わらず振れない。
どれ程背伸びしても大人びた子供でしかないのか、と負の連鎖へ思考が逸れるのに気付いて、お茶を飲んで気持ちを切り替えた。
程なくして、相手方の了承が得られたという報告を受けた。
半ば社交辞令のように考えていたが、その言葉に甘えて訪ねてみようかと本気で悩むはめになっている。
「どうかされたのですか?失礼ながら、悩まれておられるように見受けられます」
「相手方と直接会って話した方が良さそうだが、どうしたものかと思ってね」
「そう判断なされるなら、手配致しましょうか?」
不思議そうに問うてくる。普段なら、躊躇なく手配を命じているからだろう。
「私が直接会った方がいいかを検討中なんだ」
「他の者では難しいのでしょうか?」
何時も其々の部署のもの同士で意見の擦り合わせ等をしている。
この場合、圧力を掛けに来たと思われ兼ねない。
変な例えだが、王族が一部署へ訪ねるようなもので、上を下への騒ぎになる。
また、長官が対応することになり、現場の声が上がってこないから二度手間になる。
結果良いことは何もないとなる。それが解るから敢えて訊いてきたのだろう。
変なことを言ってる自覚はある。だから、悩んでるのだ。
長官が精霊なら直接話した方が、無駄がないし余計な擬装も不要だ。
良いこと尽くしに見えるが、他の者達には不愉快極まりない行動になり、反感を買いかねない。
折角今まで良好な関係を気付いているのに、波風をたてるのは遠慮したい。
デメリットの方が、後々まで尾を引きシコリが残ると思うからしない方がいい。
結論まで出ているのに、遊びにおいでという誘惑の言葉が頭を巡っているのだ。
報告書へ目を落として、やはりこのまま通す訳にはいかないと、同じ答えに至る。
嘆息して目を伏せる。
仕様がないかと抜け道を選択し、アルフレッドに改めて、手配の指示を出した。
承りました。という応えを聴きながら、流れる様に手配をする様には一切の迷いもない。相変わらず振れない。
どれ程背伸びしても大人びた子供でしかないのか、と負の連鎖へ思考が逸れるのに気付いて、お茶を飲んで気持ちを切り替えた。
程なくして、相手方の了承が得られたという報告を受けた。
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