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真ん中にある部屋の前でアルフレッドが、ドアを押さえて「こちらです」と告げる。
中は意外に広く、観覧席は無駄に立派な造りで、細かい装飾が施されている。
何となく嫌な予感がして「陛下の席では?」と訊けば頷かれる。
やっぱりと肩を落とすが、許可を得ていると言われているのを、拒否する訳にもいかない。
挙句、陛下の希望でここを使用する事になったと説明されれば、もう諦める他ない。
豪華過ぎる観覧席に、仕方なくちょこんと腰掛けて見下ろす。
説明通りに全体がよく見えるが、入った時の騒音は遮断されているので、落ち着いて眺められる。
直ぐに騎士団長が見つかり、相手も気付いて軽く手を上げ挨拶してくる。
一応手を振っておくが、見えるかは疑問だ。
何となく上位5番以内が判った気がして、グレンに確認をとった。
「セイ様、何故お判りになったのかはともかくとして、気になるもには居ますか?」
「特にはいないが、皆それぞれ、いい腕をしていて問題ないよ」
「護衛として一応合格という事で宜しいですか?」
「う~ん、一時保留で。他の騎士も観て改めて候補対象に入れて検討していいかな?」
「すべて、セイ様の御心のままに」
引っ掛かるところがあり尋ねれば、スッとお手本の様に拱手し受諾された。
グレンは、自分の推薦に問題があったのかと、不安気な目をする。
暫く観察して、気になった訳が理解できた。
合点がいくが、さてどうするかとグレンをチラリと見れば「どうされましたか?」とすかさず訊いてくる。
笑って返事はせずに、下の訓練場に行けるかアルフレッドに確認した。
「可能ですが、降りられますか?」
「ああ、人となりも確認したい。後、久しぶりに騎士団長と遊ぶのもいいかとね」
「セイ様、訓練場は危険です。会いたい者を、個別に呼ばれた方が宜しいのでは?」
「グレン。それでは、セイ様の意に反します。お控えなさい」
「心配無用だ。訓練場に私を害せるものは居ない」
「それはそうですが、不届き者が居ないとは限らないでしょう」
「セイ様が、仰っているのは、そういう事ではありません」
アルフレッドは困った子を見るように、言葉を選びあぐねていた。
対するグレンは、理解不能とばかりに憮然としている。
有能な騎士だが、柔軟性に欠けるきらいがあるのだ。
中は意外に広く、観覧席は無駄に立派な造りで、細かい装飾が施されている。
何となく嫌な予感がして「陛下の席では?」と訊けば頷かれる。
やっぱりと肩を落とすが、許可を得ていると言われているのを、拒否する訳にもいかない。
挙句、陛下の希望でここを使用する事になったと説明されれば、もう諦める他ない。
豪華過ぎる観覧席に、仕方なくちょこんと腰掛けて見下ろす。
説明通りに全体がよく見えるが、入った時の騒音は遮断されているので、落ち着いて眺められる。
直ぐに騎士団長が見つかり、相手も気付いて軽く手を上げ挨拶してくる。
一応手を振っておくが、見えるかは疑問だ。
何となく上位5番以内が判った気がして、グレンに確認をとった。
「セイ様、何故お判りになったのかはともかくとして、気になるもには居ますか?」
「特にはいないが、皆それぞれ、いい腕をしていて問題ないよ」
「護衛として一応合格という事で宜しいですか?」
「う~ん、一時保留で。他の騎士も観て改めて候補対象に入れて検討していいかな?」
「すべて、セイ様の御心のままに」
引っ掛かるところがあり尋ねれば、スッとお手本の様に拱手し受諾された。
グレンは、自分の推薦に問題があったのかと、不安気な目をする。
暫く観察して、気になった訳が理解できた。
合点がいくが、さてどうするかとグレンをチラリと見れば「どうされましたか?」とすかさず訊いてくる。
笑って返事はせずに、下の訓練場に行けるかアルフレッドに確認した。
「可能ですが、降りられますか?」
「ああ、人となりも確認したい。後、久しぶりに騎士団長と遊ぶのもいいかとね」
「セイ様、訓練場は危険です。会いたい者を、個別に呼ばれた方が宜しいのでは?」
「グレン。それでは、セイ様の意に反します。お控えなさい」
「心配無用だ。訓練場に私を害せるものは居ない」
「それはそうですが、不届き者が居ないとは限らないでしょう」
「セイ様が、仰っているのは、そういう事ではありません」
アルフレッドは困った子を見るように、言葉を選びあぐねていた。
対するグレンは、理解不能とばかりに憮然としている。
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