81 / 292
81
しおりを挟む
「少しは落ち着いてきたと感心していたが、相変わらずだな」
「セイ様、もしかして怒ってますか?」
「怒ってはいないが、呆れてはいるな。ライトは、許可なく入室するような無作法な真似をしてない。上司が暴走してどうする」
「冷静沈着が売りの薬師長を、翻弄している方に言われたら哀れですよ」
「嫌味ですか?冷酷非情な騎士団長の奇行よりマシだと思いますがね」
「奇行を聴いて飛んで来るような内容なのか?」
「未成年に負けて、精神に異常をきたした的な話になっていました」
「自分たちも負けておいてよく言う…。私が介抱すれば天変地異だとでも言う気か」
「団長失礼ながら、薬師長の言われているのはそういう事ではないかと」
「なお悪い。よほど退屈なんだろうから、全員追加で100週に基礎訓練10セットとするか」
「落ち着きなさい。唯の戯言に過ぎませんよ」
「精神の弛みが、余計な想像を生み出したのだから無駄ではない」
「悪いが、話が見えないし、それはもう訓練というより罰になってないか?」
「セイ様、恐れながら今回は、騎士団長の言われる通りかと」
「愚かな発想しか出来ない者には教育的指導が必要でしょう」
この場にいる者は、訓練場にいる騎士の味方ではないようだ。
一致団結するような事かと思うが、妙に目が据わっている。
理解不能な状況に首を傾げる。
目が合ったライトが穏やかな目をして頷く、同志が居たと思ったら違ったらしい。
私には理解させたくないようで結託している。
敢えて意地になってまで知りたいとも思わないが、他のことで活かせばいいのにと、その団結力が勿体ない。
「セイ様、もしかして怒ってますか?」
「怒ってはいないが、呆れてはいるな。ライトは、許可なく入室するような無作法な真似をしてない。上司が暴走してどうする」
「冷静沈着が売りの薬師長を、翻弄している方に言われたら哀れですよ」
「嫌味ですか?冷酷非情な騎士団長の奇行よりマシだと思いますがね」
「奇行を聴いて飛んで来るような内容なのか?」
「未成年に負けて、精神に異常をきたした的な話になっていました」
「自分たちも負けておいてよく言う…。私が介抱すれば天変地異だとでも言う気か」
「団長失礼ながら、薬師長の言われているのはそういう事ではないかと」
「なお悪い。よほど退屈なんだろうから、全員追加で100週に基礎訓練10セットとするか」
「落ち着きなさい。唯の戯言に過ぎませんよ」
「精神の弛みが、余計な想像を生み出したのだから無駄ではない」
「悪いが、話が見えないし、それはもう訓練というより罰になってないか?」
「セイ様、恐れながら今回は、騎士団長の言われる通りかと」
「愚かな発想しか出来ない者には教育的指導が必要でしょう」
この場にいる者は、訓練場にいる騎士の味方ではないようだ。
一致団結するような事かと思うが、妙に目が据わっている。
理解不能な状況に首を傾げる。
目が合ったライトが穏やかな目をして頷く、同志が居たと思ったら違ったらしい。
私には理解させたくないようで結託している。
敢えて意地になってまで知りたいとも思わないが、他のことで活かせばいいのにと、その団結力が勿体ない。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。
発端は彼女の父親が行方不明となり、叔父である父の弟が公爵邸に乗り込んで来たこと。
何故か叔父一家が公爵家の資産に手を付け散財するが、祖父に相談してもコロネに任せると言って、手を貸してくれないのだ。
そもそも父の行方不明の原因は、出奔中の母を探す為だった。その母には出奔の理由があって…………。
残された次期後継者のコロネは、借金返済の為に事業を始めるのだ。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる