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「サムの件は解ったが、まさか犯人達も丁重に捕獲しないといけないのか?」
「いや、そっちは問答無用で構わないが…もう既に動かした後か?」
「そうだが、捕獲者はどうすればいいのだ?」
仕事が早いのは良いのだが、どんな手段かは知らない方が幸せな気がする。
「取り敢えず、牢獄でいいですか?」
送り先を問われて、無難な線で応じながら陛下と宰相殿を見遣った。
「…出来たら北の牢獄にお願い出来ますか?彼処なら、現在誰も入牢者がいない」
「北だな」
「お手数をおかけし、申し訳ありません」
端的に了承をする精霊王に、陛下が深々と感謝し頭を下げている。
「別にその方の為ではない」
「もちろん重々承知致してます。ですが、お力添え頂いたのも事実です」
そう言って、再度感謝して頭を下げている。
流石に、勝手が違うみたいで困ったように目配せされた。
「陛下。程々にしないと困ってますよ」
制止の言葉を投げつつも、微かに笑いが混じる。
気付いた庭師が、恨みがましい目を向けてきた。
「サムの情報は要らないのか?」
「むろん要る。それで、無事なのか?」
憮然と訊いてくる庭師に、即座に頷き真剣な表情に切り替える。
「どうも、言いくるめられただけの様だ。家族で旅行中だが、連れ戻すか?」
「家族旅行?長期休暇のつもりなのか?」
家族がいたことにも驚いたが、まさか旅行中だとは考えもしなかった。
宰相殿に視線を遣れば、眉根を寄せ、即座に連れ戻すように頼んでくる。
「即刻、帰還するようお伝え願えますか?」
「だが…折角の家族旅行なら、休暇扱いにしてやったらどうだ?」
「現在、サムの捜索に何人投入されているとお思いですか?彼等が知れば怒りますよ」
「それは…そうなのだが、彼等も被害者だろう?」
宰相殿の言い分も理解できるが、心情的に可哀想に感じるのだ。
但し、それを言うと現在捜索している騎士にも罪悪感を覚える。
「セイ様。後で知った場合の方が、サムは居た堪れませんよ」
それまで静観していたアルフレッドが、助言をしてくる。
確かに、サムの性格を考慮すれば、いま直ぐに帰還させるのが最善だろう。
「因みに、どの辺りまで旅行に行ったのだ?」
「王都内」
「は?王都から出てないのか?」
意外過ぎる返答に目を見張り、呼び戻す事への罪悪感もなくなる。
「伝言通りに伝えたら、泡を喰って慌てて帰還支度を始めたそうだ」
「そう…それで、どれ位で登城出来そうなのだ?」
庭師が経過報告をしてくれるのだが、どうも棘がある。
「一刻半」
「遅くとも、それぐらいと言うことか?」
頷かれ、ホッと一息漏らした。
「約束通りお休みください」
全て済んだから、早々に眠れと言われる。
確かに、処理すべき事はもうない筈だ。
「いや、そっちは問答無用で構わないが…もう既に動かした後か?」
「そうだが、捕獲者はどうすればいいのだ?」
仕事が早いのは良いのだが、どんな手段かは知らない方が幸せな気がする。
「取り敢えず、牢獄でいいですか?」
送り先を問われて、無難な線で応じながら陛下と宰相殿を見遣った。
「…出来たら北の牢獄にお願い出来ますか?彼処なら、現在誰も入牢者がいない」
「北だな」
「お手数をおかけし、申し訳ありません」
端的に了承をする精霊王に、陛下が深々と感謝し頭を下げている。
「別にその方の為ではない」
「もちろん重々承知致してます。ですが、お力添え頂いたのも事実です」
そう言って、再度感謝して頭を下げている。
流石に、勝手が違うみたいで困ったように目配せされた。
「陛下。程々にしないと困ってますよ」
制止の言葉を投げつつも、微かに笑いが混じる。
気付いた庭師が、恨みがましい目を向けてきた。
「サムの情報は要らないのか?」
「むろん要る。それで、無事なのか?」
憮然と訊いてくる庭師に、即座に頷き真剣な表情に切り替える。
「どうも、言いくるめられただけの様だ。家族で旅行中だが、連れ戻すか?」
「家族旅行?長期休暇のつもりなのか?」
家族がいたことにも驚いたが、まさか旅行中だとは考えもしなかった。
宰相殿に視線を遣れば、眉根を寄せ、即座に連れ戻すように頼んでくる。
「即刻、帰還するようお伝え願えますか?」
「だが…折角の家族旅行なら、休暇扱いにしてやったらどうだ?」
「現在、サムの捜索に何人投入されているとお思いですか?彼等が知れば怒りますよ」
「それは…そうなのだが、彼等も被害者だろう?」
宰相殿の言い分も理解できるが、心情的に可哀想に感じるのだ。
但し、それを言うと現在捜索している騎士にも罪悪感を覚える。
「セイ様。後で知った場合の方が、サムは居た堪れませんよ」
それまで静観していたアルフレッドが、助言をしてくる。
確かに、サムの性格を考慮すれば、いま直ぐに帰還させるのが最善だろう。
「因みに、どの辺りまで旅行に行ったのだ?」
「王都内」
「は?王都から出てないのか?」
意外過ぎる返答に目を見張り、呼び戻す事への罪悪感もなくなる。
「伝言通りに伝えたら、泡を喰って慌てて帰還支度を始めたそうだ」
「そう…それで、どれ位で登城出来そうなのだ?」
庭師が経過報告をしてくれるのだが、どうも棘がある。
「一刻半」
「遅くとも、それぐらいと言うことか?」
頷かれ、ホッと一息漏らした。
「約束通りお休みください」
全て済んだから、早々に眠れと言われる。
確かに、処理すべき事はもうない筈だ。
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