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「ご好意には感謝しますが、今すべき論議ではない、と申し上げているんです」
さっさと本題に入れ、と言い立てる。
「少々、気忙しくないか?大らかさも必要だと思うのだが…、分かった分かったもう言わん」
「急ぎなのも確かですしね。大国が全ての元凶なのは、間違いないようです」
「それは、最初から解っていることでは?何か切札を入手したのなら、話は別ですが」
今更な事を申告され、胡乱気な視線を向けて応じれば、渋面になり頭を掻いている。
陛下は横で苦笑を浮かべ、仕方なさそうに肩を竦めていた。
「まさか、朝一でそんな報告に来たので?セイ様でなくても、同じ反応だと思われますよ」
アルフレッドは、どうも此方の味方のようで、肩を持ってくる。
「アルフ、追い討ちをかけるな。ただ、一連の騒動の裏で糸を引いているのが、大国だという確証は入手した」
ニンマリと笑みを浮かべ、してやったりという感じだ。
態と勿体つけていたようだが、いい大人がする事ではないだろうと、冷めた視線を向ける。
「それを先に言って下さい。それで、大国に苦情を訴えられそうですか?」
「生憎と、そこまでの効力はなさそうです。精々、苦言を呈する程度ですね」
要は、核心を突くほどの情報ではないのだろう。
証拠を残さない手法に関しては、感心する他ないが、面倒な真似をしてくれる。
「他国に訴えてみても駄目ですか?」
自国だけで無理なら、他国を巻き込めないかと尋ねたのだが、首を振られてしまう。
「余計な借りを作るのは、お勧めできません。それ以前に、他国は迷惑を被っていませんから、賛同も得られませんよ」
仁道的には、手を貸して貰えないと言うのには、眉を顰めるが、自国の利益が第一だと考えれば、致し方ないのだろう。
「理解は出来ますが…何とも殺伐としたものですね。ところで、大国は何を焦っているのです?」
「焦るとは…どういう事ですか?」
「私を欲しての行動だとしても、度が過ぎるでしょう?年々、明から様な行為になっているのは、それだけ焦っているからですよ」
「此方を軽視しただけとも言えるが、セイ殿の指摘も一理あるか」
言い切れば、陛下は思案顔で、顎を撫で宰相殿に目配せしている。
「分かりました。その辺も含め、再調査ですね?」
「ああ、悪いが頼む。序でに牢の方はどうだ?」
「あの男ですか?相変わらず、人を食った物の言いようですよ。のらりくらりと言い逃れ、証言の信憑性に欠けます」
やはり随分と、手を焼いているようだ。
その途中経過の報告は、どうやって報告しているのか、疑問が湧いてくる。
さっさと本題に入れ、と言い立てる。
「少々、気忙しくないか?大らかさも必要だと思うのだが…、分かった分かったもう言わん」
「急ぎなのも確かですしね。大国が全ての元凶なのは、間違いないようです」
「それは、最初から解っていることでは?何か切札を入手したのなら、話は別ですが」
今更な事を申告され、胡乱気な視線を向けて応じれば、渋面になり頭を掻いている。
陛下は横で苦笑を浮かべ、仕方なさそうに肩を竦めていた。
「まさか、朝一でそんな報告に来たので?セイ様でなくても、同じ反応だと思われますよ」
アルフレッドは、どうも此方の味方のようで、肩を持ってくる。
「アルフ、追い討ちをかけるな。ただ、一連の騒動の裏で糸を引いているのが、大国だという確証は入手した」
ニンマリと笑みを浮かべ、してやったりという感じだ。
態と勿体つけていたようだが、いい大人がする事ではないだろうと、冷めた視線を向ける。
「それを先に言って下さい。それで、大国に苦情を訴えられそうですか?」
「生憎と、そこまでの効力はなさそうです。精々、苦言を呈する程度ですね」
要は、核心を突くほどの情報ではないのだろう。
証拠を残さない手法に関しては、感心する他ないが、面倒な真似をしてくれる。
「他国に訴えてみても駄目ですか?」
自国だけで無理なら、他国を巻き込めないかと尋ねたのだが、首を振られてしまう。
「余計な借りを作るのは、お勧めできません。それ以前に、他国は迷惑を被っていませんから、賛同も得られませんよ」
仁道的には、手を貸して貰えないと言うのには、眉を顰めるが、自国の利益が第一だと考えれば、致し方ないのだろう。
「理解は出来ますが…何とも殺伐としたものですね。ところで、大国は何を焦っているのです?」
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