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採取クエスト、開始!そして終了!
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さて、街の外に出る前に、やっておくべきことがある。それは勿論スキルポイントの振り分けだ。
このまま武器も持たずに街の外に出てみろ。ゴブリンに集団リンチにされる未来が手に取るように見える。
幸い、俺の初期スキルポイントはかなりある。全部で22ポイントあるから、この際全てを使ってしまおう。
「まずはスキルを全部把握しよう」
===
スキルポイント 22pt
特殊スキル 20pt ◆
隠密スキル 10pt
感知スキル 10pt ◆
強化スキル 5pt
盗賊スキル 5pt ◆
風属性魔法 3pt
氷属性魔法 3pt
闇属性魔法 3pt
回復魔法 3pt
===
この中で、特殊スキルは全部見たな。なら、次は感知スキルと盗賊スキルを見てみよう。
===
【感知スキル】 10pt
敵察知
罠感知
危険感知
===
===
【盗賊スキル】 5pt
チェンジ
ロープ
スピードダウン
アタックダウン
ガードダウン
ポイズン
パラライズ
===
うーん……盗賊スキルは名前から大体分かるけど……どうもなぁ……。てか上二つの『チェンジ』と『ロープ』に関してはどういう能力なのか全然分からん。ロープってことは縄……?何かを縛るスキル……?
しばらく悩んだ結果、『隠密』と感知スキルの『敵感知』を習得することにした。多分これが最善だろう。多分。
『敵感知』でなるべく敵と離れながら薬草を採取。敵が接近してきたら『隠密』でやり過ごす。うん、完璧だ。
薬草がある程度採取してお金が貯まってきたらナイフでも買って敵と戦ってみよう。戦うと言っても、『隠密』で隠れて背後からズドンだけど。
「さて、行こうか」
◇◆◇◆◇
結論から言うと、まぁ暇だった。
モンスターの姿すら見えなかったし、なんなら『敵感知』に反応すらしなかった。それでも警戒は緩めなかった。警戒を解いたら即死亡すると思いながらひたすら薬草を採取し続けた。
「警戒……するまでも無かったな……」
いや、油断は良くない。もしかしたら今日はたまたまモンスターと出会わなかったのかもしれない。今日はとりあえず無事に帰って来れたことに感謝しよう。
ありがとう神様。出来れば地球に返してくれれば助かります。
「はい、薬草が100束で1万アルトですね。手数料の借金のこともあるので、9890アルトになります」
「ありがとうございます」
なんだろう、一気に小金持ちになった気分だ。
「助かりました。冒険者は皆血の気の多い方が多くて……採取クエストを受けてくれる人って中々いないんですよね……」
なるほど……道理で報酬が高いと思ったが……そういうことか……。需要と供給が釣り合ってないんだね。
「いえいえ、こちらこそ助かりました。 モンスターとの戦闘経験が乏しくて……まだちょっと怖いんですよね」
「そうなんですか? ここら辺はモンスターも弱いですし、草原の上で寝てでもない限りは死ぬことなんてないと思いますよ?」
「そうなんですか……。なら明日にでも討伐クエストを受けてみようと思いますよ」
「そうですか、頑張ってくださいね!」
「はい」
明日のクエストが決まったところで、買い物でもしに行こう。討伐クエストを受けると決まったからには武器を買いに行かなければ。
このまま武器も持たずに街の外に出てみろ。ゴブリンに集団リンチにされる未来が手に取るように見える。
幸い、俺の初期スキルポイントはかなりある。全部で22ポイントあるから、この際全てを使ってしまおう。
「まずはスキルを全部把握しよう」
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スキルポイント 22pt
特殊スキル 20pt ◆
隠密スキル 10pt
感知スキル 10pt ◆
強化スキル 5pt
盗賊スキル 5pt ◆
風属性魔法 3pt
氷属性魔法 3pt
闇属性魔法 3pt
回復魔法 3pt
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この中で、特殊スキルは全部見たな。なら、次は感知スキルと盗賊スキルを見てみよう。
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【感知スキル】 10pt
敵察知
罠感知
危険感知
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【盗賊スキル】 5pt
チェンジ
ロープ
スピードダウン
アタックダウン
ガードダウン
ポイズン
パラライズ
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うーん……盗賊スキルは名前から大体分かるけど……どうもなぁ……。てか上二つの『チェンジ』と『ロープ』に関してはどういう能力なのか全然分からん。ロープってことは縄……?何かを縛るスキル……?
しばらく悩んだ結果、『隠密』と感知スキルの『敵感知』を習得することにした。多分これが最善だろう。多分。
『敵感知』でなるべく敵と離れながら薬草を採取。敵が接近してきたら『隠密』でやり過ごす。うん、完璧だ。
薬草がある程度採取してお金が貯まってきたらナイフでも買って敵と戦ってみよう。戦うと言っても、『隠密』で隠れて背後からズドンだけど。
「さて、行こうか」
◇◆◇◆◇
結論から言うと、まぁ暇だった。
モンスターの姿すら見えなかったし、なんなら『敵感知』に反応すらしなかった。それでも警戒は緩めなかった。警戒を解いたら即死亡すると思いながらひたすら薬草を採取し続けた。
「警戒……するまでも無かったな……」
いや、油断は良くない。もしかしたら今日はたまたまモンスターと出会わなかったのかもしれない。今日はとりあえず無事に帰って来れたことに感謝しよう。
ありがとう神様。出来れば地球に返してくれれば助かります。
「はい、薬草が100束で1万アルトですね。手数料の借金のこともあるので、9890アルトになります」
「ありがとうございます」
なんだろう、一気に小金持ちになった気分だ。
「助かりました。冒険者は皆血の気の多い方が多くて……採取クエストを受けてくれる人って中々いないんですよね……」
なるほど……道理で報酬が高いと思ったが……そういうことか……。需要と供給が釣り合ってないんだね。
「いえいえ、こちらこそ助かりました。 モンスターとの戦闘経験が乏しくて……まだちょっと怖いんですよね」
「そうなんですか? ここら辺はモンスターも弱いですし、草原の上で寝てでもない限りは死ぬことなんてないと思いますよ?」
「そうなんですか……。なら明日にでも討伐クエストを受けてみようと思いますよ」
「そうですか、頑張ってくださいね!」
「はい」
明日のクエストが決まったところで、買い物でもしに行こう。討伐クエストを受けると決まったからには武器を買いに行かなければ。
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