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ジンスの本音③
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「おいおい!ここがアテクの城かぁ?俺達の野良の魔族集団『グルテッド』が、この城を乗っとらせてもらうぜぇ!」
あぁ、暇だなお思いながら、少しずつジンスさんと親睦を深めていた矢先、時と場所を選ばない世紀末風の魔族集団がやってきた。肩にとげとげのついた魔族もいるんだな。
「ジンスさん。こういう輩も来たりするんですか?」
「あぁ、魔族は温厚な者が多いといっても、一部ではこういう魔王軍への反対集団というか成り代わってやろうという、荒くれ者の集団がいるからねぇ。こういう集団も時々来たりするよ。ただ、わざわざ城の中に通してアテク様に相手させるわけにもいかないから。僕たち門番が、一蹴しないといけないんだ。今日は実戦の仕事も一緒にできそうでよかったよ」
「なぁにをごちゃごちゃ言ってやがるんだ?とっとと門を開けて、アテクのところまで案内しやがれ!穏便にしてやろうと思ったのに、お前らからぶち殺すぞ!!」
グルテッドの奴らが、剣や斧を構えてイヤらしくニヤニヤ笑い始める。
「リョウト君、君の実力見せてくれるかい?3人ほど、君に任せたよ」
グルテッドの人数は、10人ほど、きっとジンスさんほどの実力なら一瞬で一蹴してしまうだろう。それでも、3人任されたということは、俺の実力を知りたいということ。
俺は、集団の右側にいる3人を制圧しようと、剣を構える。
ジンスさんは、残りを制圧するため、剣を構える。
ジンスさんの剣は2メートルはあろう大剣。あの細身の体のどこにこの剣を扱える力があるのかわからないが、剣を構えたジンスさんに隙がまるで感じられない。
「あの大剣の迫力にビビる必要なんてねぇ!あの細身であんなもん振り回せるわけねぇんだからな!むこうさんは俺らにやられる気満々だ!行くぞ!
!野郎ども!」
『おぉー!!!』
グルテッドの10人が俺達に突進してきた。
あぁ、暇だなお思いながら、少しずつジンスさんと親睦を深めていた矢先、時と場所を選ばない世紀末風の魔族集団がやってきた。肩にとげとげのついた魔族もいるんだな。
「ジンスさん。こういう輩も来たりするんですか?」
「あぁ、魔族は温厚な者が多いといっても、一部ではこういう魔王軍への反対集団というか成り代わってやろうという、荒くれ者の集団がいるからねぇ。こういう集団も時々来たりするよ。ただ、わざわざ城の中に通してアテク様に相手させるわけにもいかないから。僕たち門番が、一蹴しないといけないんだ。今日は実戦の仕事も一緒にできそうでよかったよ」
「なぁにをごちゃごちゃ言ってやがるんだ?とっとと門を開けて、アテクのところまで案内しやがれ!穏便にしてやろうと思ったのに、お前らからぶち殺すぞ!!」
グルテッドの奴らが、剣や斧を構えてイヤらしくニヤニヤ笑い始める。
「リョウト君、君の実力見せてくれるかい?3人ほど、君に任せたよ」
グルテッドの人数は、10人ほど、きっとジンスさんほどの実力なら一瞬で一蹴してしまうだろう。それでも、3人任されたということは、俺の実力を知りたいということ。
俺は、集団の右側にいる3人を制圧しようと、剣を構える。
ジンスさんは、残りを制圧するため、剣を構える。
ジンスさんの剣は2メートルはあろう大剣。あの細身の体のどこにこの剣を扱える力があるのかわからないが、剣を構えたジンスさんに隙がまるで感じられない。
「あの大剣の迫力にビビる必要なんてねぇ!あの細身であんなもん振り回せるわけねぇんだからな!むこうさんは俺らにやられる気満々だ!行くぞ!
!野郎ども!」
『おぉー!!!』
グルテッドの10人が俺達に突進してきた。
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