人間よりも魔族の方が待遇が良さそうだったので魔王へのスカウトを受けようと思います

ジミー凌我

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プロローグ②

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ギルドで冒険者登録した翌日、なぜか俺は王都を出てとなり町へと向かっていた。

「えーと、マドカさん!大変です!あなた勇者です!しかもこのステータス、、歴代の勇者と職される方たちの中でもダントツで高パロメータです!勇者は100万人に1人の逸材。この世界にも5人といない最強の冒険者ですよ!」
 おねえさんが急に声荒げてわめき散らす。

 と、まぁそんなことがあり。
 気づけば王都をあげての新勇者誕生のパレード、お城でのパーティ、勇者の剣を王様からの授与。いろんな人から話しかけられ、いろんな人に取引をけしかけられ。
 疲れた俺は、とりあえずお城のお金を少しだけ拝借して、代わりにギルドで剝ぎ取った雑魚の防具と勇者の剣というやつを返して、王都を出た。
 ていうかあれか、ニートだった俺が言うのもなんだが、人間本当に愚かだな。話しかけてくるやつの内容が殆ど、魔王を倒したら金がどうやら、王都での暮らしがどうやら、その後の地位がなんやら。
 俺はだらだら出来ればいいのに、そこそこのお金を稼いで、なんならお金も稼がずにのんびり暮らしたいだけなのに。一気にテンションだだ下がりですわ。なんかギルドでヨイショされてからやる気も何もないですわ。人のためじゃなくて、自分のために働かせてくださいよ。全く。
 もう王都には戻りたくないのだが、日銭はせめて稼がないと生きていけない。お金を拝借したといっても、2、3日宿に泊まれるかどうかのお金だし。

 てなわけで、今はとなり町に向かっている最中だ。にしても、故郷から出てから今の今まで下級の魔物みたいなのは何体かいたけど、わるさをしてるわけじゃないみたいだし、何より俺を見たらすぐに逃げるし。勇者いらないんじゃね?なーんか、ダメじゃね?冒険者って職業。もしかしてブラックなんじゃね?
 まぁそれはおいおい調べるとして。
 今向かってる街はトーナル。

 持ち物はお金、ナイフ、ランプ。
 武器、拳。
 職業、勇者→放浪者
 ステータス及びレベル 数値化不可
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