ヤンデレ彼女に刺し殺されたと思ったら異世界に一緒に転生しちゃってた件

ジミー凌我

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プロローグ②

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  事の始まりは…というような前置きなんていらない、いつも通りの朝から始まった。  
  僕と要は、いつものように一緒に起きて、僕が2人分のトーストとサラダと牛乳を準備して、一緒に食べて、顔を洗って、歯磨きをして、テレビを見て最近は物騒だねーなんて、よくある会話をして、そろそろデートしに行こうかってなったから、外出の準備をして、近くのショッピングモールへ行った。
  あ、安心して欲しい。僕達は健全な同じ高校に通う高校生だ。
  つまり今日は、火曜日である。
  学校には、あまり行っていない。
  まぁ、それはそれで置いておいて。
  ショッピングモールについて、いろんなお店を回ってみることになった。
「ねぇねぇ!リュウガ!これどうかな?私に似合うかな?」
  アクセサリーショップを見ている時、小さいうさぎのシルエットが彫られたヘアピンを僕に見せて、要は僕に聞いてくる。
  僕はうんうん頷いて。
「うん!要にすっごく似合うと思うよ!そうだ、今日ここに来た記念に買ってくるよ!ちょっと待ってて」
「本当!?ありがとう!!」
  喜び飛び跳ねる要の頭を撫でて、僕はアクセサリー
ショップのレジに向かう。
  レジまで向かうと、さっきまでの僕達の一部始終を見ていたのだろう。レジの店員さんが微笑ましそうな顔で、レジ打ちをしながら話しかけてきた。
「彼女さんにプレゼントですか?優しいですね。ふふ…彼女さんすごく喜んでましたね!」
  僕は、少し照れながら、お会計を済ませ、ありがとうございますと言って、要のところへ戻った。
  さっそく袋からヘアピンを取り出し、要の髪に着ける。
  要はえへへと笑顔で笑ってくれた。
  アクセサリーショップを出て、すぐ要がハッとして。
「ちょっと忘れ物しちゃったから、お店の中見てくるね!すぐ戻ってくるから本屋さんでも行って待っててー!」
  走って店内に戻ってしまった。
  仕方ないので、2個隣の本屋さんに入り適当なライトノベルの本の背表紙のあらすじを読みながら時間を潰す。
「ごめん!リュウガ!あったよー」
  へぇへぇ言いながら、走って戻ってくる要。額の汗を拭う仕草も舌を出して疲れたことを表現してくる仕草も可愛い。
「ハハハ。店の外に椅子があったから座って少し休もうか」
  そう言って、要の手を引いて本屋の前にある椅子に座る。
  要は体を近づけて座ったので、鞄から持ってきていたペットボトルのお茶を取り出し要に渡す。
「えへへ、ありがとうリュウガ!」
  コクコクとお茶を飲む要に癒される。
「そういえば、リュウガさぁ。さっき、アクセサリーショップの店員さんとなに笑顔で話してたの?」
  あ、やばい。
  僕の後ろ姿が影になって、店員さんの笑顔は見えてないと思ってたのに。
「ねぇ、なんで?リュウガがなんで私以外の女の子と話して女の子が笑顔になるの?ねぇ?なんで?リュウ
ガがまた変に優しくしたんでしょ?リュウガはかっこいいんだから、相手に期待なんて持たせちゃダメじゃない。いつもいっているじゃない。ねぇ!なんで!」
  要は幼少期にあったことの影響か、僕を大好きでいてくれる反面、僕のことで不安になると過度に思い込み僕を攻めたてる。僕に依存している。幼少期の体験
については、まだ聞いたことがない。聞く気もない。
  ただ、僕も要に依存している。理由はまだ言えない
けど。
  だからこそ、何があっても僕は要を愛している。
  たとえ、日常的に要が僕を暴力で痛めつけ続けていたとしても。
  一通り僕へ暴言を捲し立て終え、一呼吸取ろうとし
ている要へ伝える。
「要、僕は要だけを愛しているよ。大好きだよ。何があっても、何をされても」
 要は僕の顔面を思いっきりグーで殴る。
「分かってる。分かってるよ。でも、リュウガが他の女の子と楽しそうに話しているのを見ていると、私すごく不安になるの。私には、リュウガしかいないの」
  そう言って、要は僕に抱きつく。
  僕は要を力いっぱい抱きしめる。
  これが僕達の普通の日常。
  僕は要を誰より愛してる。要も僕を愛してる。
  でも、事件、いや要の愛の大きさゆえに起こった悲劇はこの後すぐに起こった。







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