2 / 4
プロローグ②
しおりを挟む
事の始まりは…というような前置きなんていらない、いつも通りの朝から始まった。
僕と要は、いつものように一緒に起きて、僕が2人分のトーストとサラダと牛乳を準備して、一緒に食べて、顔を洗って、歯磨きをして、テレビを見て最近は物騒だねーなんて、よくある会話をして、そろそろデートしに行こうかってなったから、外出の準備をして、近くのショッピングモールへ行った。
あ、安心して欲しい。僕達は健全な同じ高校に通う高校生だ。
つまり今日は、火曜日である。
学校には、あまり行っていない。
まぁ、それはそれで置いておいて。
ショッピングモールについて、いろんなお店を回ってみることになった。
「ねぇねぇ!リュウガ!これどうかな?私に似合うかな?」
アクセサリーショップを見ている時、小さいうさぎのシルエットが彫られたヘアピンを僕に見せて、要は僕に聞いてくる。
僕はうんうん頷いて。
「うん!要にすっごく似合うと思うよ!そうだ、今日ここに来た記念に買ってくるよ!ちょっと待ってて」
「本当!?ありがとう!!」
喜び飛び跳ねる要の頭を撫でて、僕はアクセサリー
ショップのレジに向かう。
レジまで向かうと、さっきまでの僕達の一部始終を見ていたのだろう。レジの店員さんが微笑ましそうな顔で、レジ打ちをしながら話しかけてきた。
「彼女さんにプレゼントですか?優しいですね。ふふ…彼女さんすごく喜んでましたね!」
僕は、少し照れながら、お会計を済ませ、ありがとうございますと言って、要のところへ戻った。
さっそく袋からヘアピンを取り出し、要の髪に着ける。
要はえへへと笑顔で笑ってくれた。
アクセサリーショップを出て、すぐ要がハッとして。
「ちょっと忘れ物しちゃったから、お店の中見てくるね!すぐ戻ってくるから本屋さんでも行って待っててー!」
走って店内に戻ってしまった。
仕方ないので、2個隣の本屋さんに入り適当なライトノベルの本の背表紙のあらすじを読みながら時間を潰す。
「ごめん!リュウガ!あったよー」
へぇへぇ言いながら、走って戻ってくる要。額の汗を拭う仕草も舌を出して疲れたことを表現してくる仕草も可愛い。
「ハハハ。店の外に椅子があったから座って少し休もうか」
そう言って、要の手を引いて本屋の前にある椅子に座る。
要は体を近づけて座ったので、鞄から持ってきていたペットボトルのお茶を取り出し要に渡す。
「えへへ、ありがとうリュウガ!」
コクコクとお茶を飲む要に癒される。
「そういえば、リュウガさぁ。さっき、アクセサリーショップの店員さんとなに笑顔で話してたの?」
あ、やばい。
僕の後ろ姿が影になって、店員さんの笑顔は見えてないと思ってたのに。
「ねぇ、なんで?リュウガがなんで私以外の女の子と話して女の子が笑顔になるの?ねぇ?なんで?リュウ
ガがまた変に優しくしたんでしょ?リュウガはかっこいいんだから、相手に期待なんて持たせちゃダメじゃない。いつもいっているじゃない。ねぇ!なんで!」
要は幼少期にあったことの影響か、僕を大好きでいてくれる反面、僕のことで不安になると過度に思い込み僕を攻めたてる。僕に依存している。幼少期の体験
については、まだ聞いたことがない。聞く気もない。
ただ、僕も要に依存している。理由はまだ言えない
けど。
だからこそ、何があっても僕は要を愛している。
たとえ、日常的に要が僕を暴力で痛めつけ続けていたとしても。
一通り僕へ暴言を捲し立て終え、一呼吸取ろうとし
ている要へ伝える。
「要、僕は要だけを愛しているよ。大好きだよ。何があっても、何をされても」
要は僕の顔面を思いっきりグーで殴る。
「分かってる。分かってるよ。でも、リュウガが他の女の子と楽しそうに話しているのを見ていると、私すごく不安になるの。私には、リュウガしかいないの」
そう言って、要は僕に抱きつく。
僕は要を力いっぱい抱きしめる。
これが僕達の普通の日常。
僕は要を誰より愛してる。要も僕を愛してる。
でも、事件、いや要の愛の大きさゆえに起こった悲劇はこの後すぐに起こった。
僕と要は、いつものように一緒に起きて、僕が2人分のトーストとサラダと牛乳を準備して、一緒に食べて、顔を洗って、歯磨きをして、テレビを見て最近は物騒だねーなんて、よくある会話をして、そろそろデートしに行こうかってなったから、外出の準備をして、近くのショッピングモールへ行った。
あ、安心して欲しい。僕達は健全な同じ高校に通う高校生だ。
つまり今日は、火曜日である。
学校には、あまり行っていない。
まぁ、それはそれで置いておいて。
ショッピングモールについて、いろんなお店を回ってみることになった。
「ねぇねぇ!リュウガ!これどうかな?私に似合うかな?」
アクセサリーショップを見ている時、小さいうさぎのシルエットが彫られたヘアピンを僕に見せて、要は僕に聞いてくる。
僕はうんうん頷いて。
「うん!要にすっごく似合うと思うよ!そうだ、今日ここに来た記念に買ってくるよ!ちょっと待ってて」
「本当!?ありがとう!!」
喜び飛び跳ねる要の頭を撫でて、僕はアクセサリー
ショップのレジに向かう。
レジまで向かうと、さっきまでの僕達の一部始終を見ていたのだろう。レジの店員さんが微笑ましそうな顔で、レジ打ちをしながら話しかけてきた。
「彼女さんにプレゼントですか?優しいですね。ふふ…彼女さんすごく喜んでましたね!」
僕は、少し照れながら、お会計を済ませ、ありがとうございますと言って、要のところへ戻った。
さっそく袋からヘアピンを取り出し、要の髪に着ける。
要はえへへと笑顔で笑ってくれた。
アクセサリーショップを出て、すぐ要がハッとして。
「ちょっと忘れ物しちゃったから、お店の中見てくるね!すぐ戻ってくるから本屋さんでも行って待っててー!」
走って店内に戻ってしまった。
仕方ないので、2個隣の本屋さんに入り適当なライトノベルの本の背表紙のあらすじを読みながら時間を潰す。
「ごめん!リュウガ!あったよー」
へぇへぇ言いながら、走って戻ってくる要。額の汗を拭う仕草も舌を出して疲れたことを表現してくる仕草も可愛い。
「ハハハ。店の外に椅子があったから座って少し休もうか」
そう言って、要の手を引いて本屋の前にある椅子に座る。
要は体を近づけて座ったので、鞄から持ってきていたペットボトルのお茶を取り出し要に渡す。
「えへへ、ありがとうリュウガ!」
コクコクとお茶を飲む要に癒される。
「そういえば、リュウガさぁ。さっき、アクセサリーショップの店員さんとなに笑顔で話してたの?」
あ、やばい。
僕の後ろ姿が影になって、店員さんの笑顔は見えてないと思ってたのに。
「ねぇ、なんで?リュウガがなんで私以外の女の子と話して女の子が笑顔になるの?ねぇ?なんで?リュウ
ガがまた変に優しくしたんでしょ?リュウガはかっこいいんだから、相手に期待なんて持たせちゃダメじゃない。いつもいっているじゃない。ねぇ!なんで!」
要は幼少期にあったことの影響か、僕を大好きでいてくれる反面、僕のことで不安になると過度に思い込み僕を攻めたてる。僕に依存している。幼少期の体験
については、まだ聞いたことがない。聞く気もない。
ただ、僕も要に依存している。理由はまだ言えない
けど。
だからこそ、何があっても僕は要を愛している。
たとえ、日常的に要が僕を暴力で痛めつけ続けていたとしても。
一通り僕へ暴言を捲し立て終え、一呼吸取ろうとし
ている要へ伝える。
「要、僕は要だけを愛しているよ。大好きだよ。何があっても、何をされても」
要は僕の顔面を思いっきりグーで殴る。
「分かってる。分かってるよ。でも、リュウガが他の女の子と楽しそうに話しているのを見ていると、私すごく不安になるの。私には、リュウガしかいないの」
そう言って、要は僕に抱きつく。
僕は要を力いっぱい抱きしめる。
これが僕達の普通の日常。
僕は要を誰より愛してる。要も僕を愛してる。
でも、事件、いや要の愛の大きさゆえに起こった悲劇はこの後すぐに起こった。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる