スライム2体しかテイムできませんでした。

ジミー凌我

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プロローグ

プロローグ④

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 グリーンスライムを無事にテイムすることが出来た僕は、このスライムに名前を付けることにした。
 グリーンスライム……グリーンライム……グラム…。
「よし!君の名前は『グラム』だ!よろしくグラム!」
 グラムは嬉しそうに僕へポヨンッポヨンッと嬉しそうに体当たりしてくる。よしよし、いい名前を付けることが出来て満足だ。
 上機嫌なグラムを連れて、僕は近くにあるという町のありそうな方へ歩いた。
 道中、グラム以外のスライムに会うこともなく、町へ着くことが出来た。町には入口があり、門番のような人がいる。
「お前変わった服だな。どこから来た?」
 えーっと、こういう時はあんまり正直に答えない方がいいよな?
「えーっっと……このスライムと一緒に旅をしておりまして、近くに町があると聞いてきました。ここはなんていう町なんですか?」
「なるほど…。旅の者か。連れているのも珍しいスライムだが、スライムだしいいだろう」
 おぉ、うまくいったみたいだ。やはり、地球から来たとか言わなくてよかった。
「ありがとうございます。あ…。一つ聞いてみたいんですけど、旅をしていて、今一文無しなんですが、それでも止まれたり、ごはん食べれたり出来るところはありますか?」
「あぁ、それなら冒険者ギルドに行ってみるといい。ギルドに行って、冒険者に登録すれば、ランクによって泊まれる宿や提供されるごはんがあったりするから。もしギルドに行くならこの門をくぐってまっすぐ行けばすぐにわかるよ」
 門番の方は、にっこりと笑って教えてくれる。優しいお兄さんだ。この世界に来て初めて会う人が優しい人でよかった。ちょっと安心した。
「ありがとうございます!」
 そう言ってから、僕とグラムは町へ入った。
 しばらくまっすぐ歩くと確かにわかりやすくギルドがあり、ためらいなくドアを開けて中に入った。
 ギルドの中は屈強そうな男の人や強そうな女の人が何人もいて、僕が入ってきたことに気が付いて、こっちを見てくる人たちも何人かいた。
 僕の服が浮いているかと思ったが、みんな冒険者なのかいろんな装備の人がいてあまり目立つことはなかった。
 グラムを見てひそひそと笑う感じの悪い人たちもいたが、気にせず受付らしきところへ向かった。
「あ、あの!ここに来る初めてなんですが、冒険者に登録したいと思っていて、えーっと、よろしくお願いします!

 受付まで行くとギルドの受付の人が、すごくかわいくて思わず声がうわずってしまう。僕と同い年くらいだろうか。赤い髪のショートカットで垂れた目が印象的な元の世界では見たことないようなタイプのかわいさだ。
「うふふ…。そうよ。ここで登録することが出来るわ。初めまして、私はこのギルドで受付をしているセレナというのあなたの名前は?」
 笑われてしまい、恥ずかしくなって少し下を向いてしまう。
「あ、はい!僕の名前はセンタって言います。このスライムはグリーンスライムのグラムです!」
「センタ君にグラムちゃんね。よろしく。それで冒険者に登録するのよね。じゃあ、この紙を舐めてくれる?この紙は測定紙といって、人の唾液を付けるとその人の冒険者としての適性やステータス…いわゆる強さを測ることができるの」
 僕は渡された紙を手に取り、不安と期待を込めて舐めた。
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