スライム2体しかテイムできませんでした。

ジミー凌我

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プロローグ

プロローグ⑥

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「あ、あの?魔法の適性がCっていうのは?それに魔法使える人って少ないんですか?」
 それについてもセレナさんは苦笑しながら答えてくれる。
「えっと……。魔法についてなのですが、テイマーが主流になった現代、魔法を使う人が少なくなり、それに従い魔法適性が高い人間もいなくなっていったのです…。なので基本的な冒険者の方は魔法適性はEランクで、剣などの武器を使ってテイムした魔物とともに戦う人が多いです。なので、魔法が使える可能性のあるセンタ君はすごく珍しいからすごいことですよ!」
「えっ…。使える可能性があるってどういうことですか?Cランクもあればいろんな魔法がすでに使えるのでは?」
 今日ここに来てから、セレナさんの困った顔を見る比率が明らかに高い気がする。セレナさんはまた困った顔をしている。
「え……まぁ、それは……。そんなことは…ないのですが、やはり魔法を使うにしてもどんな魔法を使えるか知っておく必要があり、そのためにはすでに魔法を使えるものから教えを乞う必要がありまして。魔法を使えて、それがしかも水属性というとこの街には1人しかいないのですよ。他の属性の方なら、何人もいるのですが、水属性は結構珍しくて、つまりセンタ君は……。冒険者としては…とても困難な道のりになるということです…」
 なるほどなるほど、でも…それって、その人から魔法を教えてもらえれば、まだまだ冒険者としても道があるってことだよね。
「…。セレナさん!ありがとうございます!それで、その水魔法を使える魔法使いさんがどこにいるか教えてもらってもいいですか?」
「え……ええ!いいですよ。この地図の……ここに家がありまして…。そのここを曲がって…。」
 セレナさんが地図を出して教えてくれる。その地図もついでにくれた。
 僕がセレナさんにお礼を言って、ギルドを出ようとすると、それを阻む影があった。
 さっきから感じの悪そうにこっちを見てニヤニヤしていた連中だ。
「おい!新人くーん。ちょっと待ちなよ。そんな逃がすことができないザコ魔物と一緒に冒険者ごっこでもしに行くのか?ワハハハハハハハ。俺たちが冒険者ごっこの相手でもしてあげましょうかー?ワハハハ!」
 連れの冒険者とバカにしながらグラムを足で小突いている。
 俺は、それを蹴り払い。
「盗み聞きなんて、品が悪いですね。それにグラムはザコじゃないです。少なくとも俺の相棒なので。そこ通してください」
 しかし、感じの悪い連中はどいてくれない。
 よく見ると、防具はボロいが武器は強そうな剣や槍を装備している。テイムしているであろう魔物は連れていないみたいだ。
 すると、リーダーのような奴が。
「チッ!スカしてんじゃねえよ!ザコどもが!」
 そういって、グラムを踏み潰す。グラムがムギュウッと靴の裏でつぶされる。
「おい!てめぇ俺のグラムに何をしやがる!!!」
 そういって、殴りかかろうとしたところ。
 バン!!
 ギルドの入り口で誰かが壁を思い切り叩き、大きな音がした。
 その音と音を出した人の正体に驚いたようにリーダーのような男はグラムから足をどけた。
「大丈夫か!グラム!」
 急いでかがんでグラムを抱きしめるが、どうやら何ともないようだ。半液状体なのでダメージはなさそうだった。
 グラムの無事を確認して、僕も固まったガラの悪い連中たちが見ている音の正体を見た。
 さっきまではいなかったはずだけど。僕たちがギルドの入口にいるのにいつのまにここに現れたんだろう。
 すると、その音を出した正体である。緑髪のポニーテールの20代くらいのきれいな女性が口を開いた。
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