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俺と明日香のやらかしと作戦1失敗
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結局買ったのはヒデが選んだ白いワンピースタイプの水着だった。
俺にビキニはまだ早いと思うから、すまんな明日香。あと雄人のスクール水着は論外な。どっから見つけてくるんだよ。怖すぎだろ、マジで。
その後、明日香の水着をみんなで選ぼうとしたのだが、明日香は頑なに自分で選ぶと言っていた。俺の作戦が壊されたぞ、おい。
明日香よ、なぜ今日に限って丸め込まれないんだお前は。
とにかく理由を聞いてみようと、俺は明日香に耳打ちしようとして背が足りなかったので、屈むようにジェスチャーして耳に顔を近づけた。
(なんでそんなに自分で選びたいんだよ?)
(い、いやー。特に理由は……。)
(雄人の好みの水着とか、この機会に知れるかも知れないだろ?)
(えっ、べ、別に雄人は、関係ないんじゃ……。)
(いや、お前が雄人のこと好きなの知ってるから。)
「えぇ!?」
(ちょっ、声でかい!)
明日香は顔から火が出そうなほど赤くして、声を上げた。
その声を聞いて雄人が少し怪訝そうな顔をした。
「皐月、明日香はどうかしたのか?」
「い、いやー、なんでもない、なんでもないって。ちょっとどんな水着を選ぶのかこっそり聞いただけだからさ!」
「オレたちとは別で買うってことの意味、ちゃんと分かってるのかなぁ……。恥ずかしいんだよ、明日香だって。同性が一人もいないからな。」
「おー、お前は俺にスクール水着ばっかり持ってきたくせに、都合のいいときだけ男扱いするのか。」
「でも元男なんだから、デリカシーは持とうな?」
元男とデリカシーを持つことってイコールなのか?年齢=彼女いない歴のせいで分かんないだけど、そういうものなのか?
いや、今はそんなことはどうでもいいな。それより明日香優先だな。当の本人は顔を下に向けて、プルプルしているけど。よく見たら顔も赤くなっているし、そんなに恥ずかしかったんだろうか?だとしたら悪いことをしてしまったんじゃ……?
俺がやってしまったことを後悔して顔を青くしていると、明日香は赤くなっていて煙が出ている顔を勢いよく上げると、大声で言い放った。
「雄人はどんな水着が好きなの!!」
「「「ッ!?」」」
「え?え?」
「……あぁ、そっちか……。」
「あ……。」
明日香の言葉に周りの客たちは一斉にこちらを向き、雄人は突然の出来事に混乱してしまいキョロキョロとしている。当の本人は「やっちゃった……。」と言いたげな顔で今頃手で口を抑えている。しかし俺は周りとは違い、冷静になった上で理解した。
なんてことはない。明日香はただ、雄人に好みの水着を聞くっていう単純なことで恥ずかしがって顔を赤くしていただけだったんだ。そして恥ずかしすぎて頭がショートして、つい大声で聞いてしまったわけだ。
後先考えていない……というより、とっさに身体が動いてしまうところは、昔から変わらないな。
注目を浴びてしまった俺たちは、居心地が悪くなり水着を買うとすぐに店を出た。
……あっ!?結局、俺の作戦失敗してるじゃん!?
俺にビキニはまだ早いと思うから、すまんな明日香。あと雄人のスクール水着は論外な。どっから見つけてくるんだよ。怖すぎだろ、マジで。
その後、明日香の水着をみんなで選ぼうとしたのだが、明日香は頑なに自分で選ぶと言っていた。俺の作戦が壊されたぞ、おい。
明日香よ、なぜ今日に限って丸め込まれないんだお前は。
とにかく理由を聞いてみようと、俺は明日香に耳打ちしようとして背が足りなかったので、屈むようにジェスチャーして耳に顔を近づけた。
(なんでそんなに自分で選びたいんだよ?)
(い、いやー。特に理由は……。)
(雄人の好みの水着とか、この機会に知れるかも知れないだろ?)
(えっ、べ、別に雄人は、関係ないんじゃ……。)
(いや、お前が雄人のこと好きなの知ってるから。)
「えぇ!?」
(ちょっ、声でかい!)
明日香は顔から火が出そうなほど赤くして、声を上げた。
その声を聞いて雄人が少し怪訝そうな顔をした。
「皐月、明日香はどうかしたのか?」
「い、いやー、なんでもない、なんでもないって。ちょっとどんな水着を選ぶのかこっそり聞いただけだからさ!」
「オレたちとは別で買うってことの意味、ちゃんと分かってるのかなぁ……。恥ずかしいんだよ、明日香だって。同性が一人もいないからな。」
「おー、お前は俺にスクール水着ばっかり持ってきたくせに、都合のいいときだけ男扱いするのか。」
「でも元男なんだから、デリカシーは持とうな?」
元男とデリカシーを持つことってイコールなのか?年齢=彼女いない歴のせいで分かんないだけど、そういうものなのか?
いや、今はそんなことはどうでもいいな。それより明日香優先だな。当の本人は顔を下に向けて、プルプルしているけど。よく見たら顔も赤くなっているし、そんなに恥ずかしかったんだろうか?だとしたら悪いことをしてしまったんじゃ……?
俺がやってしまったことを後悔して顔を青くしていると、明日香は赤くなっていて煙が出ている顔を勢いよく上げると、大声で言い放った。
「雄人はどんな水着が好きなの!!」
「「「ッ!?」」」
「え?え?」
「……あぁ、そっちか……。」
「あ……。」
明日香の言葉に周りの客たちは一斉にこちらを向き、雄人は突然の出来事に混乱してしまいキョロキョロとしている。当の本人は「やっちゃった……。」と言いたげな顔で今頃手で口を抑えている。しかし俺は周りとは違い、冷静になった上で理解した。
なんてことはない。明日香はただ、雄人に好みの水着を聞くっていう単純なことで恥ずかしがって顔を赤くしていただけだったんだ。そして恥ずかしすぎて頭がショートして、つい大声で聞いてしまったわけだ。
後先考えていない……というより、とっさに身体が動いてしまうところは、昔から変わらないな。
注目を浴びてしまった俺たちは、居心地が悪くなり水着を買うとすぐに店を出た。
……あっ!?結局、俺の作戦失敗してるじゃん!?
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