転生転移転禍為福〜こんなクソゲー作るんじゃなかった⁈〜

やた

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【R18】♯75 自責と他責と羞恥心【ビタロ編】

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目を開くと…

ぼやける視界に映る見慣れない天井…

というか、天蓋付きベッドの天井?が目前に広がった。


あれ…
ここどこだ…?


ぼんやりとする頭でそんなことを考えながらぼやける視界が鮮明になるまで何度か瞬きをしてみる。


するとだんだんとはっきりしてくる視界に入ってくる情報で、ここがルディの部屋であるということはすぐに理解した。

そして部屋の中には私以外誰もいないようだった。



あ…れ…?

私なんでルディの部屋で1人で寝てるんだ…?


なんだか嫌な予感がして起きあがろうとすると。

「ん゛ぉぉおおお…」

頭が痛すぎて私は呻き声を上げた。



な…なんだこれ…

あぁ…

この感覚久しいぞ…?

あれだあれ…

二日酔いみたいなかんじだ…

ぎ…ぎもぢわる…


しんどいけど状況を把握しなければと思い、吐き気を堪えてもそもそと上半身を起こそうとすると。


「ぐぉおおお?!」


今度は腰が痛すぎてまた悲鳴を上げた。


そしてすぐさまピンときた。



この痛みは完全にアレだ。

絶対事後のアレだ。



しかも自分の下半身…というか、主に子宮あたりが重だるい感じがして、完全に嫌な予感が的中してるわと思い、歯を食いしばって起き上がり自身のソコに目をやると…


起き上がった拍子に腹筋に力が入ったせいか、ぷぴゅっと恥ずかしい音を立て泡立った白濁液がこぽっと溢れ出た。

ソレが自身のソコに伝い流れ落ちる感覚に、ゾワっとしてビクッと腰を震わす。



な?!

ただ垂れただけなのにめっちゃ変な感じした?!

なにこれ?!

しかも中出しされてんじゃん!!!

なんてこった…



とりあえず自分の状況を把握できたので、全身に軽く回復系の魔法をかけていく。

すると頭痛と腰痛が軽減されて頭が鮮明になってきたので、もう少し情報を集めようとキョロキョロと辺りを見渡して自分の周りを確認してみると、シーツはまるでバケツでもひっくり返したんじゃないかというくらいビチャビチャで、その上には使用済み避妊具が大量に散乱していた。

「ひぃ?!」

私は思わず小さく悲鳴を上げた。

ひ…どい惨状だ…

ひどい惨状…だけど…

あぁ…
この惨状をみたらだんだん思い出してきたぞ…


徐々に私の脳裏に先ほど起こったことが鮮明に蘇ってくる。



そうだ…私が解析魔法を失敗したところから始まり。

サリーに嵌められてルディに連行されて。

そこになぜかビタロ・アルベルティーニがやってきて。

そしてなぜかルディに見せつけるようにビタロ・アルベルティーニとすることになって。

やっと終わったと思って油断したらビタロ・アルベルティーニに薬を塗られて理不尽ゲームが始まって。

めたくそハメられた上に色々嵌められてゲームに負けたんだった…


いや…
愚かすぎるだろ私…
あんな怪しすぎるゲーム普通に考えれば受けちゃダメでしょ…

どうせルディに懇願することになるのならあんなキツイ我慢をせずに最初から頭を下げていればよかったのかもしれない。

あんな提案してくるくらいだからどうせ私に勝たせる気なかったのだから…

いやでも…
かと言ってすんなり弟に『どうか私の中に精◯を出してください』なんて頭を下げると言うのもそれはそれでダメな気もする…

結局詰みゲーじゃん…

それもこれもあそこで気を抜いてしまってあんなものを塗り込まれることになってしまった己の浅はかさが招いた結果だ。



しかもそのあと罰としてルディに中出ししてもらうことになったはずなのに出してもらえず部屋に置き去りにされて。

堪え性の無い私はビタロ・アルベルティーニの誘惑に負けて状況がさらに悪化した。

せめてあそこさえ最後まで拒み続けていれば。

でも言い訳をするならばあの状態でいつ帰ってくるかもわからないうえに、帰ってきたとていつ出してくれるかもわからないルディを待ち続けるなんて絶望感が半端なかったし。
ルディとやるのを回避できるならそっちの方が良いんじゃないかと…

浅はかな考えで揺らいでしまった。

私…本当に意志弱い…



そのせいでルディをブチギレさせて状況がさらに悪化したのだ。

最近特にこういうのばっかりな気がする…
何やっても裏目裏目…


あの時本当にしんどくて、こんなブチギレたルディにどんな事をされるのかを考えたら恐ろしくなって、我が身可愛さに何度も防音魔法を切って叫びそうになった。

ルディが彼を脅していたように、ビタロ・アルベルティーニを犯人に仕立て上げて被害者ぶって喚けば私は保護されて薬の存在も世間に明るみになって、おそらく被害者が公爵家令嬢ということでとんでもない大騒ぎになって、師匠が解毒剤なんかを作ってくれて、私は救われるんじゃないかと。

なんていう邪な思考が私の頭を支配して危なかった。

もしそんな事を選択していたら、アルベルティーニ侯爵家は一瞬で終わるだろうし、私の立場も微妙に面倒なことになる。

完全にビタロ・アルベルティーニだけのせいだったらまだしも、元々は私が薬の解析をミスったせいだ。

さらに言えばビタロ・アルベルティーニも悪ノリの度はすぎるとは思うが、大元の発端は私たち姉弟の問題で、彼はどちらかと言えば巻き込まれ事故みたいなものだと私は思っている。

それを全て彼のせいになすりつけて自分だけ被害者ぶるのは流石にどうかと思い、思いとどまった。

冷静に戻った今となってはあの場の感情を優先しなくて本当に良かったと思う。

人一人…というか一侯爵家をでっちあげで潰して素知らぬ顔をするなんて…そんな業を背負って生きていけるほど私は図太くない。

だからこの選択肢で間違ってなかったと…私は思う。



しかしながらその後ルディをブチギレさせちゃったせいでザー◯ン飯を食べさせられることになった時は絶句した。

前世でも流石にあそこまではしたことがない。

背に腹はかえられぬとおもって食べはしたけど…

と言うか、まだ10代の男の子がどこであんなやっばい事を覚えてきたのだろうか?!
エルから通信が来た時にあんな事をさせる発想もなかなかに鬼だ。

学校とかの男子の間ではあんなやっばいことが流行ってるのだろうか…?


もし…あれらが全て本人の発案とかだったら…
おねーちゃん流石にちょっとショックだわ…


しかもエルにもヤッてることがバレただろうな…

絶対明日めためたに質問攻めにあって怒られそうだ…

というか…
今からうちに乗り込んできたりとか??

は…時間的にも非常識だし流石にないか…

ジークさんが普通に止めるだろうと思う。


となると明日彼を納得させるための上手い言い訳を捻り出さなくては…

さもなくば激昂したエルにまた『命令』されかねないうえに、それだけで済めばまだマシだが、対応を誤れば私の10年の苦労がパーになる可能性がある。

あぁ…
考えるだけでも頭が痛い…

頭が痛いと言えばその後もそうだ…


鮮明になってしまった頭が、思い出したくもないのに勝手に私の脳裏に『私が晒してしまった醜態の記憶』をくっきりと叩きつけてくる。

快楽への我慢の限界を突破してしまった私が頭がパーになった勢いでポロポロと息を吐くように口走ってしまった知性のかけらもない言葉たちの記憶を…


んひぃぃぃいいい!!

思い出したら恥ずかじぬ!!!!!

特に一番悲惨なのは最後のやつ!!!

ルディに懇願した時の言葉…

ああだめだ!!
もうこれ以上は思い出したくないわ!!

弟と弟の友達になんて醜態を晒してしまったんだ!!!

さ…最悪だ…

薬のせいとは言え、アレはあかんやろ…

もっと言葉選べただろ私…



「うがぁぁあ!!」


あまりに恥ずかしすぎてキャパを超えた私は発狂して頭を掻きむしった。


つーかこの薬なんなん?!

マジで脳みそパーにするくせに記憶はハッキリと刻んでくるのなんなん?!

もう記憶すらもパーでいいだろ!
パーで!!

ここまできたら記憶吹っ飛ばしてくれたほうが良かったわ!!



なんて…


薬にツッコミを入れたところでもう起こってしまったことは変えられない…



私はため息をついて項垂れた。



仕方ないので現状を受け入れて気持ちを切り替えていこうと己に言い聞かす。


まずは今自分の置かれている状況をもっとちゃんと把握するべきだ。

いったいどれほど意識を失っていたのかと思い時計を見ると針は8時を指していた。

そして窓の外に視線を移すと真っ暗だった。

夜の8時か…

まさか日付がもう何日も経っていたとか無いよね…?

そう思って辺りを見渡すと、食事の乗ったワゴンが目に入る。

そこには3人分の食事がまだ手付かずで置いてあった。



ってことは…



さっき屋敷の門を家族がくぐった時に鳴るベルがなっていた。

ルディも確かお父様に挨拶に行くと言っていた気がする。

じゃあ今は2人でお父様に挨拶に行ってるってところか…?

念のため魔法で周りの気配を伺うと、この部屋には自分の作った防音魔法がちゃんとのこっているのが感じ取れて少しホッとする。


よかった。

薬をあんだけつかわれても、パーな頭でも、ちゃんと魔法は持続していた。

とりあえず外には声は漏れていなかったことに安堵する。

索敵魔法の感度を上げて屋敷全体を確認すると、このルディの部屋にちゃっかりサリーの気配もした。

あのヤロウ…

私を嵌めた上に高みの見物を決め込んでいたな…?

ん…?

ってことはアイツにもあの醜態を見られたのか…!!

「最低ヤロウめ…」

私がボソッと呟くと、部屋の中のサリーの気配が少し揺らいだので、根拠はないがアイツは絶対今高笑いしているなと思った。

アイツと2人きりになれば絶対また私を煽るようなことしか吐かないだろう。
そんなことされたら今の(主に羞恥心で)ボコボコにされたメンタルには辛すぎると思い、今日は絶対サリーを呼ばないようにしようと心に決めた。


気を取り直してさらに魔法の感度を上げて屋敷全体を探っていくと、私が思った通りルディとビタロ・アルベルティーニの気配はお父様の書斎にあった。



私はそれを確認すると急いでベッド周辺と私自身にに清掃魔法をかけ、汚れと水分を抽出しルディの部屋にあるシャワー室の排水溝目掛けて転移させた。

そしてベッドの上に散乱していた『惨事の証拠のゴミ』は、すこし迷ったがとりあえず魔法を使ってかき集めギュッと圧縮すると、私の部屋のゴミ箱目掛けて魔法で転移させておいた。

この屋敷であんな危険物捨てようものなら、ゴミの分別をしているメイド達に即割れしてしまうので、後で何か証拠隠滅方法を考えなくてはと思いため息をつく。


この後この起こってしまった惨劇をどう処理するかは一切なにも良案は浮かんでないが、とりあえず私は1秒でも早く今日起こったヤバすぎるあれやこれやの痕跡を綺麗さっぱり消したかった。

そして私の動揺を気取られないように彼らに強気に立ち向かわなくてはと思った。


一通り部屋の清掃を魔法で済まして服を着ようと腰を上げて立ちあがろうとしたその時。

「ひゃう?!」

自身の太ももが閉じられた拍子に私の下半身のソコに軽く圧がかかり、脳天まで一気に電流が流れたような感覚がして思わず声を上げた。

何事かと思い足を少し開いて恐る恐る自身のソコに視線を移し、そっと指で触れてみる。

すると、指が硬く突起した何かに触れた。

「いあぁっ?!」

その瞬間あっけなくガクガクと腰を震わせて達してしまった。

な?!

なんで?!

もう中出ししてもらったから体が治ってるのにこんなすぐイくのおかしくない?!

しかも今ゆびに触れたのって…
クリ…?だよね…??

めっちゃ勃ってた?!し、なんかちょっと…お…おおきくなかった?!


も…もしかして…



ふとビタロ・アルベルティーニの言葉が頭をよぎった。

『1番即効性があって最高にトべるのは粘膜からの直接の摂取なんですよね?』


さ…
最悪だ…

こんなことになってるのって粘膜に直接薬を塗り込んだからってことなのかな…??


もちろん今は中出しされたおかげでずっと苦しんでいたこの薬特有の脳が蕩けて『沼落ち』するような感覚はない。

若干体は熱っていてムラムラするような気はするが、我慢できないほどでもない。

となると、これはビタロ・アルベルティーニが言っていた薬の効果の一つの『精力剤』?の効果なのだろうか…?

え…
コレ…
そのうち治る…
よね?!

私はゾッとして慌てて手に水魔法を込めて即座にじゃぶじゃぶと自身のソコを洗った。

「くひっ…!!」

水流が当たっただけでも敏感になった私のそこは無慈悲にも勝手に快楽に傾倒しようとする。

必死にそれを堪えて歯を食いしばりながらソコを入念に洗って転移魔法でまた汚れと水を排水溝にながした。

こんな洗った程度じゃ気休めにしかならないかもしれないが…

それでもさっきより気持ち的に少し楽かもしれない。


部屋に帰ったら再度中までちゃんとめっちゃじゃぶじゃぶ洗おう…


ソコに刺激がなるべくつたわらないように気をつけて立ち上がると、辺りを見渡してショーツを見つけ手に取り身につける。

さらにブラも拾い上げて身につけようとすると、ブラの布地が乳首に擦れて「ひぇっ!」と声が漏れた。

視線を胸に落とすと、私の敏感なソコはだいぶ硬くなっていつもより大きめに主張をしていた。


くう…

コッチは薬塗られてないはずなのに…

なんでだよ…


というか…
よくよく考えたらいくらなんでもひどくないか…?!

こんなわけわからん劇薬をあんなに躊躇なくじゃぶじゃぶ使うなんて無慈悲すぎるよね?!


いや…
今回の発端は浅はかな自分が蒔いた種で全ては自業自得だから彼らを一方的に責めるのは気が引けるけど…

でも…!!
ここまで好き勝手することなくない?!

流石に…
すこしくらいはあの2人に文句言っても…
いいよね…?!

いや…言うべきだよね?!

ここは大人としてあんなことはしてはいけませんと叱るべきだよね?!


そこまで考えて、私はピシッと固まった。

いや、確かにされたことはヤバいけど…そもそもわたしが『ヤリマンクソビッチ』っていう設定を忘れていた…

婚約者のいるお貴族様がそんな非常識な事をしてるくせにそれを棚に上げて他人の非常識を責め立てたところで説得力が生まれるだろうか…


でもかと言ってこの件をこのまま放置するにはあまりにも不安要素が多すぎる。

どうやって解決に導くかはやはり全くさっぱり何も案は浮かんでないが、とりあえず何かしら話はするべきだと思った。


私は気合を入れると手を背中に回して手探りでブラのホックを止め、地面に落ちてる服も拾い上げて全て身につけた。

そしてリボンも拾いあげて咥えるとルディの部屋に設置してある姿見の前でバランスを確認しながら手早く髪の毛をまとめてポニーテールに縛る。

よし。

見た目は完璧元通り。

まぁ若干目が赤かったり少し顔が赤い気もするけど…

時間が経てば治るでしょう。


気分を入れ替えるためと部屋に篭った湿気を喚起するために、私は窓辺に歩いて行きルディの部屋の窓を開ける。

そして心を落ち着かせるために、新鮮な外の空気を取り込もうと大きく深呼吸をした。



その瞬間。
ぐぎゅるるるとおなかがなった。



あんだけたくさんあんなことしたからお腹減ったわ…

そう思い窓に背を向けて振り返るとワゴンに乗ってる食事が目に入った。


まぁ、とりあえず。


まずは腹ごしらえでしょ。

腹が減ってはなんとやらだ。


今日の私の夕食はここにあるということは、コレを食べなければ今晩は食いっぱぐれるということになる。

これからハードめの話し合いをするのにお腹が空いていてはやってられないと思い、ワゴンの横に立ちスプーンとフォークを手に持つと手早く私の分の食事を口の中につめこんだ。


う…うまい…

ご…ごはんがうまい…

疲れた体に染み渡る…!!

ああ…
涙出そう…

今日思い返せば私はお昼の軽食から何も口にしていなかった。

と思ったが。
先ほどの『ルディ特製ぶっかけごはん』がフラッシュバックしてサラダをフォークで口に流し込んでいた手が止まった。

いや…そういえば食べてたわ。

ってか本当になんて無慈悲なことするんだ我が弟よ…

もはやあの時は必死すぎて味とかほとんど覚えてないけど。

よくよく思い出せばただ食べさせるだけじゃなくて『家畜』だの『豚』だの言われて頭踏まれた気がする。

いやいやいや、とんでもなくない?!
すごいことしてくるな?!

姉を『豚』ってさすがに…



そこまで考えて、はたとゲームのシナリオが脳裏をよぎった。


あれ…?

姉を『豚』呼ばわり…?

そう言えばあったぞ…?

そんなイベントがあった!!


もちろん全年齢向けのゲームなのであんな『特製飯』とかをリグに食べさせるようなことはないが。

そうだ…
あれは『戦闘チュートリアル』の前日の出来事…
すなわちちょうど今日だ。

ルディが自分に好意を抱いているという点があったのですっかり頭からぬけおちていた。

ゲームでのルディは父様に出生の秘密がバレた後だ。
そのせいでお母様にもお父様にも冷たくされて、その鬱憤を日々姉にぶつけているという性格ねじれこじれのどちらかというと悪役モブ設定だ。

ゲームが始まってすぐに、リグの家での扱いをプレーヤーにわかりやすく提示するためのシナリオだ。

ルディはいつものように屋敷の人にバレないように自室にリグを呼び出し、なじったり服に隠れるところを叩いたり蹴ったりしていた。

そこにちょうどミーチェがリグに翌日の『戦闘チュートリアル』のことを聞きに部屋を訪れ、リグの部屋に誰もいないのでルディの部屋にやってくる。

そしてそこで部屋から漏れ聞こえる罵声で初めて自分の兄が姉をいじめてることを知るイベントだ。

その時部屋から聞こえてくるセリフがまさに先ほどの『この世界のルディ』のセリフに非常に酷似しているのだ。

「このノロマな豚が!!お前はこの家の恥だ!恥晒しめ!!」



あぁ…
ほぼまんまやん…



そうか…
これはゲームの強制力というやつだろうか?

私が頑張って足掻いてもどうしてもシナリオをなぞらせようという力が働くのだろうか?

だとするとヤバい。

私のバッドエンドは確定じゃないだろうか?!

いやでもまて…

冷静になれ私。

今日のできごとは完璧にゲームとは同じシナリオではない。

まだそう決めるのは早いだろう。

ゲームではルディにこんな友達がいたなんて設定は特に作ってないし、もちろんこの日に家に来てない。

さらにこんな狂ったセック…とか繰り広げてない。

ちょっと嫌な改変ではあるが、ちゃんとシナリオは改変されてきているということだ。

これは希望を持っていいのかもしれない。

いや、今割と絶望的な状況には変わりないけども…

私のやってることは無駄じゃないと必死に自分に言い聞かせ、お皿に残っていたサラダを口の中にかき込み、スープの入った器を手に取りぐびぐびと飲み干した。



とりあえず、ゲームのシナリオだとミーチェがルディの部屋に訪れるはず。

そう思って屋敷の中の気配を探りミーチェの位置を確認するとお母様の部屋にいた。

多分ミーチェが来るとしたらお母様の部屋で色々明日の心配をされた後だろう。


そんなことを考えながら一通り自分の分食事を胃に詰め込んだところで、ルディたちがお父様の部屋から出てきた気配を確認したので、あわてて飲み物のグラスを手に取り一気に流し込む。

そしてぷハッと一息ついて、ワゴンの上に乗っているナプキンで口の周りを拭き取った。


さてどうするか。


先ほどのことを思い出すと己の吐き散らかしたIQ3な発言の数々のせいで羞恥でのたうち回りたい気分だし顔を合わせるのもメンタル的にしんどいのだが、そうも言ってられないのでパンパンと手でほっぺたを叩いて気合いを入れる。

そしてルディの部屋のソファーに深く腰を下ろして腕を組んでみる。

まずは相手に舐められないような空気を作ることが大事だよな…

そんなことを考えていると、2人がもうドアのすぐ近くまできていることがわかったので、私は少し俯くと、渾身の冷ややか顔を作って2人が部屋に入ってくるのを待ち構えた。
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