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ミレディーナ王女殿下との再会
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(ベリル視点)
ニースに紹介された通り、スピカ高原は落差の大きい滝があったり、美しい白樺の森が広がっていたり、雲海や透明度の高い湖があったりと、そこを通る者の目を楽しませてくれた。
朝から走っていたアクゥとチャルを休ませ、ベリルも水筒の水を飲んでいた時、風に乗って何かが戦っている音が聞こえた。続いて鹿や狐など動物が一斉に走ってこちらへ逃げて来るのが見えた。
ベリルは何がおこっているのだろうと、風魔法で遠くの声を呼び寄せた。
[・・・・・・・ダイヤウルフ・・・・・・」
言葉はわからないが、ダイヤウルフという単語が聞こえた。
ダイヤウルフは、イヌ科の全長3メートルを超える凶暴な魔物で、一番困るのは皮が厚く固いので、剣で斬ろうとしても剣の刃が立たないのである。
一番良いのは魔法使いによる炎の攻撃である。囲んで一斉に焼けば集団でも簡単に対処できる。
しかし、集団を頭の良いリーダーが率いていた場合、危険度はグンと跳ね上がる。
頭の良いリーダーはまず集団を攻撃するグループと、狙ったターゲットを集団から引き離すグループに分ける。
そうやって二手に分かれて攻撃して、襲われた集団が一方にかかりきりになった所で、別のグループが狙ったターゲットを離れた所に連れ去るのだ。
気がついた時には集団からターゲットが離されて助けようがないことになる。
そしてダイヤウルフの攻撃力は個別でも突進してぶつけられたら馬でも吹っ飛ぶと言われていた。その力で馬車の扉を壊して中の人間を食らった例も数多くあったのである。
ベリルは人間側が劣勢に置かれているのを感じ、助太刀に行く事にした。
アクゥをそちらに走らせてみると、ダイヤウルフの群れは50匹を超える大群で1台の馬車を襲っているようだった。やはり馬車の中の人を狙っているようだ。護衛達も必死で戦っているが、剣による攻撃だけなのでスピードが速いダイヤウルフに翻弄されていた。
ベリルは弓を取り出すと、いつものように風の魔力を纏わせ矢を次々に矢を射た。風を切って飛んだ矢は狙いたがわずダイヤウルフの目を射ていった。
矢が刺さらないほど固い皮膚を持つダイヤウルフの唯一の弱点が目である。
どこまでも追尾していく矢が1本も外すことなくダイヤウルフの目に刺さっていくのを見た数頭のダイヤウルフは、降参とばかりに逃げていった。
逃げて行くダイヤウルフを戦い疲れた護衛達が茫然と見送っている。座り込んで立てない護衛もちらほら見えた。
その後、「うおおおおおおおおっ!」という雄たけびの後、護衛達は次々にベリルに抱きついてきた。まるで凱旋将軍のようである。
ズッシード王国に来たばかりで言葉はわからないが、皆興奮して感謝の言葉をまくしたてているのはわかった。
「私はラジル人だ。君たちの言っている言葉がわからない。誰かラジル語がわかる人はいないか?」私はラジル語で叫んだ。すると護衛が守っていた馬車の扉が開いて、中から女性が一人現れた。
それは絶対に忘れる事ができない女性…。それはラジル王国のミレディーナ王女殿下だったのである。
ミレディーナ王女殿下は、私の顔を見て言った。
「ベリル…あなたはベリルなの?」
ベリルの風体は、左目を覆った黒い眼帯と、平民のどこにでもいるような冒険者の出で立ちをしていた。
だがミレディーナ王女殿下はすぐにベリルの事がわかったようだった。
王女は驚きを隠せないようだったが、護衛の隊長らしき男性に何か話すと、男性は死んだダイヤウルフを片付けるために指揮を執りだした。
「ベリル殿、ダイヤウルフを倒してくださってありがとうございました。お礼も申し上げたいし、お話したいこともあるのです。私は今ズッシード国の王妃で、この先の離宮に行く途中だったのです。どうか一緒に来ていただけませんか?」
あの我儘王女だったミレディーナがズッシード王国の王妃になって、別人のような殊勝な態度でいる事にベリルは驚いた。ベリルは別人のように変わった王女の態度に興味をひかれ、一緒に離宮に行ってみる事にした。
着いた離宮は、木立に囲まれて静かだが王家の離宮の名に恥じない立派な建物だった。応接の間に通されたベリルは、女官に出されたお茶を飲みながらミレディーナ王妃の到着を待った。
しばらくして部屋に入って来たミレディーナ王妃は、一人の女性を伴ってきた。
「ベリル殿、先ほどは皆を救っていただいてありがとうございます。ズッシード国王の代理としても心から礼を言います」と頭を下げた。
そして隣にいる女性を紹介した。
「ベリル殿、この者を覚えていますか?あの時私と一緒にいたリンディ伯爵令嬢です。私がズッシード王国に嫁いで来る時に共に付いて来てくれました。今はズッシード王国の伯爵と結婚してラグアード伯爵夫人になっています」
ラグアード伯爵夫人はベリルに向いて礼をした。
その後席に着いた私達は言葉を発する者無く、無言でお茶を飲んだ。そしてしばらくしておもむろに王妃は口を開いた。
「ベリル殿、私たちはあなたにどうやってお詫びをしたら良いのか…。あの時、あなたの言う事を聞いて4人であなたに守られていたら、ルルレットさんが盗賊団に殺される事は無かったでしょう。そしてあの時、あなた達があの場に通りかからなければ、殺されていたのは私達の方だったと聞かされました。本当に申し訳ない事をしたと思っています」ミレディーナは言葉を詰まらせ、涙を浮かべて謝罪した。
ベリルは言葉を選びながら、「あなた方をお恨みした事も確かにありましたが、今はもうその気持ちは持っておりません。ミレディーナ様はズッシード王国の王妃になられ、リンディ伯爵令嬢はラグアード伯爵夫人になられた。
貴女方を守る事ができたのなら、ルルレットも無駄死にでは無かった。彼女の死も少しは報われる事でしょう」と言った。
ルルレットを置いて行けと言ったミレディーナに会って、恨みを伝える気が無かったと言えば嘘になる。
だがベリルは、不思議と今心が凪いでいるのを感じた。
「私は二度もあなたに命を助けられました。ベリル殿、陛下に申し上げれば、あなたにそれ相応の地位や金銭が与える事ができるでしょう。まだ一部の者にしか伝えてないのですが、私のお腹には陛下のお子を授かる事ができました。それで信頼できる護衛が欲しいと思っていたのです。憎い相手の護衛などと思われるかもしれませんが、どうかこの国にいて私と子を守ってもらえないでしょうか?」
王妃の言葉にベリルは王妃のお腹を見た。まだ目立っていないが、少し膨らんだお腹を見ていると、なぜだか強くこの人を守らなければならないという気がした。
ベリルは近衛騎士団の騎士になるのは固辞し、王妃専属の護衛としてしばらくズッシード王国に留まることにした。
「よろしいんですか、陛下?王妃様の護衛に身元が不確かな外国人をつけるなど…」近侍のエドウィンの質問にズッシード国王のサイラスは答えた。
「ベリル・ゴルシラック、20才。我が国の鉱石を主に輸出するゴルシラック港があるラジル王国のゴルシラック伯爵家の三男だそうだ」
「ゴルシラック…それはまた…。身元はしっかりしているようですが、王妃様の周りにあのような美形で独身の男を付けるのは危険過ぎませんか?王妃様はなぜあの男を近くに置きたがるのです?」
サイラスは以前は髭で覆われていた自分の顎をなでながら答えた。「彼は”魔除けのお守り”だそうだ。なぜだかわからんが、彼をそばに置くことで王妃の心はとても安定するらしい。王妃は今妊娠中だからな。ストレスを抱えていては子供の成育に良くない。だから妊娠中は王妃の好きにさせる事にした。それに結婚式のために髭を全部剃って髪を整えてから王妃は俺に優しいのだ。今は俺にべた惚れだと思うぞ」
髪と髭がもじゃもじゃで熊のようだったサイラスは、結婚式の為に外見を整えたら劇的に変化した。王妃の態度も激変し、夫婦仲が良くなって家臣一同は胸を撫でおろした。完全に惚気が入った主君の話にエドウィンは半眼になりながら言った。「では、妊娠中の期間だけという事ですね?」
「うむ、近衛の隊長から報告を受けたが、彼の弓の腕前は素晴らしいらしいぞ。なんでも目標に向かって矢がどこまでも追いかけるらしい。剣の腕前もかなりのものだと言っていた。王妃が男子を産んだら王子専属の護衛にしても良いかもしれんな」
「王子の護衛って、陛下が王子の頃は国民の生活を知るためとか言いながら街に忍びで繰り出して、酒場で喧嘩するわ、祭りで踊って大喝采を浴びるわと、護衛だった今の騎士団長はストレスと過労で髪が全部抜け落ちたって嘆いていましたよ。王子が生まれたらまさか自分と同じように育てようとしてませんよね?犠牲になる腕の立つ護衛が見つかって良かったと思っていませんよね?」
「それは思ってるぞ!」
「陛下!!!!!」
「まあ良いじゃないか。護衛兼剣の師匠になってもらえば。俺も彼と打ち合い稽古をしたいしな。本当に王子に付けるかは俺が彼の人物を見極めてから決めるさ」とサイラスは楽しそうに笑った。
ニースに紹介された通り、スピカ高原は落差の大きい滝があったり、美しい白樺の森が広がっていたり、雲海や透明度の高い湖があったりと、そこを通る者の目を楽しませてくれた。
朝から走っていたアクゥとチャルを休ませ、ベリルも水筒の水を飲んでいた時、風に乗って何かが戦っている音が聞こえた。続いて鹿や狐など動物が一斉に走ってこちらへ逃げて来るのが見えた。
ベリルは何がおこっているのだろうと、風魔法で遠くの声を呼び寄せた。
[・・・・・・・ダイヤウルフ・・・・・・」
言葉はわからないが、ダイヤウルフという単語が聞こえた。
ダイヤウルフは、イヌ科の全長3メートルを超える凶暴な魔物で、一番困るのは皮が厚く固いので、剣で斬ろうとしても剣の刃が立たないのである。
一番良いのは魔法使いによる炎の攻撃である。囲んで一斉に焼けば集団でも簡単に対処できる。
しかし、集団を頭の良いリーダーが率いていた場合、危険度はグンと跳ね上がる。
頭の良いリーダーはまず集団を攻撃するグループと、狙ったターゲットを集団から引き離すグループに分ける。
そうやって二手に分かれて攻撃して、襲われた集団が一方にかかりきりになった所で、別のグループが狙ったターゲットを離れた所に連れ去るのだ。
気がついた時には集団からターゲットが離されて助けようがないことになる。
そしてダイヤウルフの攻撃力は個別でも突進してぶつけられたら馬でも吹っ飛ぶと言われていた。その力で馬車の扉を壊して中の人間を食らった例も数多くあったのである。
ベリルは人間側が劣勢に置かれているのを感じ、助太刀に行く事にした。
アクゥをそちらに走らせてみると、ダイヤウルフの群れは50匹を超える大群で1台の馬車を襲っているようだった。やはり馬車の中の人を狙っているようだ。護衛達も必死で戦っているが、剣による攻撃だけなのでスピードが速いダイヤウルフに翻弄されていた。
ベリルは弓を取り出すと、いつものように風の魔力を纏わせ矢を次々に矢を射た。風を切って飛んだ矢は狙いたがわずダイヤウルフの目を射ていった。
矢が刺さらないほど固い皮膚を持つダイヤウルフの唯一の弱点が目である。
どこまでも追尾していく矢が1本も外すことなくダイヤウルフの目に刺さっていくのを見た数頭のダイヤウルフは、降参とばかりに逃げていった。
逃げて行くダイヤウルフを戦い疲れた護衛達が茫然と見送っている。座り込んで立てない護衛もちらほら見えた。
その後、「うおおおおおおおおっ!」という雄たけびの後、護衛達は次々にベリルに抱きついてきた。まるで凱旋将軍のようである。
ズッシード王国に来たばかりで言葉はわからないが、皆興奮して感謝の言葉をまくしたてているのはわかった。
「私はラジル人だ。君たちの言っている言葉がわからない。誰かラジル語がわかる人はいないか?」私はラジル語で叫んだ。すると護衛が守っていた馬車の扉が開いて、中から女性が一人現れた。
それは絶対に忘れる事ができない女性…。それはラジル王国のミレディーナ王女殿下だったのである。
ミレディーナ王女殿下は、私の顔を見て言った。
「ベリル…あなたはベリルなの?」
ベリルの風体は、左目を覆った黒い眼帯と、平民のどこにでもいるような冒険者の出で立ちをしていた。
だがミレディーナ王女殿下はすぐにベリルの事がわかったようだった。
王女は驚きを隠せないようだったが、護衛の隊長らしき男性に何か話すと、男性は死んだダイヤウルフを片付けるために指揮を執りだした。
「ベリル殿、ダイヤウルフを倒してくださってありがとうございました。お礼も申し上げたいし、お話したいこともあるのです。私は今ズッシード国の王妃で、この先の離宮に行く途中だったのです。どうか一緒に来ていただけませんか?」
あの我儘王女だったミレディーナがズッシード王国の王妃になって、別人のような殊勝な態度でいる事にベリルは驚いた。ベリルは別人のように変わった王女の態度に興味をひかれ、一緒に離宮に行ってみる事にした。
着いた離宮は、木立に囲まれて静かだが王家の離宮の名に恥じない立派な建物だった。応接の間に通されたベリルは、女官に出されたお茶を飲みながらミレディーナ王妃の到着を待った。
しばらくして部屋に入って来たミレディーナ王妃は、一人の女性を伴ってきた。
「ベリル殿、先ほどは皆を救っていただいてありがとうございます。ズッシード国王の代理としても心から礼を言います」と頭を下げた。
そして隣にいる女性を紹介した。
「ベリル殿、この者を覚えていますか?あの時私と一緒にいたリンディ伯爵令嬢です。私がズッシード王国に嫁いで来る時に共に付いて来てくれました。今はズッシード王国の伯爵と結婚してラグアード伯爵夫人になっています」
ラグアード伯爵夫人はベリルに向いて礼をした。
その後席に着いた私達は言葉を発する者無く、無言でお茶を飲んだ。そしてしばらくしておもむろに王妃は口を開いた。
「ベリル殿、私たちはあなたにどうやってお詫びをしたら良いのか…。あの時、あなたの言う事を聞いて4人であなたに守られていたら、ルルレットさんが盗賊団に殺される事は無かったでしょう。そしてあの時、あなた達があの場に通りかからなければ、殺されていたのは私達の方だったと聞かされました。本当に申し訳ない事をしたと思っています」ミレディーナは言葉を詰まらせ、涙を浮かべて謝罪した。
ベリルは言葉を選びながら、「あなた方をお恨みした事も確かにありましたが、今はもうその気持ちは持っておりません。ミレディーナ様はズッシード王国の王妃になられ、リンディ伯爵令嬢はラグアード伯爵夫人になられた。
貴女方を守る事ができたのなら、ルルレットも無駄死にでは無かった。彼女の死も少しは報われる事でしょう」と言った。
ルルレットを置いて行けと言ったミレディーナに会って、恨みを伝える気が無かったと言えば嘘になる。
だがベリルは、不思議と今心が凪いでいるのを感じた。
「私は二度もあなたに命を助けられました。ベリル殿、陛下に申し上げれば、あなたにそれ相応の地位や金銭が与える事ができるでしょう。まだ一部の者にしか伝えてないのですが、私のお腹には陛下のお子を授かる事ができました。それで信頼できる護衛が欲しいと思っていたのです。憎い相手の護衛などと思われるかもしれませんが、どうかこの国にいて私と子を守ってもらえないでしょうか?」
王妃の言葉にベリルは王妃のお腹を見た。まだ目立っていないが、少し膨らんだお腹を見ていると、なぜだか強くこの人を守らなければならないという気がした。
ベリルは近衛騎士団の騎士になるのは固辞し、王妃専属の護衛としてしばらくズッシード王国に留まることにした。
「よろしいんですか、陛下?王妃様の護衛に身元が不確かな外国人をつけるなど…」近侍のエドウィンの質問にズッシード国王のサイラスは答えた。
「ベリル・ゴルシラック、20才。我が国の鉱石を主に輸出するゴルシラック港があるラジル王国のゴルシラック伯爵家の三男だそうだ」
「ゴルシラック…それはまた…。身元はしっかりしているようですが、王妃様の周りにあのような美形で独身の男を付けるのは危険過ぎませんか?王妃様はなぜあの男を近くに置きたがるのです?」
サイラスは以前は髭で覆われていた自分の顎をなでながら答えた。「彼は”魔除けのお守り”だそうだ。なぜだかわからんが、彼をそばに置くことで王妃の心はとても安定するらしい。王妃は今妊娠中だからな。ストレスを抱えていては子供の成育に良くない。だから妊娠中は王妃の好きにさせる事にした。それに結婚式のために髭を全部剃って髪を整えてから王妃は俺に優しいのだ。今は俺にべた惚れだと思うぞ」
髪と髭がもじゃもじゃで熊のようだったサイラスは、結婚式の為に外見を整えたら劇的に変化した。王妃の態度も激変し、夫婦仲が良くなって家臣一同は胸を撫でおろした。完全に惚気が入った主君の話にエドウィンは半眼になりながら言った。「では、妊娠中の期間だけという事ですね?」
「うむ、近衛の隊長から報告を受けたが、彼の弓の腕前は素晴らしいらしいぞ。なんでも目標に向かって矢がどこまでも追いかけるらしい。剣の腕前もかなりのものだと言っていた。王妃が男子を産んだら王子専属の護衛にしても良いかもしれんな」
「王子の護衛って、陛下が王子の頃は国民の生活を知るためとか言いながら街に忍びで繰り出して、酒場で喧嘩するわ、祭りで踊って大喝采を浴びるわと、護衛だった今の騎士団長はストレスと過労で髪が全部抜け落ちたって嘆いていましたよ。王子が生まれたらまさか自分と同じように育てようとしてませんよね?犠牲になる腕の立つ護衛が見つかって良かったと思っていませんよね?」
「それは思ってるぞ!」
「陛下!!!!!」
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