寝取られ異世界オンライン ~幼馴染が淫らに性長(レベルアップ)していく姿をモニター越しに見せつけられる屈辱と破滅の調教日誌~

HEproject

文字の大きさ
2 / 33
レベル17 聖職者カナミ 処女 聖職者の祭服 ウエストバッグ パールのバレッタ 癒しの杖 赤い香水瓶 ステ:臆病 暗所恐怖症 金300JEM

自由都市メデオラ編①「破滅と絶望の始まり」

しおりを挟む
「ええと、ここをまっすぐ進めばいいんだよね……」

 夜の帳が下り、すっかり寝静まったメデオラ内部。
 街灯も届かない、寂しい裏路地を抜けた先の民家がクエストの依頼主の住んでいるところらしい。

「こんな場所に住んでるなんて、暗いところが苦手なあたしへのあてつけ?」
『カナミ、足元には気を付けろよ。ゴミや酒瓶とかが散乱してるかもしれない』
「う、うん。分かった」
『それにメデオラは最近治安があまりよくないらしいからな』
「ちょ、ちょっと怖いこと言わないでよ」

 ガサッ!

「きゃあっ!? ほ、ほらっ、そんなこと言うから――」

 にゃぁぁんっっ!!

 ゴミ箱を盛大に蹴り倒し角から飛び出してきたのは、不吉を象徴とする黒猫だ。
 道の真ん中で立ち止まり、その鋭い眼光がカナミを射抜く。

「な、なに? 何か文句あるの?」

 動物に問いかけたところで返事などもらえるはずがない。
 やがてカナミに興味を失った気分屋の黒猫は、足早に暗闇の中へと溶け込んでいってしまった。

『大丈夫か』
「平気。どうやらこの民家のようね」

 外から見る限り、それほど大きくない小ぢんまりとした木造平屋。
 まずはノックをして家主の反応を探る。

「あのー、夜分すみません。あたし、クエストの依頼品を届けにきたものですが」

 夜間と言うこともあり、普段からか細いカナミの声がさらにトーンダウン。
 寝ている可能性もあるし、さすがに気付かないだろうと俺が口を出そうとしたそのとき、扉の軋む音が辺りに響いた。

「ひゃッッ!?」

 奥から出てきたのは、髪がボサボサで太っていてゴリラのような風貌の大男。
 おまけに、かなり臭う……長いこと風呂に入っていないようなツンとした独自な異臭がカナミの鼻を刺激した。

『カナミ、こいつ……見るからにヤバそうなヤツだ。もらえるもんを貰ったらとっととずらかれ』
「わ、分かった」
「くふ~、まさか請負人が女の子だったとはね」
「依頼の品はこれで良かったんですよね?」
「そうそう。これだよこれ。ずっと欲しかったアイテムなんだ」
「じゃあ、受け渡しの代わりに……」
「分かってるよ、報酬だろ? 悪いけどリビングのテーブルまで来てくれ。そこに金を用意してあるんだ」
「は、はぁ」

 本当は一刻も早く立ち去りたかったけど、報酬のためだ。我慢するしかない。
 それにしても、家主が汚ければ室内もまた汚い。部屋の明かりはところどころ切れてて暗いし、足元には飲みかけの酒瓶や腐った肉のようなものが転がっている。

「ところで、君はひとりでこんな仕事をしているのかい?」
「え? い、いや。厳密には違います。もうひとり、あそこのモニターで見守ってる仲間がいて……」
「モニター? 仲間? 何を言ってるんだ? ここにはそんなものないし、誰もいないぞ」
「ぁっ、と。これにはいろいろと深い訳がありまして」
「とにかく、見た限り君はひとりか。ふ~~~ん……」
「あ、あの。どうして玄関のカギを閉めてるんですか」
「いえね、本当はこの香水、馴染みの嬢に使うつもりだったんだけど……この際、君でもいいかなって。クヒヒw よく見ると童顔でおっぱいがでかくて、僕好みだからね!」
「な、なに気持ち悪いこと言ってるのこの人……って、やめて! それ以上近づかないで!」
『や、やべぇぞコイツ! 逃げろカナミ!!』
「そ、そんなこと言っても鍵がかかって……開かないよぉっ!!」
「お~っと、そんなに怯えなくてもいいよ子猫ちゃん。この匂いを嗅げば、すぐに気持ちが楽になるからね」
「そ、それ、さっきのこうす……ぃっ」
『カナミ! おい、どうしたんだ返事をしろ!!』
「んっ、んくぅ……! な、なにこれ……いきなり身体がアツく、なって……ぁっぁっ、ぁっ、んはっ……ん゛っ、力、入らな、ぃぃっ……」
「さすが即効性の媚薬。さぁ、一緒にベッドに行こうか。いっぱい可愛がってあげる」
「ぁふっ、ぃっ、ぃゃぁッ……。あたし、どうな、って……タクヤ、助け、てっ……ぁんッ、胸、苦しぃっ……お股がじんじんって、してぇ……はぁ゛ぁ゛んッッ♥」
『カナミ! カナミぃぃッ!!』

 俺の必死の叫びも空しく、とろんとした目をしたカナミはゴリラ男に連れられ奥の寝室らしき部屋へと連れていかれてしまった――。

 ◇◆◇

 一方、俺は姿が見えなくなってしまったカナミの身を案じていた。
 あんな気持ち悪そうな男に力任せに乱暴をされたらそれこそ事だ。
 しかもどういう原理か知らないが、カナミが姿を消してからカメラアングルは固定されたままのうえ、俺の声も彼女に届かなくなってしまったようだ。

「……ん?」

 すると、程なくパソコンモニターに意味深な文字が浮かび上がる。

 注意! ここから先をご覧になるには、課金アイテムの「監視カメラ」が必要です。また、向こうの声をお聴きになるには「マイク」が必要です。

「なんだこれ? 監視カメラは10000JEM、マイクは5000JEM!? こんなのボッタクリじゃないか!」

 トリニティ・ワールド・オンライン内で使うJEMは、現実世界のお金でも買うことはできる。ようするに、課金だ。
 ほぼ無課金で楽しんでいる俺からしてみれば、こんな高額JEMを買えばバイト代一か月分が軽く吹き飛んでしまう。

「でも……」

 カナミが今、どんな状況に陥っているのか確認しなければ。
 俺はすぐさまゲーム内のショップに移動し、監視カメラとマイクを購入してしまった。思えば、これが破滅と絶望への第一歩だったのかもしれない――。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...