43 / 146
看破
しおりを挟む
「アハッ......アハハハハハッ!! 何が何だかわからないけど、あのレイス共の動きが止まったのは僥倖だ。何がよかったんだろ......わかんないや。さっきと同じようにやってみればいつかわかるでしょ!!」
1、ストレスのような負の感情を込めてありったけの力を込めてぶん殴る
2、レイスを霧散させるイメージでありったけの力を込めてぶん殴る
3、殺れるモンなら殺ってみろと開き直ってありったけの力を込めてぶん殴る
4、1~3の全部を混ぜ合わてありったけの力を込めてぶん殴る
今の所思いつくのはこれだけ。
「どれだけ脳筋なんだよ......アハハハハ!」
思いついた案が全部ぶん殴るな事に乾いた笑いが出る。魔法攻撃とかを覚えても、やる事は最後まで変わらず殴るのみ。
「怨念の塊でも負の感情を込められて殴られれば効くのなら、こっちの得意分野だよ。自分の歪んだ性根を舐めんなクソレイス!!」
新しく手に入れた剛腕鬼の金棒を手に持ち、動きが鈍くなったレイスに殴りかかった。
◆◆◆
「ハァッ......ハァッ......アハハハハ......くそっ、全然効かねぇじゃん......」
あれから1~4を順々に何度も何度も繰り返していった。
しかしどれも効果は無く、次第に動きが戻っていったレイスのデバフで体力も気力も削られていく。ありったけの力を込めてぶん殴れば特大の隙が出来るからコレは仕方ない。
だが、これ以上デバフを受ければ動けなくなる。今のデバフの量でまともに動けるギリギリの量。
「何だ......何がよかったんだあの時は......木の棍棒じゃないとダメなのか?」
考えている最中でもそんなのお構い無しに襲ってくるレイス共。よくわからない病原体を振り撒くレイス、呪いを振り撒くレイス、攻撃を受けた事でようやく能力が判明した古傷を開くレイス。
どれも厄介で仕方ない。
今までのボスが単純すぎたのかもしれない。が、いきなり難易度が上がりすぎだろう。ふざけんな。
「これ、自分じゃなかったら簡単に殺されるだろ......病気と呪いで動きを止めて、動けなくなったら古傷をジワジワ開いていくこのコンボ極悪すぎる......」
あまりの厄介さに焦りが募るが、どうにもならずにストレスとデバフが蓄積していく。
呪いが重なり重くなる一方の身体、病原体に蝕まれて悪化していく体調。
途中から少し楽になったから耐性のレベルが上がったのかもしれない。それでも焼け石に水程度のモノだが......
「ア゛ァァァァァァッ!!!」
唯一ダメージらしきモノを与えられた木の棍棒。だがそれは既に持ち手だけになってしまっていて、これだけでは有効打は与えられそうにない。
手に持った棍棒だったモノの残骸である木片をストレスを乗せて、こちらの身体に群がろうとしてくるレイスに向け、裂帛の気迫と共に投げつけた。
『キアァァァァァァァア!!!』
投擲した木片がレイスを突き抜けて飛んでいったが、どう見ても全く効いているように見えない......そう判断し、諦めようとした瞬間、レイスの一体が悲鳴らしきモノをあげて苦しみだした。
投げ付けた木片は地面に当たり、粉々になった後......石と共に墓らしき物に降り注いだらしく所々削り取っていた。そして、その影響を受けたレイスが苦しみ悶えている。
「............アハハハッ、喋れたのかお前。それと、お前らの秘密はそういう事だったんだね。はぁ、攻略法はとっても単純だったんだなぁ......もっと早く気が付けていたらよかったんだけど......」
レイスの弱点は墓っぽい物で間違いないだろう。気付いてみれば確かに単純で、此処に入ってきた時にレイスはその墓っぽい物の上に浮かんでいた。
最初にレイスが動きを止めた時、こちらは地面が抉れるほど思い切りぶん殴っていた。地面を殴った衝撃が墓に伝わり、ダメージを受けていたんだろう。
苦しんでいるのはシックレイス。左はソイツの墓でいいのかな......?
「それじゃあ、弱点もわかった事だし反撃させてもらいましょう。ここまでで溜まったストレスの全てをぶつけるからな!! お前らの墓をぶっ壊される前にこっちを憑り殺せるといいな!!」
金属製の金棒と金砕棒の持ち手を、手型を付けるくらいの気迫で握り締めて走り出した。
弱点を看破された事に気付き、慌てるレイスだったが、呪いを受けて弱体化しているとは言え、元が110まで伸ばしてある敏捷値を持つ相手に追いつける筈もなく......置き去りにされ自らの弱点が砕かれる様をただただ眺める事しか出来なかった。
「おぉぉォ......ッッらぁっ!!」
全速力で走り出したがすぐに止まれない事に気付く。なので叩き壊す事を即座に諦め、無傷な墓石を狙い、それとすれ違いざまに金砕棒と金棒を当てる事に意識を切り替える。
速さとは力である。
重量を伴った物体が高速で飛来してきて、それに当たればどうなるか。
交通事故を思い浮かべればすぐに理解出来ると思う。
スピードに体が流されないように気を付けながら、インパクトの瞬間に力が逃げないよう気合いを入れ、駆け抜けた。
貧弱な体はインパクトの衝撃に耐えきれずに腕が吹き飛んでしまったが、無事に墓を二基粉々に粉砕する事に成功した。
本体もそのまま止る事が出来ず、壁にぶつかる前にせめてもの抵抗として生えてきていた腕を使って頭を守りながらわざと転ぶ。
そのまま地面に体を削らせるという荒業で勢いを殺すも、勢いを全て殺しきる事は叶わず壁に衝突し......赤い染みを作った。
幸い頭部を全損せずに済んだが、弱点部位を破損した影響ですぐには動けそうにない。
だが、残ったレイスもボロボロ。
大苦戦した対レイス戦も、決着の時まであと少しとなっていた......
──────────────────────────────
吉持ㅤ匠
闘人
Lv:42
HP:100%
MP:100%
物攻:110
物防:1
魔攻:60
魔防:1
敏捷:110
幸運:10
残SP:6
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残95.4L
不死血鳥
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv5
鈍器Lv8
小剣術Lv4
簡易鑑定
空間把握Lv7
投擲Lv7
歩法Lv4
呪耐性Lv2
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
魔虎皮のシャツ
悪魔大土蜘蛛のバンテージ
合成皮革のズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
丈夫なリュック
厚手の肩掛け鞄
黒革のナイフホルダー
予備の服一式×3セット
ババァの店の会員証ㅤ残高740
魔石多数
──────────────────────────────
1、ストレスのような負の感情を込めてありったけの力を込めてぶん殴る
2、レイスを霧散させるイメージでありったけの力を込めてぶん殴る
3、殺れるモンなら殺ってみろと開き直ってありったけの力を込めてぶん殴る
4、1~3の全部を混ぜ合わてありったけの力を込めてぶん殴る
今の所思いつくのはこれだけ。
「どれだけ脳筋なんだよ......アハハハハ!」
思いついた案が全部ぶん殴るな事に乾いた笑いが出る。魔法攻撃とかを覚えても、やる事は最後まで変わらず殴るのみ。
「怨念の塊でも負の感情を込められて殴られれば効くのなら、こっちの得意分野だよ。自分の歪んだ性根を舐めんなクソレイス!!」
新しく手に入れた剛腕鬼の金棒を手に持ち、動きが鈍くなったレイスに殴りかかった。
◆◆◆
「ハァッ......ハァッ......アハハハハ......くそっ、全然効かねぇじゃん......」
あれから1~4を順々に何度も何度も繰り返していった。
しかしどれも効果は無く、次第に動きが戻っていったレイスのデバフで体力も気力も削られていく。ありったけの力を込めてぶん殴れば特大の隙が出来るからコレは仕方ない。
だが、これ以上デバフを受ければ動けなくなる。今のデバフの量でまともに動けるギリギリの量。
「何だ......何がよかったんだあの時は......木の棍棒じゃないとダメなのか?」
考えている最中でもそんなのお構い無しに襲ってくるレイス共。よくわからない病原体を振り撒くレイス、呪いを振り撒くレイス、攻撃を受けた事でようやく能力が判明した古傷を開くレイス。
どれも厄介で仕方ない。
今までのボスが単純すぎたのかもしれない。が、いきなり難易度が上がりすぎだろう。ふざけんな。
「これ、自分じゃなかったら簡単に殺されるだろ......病気と呪いで動きを止めて、動けなくなったら古傷をジワジワ開いていくこのコンボ極悪すぎる......」
あまりの厄介さに焦りが募るが、どうにもならずにストレスとデバフが蓄積していく。
呪いが重なり重くなる一方の身体、病原体に蝕まれて悪化していく体調。
途中から少し楽になったから耐性のレベルが上がったのかもしれない。それでも焼け石に水程度のモノだが......
「ア゛ァァァァァァッ!!!」
唯一ダメージらしきモノを与えられた木の棍棒。だがそれは既に持ち手だけになってしまっていて、これだけでは有効打は与えられそうにない。
手に持った棍棒だったモノの残骸である木片をストレスを乗せて、こちらの身体に群がろうとしてくるレイスに向け、裂帛の気迫と共に投げつけた。
『キアァァァァァァァア!!!』
投擲した木片がレイスを突き抜けて飛んでいったが、どう見ても全く効いているように見えない......そう判断し、諦めようとした瞬間、レイスの一体が悲鳴らしきモノをあげて苦しみだした。
投げ付けた木片は地面に当たり、粉々になった後......石と共に墓らしき物に降り注いだらしく所々削り取っていた。そして、その影響を受けたレイスが苦しみ悶えている。
「............アハハハッ、喋れたのかお前。それと、お前らの秘密はそういう事だったんだね。はぁ、攻略法はとっても単純だったんだなぁ......もっと早く気が付けていたらよかったんだけど......」
レイスの弱点は墓っぽい物で間違いないだろう。気付いてみれば確かに単純で、此処に入ってきた時にレイスはその墓っぽい物の上に浮かんでいた。
最初にレイスが動きを止めた時、こちらは地面が抉れるほど思い切りぶん殴っていた。地面を殴った衝撃が墓に伝わり、ダメージを受けていたんだろう。
苦しんでいるのはシックレイス。左はソイツの墓でいいのかな......?
「それじゃあ、弱点もわかった事だし反撃させてもらいましょう。ここまでで溜まったストレスの全てをぶつけるからな!! お前らの墓をぶっ壊される前にこっちを憑り殺せるといいな!!」
金属製の金棒と金砕棒の持ち手を、手型を付けるくらいの気迫で握り締めて走り出した。
弱点を看破された事に気付き、慌てるレイスだったが、呪いを受けて弱体化しているとは言え、元が110まで伸ばしてある敏捷値を持つ相手に追いつける筈もなく......置き去りにされ自らの弱点が砕かれる様をただただ眺める事しか出来なかった。
「おぉぉォ......ッッらぁっ!!」
全速力で走り出したがすぐに止まれない事に気付く。なので叩き壊す事を即座に諦め、無傷な墓石を狙い、それとすれ違いざまに金砕棒と金棒を当てる事に意識を切り替える。
速さとは力である。
重量を伴った物体が高速で飛来してきて、それに当たればどうなるか。
交通事故を思い浮かべればすぐに理解出来ると思う。
スピードに体が流されないように気を付けながら、インパクトの瞬間に力が逃げないよう気合いを入れ、駆け抜けた。
貧弱な体はインパクトの衝撃に耐えきれずに腕が吹き飛んでしまったが、無事に墓を二基粉々に粉砕する事に成功した。
本体もそのまま止る事が出来ず、壁にぶつかる前にせめてもの抵抗として生えてきていた腕を使って頭を守りながらわざと転ぶ。
そのまま地面に体を削らせるという荒業で勢いを殺すも、勢いを全て殺しきる事は叶わず壁に衝突し......赤い染みを作った。
幸い頭部を全損せずに済んだが、弱点部位を破損した影響ですぐには動けそうにない。
だが、残ったレイスもボロボロ。
大苦戦した対レイス戦も、決着の時まであと少しとなっていた......
──────────────────────────────
吉持ㅤ匠
闘人
Lv:42
HP:100%
MP:100%
物攻:110
物防:1
魔攻:60
魔防:1
敏捷:110
幸運:10
残SP:6
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残95.4L
不死血鳥
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv5
鈍器Lv8
小剣術Lv4
簡易鑑定
空間把握Lv7
投擲Lv7
歩法Lv4
呪耐性Lv2
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
魔虎皮のシャツ
悪魔大土蜘蛛のバンテージ
合成皮革のズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
丈夫なリュック
厚手の肩掛け鞄
黒革のナイフホルダー
予備の服一式×3セット
ババァの店の会員証ㅤ残高740
魔石多数
──────────────────────────────
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる