14 / 183
デート
しおりを挟む
さてさて、外に出たのはいいけど......どうしようかな。
このまま適当に周辺をブラついて、気になったところに寄りながら情報を集めるしかないのかな?まぁそれが一番現実的かなとは思うけど......それでいいか。ノープランもまたいい物よ。
今日のお姫様は抱っこがいいと可愛くおねだりをしてきたので抱っこでお出かけ。お尻を抑える抱っこよりも、下半身をぶらーんとする抱っこの方がお好みのようです。
街中を歩いていると青果店を見つけた。果物がいい匂いを放っている。
だが俺は信じない。信じれない。
売り物になるような商品だったとしても、きっと裏切られるんだ。
どうせあれも激マズなんだよ......
仮にもし、アレが美味かったとしよう。そうだったら俺はもうヤツを食えなくなる。内面と外面が一致しない奴は信用ならん。
最近一日一個にしているけど、日課として今も食い続けている。今の魔力量からしたら増加量は微々たるものなんだろうけど、増やしといて悪い事はないと思っている。
うん。果物はスルーしよう。
果物はだいたい銅貨一~五枚の値段だった。しかし銀貨二枚のもあったり、この世界でも果物の値段はピンキリなんだね。
あ、今度はちゃんといい匂いがする。
パン屋を発見!パンを焼いてる匂い好き。
中へ入ってみると、外国の映画で見るような長いフランスパンを発見した。出来て間もないとの事なので、銅貨三枚だったしお試しに一本購入。
美味しかったら街を出る前にまた買いに来よう。出来たてや温かいのは、召喚で出てこないからな......常に常温のものか若干冷たい物のみ。
冷やして食うような物は冷やしてもらえるから、そっちはそんなに問題はない。
後でカットして、こしあんとバター挟んで食べようかな。
バタークリーム&レーズンとかフレンチトーストにしてもいいかも。
普通のパンを美味しく食べる為にホットサンドメーカーを後で召喚しておこうっと。
大体何を挟んでも美味くなる素敵な調理器具だからねアレ。ピザまんを挟んで焼いた時は幸せになれた。
あー......そういやカフェみたいのってないのかな?こっちのスイーツやお茶事情は結構気になる......
やっぱ紅茶文化で、アフタヌーンティーとかするオホホな感じなのかね?
おっ、今度は魔道具屋発見。気になるから見に行こっ!
初めて入る食品以外を取り扱う店って無駄に緊張するけども、覚悟を決めて入店。
鑑定しながら眺めていくけど、そんな大したモンは売っていなかった。
このローブがオーバースペックすぎるし、俺の基準がおかしくなってる......国宝級を越えたスペックだもんなぁ。
100均みたいな便利グッズが、銀貨数枚から金貨くらいの値段だ......買う気が全く起きない。
あんこサーチにも引っ掛かるモンが無かったので素早く撤収。長居しようとも思えなかったし、これでいい。
見るだけ見て知識を溜めておけば、後々召喚でどうにかなると思うし、無駄な時間ではなかったと思っておく。
しっかし服も飯も、それに道具も買う必要無いし、宿泊費用と通行料くらいしか使わんな......でも、あって困るもんじゃないしいいか。
......このセリフは日本に居た時に言いたかった言葉でござる。
魔道具屋を出て、気を取り直して次の店を探していく。
貴金属系のお店を見つけた。
買取もやってるみたいなので、盗賊から徴収したヤツを数点換金してみよう。相場のチェックは大事。
......こういった物の知識は全然無いし、ボラれるのは嫌だから、少しだけだよ?ほんとに少しだけ威圧を出しながら入店。
換金を頼んだら丁寧に対応をしてくれた。
デカめの宝石の指輪を五点と、ネックレス五点で金貨が二十八枚になった。金貨一枚分を銀貨で頼んだ。
銀貨二十枚と金貨が七枚、おっきい金貨......大金貨が一枚を渡される。十枚で繰り上げにして欲しい......慣れるまで計算がめんどいやんけ!
でもこの情報は助かったわ。
買取が終わったので、ちょっと店内を物色していると、魔銀の懐中時計が目に入った。
三日月を背景に遠吠えしている狼が掘られているヤツで、大人フォルムのあんこにほんのちょっとだけ似てたいから金貨二枚を支払って購入。
こっちの世界の時間に合った時計欲しかったしちょうどよかった。
ちなみに魔銀とは銀が魔力を取り込んで出来た素材で、ミスリルの廉価版みたいな扱いらしい。
ちょっと高かったが、思いがけずいい品が手に入った。内ポケットにしまっておこう。
ここまで楽しそうにしながらも、大人しくしてくれていたあんこをわしゃわしゃしながら散策を続けていく。
この子が欲しがる物が何かしら見つかるといいなぁ。観察するだけで今のとこ満足してるし。
次はどうしよう......情報を集めるにしても図書館的なところは、動物を入れるの拒否しそうだし......
それならギルドで聞けばいいかな?
でもなぁ、受付嬢にちょっかい出すんじゃねぇとか言われるのテンプレだしなぁ......
これは、普通に起こりそうな気がする。
それを避ける為に、自ら進んでおっさんの方に並んだり、話しかけたりするのもなんか嫌だし。
どっかにそこそこ知識があって、困っている人とか居ないかなぁ......
その場限りの後腐れない関係で終われるような都合のいい人は居ないかなぁ?......居ないかなぁー?
都合のいい展開にはならない。
ラノベ主人公みたいなご都合展開にはならない。どーも、わたくし旅人Aです。
どうしましょうかね
1、アラクネさん達に聞く
2、どっかで人に聞く
3、ギルドで聞く
4、このままフィールドワーク
5、いわゆる王都的な都市に行く
1は、アリだろうけど......人間の住むトコの地理やその近辺の事を詳しくは知らない可能性が高いな......
それに、もし知らなかったのなら呼び損になっちゃうし、一応王族やそのお付の子だからホイホイ呼ぶのも憚られる......
2は......うん、やめよう。赤の他人に話しかけるとか拷問もいいとこ。
3は......第一候補だろうけど、絡まれる可能性あり。
4は、現在進行形で難航中。疲れてきたし継続が困難になりつつある。
あんなにもサクサクと欲しい情報が、行動する度にピンポイントに集まる主人公達が異常。
5は......現実的に一番いい案だろう。
だがその為には情報が無い......3を実行する必要がある。
東南西北の四択なんて当たる気がしない。二択ですら負け越してますし。
しょうがないな......完全に手詰まりだし、ギルドへ行って情報収集だな。
依頼もせずに......みたいな事言われたら生首ーズを晒してあげよう。まぁ元々この街で処理するつもりだったし。
そこそこ被害を出していたみたいだから、依頼を消化するよりも評価は高いだろう。きっと。
地理を把握出来てなかったのでちょっとだけ迷った。完全に迷子にはなってない。
見たことある建物が見えてきて安堵した......なんて事は起きていないのだよ。
この時間(現在二時半頃)ならば冒険者はキリキリ働いてる時間帯だろうし、人はきっと多くないだろう。
と、買ったばかりの時計を見ながら考える。
ギルドに入って、空いてる受付へと向かう。
知らないおばはんだった。
そういえばこの後どーすりゃいいんだろ?作法が全くわからん。
とりあえずカードを提示して、聞きたいことを聞いてみる。
「あーすいません。ここらへんの地理とかを詳しく知るにはどーすればいいんでしょう?」
「あーそれなら資料室があるからそこで見ておくれ。使用料は銅貨五枚だよ。
破いたり、汚したりはすんなよ坊主」
親戚のおばはんに今みたいな喋り方のヤツいたなぁ、と思いながら銅貨を渡す。
「時間制限は?」
「暗くなったら閉めるからそれまでに調べ終わっておきなよ。ほら行った行った!」
雑だなおい。一応お役所仕事みたいなもんだろギルドって......
日本ならクレームきてるで。
まぁいい。行こう。
入ってみると思ってたよりキレイな室内。
脳筋ばっかりなのだろうか、本はかなりキレイな状態だった。
鑑定したら状態をキレイに保つという魔法のおかげらしい。
脳筋と疑ってごめんな。多分脳筋野郎どもだろうけど。
地理系の本を数冊手に取り着席。
あんこを膝の上に乗せる。うん、一撫でしてから読もうか。
なでなでなでなで......
よーしよしよしよし......
......うん。一撫でしてから本を読み出した。
────選択肢を浮かべたあの時点で、彼の案で2、4を除いた三択だったのだが、彼の求める永住の地は、1を選んでいればすぐに見つかっていたのである。
王にあの劇物を渡せば、彼の条件に当てはまる土地を王族のコネ、プライド、力をフルに活かして探し出し、それが自身の支配地域であればそのまま下賜されていた。
他種族の地なら、その種族の代表との話し合いの場をセットされ、条件提示後に代表の袖の下にソッと劇物を滑り込ませればよかったので残念な彼なのでした─────
このまま適当に周辺をブラついて、気になったところに寄りながら情報を集めるしかないのかな?まぁそれが一番現実的かなとは思うけど......それでいいか。ノープランもまたいい物よ。
今日のお姫様は抱っこがいいと可愛くおねだりをしてきたので抱っこでお出かけ。お尻を抑える抱っこよりも、下半身をぶらーんとする抱っこの方がお好みのようです。
街中を歩いていると青果店を見つけた。果物がいい匂いを放っている。
だが俺は信じない。信じれない。
売り物になるような商品だったとしても、きっと裏切られるんだ。
どうせあれも激マズなんだよ......
仮にもし、アレが美味かったとしよう。そうだったら俺はもうヤツを食えなくなる。内面と外面が一致しない奴は信用ならん。
最近一日一個にしているけど、日課として今も食い続けている。今の魔力量からしたら増加量は微々たるものなんだろうけど、増やしといて悪い事はないと思っている。
うん。果物はスルーしよう。
果物はだいたい銅貨一~五枚の値段だった。しかし銀貨二枚のもあったり、この世界でも果物の値段はピンキリなんだね。
あ、今度はちゃんといい匂いがする。
パン屋を発見!パンを焼いてる匂い好き。
中へ入ってみると、外国の映画で見るような長いフランスパンを発見した。出来て間もないとの事なので、銅貨三枚だったしお試しに一本購入。
美味しかったら街を出る前にまた買いに来よう。出来たてや温かいのは、召喚で出てこないからな......常に常温のものか若干冷たい物のみ。
冷やして食うような物は冷やしてもらえるから、そっちはそんなに問題はない。
後でカットして、こしあんとバター挟んで食べようかな。
バタークリーム&レーズンとかフレンチトーストにしてもいいかも。
普通のパンを美味しく食べる為にホットサンドメーカーを後で召喚しておこうっと。
大体何を挟んでも美味くなる素敵な調理器具だからねアレ。ピザまんを挟んで焼いた時は幸せになれた。
あー......そういやカフェみたいのってないのかな?こっちのスイーツやお茶事情は結構気になる......
やっぱ紅茶文化で、アフタヌーンティーとかするオホホな感じなのかね?
おっ、今度は魔道具屋発見。気になるから見に行こっ!
初めて入る食品以外を取り扱う店って無駄に緊張するけども、覚悟を決めて入店。
鑑定しながら眺めていくけど、そんな大したモンは売っていなかった。
このローブがオーバースペックすぎるし、俺の基準がおかしくなってる......国宝級を越えたスペックだもんなぁ。
100均みたいな便利グッズが、銀貨数枚から金貨くらいの値段だ......買う気が全く起きない。
あんこサーチにも引っ掛かるモンが無かったので素早く撤収。長居しようとも思えなかったし、これでいい。
見るだけ見て知識を溜めておけば、後々召喚でどうにかなると思うし、無駄な時間ではなかったと思っておく。
しっかし服も飯も、それに道具も買う必要無いし、宿泊費用と通行料くらいしか使わんな......でも、あって困るもんじゃないしいいか。
......このセリフは日本に居た時に言いたかった言葉でござる。
魔道具屋を出て、気を取り直して次の店を探していく。
貴金属系のお店を見つけた。
買取もやってるみたいなので、盗賊から徴収したヤツを数点換金してみよう。相場のチェックは大事。
......こういった物の知識は全然無いし、ボラれるのは嫌だから、少しだけだよ?ほんとに少しだけ威圧を出しながら入店。
換金を頼んだら丁寧に対応をしてくれた。
デカめの宝石の指輪を五点と、ネックレス五点で金貨が二十八枚になった。金貨一枚分を銀貨で頼んだ。
銀貨二十枚と金貨が七枚、おっきい金貨......大金貨が一枚を渡される。十枚で繰り上げにして欲しい......慣れるまで計算がめんどいやんけ!
でもこの情報は助かったわ。
買取が終わったので、ちょっと店内を物色していると、魔銀の懐中時計が目に入った。
三日月を背景に遠吠えしている狼が掘られているヤツで、大人フォルムのあんこにほんのちょっとだけ似てたいから金貨二枚を支払って購入。
こっちの世界の時間に合った時計欲しかったしちょうどよかった。
ちなみに魔銀とは銀が魔力を取り込んで出来た素材で、ミスリルの廉価版みたいな扱いらしい。
ちょっと高かったが、思いがけずいい品が手に入った。内ポケットにしまっておこう。
ここまで楽しそうにしながらも、大人しくしてくれていたあんこをわしゃわしゃしながら散策を続けていく。
この子が欲しがる物が何かしら見つかるといいなぁ。観察するだけで今のとこ満足してるし。
次はどうしよう......情報を集めるにしても図書館的なところは、動物を入れるの拒否しそうだし......
それならギルドで聞けばいいかな?
でもなぁ、受付嬢にちょっかい出すんじゃねぇとか言われるのテンプレだしなぁ......
これは、普通に起こりそうな気がする。
それを避ける為に、自ら進んでおっさんの方に並んだり、話しかけたりするのもなんか嫌だし。
どっかにそこそこ知識があって、困っている人とか居ないかなぁ......
その場限りの後腐れない関係で終われるような都合のいい人は居ないかなぁ?......居ないかなぁー?
都合のいい展開にはならない。
ラノベ主人公みたいなご都合展開にはならない。どーも、わたくし旅人Aです。
どうしましょうかね
1、アラクネさん達に聞く
2、どっかで人に聞く
3、ギルドで聞く
4、このままフィールドワーク
5、いわゆる王都的な都市に行く
1は、アリだろうけど......人間の住むトコの地理やその近辺の事を詳しくは知らない可能性が高いな......
それに、もし知らなかったのなら呼び損になっちゃうし、一応王族やそのお付の子だからホイホイ呼ぶのも憚られる......
2は......うん、やめよう。赤の他人に話しかけるとか拷問もいいとこ。
3は......第一候補だろうけど、絡まれる可能性あり。
4は、現在進行形で難航中。疲れてきたし継続が困難になりつつある。
あんなにもサクサクと欲しい情報が、行動する度にピンポイントに集まる主人公達が異常。
5は......現実的に一番いい案だろう。
だがその為には情報が無い......3を実行する必要がある。
東南西北の四択なんて当たる気がしない。二択ですら負け越してますし。
しょうがないな......完全に手詰まりだし、ギルドへ行って情報収集だな。
依頼もせずに......みたいな事言われたら生首ーズを晒してあげよう。まぁ元々この街で処理するつもりだったし。
そこそこ被害を出していたみたいだから、依頼を消化するよりも評価は高いだろう。きっと。
地理を把握出来てなかったのでちょっとだけ迷った。完全に迷子にはなってない。
見たことある建物が見えてきて安堵した......なんて事は起きていないのだよ。
この時間(現在二時半頃)ならば冒険者はキリキリ働いてる時間帯だろうし、人はきっと多くないだろう。
と、買ったばかりの時計を見ながら考える。
ギルドに入って、空いてる受付へと向かう。
知らないおばはんだった。
そういえばこの後どーすりゃいいんだろ?作法が全くわからん。
とりあえずカードを提示して、聞きたいことを聞いてみる。
「あーすいません。ここらへんの地理とかを詳しく知るにはどーすればいいんでしょう?」
「あーそれなら資料室があるからそこで見ておくれ。使用料は銅貨五枚だよ。
破いたり、汚したりはすんなよ坊主」
親戚のおばはんに今みたいな喋り方のヤツいたなぁ、と思いながら銅貨を渡す。
「時間制限は?」
「暗くなったら閉めるからそれまでに調べ終わっておきなよ。ほら行った行った!」
雑だなおい。一応お役所仕事みたいなもんだろギルドって......
日本ならクレームきてるで。
まぁいい。行こう。
入ってみると思ってたよりキレイな室内。
脳筋ばっかりなのだろうか、本はかなりキレイな状態だった。
鑑定したら状態をキレイに保つという魔法のおかげらしい。
脳筋と疑ってごめんな。多分脳筋野郎どもだろうけど。
地理系の本を数冊手に取り着席。
あんこを膝の上に乗せる。うん、一撫でしてから読もうか。
なでなでなでなで......
よーしよしよしよし......
......うん。一撫でしてから本を読み出した。
────選択肢を浮かべたあの時点で、彼の案で2、4を除いた三択だったのだが、彼の求める永住の地は、1を選んでいればすぐに見つかっていたのである。
王にあの劇物を渡せば、彼の条件に当てはまる土地を王族のコネ、プライド、力をフルに活かして探し出し、それが自身の支配地域であればそのまま下賜されていた。
他種族の地なら、その種族の代表との話し合いの場をセットされ、条件提示後に代表の袖の下にソッと劇物を滑り込ませればよかったので残念な彼なのでした─────
38
あなたにおすすめの小説
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる