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観察・下
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☆Day15
闘牛と化した囚牛のオス......ボス牛を筆頭に親牛共が。
脂身の少ない赤身肉みたいになってきているのだろうか?パサつかずにしっとりしていてくれよ!
ㅤあと、とろけるような脂身のお肉も絶対欲しい。......鍛えているオス共には無理だよな。絶対に無理そうだよなぁ......脂身はメス牛に求めよう。そうしよう。
育成方法を間違った気がしなくもないけど、二種類の肉を味わえそうって事にして納得しておきましょう。
ちなみにボス牛の角の色が変化した。自分の得意分野を現しているのか、ボス牛の角は稲光のような青白い色と形になっている。
ちょっとカッコイイぞ牛肉のクセに。
ヘカトンくんには牛の餌の管理もお願いする事にした。実験も兼ねているので、親が子どもの分を食べているのは見逃すように言ってある。
劇物を詰め込んだ収納袋を渡した時に、自分らの分と勘違いしたのか、目から光が消失した。
なんか妙にヘカトンくんをからかうのが楽しい。
「一日二つは食べるんだよ。どの顔にも満遍なく渡るようにね」
俺がそう言うとヘカトンくんは泣いた。お前......牛より根性ねぇな。
冗談のつもりだったけど、このまま牛が力を蓄えていったら......いつか負けそうな気がしてきたので、決定事項に。
「牛の餌係にも任命するから、しっかり与えるんだよ」
そっちには笑顔で頷くヘカトンくん。随分表情豊かになったのぉ。
☆Day20
俺の時もそうだったけど、栄養をしっかり摂って鍛錬に精を出していれば、肉体改造は早く進む。
鍛錬をしていないメスの牛と比べると一目瞭然だ。
オスとメス......赤身肉の旨い肉と、サシが美しく入った肉になりそう。うん、楽しみだな......自慢の肉に仕上がった牛が自ら食肉に加工されにきてくれるのを待ってるからね!
この日は秋刀魚を焼いた。
旬の食材はしっかりお取り寄せできるらしく、丸々と太った秋刀魚が俺の目の前に出てきた。やったぜ!!
どっかの秋刀魚フェスみたいにデカい網の上で焼くなんて事はしない。
七輪を団扇でパタパタしながら焼くのが作法だろう。効率は悪いけど。
ㅤ某海鮮の一族みたいに、焼けた魚をヌコに盗られるなんて事は起きない。わんこと鳥に狙われはするかもしれないけど。
焼いていくと暴力的な匂いが辺りに立ち込めてくる。正直辛抱たまらん!
マイエンジェルたちも涎を垂らしながらソワソワしていて可愛い。この子たちは魚が好きなんだよね。
チーム甘えんぼはワタを残し、チーム辛辣は綺麗に全てを食べた。
俺もワタは苦手なので残したけど、それをヘカトンくんが嬉々として食べ始めた。そして、コイツは秋刀魚の身には興味を示さなかった。
......君と俺は相容れない存在らしいな。
いや、それで喜んでくれるのはいいけど......俺の目の前でワタをガツガツ食わないでおくんなまし。
塩焼き秋刀魚におろし醤油と白米。悪魔的だァァァ!!
☆Day25
夕方になり牛の体調チェックを兼ねた視察を行っていると、ボス牛がデカくなっていた。
鑑定をしてみると......
▼ミートブルファイター
激しい闘志を内に秘めたミートブルの戦士
サシの少ない極上の赤身肉▼
......進化しやがったよ。
ヘカトンくんはあの劇物を大体四十食ったら進化したよな。
牛肉は大体五十個食べて進化。
個体差はあるけど大体五十食えば進化するんだろう。俺は名前を付けた瞬間に進化したし......劇物を一定の数以上を食べて、条件を満たすと進化するって事でいいんだろうか。
いいデータが取れた気がする。
今度王女さんとメイドたちを生贄に捧げて、説立証を目指してみようかしら......フフフフフ。
ヘカトンくんは常に二つの顔が死んでいる。ごめんね(棒)
ヘカトンくんに文字を教えていた時に気付いたんだけど、異世界人相手に文字を書く時以外は日本語しか書けなかった。
オートで変換されるらしい。不便さは無いからこれでいいんだけど。
平仮名が書けるようになって喜んでいるヘカトンくん。
平仮名で「へかとんくん」と、俺が呼ぶ時に使っている呼称を何度も書いている。
ステータスを覗いてみたら名前が「ヘカトンくん」で定着していた。
なんだろう......愛着が湧いてきてはいる。
せめてキモカワ系やぶちゃかわ系と思えればいいんだけど、まだ俺はその領域まで達せていない。いつかそこまで達せるのだろうか......
☆Day30
オス牛のほとんどが進化した。極上の赤身肉になってくれてありがとう。
メスはもうここでの生活を受け入れているのか、全く反抗的な態度を見せずに従順で大人しい。野郎との温度差パねぇっす。
仔牛たちも来たばっかりの頃よりも、順調に大きくなっていっている。しっかり育ってくれよ。
コイツらの誰でもいいけど、一体いつ挑んでくるんだろうか。まさか鍛えるのが目的ってだけじゃないよな!?
......こっそり一頭殺っちまうか?
そろそろお肉が食べたい。極上のお肉を目の前にぶら下げられている状況。結構辛いねん。
メス牛は今の所進化していないので対象外。進化したらどんな味や肉質になるんだろうなぁ......ジュルリ。
ヘカトンくんは平仮名をマスターし、今はカタカナの習得に励んでいる。
ここまで知性あるのなら喋れてもいいのに......とは思うけど、声帯が無いらしい。
ボディランゲージとホワイトボードで必死に伝えてこようとする姿は微笑ましい。
俺の名前とエンジェルスの名前は書けるようになった。褒めてあげてからキャラメルをあげた。
キャラメルも気に入った様子。この調子で頑張ってね。
☆Day35
メス牛の妊娠が発覚した。
こういう時にどうすればいいのかわからず焦った俺は、敏感メイドちゃんを喚びだしてしまった。
ヘカトンくんの守護するテリトリーの中で。
俺が喚び出した存在ってわからなかったみたいで、知らない気配の者が急に現れたと認識したらしい。
喚び出してから約一秒。敏感メイドちゃんに命の危機が訪れていた。
本人は初めての喚び出しに困惑しており、目を白黒させていた。
飛んでくる鋭い石を収納していく。俺が侵入者を庇った事に気付いたのか、こちらへと向かってきたヘカトンくん。
ホワイトボードに「ごめんなさい」と書いて謝ってきた。
俺としてはこちらに非があるし、用心棒の優秀さをまざまざと見せつけられたので問題は無い。何が起こったのかよくわかっていない敏感メイドちゃんに事情を説明すると、その場にへたりこんでしまった。
ヘカトンくん の ひょうかが あがった▽
さて、こうなるといつものメンツくらいは......やっぱりヘカトンくんに面通ししておかないといかんよなぁ。
「王女さんたちって今喚んで平気かな?今のように悲しい事故が起きかけたらヤバいから、うちの用心棒に顔とかを覚えさせとかないとと思って」
「本日は大丈夫な筈です。それに......絶対早いうちに顔を覚えさせておいた方がいいと思いますっ!!」
鬼気迫る敏感メイドちゃん。今から喚ぶ子は仲間だから敵対行為しちゃダメだよと説明をしてから喚びだした。
喚び出した王女さんとメイド二名はヘカトンくんに驚き、ミートブルに興奮し、進化した牛戦士を見て呆然とした。
なんでミートブルがこんなにいっぱい居るのか、何故進化した個体が居るのか、そもそもヘカトンくんって何!?
......と、矢次早に質問をぶつけてきた。
ふわっとした説明と、これ以降質問は受け付けませんという強硬な姿勢を示して強引に納得してもらった。俺自身よくわかっていない事が多いんだもの。
牛パをする時には喚ぶ約束をさせられた。まぁどっちにしろ解体を頼む予定だったから、いずれバレていたんだけど。
お風呂用具と浴衣などの衣類、おしゃれグッズを受け取ってから王女さんたちを送還。今は妊娠した牛の方が大事なので。
説明を聞いても俺は上手くやれそうになかったので、もしもの時の為に敏感メイドちゃんを、仔牛が産まれるまでの間だけここに居てもらう事にした。
諸々の説明の為に彼女は一時帰国。明日から来てもらう事になった。
説明するのが怖いと言っていたが......まぁうん、頑張ってくれ。超常現象が起こること以外は、最高の職場だと思うもん。
妊娠したメス牛のことは、今日はそのまま放置しておこう。気が立っていたら嫌だし。
ヘカトンくんに皆のことちゃんと覚えたかを聞くと、○の札をあげた。なら良し!
用心棒のお仕事とお勉強をよく頑張ってるねと褒めると喜んでいた。飴ちゃんを袋にこっそり入れておいたので、後で飴ちゃんをぺろぺろしなさい。
☆Day41
朝飯を食べていると、ヘカトンくんが俺の事を呼びに来た......
闘牛と化した囚牛のオス......ボス牛を筆頭に親牛共が。
脂身の少ない赤身肉みたいになってきているのだろうか?パサつかずにしっとりしていてくれよ!
ㅤあと、とろけるような脂身のお肉も絶対欲しい。......鍛えているオス共には無理だよな。絶対に無理そうだよなぁ......脂身はメス牛に求めよう。そうしよう。
育成方法を間違った気がしなくもないけど、二種類の肉を味わえそうって事にして納得しておきましょう。
ちなみにボス牛の角の色が変化した。自分の得意分野を現しているのか、ボス牛の角は稲光のような青白い色と形になっている。
ちょっとカッコイイぞ牛肉のクセに。
ヘカトンくんには牛の餌の管理もお願いする事にした。実験も兼ねているので、親が子どもの分を食べているのは見逃すように言ってある。
劇物を詰め込んだ収納袋を渡した時に、自分らの分と勘違いしたのか、目から光が消失した。
なんか妙にヘカトンくんをからかうのが楽しい。
「一日二つは食べるんだよ。どの顔にも満遍なく渡るようにね」
俺がそう言うとヘカトンくんは泣いた。お前......牛より根性ねぇな。
冗談のつもりだったけど、このまま牛が力を蓄えていったら......いつか負けそうな気がしてきたので、決定事項に。
「牛の餌係にも任命するから、しっかり与えるんだよ」
そっちには笑顔で頷くヘカトンくん。随分表情豊かになったのぉ。
☆Day20
俺の時もそうだったけど、栄養をしっかり摂って鍛錬に精を出していれば、肉体改造は早く進む。
鍛錬をしていないメスの牛と比べると一目瞭然だ。
オスとメス......赤身肉の旨い肉と、サシが美しく入った肉になりそう。うん、楽しみだな......自慢の肉に仕上がった牛が自ら食肉に加工されにきてくれるのを待ってるからね!
この日は秋刀魚を焼いた。
旬の食材はしっかりお取り寄せできるらしく、丸々と太った秋刀魚が俺の目の前に出てきた。やったぜ!!
どっかの秋刀魚フェスみたいにデカい網の上で焼くなんて事はしない。
七輪を団扇でパタパタしながら焼くのが作法だろう。効率は悪いけど。
ㅤ某海鮮の一族みたいに、焼けた魚をヌコに盗られるなんて事は起きない。わんこと鳥に狙われはするかもしれないけど。
焼いていくと暴力的な匂いが辺りに立ち込めてくる。正直辛抱たまらん!
マイエンジェルたちも涎を垂らしながらソワソワしていて可愛い。この子たちは魚が好きなんだよね。
チーム甘えんぼはワタを残し、チーム辛辣は綺麗に全てを食べた。
俺もワタは苦手なので残したけど、それをヘカトンくんが嬉々として食べ始めた。そして、コイツは秋刀魚の身には興味を示さなかった。
......君と俺は相容れない存在らしいな。
いや、それで喜んでくれるのはいいけど......俺の目の前でワタをガツガツ食わないでおくんなまし。
塩焼き秋刀魚におろし醤油と白米。悪魔的だァァァ!!
☆Day25
夕方になり牛の体調チェックを兼ねた視察を行っていると、ボス牛がデカくなっていた。
鑑定をしてみると......
▼ミートブルファイター
激しい闘志を内に秘めたミートブルの戦士
サシの少ない極上の赤身肉▼
......進化しやがったよ。
ヘカトンくんはあの劇物を大体四十食ったら進化したよな。
牛肉は大体五十個食べて進化。
個体差はあるけど大体五十食えば進化するんだろう。俺は名前を付けた瞬間に進化したし......劇物を一定の数以上を食べて、条件を満たすと進化するって事でいいんだろうか。
いいデータが取れた気がする。
今度王女さんとメイドたちを生贄に捧げて、説立証を目指してみようかしら......フフフフフ。
ヘカトンくんは常に二つの顔が死んでいる。ごめんね(棒)
ヘカトンくんに文字を教えていた時に気付いたんだけど、異世界人相手に文字を書く時以外は日本語しか書けなかった。
オートで変換されるらしい。不便さは無いからこれでいいんだけど。
平仮名が書けるようになって喜んでいるヘカトンくん。
平仮名で「へかとんくん」と、俺が呼ぶ時に使っている呼称を何度も書いている。
ステータスを覗いてみたら名前が「ヘカトンくん」で定着していた。
なんだろう......愛着が湧いてきてはいる。
せめてキモカワ系やぶちゃかわ系と思えればいいんだけど、まだ俺はその領域まで達せていない。いつかそこまで達せるのだろうか......
☆Day30
オス牛のほとんどが進化した。極上の赤身肉になってくれてありがとう。
メスはもうここでの生活を受け入れているのか、全く反抗的な態度を見せずに従順で大人しい。野郎との温度差パねぇっす。
仔牛たちも来たばっかりの頃よりも、順調に大きくなっていっている。しっかり育ってくれよ。
コイツらの誰でもいいけど、一体いつ挑んでくるんだろうか。まさか鍛えるのが目的ってだけじゃないよな!?
......こっそり一頭殺っちまうか?
そろそろお肉が食べたい。極上のお肉を目の前にぶら下げられている状況。結構辛いねん。
メス牛は今の所進化していないので対象外。進化したらどんな味や肉質になるんだろうなぁ......ジュルリ。
ヘカトンくんは平仮名をマスターし、今はカタカナの習得に励んでいる。
ここまで知性あるのなら喋れてもいいのに......とは思うけど、声帯が無いらしい。
ボディランゲージとホワイトボードで必死に伝えてこようとする姿は微笑ましい。
俺の名前とエンジェルスの名前は書けるようになった。褒めてあげてからキャラメルをあげた。
キャラメルも気に入った様子。この調子で頑張ってね。
☆Day35
メス牛の妊娠が発覚した。
こういう時にどうすればいいのかわからず焦った俺は、敏感メイドちゃんを喚びだしてしまった。
ヘカトンくんの守護するテリトリーの中で。
俺が喚び出した存在ってわからなかったみたいで、知らない気配の者が急に現れたと認識したらしい。
喚び出してから約一秒。敏感メイドちゃんに命の危機が訪れていた。
本人は初めての喚び出しに困惑しており、目を白黒させていた。
飛んでくる鋭い石を収納していく。俺が侵入者を庇った事に気付いたのか、こちらへと向かってきたヘカトンくん。
ホワイトボードに「ごめんなさい」と書いて謝ってきた。
俺としてはこちらに非があるし、用心棒の優秀さをまざまざと見せつけられたので問題は無い。何が起こったのかよくわかっていない敏感メイドちゃんに事情を説明すると、その場にへたりこんでしまった。
ヘカトンくん の ひょうかが あがった▽
さて、こうなるといつものメンツくらいは......やっぱりヘカトンくんに面通ししておかないといかんよなぁ。
「王女さんたちって今喚んで平気かな?今のように悲しい事故が起きかけたらヤバいから、うちの用心棒に顔とかを覚えさせとかないとと思って」
「本日は大丈夫な筈です。それに......絶対早いうちに顔を覚えさせておいた方がいいと思いますっ!!」
鬼気迫る敏感メイドちゃん。今から喚ぶ子は仲間だから敵対行為しちゃダメだよと説明をしてから喚びだした。
喚び出した王女さんとメイド二名はヘカトンくんに驚き、ミートブルに興奮し、進化した牛戦士を見て呆然とした。
なんでミートブルがこんなにいっぱい居るのか、何故進化した個体が居るのか、そもそもヘカトンくんって何!?
......と、矢次早に質問をぶつけてきた。
ふわっとした説明と、これ以降質問は受け付けませんという強硬な姿勢を示して強引に納得してもらった。俺自身よくわかっていない事が多いんだもの。
牛パをする時には喚ぶ約束をさせられた。まぁどっちにしろ解体を頼む予定だったから、いずれバレていたんだけど。
お風呂用具と浴衣などの衣類、おしゃれグッズを受け取ってから王女さんたちを送還。今は妊娠した牛の方が大事なので。
説明を聞いても俺は上手くやれそうになかったので、もしもの時の為に敏感メイドちゃんを、仔牛が産まれるまでの間だけここに居てもらう事にした。
諸々の説明の為に彼女は一時帰国。明日から来てもらう事になった。
説明するのが怖いと言っていたが......まぁうん、頑張ってくれ。超常現象が起こること以外は、最高の職場だと思うもん。
妊娠したメス牛のことは、今日はそのまま放置しておこう。気が立っていたら嫌だし。
ヘカトンくんに皆のことちゃんと覚えたかを聞くと、○の札をあげた。なら良し!
用心棒のお仕事とお勉強をよく頑張ってるねと褒めると喜んでいた。飴ちゃんを袋にこっそり入れておいたので、後で飴ちゃんをぺろぺろしなさい。
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