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生涯一緒 新たなる人生
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-爽の部屋-
「さすがですわね。楓禾姫様も湖紗若様も。殿様の一から築き上げた地で、新たなる人生を歩まれるのですね」
「さすがと言うか、何と言うか……お転婆娘に。ヤンチャ坊主で……」
儚い笑みを浮かべながら、どこか、寂しそうな表情をしているの凛実の方に爽は。
(全く、私の宝物達は揃いも揃って、一途で思い込みも激しいし。困ったもんだ)
そんな事を思いながら。
「外喜には、処分を下したし。私は『私』を優先した責を取り楽隠居の道を選ぶ事にした」
「はい……」
「けど、鈴と、なずなには、きちんと継承して行くゆえ、心配しないように。それに、楓希の方様と大殿には、二人へのご教授をお願いした」
「ありがとうございます」
「楓禾姫と、湖紗若の様子も気になるゆえ、行ったり来たりの生活になると思う」
「はい」
凛実の方は、爽の言葉を綺麗な大きな瞳に涙を浮かべて聞いている。
「 行き来すると言っているではないか。 落ち着いたら定住する。などとは言っていないぞ。私は、凛実の方も心から大切に思っているのだ」
「え?」
「 こちらに一人に残すなんてしない」
「殿様……」
(あぁ、涙を流して)
「まずは、三日後に一緒に様子を見に行こう 。鈴となずなに全て任せられる時が来たら。一緒に旅にそこに行こう。生涯一緒だ。凛実の方」
「爽様……」
「一途や、 思い込みが激しいのにも程があるぞ」
「はい。申し訳ありません」
ふと、爽は思った。
(さて、皆で出掛けたら、には、誰も統治者が居なくなるぞ……勇に頼むか……)
そう、決めると。これで向後の憂いも失くなった。そう考え安堵する爽だった。
『鈴を見守り、なずなに色々と教えてあげて欲しい』
爽に、そう言われて。 どこか気負っていた凛実の方だった。
叔父上の事もあるし、殿様には嫌われても仕方ないと……思い悩んで……
『生涯一緒だ。凛実の方』
その言葉が、凛実の方 は、嬉しくて。楓禾姫と湖紗若の行かれた場所には、 私に入る余地など無いと勝手に思い込んで。
(本当に、一途や、 思い込みが激しいのにも程がありますね)
この先も爽様と一緒に居られる……凛実の方は幸せだった……
──
-爽の部屋-
-爽と勇-
「楓希の方様と大殿様に、いつまでもご負担をお掛けする訳にはいかないから。 勇。今まで以上に、そなたに頑張ってもらわないとならないのだ」
「楽隠居などもったいない。まだお若いし、才覚もおありなるのに。まぁ、 これからは家族との時間を大切にしたい。と言う爽兄上の気持ちも分かるしな」
「勇。ありがとう……」
「鈴様と、なずななら、稜禾詠ノ国を栄えさせるよ。立派な領主になるよう影からお支えするのが、朝比奈家のお役目。任せなさい……しかし、爽兄上。稜弥と詠史はどうするんだろう? 楓禾姫様を追って行く気がするなぁ」
(そうだった。稜弥と詠史が居た……楓禾姫の為なら、例え火の中水の中……だもんな……父親として複雑だ)
そんな事を思いながら。
(結構な人数になったな。何人だろう?)
さて、どうしたもんか……
頭を悩ませる、爽だった。
「さすがですわね。楓禾姫様も湖紗若様も。殿様の一から築き上げた地で、新たなる人生を歩まれるのですね」
「さすがと言うか、何と言うか……お転婆娘に。ヤンチャ坊主で……」
儚い笑みを浮かべながら、どこか、寂しそうな表情をしているの凛実の方に爽は。
(全く、私の宝物達は揃いも揃って、一途で思い込みも激しいし。困ったもんだ)
そんな事を思いながら。
「外喜には、処分を下したし。私は『私』を優先した責を取り楽隠居の道を選ぶ事にした」
「はい……」
「けど、鈴と、なずなには、きちんと継承して行くゆえ、心配しないように。それに、楓希の方様と大殿には、二人へのご教授をお願いした」
「ありがとうございます」
「楓禾姫と、湖紗若の様子も気になるゆえ、行ったり来たりの生活になると思う」
「はい」
凛実の方は、爽の言葉を綺麗な大きな瞳に涙を浮かべて聞いている。
「 行き来すると言っているではないか。 落ち着いたら定住する。などとは言っていないぞ。私は、凛実の方も心から大切に思っているのだ」
「え?」
「 こちらに一人に残すなんてしない」
「殿様……」
(あぁ、涙を流して)
「まずは、三日後に一緒に様子を見に行こう 。鈴となずなに全て任せられる時が来たら。一緒に旅にそこに行こう。生涯一緒だ。凛実の方」
「爽様……」
「一途や、 思い込みが激しいのにも程があるぞ」
「はい。申し訳ありません」
ふと、爽は思った。
(さて、皆で出掛けたら、には、誰も統治者が居なくなるぞ……勇に頼むか……)
そう、決めると。これで向後の憂いも失くなった。そう考え安堵する爽だった。
『鈴を見守り、なずなに色々と教えてあげて欲しい』
爽に、そう言われて。 どこか気負っていた凛実の方だった。
叔父上の事もあるし、殿様には嫌われても仕方ないと……思い悩んで……
『生涯一緒だ。凛実の方』
その言葉が、凛実の方 は、嬉しくて。楓禾姫と湖紗若の行かれた場所には、 私に入る余地など無いと勝手に思い込んで。
(本当に、一途や、 思い込みが激しいのにも程がありますね)
この先も爽様と一緒に居られる……凛実の方は幸せだった……
──
-爽の部屋-
-爽と勇-
「楓希の方様と大殿様に、いつまでもご負担をお掛けする訳にはいかないから。 勇。今まで以上に、そなたに頑張ってもらわないとならないのだ」
「楽隠居などもったいない。まだお若いし、才覚もおありなるのに。まぁ、 これからは家族との時間を大切にしたい。と言う爽兄上の気持ちも分かるしな」
「勇。ありがとう……」
「鈴様と、なずななら、稜禾詠ノ国を栄えさせるよ。立派な領主になるよう影からお支えするのが、朝比奈家のお役目。任せなさい……しかし、爽兄上。稜弥と詠史はどうするんだろう? 楓禾姫様を追って行く気がするなぁ」
(そうだった。稜弥と詠史が居た……楓禾姫の為なら、例え火の中水の中……だもんな……父親として複雑だ)
そんな事を思いながら。
(結構な人数になったな。何人だろう?)
さて、どうしたもんか……
頭を悩ませる、爽だった。
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