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俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ…
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るな「そんな……リョウくんは悪くないよ」
涼也「優しいね。るなちゃん。十二指腸潰瘍を患ったんだもん。いっぱい苦しさを訴えて良いのにさ、繰り言言わないで。ふうちゃんの事を気遣って。芳井さんが嫌な思いさせられてないかな? って。他のお年寄りや、介護サービス会社の職員の心配ばかりして」
るな「だって私の為に、皆沢山叱られれたのよ? ふうちゃんだって……事実をねじ曲げられて……」
俺が守ってやる
涼也「俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ……」
るな「さっきも言ったね? どういう……意味?」
涼也「もちろん俺にも、ずっと優しいのは分かってるの。 けど、るなちゃん誰にでも優しいんだもん 。俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ……って思っちゃうんだもん」
そう言った瞬間、瞳を潤ませたるなちゃん
また泣かせちゃった ……ゴメンね
涼也「俺が守ってやるって。その内に、ふうちゃんに好きな人出来そうだな。って感じる様になって。気が付いたらるなちゃんの『その優しさ、俺にも分けてよ』って 思う自分がいて。 るなちゃん、今まで沢山泣かせてゴメンね。 気が付くのが遅くてゴメンね…… 俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから」
るな「嘘……」
涼也「ホント」
るな「私だって……リョウくんを守ってみせるもん! 優しくするから…… 私だけに優しくしてよぉ」
うん。優しく してあげたいって言ったはずなんですけどね……
自分の思いを、ハッキリ言ったと思ったら……また飛んでもない爆弾落としてさ!
るなちゃん! 可愛すぎでしょ!
涼也「ところでるなちゃん…… 部屋の模様替えしたんだね 。淡い黄色のシーツとか、花柄のカーテンとか可愛いね」
るな「……私じゃないもん。ママだもん。頼んでもいないのに……」
そ、そうなんだ……まあ確かにるなちゃんは、モノトーンとかの落ち着いた色合いの似合う女の子だからね……
数日前、るなちゃんがお風呂に入ってる間に 、見事にシーツとカーテンを模様替えしてたんだって……
涼也「時々母親って頼んでもない事するよね! アハハ!」
るな「 笑うなんて酷い。リョウくん……うふふっ、いたっ」
笑うとしてお腹に痛みが走っちゃったみたいだ。るなちゃん
涼也「ゴメンるなちゃん……」
追い詰めたヤツら許さねぇから……守るよ……
涼也「優しいね。るなちゃん。十二指腸潰瘍を患ったんだもん。いっぱい苦しさを訴えて良いのにさ、繰り言言わないで。ふうちゃんの事を気遣って。芳井さんが嫌な思いさせられてないかな? って。他のお年寄りや、介護サービス会社の職員の心配ばかりして」
るな「だって私の為に、皆沢山叱られれたのよ? ふうちゃんだって……事実をねじ曲げられて……」
俺が守ってやる
涼也「俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ……」
るな「さっきも言ったね? どういう……意味?」
涼也「もちろん俺にも、ずっと優しいのは分かってるの。 けど、るなちゃん誰にでも優しいんだもん 。俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ……って思っちゃうんだもん」
そう言った瞬間、瞳を潤ませたるなちゃん
また泣かせちゃった ……ゴメンね
涼也「俺が守ってやるって。その内に、ふうちゃんに好きな人出来そうだな。って感じる様になって。気が付いたらるなちゃんの『その優しさ、俺にも分けてよ』って 思う自分がいて。 るなちゃん、今まで沢山泣かせてゴメンね。 気が付くのが遅くてゴメンね…… 俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから」
るな「嘘……」
涼也「ホント」
るな「私だって……リョウくんを守ってみせるもん! 優しくするから…… 私だけに優しくしてよぉ」
うん。優しく してあげたいって言ったはずなんですけどね……
自分の思いを、ハッキリ言ったと思ったら……また飛んでもない爆弾落としてさ!
るなちゃん! 可愛すぎでしょ!
涼也「ところでるなちゃん…… 部屋の模様替えしたんだね 。淡い黄色のシーツとか、花柄のカーテンとか可愛いね」
るな「……私じゃないもん。ママだもん。頼んでもいないのに……」
そ、そうなんだ……まあ確かにるなちゃんは、モノトーンとかの落ち着いた色合いの似合う女の子だからね……
数日前、るなちゃんがお風呂に入ってる間に 、見事にシーツとカーテンを模様替えしてたんだって……
涼也「時々母親って頼んでもない事するよね! アハハ!」
るな「 笑うなんて酷い。リョウくん……うふふっ、いたっ」
笑うとしてお腹に痛みが走っちゃったみたいだ。るなちゃん
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追い詰めたヤツら許さねぇから……守るよ……
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