蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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秘密の館の秘密の住人 4

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ーコンコンコンー

 階段を登りきって、頭上の壁を叩き、合図を送ると

 ーコンコンコンー

 同じ様に合図が返って来て

涼也「入りますね?お邪魔します風(ふう)様」

風「来てくれたの?涼也くん?」

 扉を開けてその中にいたのは、一人の少年

 眩しい位の美しい笑顔で迎えてくれて

 二階のとある場所の、一室に住んでいらっしゃる桜王風(さくらお.ふう)様

 私が英士様に支えるようになって一年なのですが…あ、申し訳ないです。話が前後しますが

 英士様は11月26日の誕生日で19歳に。心紀様が12月24日の生まれで19歳になられる

お二人は同じ年に生まれた従兄弟という事になります

 その半年後に生まれた私が18歳

 そして、この色が白く小柄で一見して女の様に可愛らしい容姿をしたお方

 なぜこの館の、この一室にお住まいになっているのか理由は分かっていないのです

 私が思うにお館様に、何かしら関わりのあるお方で、なぜお姿を隠しておられるのか?

 英士様の部屋へ通う度に、時折物音のするこの場所が気になっていて…

 半年前の早い段階で、私は隠し部屋があるのではないか?と疑ってたのだけど

ある日、本棚を押してみた所、この場所を見つけたという訳

 先程の様に合図を送って合図が返って来て

その日から私と風様との交流は始まったのです

涼也「風様、今日はこちらの本をお持ちしました」

風「ありがとう。涼也くんの持って来てくれる本はいつも面白くて僕楽しみにしているんだ」

 風様は本当に屈託のない笑顔で。いつも ふんわりと微笑まれて

風「涼也くん、本読んでくれる?」

 こんな風に、風様と過ごすのが私の楽しみになったのです

 倫様が私に言ったこの館の秘密

 風様の話では、約半年前位前から倫様が私と同じ様にこの部屋にお通いになり、本や様々な日常に欠かせない物

 例えば、服やちょっとした茶菓子等を持って遊びに来てくれたのだと

 しかし、ある日を境に姿が見え無くなって悲しんでた所に私が…

 倫様が、心紀様と同じ様に心を配り心配し可愛がっておられる風様

英士様もこの部屋の存在と、風様の事にお気づきになっておられて、私と同じ様に風様と交流されていると

 私は思っているのだけど…

 倫様が忠告してくれた様に お館様に、バレたりせぬよう気を付け無いと

 お館様日々忙しく館を留守にする事が多くて、その時に私と英士様は風様に会いに…

その夜、倫様の離れより戻られた英士様に私は呼ばれ…






 

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