蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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追憶のキミ 恋人達編6

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  風side

 もう、自分の許容範囲では、とても理解出来ない事が起きてて


 -英士のマンション-

 英士side

風『長い長い夢を見てた…』

風ちゃん目覚めたあの日。そう呟いたんだ

 1ヶ月リハビリを頑張って、退院したんだ風ちゃん

 そしてオイラと、御厨くんが

英士『風若君』

涼也『風若様』

 と、言ったんだけど

風『400年前の…?涼也と、英士?あれ?御厨さんに山乃さん?』

 冴多くんの話だと 前日の事とか、リセットされるって聞いてたけど

 何気なく呟いたんだろうけど、風ちゃん

 400年前の英士と、涼也。現代の、オイラと御厨くんの事を認識しているって…

英士「風ちゃん、400年前の、あの日の思いがオイラの。イヤ。英士の思いが… 風若君にもう一度逢いたいという思いが、こうして。オイラと、風ちゃんを再び巡り合わせたんだよね?これって運命だよね?」

風「何回も、教えてもらったから、400年前の事は理解したけど… 何度聞いても、今この時代に俺と、山乃さんが恋人同士であるという事は思い出せなくて… それって本当なんですか?」

英士「本当だよ」

風(…)

ズルいって分かってる

 それでもオイラは… 風ちゃんを 愛してるから… 400年前のあの日の

 風若君とお呼びしていた時からずっと… お慕いしていたんです…

風「…たとえ事実でも、俺が覚えてない事は無効ですよ」

 何でか風ちゃんは、400年前の事も、今の事も

風「覚えていない」

 って…

英士「風ちゃんが忘れても。オイラが風若様と、風ちゃんを覚えています。では、新しく恋人として初めませんか?再び恋人同士として毎朝を迎えられるなんてこんなに幸せな事ないと思いませんか?」
 

風side


 400年前

 俺に、小姓として支え、仕えてくれていた涼也と

俺に、左官職人として出逢い。後に仕えてくれた英士

 現代

 お城の左官職人と、お城の警備員として再会した山乃さん

 心紀の副担任と、心紀の従兄弟として再会した御厨さん


 二人に同じ様に

「恋人になりませんか」


そう言われて

 400年前の思いが残っているから、再び出逢ったんだと…


 俺が漠然と感じた事が、確信に



 




 


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