蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ12

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 涼也(あれ? 何でかいつのまにか、今日の実習での面白話をしちゃってて……)

 英士(あれ? 何でかいつのまにか、今日の実習での面白話をしちゃってて……)


 思わず、山乃さんと目を見合わせて

 思わず、御厨くんと目を見合わせて


 英士.涼也「風センセ?」

 気が付いたら、風センセが静かに…… 綺麗な右目…… 瞳からスーって涙流してたんだ


 風「俺は確かに講師、と言うには若すぎるし。正社員でも無い。先生という職業を選ぶならもう一度 修行し直して。大学で教師の免許を取ってから。とか、頑張んなきゃなんだよな……ただ安易に…… ある事から逃げたくて…… 早く一人前になりたいって焦って…… そんな気持ちでこの仕事選んだんだから言われても仕方ないんだ……」


 なんか、急に吹っ切れた様にそんな事を言った風センセに……

 俺はかえって心配になったんだ

 なんか、急に吹っ切れた様にそんな事を言った風センセに……

 オイラはかえって心配になったんだ


 風「これははどっちの意図かな? 『資料通りに作ったら、こんな味が出来る所だったんですよ?』『資料通りに俺達が作ったら、どうするつもりだったんですか?』?」

 涼也「風センセが、生徒や保護者、頓田先生に、お堅い講師達に、ゴチャゴチャ言われるのが……とにっかく! 嫌! だったんですよ!」

 英士「風センセが、オイラ達をを欺くのは嫌だ! って葛藤してるのに…… オイラ達が助けない! なんてっ、あり得無い! じゃ無いですか!」

 風「ゴメン……ありがとう…… 明日からは、色々気持ちを入れ替えて、又前向きに頑張る為に…… 腹ごしらえでもするかな? 頂きます!」

 涼也.英士「え、? しょ、風センセっ。ま、不味いから食っちゃダメですって!」


 パクっ

 風「……うー……」


 英士.涼也「風センセっ? ご、ゴメンなさい!」

 パクっ

 涼也「あっま……! (甘い)」

 英士「ひ、ヒデぇ(酷い)」

 風「アハハ! 俺に持って来て、食べさせ様としたくせにさ。今更何言ってんだよ? けど…… 甘くて不味い! (笑)」

 -帰り道-

 英士「風センセさ。笑ってたけど……笑ってなかったよね?」

 涼也「何かは、分からないけど…… 風センセはもっと何か、大きなもん抱えてんじゃないかな?」

 甘くて不味い、苺の生クリームケーキを食べたはずなのに……

 それとは違う…… 表情が見て取れたんだ……


 風side

 パクパク

 感覚的に違うって分かる。甘いんだろうって…… けど……


 風「味を…… 余り感じない?」





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