蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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コンプレックス2-14

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  桜盟(おうめい)美術大学

   ピアノ発表会当日

 -種橋(たねはし)教授 使用中-

 僕は種橋教授が、教授室に居るのを確認して。けどいざ…勇気が出なくて中々ドアをノック出来ずに立ちすくんでいた

  ただ、違うという事実を違うと伝えるだけじゃないか

 だって、リョウくんと英士さんは…
--

種橋「ほう…桜王。それは私との約束を反故にするという事かな?」

風「事実を事実と伝える為にです。種橋教授、僕が大山乃英士さんと御厨涼也さんの…友達の才能について話をさせて頂だいた時におっしゃいましたよね」

種橋「ああ。その友達が、目指している業界で一早く名前の売れる為の協力をしてやると言ったんだ」

風「種橋教授。 僕は、根本的な事を間違っていました。二人は、赤の他人が助け船を出さなくても、己の力でトップに立つ人達だという事を」

種橋「それはつまり、桜王。私の助けは要らないと…」

風「はい…」

種橋「なんと愚かな…私はこれまでも、何人もの生徒の願いを叶えてきたのだぞ。桜王。 約束を反故にするという事は…」

 どっちにしろ、貴方の申し出を受け入れても、断っても。僕には選択肢は一つしか無いのでしょう?

『 私は桜王の不都合な事を知っているのだぞ?悪い様にはしない。私の言う事を聞いて傍にいれば良いんだ』

  言われた時は、頭が真っ白になって深く考えられなかったけど…

風「種橋教授。僕の不都合って何ですか?」

種橋「良いのか話して?そうなったらお前は…」

  勘違い?特に不都合なんて、掴んでないんじゃないか…って思ったのに

  なんでこんなに自信たっぷりなの?

  -コンコンっ-

 ビクッ

 種橋「…ハイ」

  だ…れ?

 約束を保護した事になって。結局は僕は…

 頭が真っ白になって、クラクラしそうだったのに…その時ふいに叩かれた 扉…

-カチャ-

種橋「誰だ?お前達は…」

 入ってって来たのはスーツ姿の男性が3人…

「桜王風くんだね?」

風「ハイ…」

  一人の男性が何故か僕の方に話し掛けて来て

涼也「風ちゃん。右のポケットに何か入ってない?」

英士「もう心配要らないからな。 ポケットの中のものが風を助けてくれるぞ」

 何で?どうして?

 リョウくん…

 英士くん…



   
  
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