蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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花(華)の屋敷2-11

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  エイシの部屋

リョウ 「本当に己の軽率さに腹が立って仕方ないです。フウ様の今を一生懸命生きるお姿に。尊敬の念を抱いているというのに…」

エイシ 「私もだ。リン に馬鹿な事を言って来た客がいなければ。思い悩んで熱を出して倒れたリンが告白してくれなければ…我々は フウの悲しみに気が付く事が出来なかったかもしれない…」

  心からお慕いしているお方に… 人々の思い描くフウ(様)の理想像を、我々も少なからず追い求めている

  心からお慕いしているお方に… 人々の思い描くフウの理想像を、我々も少なからず追い求めている

エイシ「 フウは過去は過去の己として。頑張ってきた事を否定したい訳ではない」

リョウ 「過去皆が愛した己と同じ様に、今の自分も愛して欲しいと願われているのにフウ様は」

  深く傷付けてしまった…

リョウ「リン殿も心配ですね…」

エイシ「ミサキ殿が 『リンさんは熱を出して倒れるまで追い込まれたのです。 許せる事では無い』と」
-
ミサキ『 一人の客が来てたら顔色も悪くて、何か思い悩んでいる様子が見えたのです。何回訪ねても言葉を濁していたのに…可哀想に。熱を出して寝込んで『話して欲しい』と言った途端にポロポロと泣きながら私に、男に言われた事を話してくれたんですよ。リンさんの心配している事は自分の事ではありません。 花屋敷や花の家。そこに関わる我々が何か言われたり、されたりするのではないか…という事なんです』
--
エイシ「リンと時を同じくして、フウも同じ様な事を言われ心を痛めていたというのに」
 
  子供達と楽しげに接している時の、楽しげな表情と同じ様に、苦しげな表情も見せていたのを気が付いていたというのに…

フウ『…その様に私は人に見えているのか? 過去の己の姿しか…人には…今の自分の頑張りは認めてもらえずに…エイシもリョウ殿も同じなのか?あの男と?』

リョウ「その言葉に引っ掛かった故、何回訪ねても答えて下さらないで、表情を無くしてしまわれてフウ様は」

  そんな時 、ミサキ殿がリン殿の様子を伝えに来られて…

リョウ「リン殿の様子に心を痛めて涙流されて『気が付いてやれなんだ。すまないリン』と涙されて…フウ様…」

エイシ「ようやく何があったのか話してくれて。 己の心配など一つも心配せぬのだフウは…」

 私達、花屋敷の者や、花の家の子供達や家族の事を心配して…部屋で休んでいるフウが心配だった…
 
 私達、花屋敷の者や、花の家の子供達や家族の事を心配して…部屋で休んでいるフウ様が心配だった…
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