蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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追憶のキミ2-13

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 風の部屋

 涼也「風若様? な、なぜ、倫殿と抱き合いながら泣いているのですか?」

 英士「風殿? な、なぜ、倫殿と抱き合いながら泣いているのです?」

 英士side

 涼也殿と風殿を探している途中で、同じ様に焦った様子の心紀殿に遭遇し、一緒に風殿と倫殿を探す事にしたのだけど

 心配で仕方なかった。お互いにお互いを想い合っているお二人なのに。周りの大人達が身勝手な妄執の為に……風殿は心紀殿が。心紀殿は風殿が。己の為に傷つけられる事を何よりも嘆いておられたから

 普段使用頻度の低い、東櫓に居られた風殿……ご無事で何より


 涼也side

 英士殿と風若様を探している途中で、同じ様に焦った様子の心紀様に遭遇し、一緒に風若様と倫殿を探す事にしたのだけど

 腹立たしくてならなかった。お互いにお互いを想い合っているお二人なのに。周りの大人達が身勝手な妄執の為に……風若様は心紀様が。心紀様は風若様が、ご自分の為に傷つけられる事を何よりも嘆いておられたから

 私達の問いかけに対し、大きく美しい瞳に涙を溜めて見つめ返して口を閉ざしたままの風若様


--
 お可哀相に…… 聞両拳を握り両膝に置き、唇を噛みしめていた為に血が滲んでしまっている風殿

 心の内を吐き出させてあげねば……このままでは風殿の心が壊れてしまう! 

 英士「風殿? 苦しい胸の内を、この英士に話して下さらぬか? 私がこの先ずっと……風殿のを支えますゆえ」

 お可哀相です…… 両拳を握り両膝に置き、唇を噛みしめていた為に血が滲んでしまっておられる風若様

 お心の内を吐き出して頂かなくては……このままでは風若様のお心が壊れてしまう! 

 涼也「風若様? どうか。そのお心内をこの涼也に話して下さいませ……私がこの先ずっと……風若様をお守り致します」


 私は涼也殿と、その唇に右手親指にて軽く触れさせて頂き。右手にて風殿の左頬に触れさせて頂くと

 私は英士殿と、そのお唇に左手親指にて軽く触れさせて頂いて。左手にて風若様の右頬に触れさせて頂くと

   チュッ

 風「英士? な、なぜ? 何をした?」

 英士「何を? 接吻ですよ?」

「……」

 チュッ

 風「涼也まで? 何をしたのだ?」

 涼也「申し訳ありません? 接吻させて頂きました」

「……」

 風「分からぬ……なぜ接吻などっ。何より分からぬのは私自身だ。どうしたら良いのだ? 涼也っ英士っ。私を助けてくれっ」















 













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