蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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追憶のキミ2-17

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 400年前

 一月後

 倫side

「倫。心紀様が部屋に来るようにとの事だ」


 私はお小姓とはいえ。時に心紀様のお側を離れて別の事をする時もある

 特にこの所は……私はお小姓としてはあるまじき。心紀様から少し離れたいと……

 心の整理をする時間が欲しい……と思う事が増えていた

 心紀の部屋

 心紀「倫! 用事は済んだのか?」

 満面の笑みの心紀様……居間ではなく、寝室に通された……視界に映るのは

 倫「はい。心紀様っ。お辞め下さい!」

 言い終わらぬ内に、心紀様に褥 《しとね》に横たえられて……

 心紀「なぜだ? 倫?」

 なぜ? 心紀様……私にそれを言えとおっしゃるのですか? 

 余りの悲しさ、辛さに勝手に涙が溢れて来て

 倫「心紀様……心紀様は三日後には奥方様をお迎えになられるのですよ? あの日。熱を出した日に受け入れた私が悪いのです……心紀様に誤解をおさせした恐れ大き振る舞いをしてしまいました。申し訳ございませんでした。ですから……」

 あの日だけではない……

 一月後には、心紀様が奥方様をお迎えするのだからと思いながら

 ──

 心紀『倫……倫……なぜ最後まで受け入れてはくれぬのだ?』

(神様……いえ。奥方……様。どうかお許し下さい。心紀様が奥方様をお迎えする日までは……お迎えされた後は、もう心紀様を受け入れたりしません。それまでは……)
 ──
 最後まで受け入れなければ……その様な身勝手な言い訳をして。私の身体中に接吻を……心紀様からの接吻の愛撫だけは受け入れていたのだ

 心紀「倫。世間の常識からしたら確かに許されないのかも知れない。しかし……」

 心紀様? 



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