145 / 153
24章 断罪
渾身の一撃
しおりを挟む
気付けば、リエントの姿が変貌したようにガンフの姿も黒毛の獅子へと変化していた。彼は元から他の剣士よりも一回りほど体格が大きかったが、その体躯は更に大きくなり、今では悪魔の騎士に匹敵する大きさとなっている。これにより全ての身体能力が格段に向上、もはや彼を止められるのは白龍くらいだろう。
当然ならが道中にいる魔物の群れなど話にならない。白龍に向かい高速で駆けるガンフは、少しも速度を落とすことなく手に持った剣を振るった。するとその剣は、分厚い肉も、頑丈な骨も、体表を覆う堅牢な鱗ですらも容易く断ち切っていく。本来は刃毀れや錆の原因となる血糊すらも置き去りにするほどの速度。そうして何度か剣を往復させているうちに、ガンフは再び白龍への肉薄を果たす。
群がる魔物らを切り捨てながら、漸くガンフの剣は白龍に届いた。
先の攻防より遥かに早く強い一撃。先の攻撃で鱗が飛び散った事を考えれば、此度の一撃で鱗諸共肉を切断、あわよくば骨まで断ち切ることが出来るかもしれない。
だが視認も叶わぬ速度で振られたその剣は、龍の足に当たることはなかった。
アニムは迫る獅子を一瞥すると、神言と共に徐に足を後ろに下げた。
発した言葉は時を操る回天。その言葉の力を持って、ゆっくり下げた足はガンフの振る剣を遥かに超えた速度で剣から逃げていく。
確かに直撃すると感じたガンフは、思いもよらぬ空振りに驚愕した。だが必要以上に狼狽えることはしない。すかさず逃げていった足に距離を詰め、手に持った剣を更に振るう。
だがアニムは、その突進するガンフに向かって、巨大な足を振りぬいた。
「ぬぅうう!! があああ!!」
突如襲い掛かる衝撃に必死に耐えるガンフ。しかし一瞬で彼の身体は吹き飛ばされた。
ぐるりと視界が回り、上下がさかさまになる。程なくして襲い来る激痛。やがてガンフは硬い地面に叩きつけられた。
「がはっ……がふっ」
叩きつけられた衝撃により呼吸困難に陥る。体は言うことを聞かず、胸を押さえて暫し苦しみに耐え続けるだけだ。
ガンフが懸命に呼吸しようともがいていると、霞む視界の隅に真っ白い柱が降ってくるのが移った。
その巨大な柱はガンフの頭の真横に落ち、大きな音と共に地面を震わせる。
続いて彼の耳に届いたのは、ばきんと何かが折れる音、そして肉のつぶれる生々しい音だ。更に間髪入れず耐えがたい激痛が襲って来た。
「ガアアアアア!!!」
人よりも魔物のそれに近い悲鳴を上げ、ガンフは白い柱を見つめる。そうして漸く、自身の腕が踏み潰されたのだと分かった。
遥か頭上より、龍の声が響く。
『あの魔法使いと言い、貴様と言い……どこからどう見ても化け物ではないか。だというのになぜ貴様らは、自身を人間だと言い張るのだろうな』
もがき苦しむガンフを見下ろし、楽し気に笑うアニム。
その様子を見ていたセリアは、悪魔の騎士を操りガンフの救助に向かう。
「その足を退けなさい!!」
嵐のような攻撃により、彼女の人形を遮る者はもういない。障害のなくなった大地を駆け抜け、悪魔の騎士は白龍の足へと切りかかった。
残念ながら、悪魔の騎士の攻撃も白龍に直撃することはなかった。だが以外にも足はすんなりとその場を離れる。遮るものが無くなり露わになる地表。その足が踏みしめていた地面を見れば、酷く惨たらしい光景が広がった。踏み潰された腕は殆ど原形をとどめておらず、砕け折れた骨もむき出しになっている。腕の周囲には赤い果実を叩きつけたような水たまりが広がり、とてもではないが戦闘を継続できるとは思えない。
「ガンフ、大丈夫!?」
堪らず駆け寄るセリア。これまで絶えず白龍の動向を伺っていた彼女だったが、ほんの一瞬、注意がガンフにそれる。その一瞬の隙をつき、白龍の尾が悪魔の騎士を襲った。
これまでの振り回すような一撃ではなく、尾先で突き刺す一撃。刃物のような鱗で強化されたその攻撃は、強固な耐久性を誇る悪魔の騎士を容易く貫く。
「きゃああああ!!」
飛散する人形の素体に煽られ、セリアは大きく吹き飛んだ。受け身を取ることも叶わず、強かに体を打ち付けた彼女は、地に付したまま、龍の顔を見上げる。
白龍の凄まじい力は、瞬く間に三人の戦士から抗う力を奪っていった。
リエントの魔法は白龍に通じず、ガンフの身体能力をもってしても対等にすら至らない。絶対的な装甲をもっていた筈の悪魔の騎士も、尾による一つの突きで使い物にならなくなってしまった。
魔物との戦闘では大きく優位に立てていた彼らだったが、白龍から受けた被害によりもはや魔物とも真面に戦うことも難しい。
だが三人の心は少しも折れなかった。いや、むしろ戦いが始まって以来一番奮い立っていたかもしれない。何故なら、白龍との戦いで劣勢に陥ることは想定の範囲内であり、白龍が自らの力に己惚れ余裕を曝しているこの状況こそ、彼らの想定する中で最上の状況だったからだ。
ガンフは獣染みた悲鳴を止めると、懐に忍ばせた通信用の魔法石に囁く。
「リエント……いまだ……」
その声を聞いたリエントは、白龍の方を睨みつけると、ある魔法を発動した。
真っ白い光が一つ空に舞い上がり、龍の方へ飛んでいく。
高く、高く、白龍の頭上を遥かに超える高さへ。その光が、精霊の力を借りることなく発動されたことを感じ取ったアニムは、息も絶え絶えな獲物から視線を外し大空を見上げた。
最大の機会が訪れた。アニムの注意はリエントの魔法にくぎ付けとなっている。ガンフは使い物にならなくなった自身の片腕を自ら引き千切ると、開いた腕に剣をもって駆け出した。
激痛に視界が霞む。血は止めどなく溢れ、既に命は風前の灯火だ。それでもガンフは走ることをやめない。
徐々に高度を上げていた魔法の光は、突如急降下を始め、ガンフの握る剣に吸い込まれた。
光の消失と共に輝きだすガンフの剣。彼は白龍の足が攻撃範囲に入った瞬間、渾身の力で剣を振るう。
「うぉぉおおおお!!!」
アニムは瞬間的に悟った。この剣には少したりとも触れてはならないと。
得も言われぬ危機感に突き動かされ、再び神言と共に足をその場から動かす。その刹那、剣先に白龍の鱗が僅かに触れた。
キィィン!!!
澄み渡った綺麗な音が響いた。剣と鱗がぶつかり合ったために起こる金属音とは、まるで異質な物だ。
その音に驚愕しながらも、アニムは剣に触れた鱗に起こった現象を見逃さなかった。
剣が触れた純白の鱗は瞬く間に色を失くし、地面に落ちると硝子のように粉々に砕け散ったのだ。これを見たアニムは驚きに見開いていた目を細め、鋭い視線でガンフを睨みつける。
「くそっ……失敗だ!!」
ガンフは悔し気に吐き捨てた。そこにはこれまでにない程の動揺が見て取れる。
彼だけではない。近くでアニムの様子を見ていたセリアからも、遠方でローゼリエッタを守っていたリエントからも、あからさまな動揺が見て取れた。
当然ならが道中にいる魔物の群れなど話にならない。白龍に向かい高速で駆けるガンフは、少しも速度を落とすことなく手に持った剣を振るった。するとその剣は、分厚い肉も、頑丈な骨も、体表を覆う堅牢な鱗ですらも容易く断ち切っていく。本来は刃毀れや錆の原因となる血糊すらも置き去りにするほどの速度。そうして何度か剣を往復させているうちに、ガンフは再び白龍への肉薄を果たす。
群がる魔物らを切り捨てながら、漸くガンフの剣は白龍に届いた。
先の攻防より遥かに早く強い一撃。先の攻撃で鱗が飛び散った事を考えれば、此度の一撃で鱗諸共肉を切断、あわよくば骨まで断ち切ることが出来るかもしれない。
だが視認も叶わぬ速度で振られたその剣は、龍の足に当たることはなかった。
アニムは迫る獅子を一瞥すると、神言と共に徐に足を後ろに下げた。
発した言葉は時を操る回天。その言葉の力を持って、ゆっくり下げた足はガンフの振る剣を遥かに超えた速度で剣から逃げていく。
確かに直撃すると感じたガンフは、思いもよらぬ空振りに驚愕した。だが必要以上に狼狽えることはしない。すかさず逃げていった足に距離を詰め、手に持った剣を更に振るう。
だがアニムは、その突進するガンフに向かって、巨大な足を振りぬいた。
「ぬぅうう!! があああ!!」
突如襲い掛かる衝撃に必死に耐えるガンフ。しかし一瞬で彼の身体は吹き飛ばされた。
ぐるりと視界が回り、上下がさかさまになる。程なくして襲い来る激痛。やがてガンフは硬い地面に叩きつけられた。
「がはっ……がふっ」
叩きつけられた衝撃により呼吸困難に陥る。体は言うことを聞かず、胸を押さえて暫し苦しみに耐え続けるだけだ。
ガンフが懸命に呼吸しようともがいていると、霞む視界の隅に真っ白い柱が降ってくるのが移った。
その巨大な柱はガンフの頭の真横に落ち、大きな音と共に地面を震わせる。
続いて彼の耳に届いたのは、ばきんと何かが折れる音、そして肉のつぶれる生々しい音だ。更に間髪入れず耐えがたい激痛が襲って来た。
「ガアアアアア!!!」
人よりも魔物のそれに近い悲鳴を上げ、ガンフは白い柱を見つめる。そうして漸く、自身の腕が踏み潰されたのだと分かった。
遥か頭上より、龍の声が響く。
『あの魔法使いと言い、貴様と言い……どこからどう見ても化け物ではないか。だというのになぜ貴様らは、自身を人間だと言い張るのだろうな』
もがき苦しむガンフを見下ろし、楽し気に笑うアニム。
その様子を見ていたセリアは、悪魔の騎士を操りガンフの救助に向かう。
「その足を退けなさい!!」
嵐のような攻撃により、彼女の人形を遮る者はもういない。障害のなくなった大地を駆け抜け、悪魔の騎士は白龍の足へと切りかかった。
残念ながら、悪魔の騎士の攻撃も白龍に直撃することはなかった。だが以外にも足はすんなりとその場を離れる。遮るものが無くなり露わになる地表。その足が踏みしめていた地面を見れば、酷く惨たらしい光景が広がった。踏み潰された腕は殆ど原形をとどめておらず、砕け折れた骨もむき出しになっている。腕の周囲には赤い果実を叩きつけたような水たまりが広がり、とてもではないが戦闘を継続できるとは思えない。
「ガンフ、大丈夫!?」
堪らず駆け寄るセリア。これまで絶えず白龍の動向を伺っていた彼女だったが、ほんの一瞬、注意がガンフにそれる。その一瞬の隙をつき、白龍の尾が悪魔の騎士を襲った。
これまでの振り回すような一撃ではなく、尾先で突き刺す一撃。刃物のような鱗で強化されたその攻撃は、強固な耐久性を誇る悪魔の騎士を容易く貫く。
「きゃああああ!!」
飛散する人形の素体に煽られ、セリアは大きく吹き飛んだ。受け身を取ることも叶わず、強かに体を打ち付けた彼女は、地に付したまま、龍の顔を見上げる。
白龍の凄まじい力は、瞬く間に三人の戦士から抗う力を奪っていった。
リエントの魔法は白龍に通じず、ガンフの身体能力をもってしても対等にすら至らない。絶対的な装甲をもっていた筈の悪魔の騎士も、尾による一つの突きで使い物にならなくなってしまった。
魔物との戦闘では大きく優位に立てていた彼らだったが、白龍から受けた被害によりもはや魔物とも真面に戦うことも難しい。
だが三人の心は少しも折れなかった。いや、むしろ戦いが始まって以来一番奮い立っていたかもしれない。何故なら、白龍との戦いで劣勢に陥ることは想定の範囲内であり、白龍が自らの力に己惚れ余裕を曝しているこの状況こそ、彼らの想定する中で最上の状況だったからだ。
ガンフは獣染みた悲鳴を止めると、懐に忍ばせた通信用の魔法石に囁く。
「リエント……いまだ……」
その声を聞いたリエントは、白龍の方を睨みつけると、ある魔法を発動した。
真っ白い光が一つ空に舞い上がり、龍の方へ飛んでいく。
高く、高く、白龍の頭上を遥かに超える高さへ。その光が、精霊の力を借りることなく発動されたことを感じ取ったアニムは、息も絶え絶えな獲物から視線を外し大空を見上げた。
最大の機会が訪れた。アニムの注意はリエントの魔法にくぎ付けとなっている。ガンフは使い物にならなくなった自身の片腕を自ら引き千切ると、開いた腕に剣をもって駆け出した。
激痛に視界が霞む。血は止めどなく溢れ、既に命は風前の灯火だ。それでもガンフは走ることをやめない。
徐々に高度を上げていた魔法の光は、突如急降下を始め、ガンフの握る剣に吸い込まれた。
光の消失と共に輝きだすガンフの剣。彼は白龍の足が攻撃範囲に入った瞬間、渾身の力で剣を振るう。
「うぉぉおおおお!!!」
アニムは瞬間的に悟った。この剣には少したりとも触れてはならないと。
得も言われぬ危機感に突き動かされ、再び神言と共に足をその場から動かす。その刹那、剣先に白龍の鱗が僅かに触れた。
キィィン!!!
澄み渡った綺麗な音が響いた。剣と鱗がぶつかり合ったために起こる金属音とは、まるで異質な物だ。
その音に驚愕しながらも、アニムは剣に触れた鱗に起こった現象を見逃さなかった。
剣が触れた純白の鱗は瞬く間に色を失くし、地面に落ちると硝子のように粉々に砕け散ったのだ。これを見たアニムは驚きに見開いていた目を細め、鋭い視線でガンフを睨みつける。
「くそっ……失敗だ!!」
ガンフは悔し気に吐き捨てた。そこにはこれまでにない程の動揺が見て取れる。
彼だけではない。近くでアニムの様子を見ていたセリアからも、遠方でローゼリエッタを守っていたリエントからも、あからさまな動揺が見て取れた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる