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15章 神域戦線
不気味な神域
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巨鎧兵団が王国を飛び出してから数日が経った。
道中は良好。特に問題も無く事は運んでいる。敷いて文句を上げるのならば……退屈過ぎて辛い所だ。
巨鎧兵団を預かるクロヴァトは、改良された操縦席にて横になりながら、作業的に巨鎧兵の足を動かす。その姿は、とても戦に出向く戦士の物とは思えない。
眼下では忙しなく三将とその側近兵が歩いていて、それを見たクロヴァトは口角を釣り上げた。
「くくく……歩兵様は大変でらっしゃる。私はこうして、寝転びながら歩けるというのに」
思わず独り言を言ってしまう程度には、増長してしまっているようだ。
(とはいえ……少々手持無沙汰だな。本の一つでも持ってくるんだったか。仕方がない。一生懸命歩く三将様でも眺めているか)
巨鎧兵の内部は密室であり、内の声を外に出すことは自ら操作できる。つまり行軍中のクロヴァトは、見られていないことをいいことにやりたい放題だった。無論、優秀なパシウスは彼の愚行に気づいていたが、特に気に止めることもしなかった。
巨鎧兵ならばあっという間の距離でも、今回の行軍には百人余りの歩兵が同行している。これにより歩兵の速度に合わせねばならず、行軍速度はどうしても遅くなってしまう。ならば、巨鎧兵の操者が暇になるのも当然の事だ。
欠伸をかみ砕きながら行軍する毎日。歯がゆい思いをしながらも、同じような操作を延々と繰り返す。
そうして漸く、いつか見た大森林を拝むことが出来た。
伝え聞いていた通り、大空を覆っていた漆黒の雲は姿を消し、散々耳を傷めつけた雷鳴や、視界を防ぐ程の大雨すらも完全に姿を消している。
最初はおっかなびっくりといった感じの王国軍だったが、特に問題がないことを確認すると、止まることなく行軍を続けた。
更に数日が経ち、一軍は朽ち果てた大樹の下に辿り着いた。それは以前試験的に運用した魔導巨兵の一撃により崩壊した『世界樹の苗木』だ。
あの忌々しい大雨に、あの忌々しい落雷。王国を苦しめた悪夢はここで始まったのだが、今はどうだ。木に住まう森人も、あの鬱陶しい反乱軍も、一人だって居やしない。
王国軍はこの場で、様子見がてら一日を明かすことに決め、日暮れ前には早々に野営の準備をし始めた。
当然クロヴァトも、巨鎧兵から降りてそれを手伝う。
野営の準備は滞りなく終わった。というのも、エルフの生活基盤がそのまま残っていたのが幸いした結果だ。
三月の雨で湿気ていたであろう木材も、ここ数日の快晴によってなんとか薪として扱える水準にあり、飲み水も巨木の洞に大量に溜まっている。食料は持ち寄りの物がまだ残っているし、正直な話をすれば、この旅で一番楽で一番真面な野営となった。
例え楽な野営であっても、一同を率いるパシウスの表情は優れない。
既にここは敵地。されど兵士の士気は養わなければならないのだ。こういった状況が一番難しい頃あいだ。
もしもの場合に備え、少しでも長く休めるようにと、一同は少し豪華な食事をとり早めの就寝となった。
見張りの兵を残し、皆が寝静まったころ。一つの人影が集落を離れていくのが見えた。
目を隠す黒髪。簡素な服装。巨大な鎧を操るクロヴァトだ。
その腕には透明な液体が入った小瓶を抱え、周囲を頻りに警戒しては人の居ない方へと駆けていく。
(はぁ。パシウス殿は堅物で溜まらん。息が詰まりそうだ。こんな時は開放的な場所で月見酒と洒落込みたいな)
そう思って足を速めると、思わぬところで制止する声がかかる。
「クロヴァト殿。何処へ行く?」
彼が向かう時間帯、そして向かう場所は問題なかったが、その経路がまずかったらしい。
焚火の前で、薪を弄りながら佇むパシウスに見つかってしまった。
突然かけられた声に驚きながらも、平然を装って言葉を返すクロヴァト。
「おお、パシウス殿。なに、少し小便にな」
咄嗟に方弁が出るのだから度胸が据わっている。だがその言葉は、パシウスを騙すには至らなかったようだ。
「別に飲酒を咎める程、道楽知らずではないさ。もしかしたら私たちは、この先の戦いで命を落とすかもしれないのだからな。常々、未練は残さぬように生きるのは大事なことだ」
炎を見つめるパシウスがまさかの弱音を吐き、流石のクロヴァトも驚かざるを得なかった。
「命を落とす? ははは、ご冗談を……? まさか、本気で言っているんですか? ……はぁ、見てくださいよ。あの巨鎧兵を。あれなら反乱軍の巨鎧兵相手でも後れは取らない。いや、むしろ圧倒していますよ。それが八百もあるんだ。捕虜の話じゃあ奴らは、僅か二十数機しか持たないっていうじゃないですか。これで一体どうやって負けるっていうんです?」
クロヴァトという男は日頃から、使う言葉、とる行動から軽薄な男と受け取られがちだ。しかし、巨鎧兵の事に至ってはその限りではない。
傀儡技術が彼らに齎されてから、まだ幾らもたっていないが、その短い時間の中で彼は、誰よりも鍛錬し、誰よりも努力していた。それが認められ団長の座に就くことが出来たのだ。だが彼は、その手の才能を持つ天才ではない。だからまた努力する。彼にはそれしかなかったから。
自分が乗る自慢の兵器があるというのに、負けを考えた言葉を発するパシウスに向けて、クロヴァトは食って掛かった。
それを受けたパシウスは、意外そうに驚くと笑って見せる。
「ふふ、なんだ。礼儀も弁えぬ禄でもない男と思っていたが、ちゃんと戦士の顔が出来るじゃあないか」
パシウスが指さした先には、思わず握ってしまっていたクロヴァトの拳があった。
してやられたと顔を顰めたクロヴァトは、握った拳を開き頭を掻くと、調子を元に戻す。
「……からかわないで下さいよ、全く……それで、酒は飲んでもいいんですよね?」
「ああ、あまりやり過ぎないようにな。いくら退屈で欠伸をしながらの行軍とはいえ、もうすぐ戦闘が始まるのだ。体調は万全に整えておくに越したことはない。それに、頭痛に頭を抱えて、間違えて味方を踏み潰されては堪らんからな」
姿を表しているときはちゃんとした態度をとっている筈。そう思っていたクロヴァトは、内情をずばり指摘され困り果てた。
「あらら、ばれてたんですか?」
「今度はちゃんと外部連絡装置を気にしたほうがいいぞ。全部ではないが、欠伸の音は丸聞こえだ」
これは嘘だとクロヴァトは直ぐに判った。
自分の乗る巨鎧兵の事は、誰よりも把握している。この行軍中で外部への通信機能は一度たりとも使用していない。だからこの言葉は、パシウスが自分を嗜める為の方便であると、彼は理解した。
「以後気を付けますよ」
当然彼にその気はない。だが、この場でこれ以上やり合うのも得策ではないと感じ、クロヴァトは直ぐにその場を逃げだした。
それから少しの間だけ一人の酒盛りを楽しみ、寝床に帰る頃にはパシウスの姿も無くなっていた。
彼の寝床は巨鎧兵の中。改良を加えた結果、存外快適な空間となっている。
クロヴァトは横になると、程よく入った酒と少なからず溜まっていた疲労により、直ぐに眠りについた。
翌朝からまた、不気味な森の探索が始まる。
道中は良好。特に問題も無く事は運んでいる。敷いて文句を上げるのならば……退屈過ぎて辛い所だ。
巨鎧兵団を預かるクロヴァトは、改良された操縦席にて横になりながら、作業的に巨鎧兵の足を動かす。その姿は、とても戦に出向く戦士の物とは思えない。
眼下では忙しなく三将とその側近兵が歩いていて、それを見たクロヴァトは口角を釣り上げた。
「くくく……歩兵様は大変でらっしゃる。私はこうして、寝転びながら歩けるというのに」
思わず独り言を言ってしまう程度には、増長してしまっているようだ。
(とはいえ……少々手持無沙汰だな。本の一つでも持ってくるんだったか。仕方がない。一生懸命歩く三将様でも眺めているか)
巨鎧兵の内部は密室であり、内の声を外に出すことは自ら操作できる。つまり行軍中のクロヴァトは、見られていないことをいいことにやりたい放題だった。無論、優秀なパシウスは彼の愚行に気づいていたが、特に気に止めることもしなかった。
巨鎧兵ならばあっという間の距離でも、今回の行軍には百人余りの歩兵が同行している。これにより歩兵の速度に合わせねばならず、行軍速度はどうしても遅くなってしまう。ならば、巨鎧兵の操者が暇になるのも当然の事だ。
欠伸をかみ砕きながら行軍する毎日。歯がゆい思いをしながらも、同じような操作を延々と繰り返す。
そうして漸く、いつか見た大森林を拝むことが出来た。
伝え聞いていた通り、大空を覆っていた漆黒の雲は姿を消し、散々耳を傷めつけた雷鳴や、視界を防ぐ程の大雨すらも完全に姿を消している。
最初はおっかなびっくりといった感じの王国軍だったが、特に問題がないことを確認すると、止まることなく行軍を続けた。
更に数日が経ち、一軍は朽ち果てた大樹の下に辿り着いた。それは以前試験的に運用した魔導巨兵の一撃により崩壊した『世界樹の苗木』だ。
あの忌々しい大雨に、あの忌々しい落雷。王国を苦しめた悪夢はここで始まったのだが、今はどうだ。木に住まう森人も、あの鬱陶しい反乱軍も、一人だって居やしない。
王国軍はこの場で、様子見がてら一日を明かすことに決め、日暮れ前には早々に野営の準備をし始めた。
当然クロヴァトも、巨鎧兵から降りてそれを手伝う。
野営の準備は滞りなく終わった。というのも、エルフの生活基盤がそのまま残っていたのが幸いした結果だ。
三月の雨で湿気ていたであろう木材も、ここ数日の快晴によってなんとか薪として扱える水準にあり、飲み水も巨木の洞に大量に溜まっている。食料は持ち寄りの物がまだ残っているし、正直な話をすれば、この旅で一番楽で一番真面な野営となった。
例え楽な野営であっても、一同を率いるパシウスの表情は優れない。
既にここは敵地。されど兵士の士気は養わなければならないのだ。こういった状況が一番難しい頃あいだ。
もしもの場合に備え、少しでも長く休めるようにと、一同は少し豪華な食事をとり早めの就寝となった。
見張りの兵を残し、皆が寝静まったころ。一つの人影が集落を離れていくのが見えた。
目を隠す黒髪。簡素な服装。巨大な鎧を操るクロヴァトだ。
その腕には透明な液体が入った小瓶を抱え、周囲を頻りに警戒しては人の居ない方へと駆けていく。
(はぁ。パシウス殿は堅物で溜まらん。息が詰まりそうだ。こんな時は開放的な場所で月見酒と洒落込みたいな)
そう思って足を速めると、思わぬところで制止する声がかかる。
「クロヴァト殿。何処へ行く?」
彼が向かう時間帯、そして向かう場所は問題なかったが、その経路がまずかったらしい。
焚火の前で、薪を弄りながら佇むパシウスに見つかってしまった。
突然かけられた声に驚きながらも、平然を装って言葉を返すクロヴァト。
「おお、パシウス殿。なに、少し小便にな」
咄嗟に方弁が出るのだから度胸が据わっている。だがその言葉は、パシウスを騙すには至らなかったようだ。
「別に飲酒を咎める程、道楽知らずではないさ。もしかしたら私たちは、この先の戦いで命を落とすかもしれないのだからな。常々、未練は残さぬように生きるのは大事なことだ」
炎を見つめるパシウスがまさかの弱音を吐き、流石のクロヴァトも驚かざるを得なかった。
「命を落とす? ははは、ご冗談を……? まさか、本気で言っているんですか? ……はぁ、見てくださいよ。あの巨鎧兵を。あれなら反乱軍の巨鎧兵相手でも後れは取らない。いや、むしろ圧倒していますよ。それが八百もあるんだ。捕虜の話じゃあ奴らは、僅か二十数機しか持たないっていうじゃないですか。これで一体どうやって負けるっていうんです?」
クロヴァトという男は日頃から、使う言葉、とる行動から軽薄な男と受け取られがちだ。しかし、巨鎧兵の事に至ってはその限りではない。
傀儡技術が彼らに齎されてから、まだ幾らもたっていないが、その短い時間の中で彼は、誰よりも鍛錬し、誰よりも努力していた。それが認められ団長の座に就くことが出来たのだ。だが彼は、その手の才能を持つ天才ではない。だからまた努力する。彼にはそれしかなかったから。
自分が乗る自慢の兵器があるというのに、負けを考えた言葉を発するパシウスに向けて、クロヴァトは食って掛かった。
それを受けたパシウスは、意外そうに驚くと笑って見せる。
「ふふ、なんだ。礼儀も弁えぬ禄でもない男と思っていたが、ちゃんと戦士の顔が出来るじゃあないか」
パシウスが指さした先には、思わず握ってしまっていたクロヴァトの拳があった。
してやられたと顔を顰めたクロヴァトは、握った拳を開き頭を掻くと、調子を元に戻す。
「……からかわないで下さいよ、全く……それで、酒は飲んでもいいんですよね?」
「ああ、あまりやり過ぎないようにな。いくら退屈で欠伸をしながらの行軍とはいえ、もうすぐ戦闘が始まるのだ。体調は万全に整えておくに越したことはない。それに、頭痛に頭を抱えて、間違えて味方を踏み潰されては堪らんからな」
姿を表しているときはちゃんとした態度をとっている筈。そう思っていたクロヴァトは、内情をずばり指摘され困り果てた。
「あらら、ばれてたんですか?」
「今度はちゃんと外部連絡装置を気にしたほうがいいぞ。全部ではないが、欠伸の音は丸聞こえだ」
これは嘘だとクロヴァトは直ぐに判った。
自分の乗る巨鎧兵の事は、誰よりも把握している。この行軍中で外部への通信機能は一度たりとも使用していない。だからこの言葉は、パシウスが自分を嗜める為の方便であると、彼は理解した。
「以後気を付けますよ」
当然彼にその気はない。だが、この場でこれ以上やり合うのも得策ではないと感じ、クロヴァトは直ぐにその場を逃げだした。
それから少しの間だけ一人の酒盛りを楽しみ、寝床に帰る頃にはパシウスの姿も無くなっていた。
彼の寝床は巨鎧兵の中。改良を加えた結果、存外快適な空間となっている。
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