白花の咲く頃に

夕立

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水の国《ライプツィヒ》編 狂楽の祀り

2-4 ヒルトルート・クリストフ

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(ヒルトルートと、夫か?)

 画を見てゼフィールが思ったことはそれだった。使用人達はヒルトルートを"奥様"と呼んでいる。会ったことはないが、夫がいて然るべきだろう。
 貴族の屋敷に飾られている人物画は家人であることが常だ。そうである以上、夫でなくとも近しい間柄であることは間違いあるまい。

 壁に掛けられている画を気にしながら歩くと、白髪の青年を描いた物が多いことに気付いた。ヒルトルートを描いたものより多い。銀色の甲冑に身を包んだ凛々しい姿の画もあるとなると、騎士なのだろうか。

(彼を描いたものが随分と多いな。どこに行けば会えるんだ?)

 行き先を悩んでいると、廊下の向こうから侍女が歩いてきた。彼女はゼフィールのもとまでやってくると優雅に頭を下げる。

「奥様より湯浴みの手伝いをするように仰せつかっております」
「それなら部屋に用意して貰えれば――」
「本日から浴室をご利用になるようにと、仰せでございます」

 ご案内致します、と、侍女は歩き出した。
 もちろん、ゼフィールは今から湯浴みをするとは言っていない。しかし、この屋敷において、様々な事柄の時間はヒルトルートの指示が絶対だ。どうせ暇だし、白髪の青年探しはいつでも出来る。
 先を行く侍女に従い、ゼフィールは浴室に向かった。

 案内された浴室の湯船にはたっぷりと湯が溜められ、湯気が室内に充満している。
 これまで湯は部屋に用意されていた。そもそもが、浴室を持っている家というのが珍しい。なので浴室のことなど考えてもいなかった。

 枷が無くなったので解放してくれたのだろう。潤沢に湯を使えるというのは久しぶりだったので、素直にありがたい。
 さっそく服を脱ぎ身体を洗おうとしたら、侍女が背後にやって来た。

「お背中をお流し致します」

 そう言うと、彼女はゼフィールの背に湯を流し、タオルで優しく擦り始める。別段断る理由も無いのでされるがままになっているが、さすがに溜め息が出た。

(ここでも監視はなくならないか)

 部屋の外に出てからというもの、どこへ行っても監視の目があった。あからさまな監視役が付いているわけではない。だが、ふとした時にその視線に気付く。
 それは、すれ違った侍女であったり、屋敷の警備兵であったり、他の細々した小間使いであったり。実に様々だ。
 部屋の中しか動けなかった時に比べれば格段にマシな待遇であったが、若干きゅうくつではある。

「あなたは侍女に背を流される事に抵抗が無いのですね」

 侍女がぽつりと呟いた。

「?」
「ここにいらっしゃるお客人は、嫌がったり緊張なさる方がほとんどでしたので。珍しいなと思いまして」
「人それぞれなんじゃないか?」

 幼い頃、ゼフィールの身体は侍女が洗ってくれていた。そのお陰で慣れていただけだが、それは口にしない。
 そんなことより、彼女の発言の中に気になる言葉があった。

 "客人"――それは、同じようにさらわれて来た者なのではないのだろうか。ヒルトルートや使用人以外の者に接触できれば、脱出の手掛かりが得られるかもしれない。

「ここには俺みたいな立場の者が他にもいるのか?」
「今のお客人はあなたのみです」
「今は? なら、以前いた客はどうやって出て行ったんだ?」
「申し上げられません」

 それっきり侍女は口を閉ざしてしまった。これ以上この件を尋ねても無駄に見える。
 侍女との話を諦め、ゼフィールは頭から湯を被った。髪を洗い流すと軽く指で梳く。自らの髪を見て、白髪の青年のことを思い出した。

「そういえば、廊下の画に描かれてる白髪の男は誰なんだ?」

 なんとなく聞いてみる。この話題は口止めされていなかったようで、侍女は普通に答えをくれる。

「旦那様のクルト様でございます」
「どこに行けば会えるんだ?」
「……」

 答えは返ってこない。また答えられぬ事柄なのかと思ったが、とりあえず視線で先を促してみる。どうやらそうではなかったようだが、答えにくそうに彼女は口を開いた。 

「旦那様は一○年前にお亡くなりにおなりです」



 ヒルトルートの亡夫、クルト・クリストフ。それが描かれていた人物の正体だった。
 侍女は多くを語らなかったが、その中には重要な情報が含まれていた。
 クルトの死因は一○年前のアフロディテに捧げる奉納剣舞での事故。ヒルトルートが祀りと言っていた催しで亡くなったということだ。
 ずっと分からなかったヒルトルートの発言が一つだけ分かった。分かったのだが、相変わらず多くの謎が残る。

(祀りとは剣舞をアフロディテに奉納する儀式だと仮定して、俺に何を求める? 剣舞と言うくらいだから、剣でも持ちながら舞うのか? だが、俺は踊りは出来ないし、そもそも俺を選ぶ理由が分からないな)

 進展しない思考を放棄してゼフィールは廊下を歩いた。情報が少なすぎて、結局は堂々巡りしてしまう。
 考えても答えが出ないのなら、ヒルトルートに教えてもらうのが一番早いだろう。
 そもそも、やらせたい事があるのに、それを黙っているとはどういう了見なのだろうか。また答えてもらえぬかもしれないが、しつこく尋ねてみる必要のある事柄だ。

 さらわれた事に腹は立つが、用を済ませば解放されるというのであれば、そちらの方がありがたい。今頃双子はゼフィールを探しているだろう。ユリアに会った時にどれだけ怒られるかと考えると、なんとも面倒くさい。

 侍女に教えられたヒルトルートの部屋に辿り着くと、扉を叩く。

「ヒルトルート、俺だ。少しいいか?」
「どうぞ」

 ゼフィールが部屋に入るとヒルトルートはソファでくつろいでいた。
 部屋の中は、彼女からいつも香る匂いと同じ、甘く少し粉っぽい匂いがする。部屋の隅に置かれた香炉から細い煙が立ち昇っているので、香の匂いなのだろう。

「湯船は気にいって貰えたかしら?」
「ああ。お陰でサッパリした」
「少し動けるようにしてあげただけで、わたくしの所に貴方から来るなんて。自由にさせてあげた甲斐もあったというものね」

 どうぞ。と、ヒルトルートが向かいのソファを示す。言われた場所にゼフィールは腰かけた。

「それで何の御用かしら?」
「いくつか聞きたい事がある。あんたの言っていた祀りというのは、アフロディテの祀りとやらで間違いないか?」
「そうよ。それがどうかして?」
「そこで、あんたは俺に何をさせたいんだ? 祀りでは剣舞を奉納すると聞いた。剣でも持ちながら踊るのか? だが、俺は踊りは出来ないし、剣も大して使えない。なぜ俺を選んだ?」
「貴方に余計な事を教えたのは誰かしらね。知らない方が良い事も世の中にはあるものよ? まぁ、もう知ってしまったようだから、今更隠す理由も無いけれど」

 ヒルトルートは肘置きに頬杖をつくと、すっと目を細めた。

「剣舞という言葉に踊らされているようだけれど、実際やることは御前試合よ。二侯爵家がそれぞれ剣士を出し合い観衆の前で試合を行う。貴方には〈銀の侯爵家〉代表として出てもらうわ」
「なぜそれが俺なんだ? 俺はただの通りすがりだぞ? しかも、普段から剣を握っているわけでもない」
「その事なら――」

 ヒルトルートがゼフィールの横に来て腰かけ、彼の髪を一房手に取った。隣にこられたせいで彼女から香る匂いが強くなる。いい匂いなのだが、意識が匂いに行きがちで、思考が散漫になるのが困りものだ。

 ぼーっとしかけた意識をハッキリさせるため、ゼフィールは頭を振った。多少は頭がスッキリした気がするが、油断すると気が緩んでいる。
 ヒルトルートはそんなゼフィールを見つめ上目遣いに告げた。

「当家の代表は白髪の者を出しているの。貴方の髪は銀だけれど、それは大した問題ではないわ」
「俺の意思は関係ないのか?」

 不敵に笑うと、ヒルトルートはゼフィールの胸に身体をしなだれさせた。そのまま、掴んだままの彼の髪を手でもてあそぶ。

「貴方の意思? いいえ、貴方は剣を持つわ。クルトなら自分の役割を放棄したりしないもの」
「俺はあんたの夫じゃない」
「いいえ。貴方はクルトよ。これまでの誰よりもクルトに近いクルト」
「何を言っているんだ? 俺は――」

 クルトじゃない。そう言おうとしたのだが、言葉の続きが出て来ない。頭が痺れるような感覚に顔を手で覆った。
 指の隙間からヒルトルートを見てみると、彼女と目が合う。彼女は何も言わず、ゼフィールの様子を見ていた。そんな彼女から香る匂いが鼻をくすぐる。

(ああ、いい匂いだ)

 ゼフィールの口から吐息が漏れた。もっと匂いを嗅ぎたくて、そして、彼女に触れたくて、手を伸ばす。彼女の細い腰に手が掛かりかけ――。
 そこで自分の行動の異常さに気付いた。

(俺は何をしている?)

 しなだれるヒルトルートを押しのけ、ゼフィールはソファから立ちあがった。空気を少しでも取り込もうと深呼吸すると、甘い香りも共に入ってきて、頭にもやがかかる。

(くそ、この匂いか!)

 鼻と口を手で覆い部屋から飛び出した。額から汗が吹き出し、胸が早鐘を打つ。身体が火照って酷く熱かった。
 もっと色々な事を聞きたかったのに、それどころではない。

 ヒルトルートの部屋に充満していたあの香り、あれは何だろうか。ずっと嗅いでいると段々理性が薄れて、目の前の者を凌辱したい衝動が強くなった。
 あのまま彼女の部屋にいたら、自分がどんな行動を取ったのかと考えるだけでも恐ろしい。

 逃げるように打ち切ってきた会話であったが、一つだけ感じたこともあった。
 まともなように見えて、ヒルトルートはやはり壊れている。おそらく、クルトの事に関して。

(クルトのことを調べれば、今の状況を打開する手立ても見つかるかもしれないな)

 しかしながら、これ以上何かをする気力を失ったゼフィールは、疲れた足取りで自分の部屋へ戻ったのだった。


 ◆

 ゼフィールが慌てて飛び出して行った扉を閉め、ヒルトルートは先程まで彼が座っていたソファに横になった。頬に触れる布張りは仄かに暖かい。この熱は、先程までここに座っていた主の残したものだ。
 微かに石鹸の香りをまとった彼の身体は暖かく、力強く脈打っていた。それはとても生を感じさせる。夫が既に失ってしまったものだ。

 自分でも馬鹿なことをしていると思う。ゼフィールはクルトではない。それは分かっている。
 そもそも見た目からして違うのだ。

 クルトは騎士だった。それも王族の警護を任されるほどの近衛騎士。
 短い白髪をオールバックにまとめ、緑の瞳が意思の強さを感じさせた。顔立ちは精悍で、鍛えられた肉体はよく締り、逞しかった。
 一方のゼフィールは長い銀髪を無造作に背に流し、緑の瞳に意思の強さは感じられない。顔立ちは優男で、締まった身体はしているが、鍛えられた肉体には程遠い。

 そんな二人だが、持っている雰囲気は非常に似ていた。
 クルトは物静かに本を読むのが好きな男だった。そんな彼の横に寄り添えば、彼は優しい空気で彼女を包んでくれた。ゼフィールが曲を奏でている時の雰囲気はまさに同じだ。

 立ち振る舞いも似ていた。
 言葉こそ悪いゼフィールだが、その所作は優雅で上品だ。それなりの格好をさせれば、誰も彼が貴族であると疑わないだろう。

 ふと、クルトと出会った時の事を思い出す。
 場所はミーミルの泉だった。早朝散歩をしていたヒルトルートと、走り込みをしていたクルトは偶然泉で出会った。
 それからも何度かそういう日があり、二人は恋に落ちた。

 ミーミルの泉でゼフィールと出会った時、ヒルトルートは運命を感じた。
 奏でられる曲に惹きつけられるように泉に行くと、クルトと同じ雰囲気をまとう青年がいたのだ。
 もう一度、彼を取り戻したいという欲求。沸き上がってきたそれに身を任せた。

 罪の意識は無かった。
 クルトが亡くなってから、彼に似た者を何人も雇ったりさらったりしてきたのだ。最初の頃は良心が咎めたような気もするが、そんなものはとっくに乾き切っている。
 そうして手に入れた彼等も、最後には祀りに送り込み命を奪ってきた。願いを叶えるためには、そうするしか方法が無かった。

 ゼフィールへの願いはこれまでの彼らとは違う。これまでの誰よりもクルトに近い彼だからこそ、叶えて欲しい願いがある。
 しかし、ゼフィールも願いを成就させることなく、他の者達と同じ道を辿るだろう。

「ああ、クルト。何人目になれば、貴方は、また、わたくしに微笑みかけてくれるのかしら」

 呟きながら布張りを撫でる。つい今しがたまで感じられた熱すら、そこには無い。
 残っている理性も、ゼフィールの命も。同じように、容易く消えて失くなるのだろう。
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