BLUE DREAMS

オトバタケ

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アキとハル

初恋の行方

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 シトシトと落ちる雫が、終わりの近付いてきた四年に一度のサッカーの祭典に沸く街を濡らす。
 ひんやりとした空気が、夢の終わりを告げているようだ。

「寒いな」
「だな」

 今日の練習は、室内での筋トレのみ。午後からはオフ。
 ロビーでくつろぐ俺の元に、シャワーを浴び終えて生温い湯気に包まれたハルが近付いてくる。
 ハルが通りすぎると、寒色ばかりのクラブハウスが柔らかで暖かみのあるパステルカラーで染まっていく。
 俺にしか見えないその風景を眺めていると、それを作りだした主は不思議そうに俺の顔を覗いた。

「何だ?」
「ん? 暖かいなって思って」
「は? さっき寒いって言ったじゃねーか。変な奴」

 首を傾げながら髪をとかすハル。
 整えられていく黒髪から、甘い香りが漂ってくる。

 あれから何度も二人で出かけたり、互いに飾らずに語り合えるようになったのだが、二人の間には微妙な距離が存在する。
 『チームメイト』だったら特に意識せずに出来る行為が、『チームメイト以上』の感情を持っているが故に出来ないのだ。
 チームメイト同士の日常が、その関係を崩す行為になってしまう可能性が大だからだ。
 今もそう。少しでも気を緩めたら、襲いかかってしまいそうだ。

「今日、ウチで飯食わねぇ?」

 まだ赤みの残る顔が振り返り、不安そうに上目遣いで俺の顔色を伺ってくる。
 誘ってもらえて凄く嬉しいけど、ハルに嫌って言われるような事をしちゃう可能性があるし、どうしよう……。
 様々な感情が体の中を巡るが、それはもう、本能が勝手に頷いてしまった後からの事だった。

「おじゃましまーす」

 練習場から、そのまま向かうハルの部屋。
 きちんと整頓された、シンプルな内装のハルらしい部屋を、案内されたソファーの上から眺める。

「カレーを作ったんだけど作りすぎちゃってさ、食いきれねぇから一緒に片付けてくんねぇ?」

 キッチンから、ガチャガチャという食器の音と共に聞こえるその声に、部屋に入ってから気になっていた香りの正体が分かった。
 へー、ハルの手料理か……手料理!?
 心臓が、騒ぎ始める。
 俺が特別な感情を抱いているから、そう思うだけかもしれないけど、最近の俺達って、いい感じじゃないか?
 本当は本気なんだけど、それがバレないように冗談っぽく、「ハルは可愛いな」って言うと、「男に可愛いとか言うな」と眉を顰めてぶっきらぼうに呟く顔は、本気で嫌がっているようには見えない。
 まぁ、俺の目がおかしくなきゃって前提だけど。
 練習後もお互いがお互いを探して自然に歩み寄っていき、何の約束もしてないのに前から決まっていたかのように、二人で出歩く日々を送っている。

 同い年で、U―17での再会以来、年齢別代表でちょくちょく顔合わせてたから、気の合う仲間って思われているのかな?
 否、それ以上の感情があるんじゃないかって期待する心が、ハルの気持ち確認する賭けに出ろとせき立てる。
 もしそれをして、仲間としか思っていないハルに、俺の気持ちがバレたら……。
 男女の恋愛でも気まずくなる可能性があるのに、男同士なんだぞ。
 真面目で優しいハルのことだ。内心は気持ち悪いと思っても、俺に気を遣ってくれる可能性もある。
 そうだよ、ハルには重荷を負わせないって決めたじゃないか。あの笑顔が曇るような事は、絶対にしないと。
 でも、もしハルも俺と同じ感情を抱いているなら、少しでも早く繋がりたいし……。
 上の方まで高く高く昇り、フワフワと浮いていた心が急降下し、リバウンドを繰り返す。

「おまたせ」

 視点の定まっていない俺の前に、カタッと小さな音を立てて置かれた陶器。
 平らなその上には、こんもりと盛られた黄色と白のコントラスト。
 漂うスパイシーな香りが、混迷していた心を食欲という本能的な欲望だけに向かわせる。
 鮮やかな彩りのサラダをテーブルに置いたハルは、俺の正面の床にぺたっと座る。
 目線を合わせるように、俺もソファーを降りて同じように座る。

「これ、ハルの手料理だろ? スゲー旨そー。いただきまーす」

 スプーンに山盛りにすくったカレーを口に運ぶ俺を、サラダを取り皿に移すのに集中しながらもチラチラと見ているハル。

「めちゃくちゃ旨いよ。まだ、おかわりとかあんの?」
「あぁ。まだまだ残ってるから、腹が破裂するまで食ってもいいぞ」

 俺の言葉と食べっぷりに安心したらしいハルは嬉しそうに微笑み、スプーンを口に運び始めた。

「うわー、もう腹一杯」
「三杯も食って、腹が一杯にならなかったら困るだろ」

 プッと吹き出したハルは、白に所々残る黄色で何とかそこにあった料理が推測出来る皿を重ねて、キッチンへと向かう。

「手伝おうか?」
「構わねぇよ。ゆっくりしててくれ」

 水の音と共に聞こえる鼻唄。
 いつの間にか雨の上がった空から入ってくる、レースのカーテンによって強さを和らげられた光に包まれて、段々と二人はただのチームメイトではないのでは? という錯覚に陥っていく。
 戻ってきたハルを隣に座らせ、肩を引き寄せたら体を預けてくれるんじゃないか?
 優しく髪を撫で、その手を顔の輪郭に沿って下げていき顎の下に置いたら、瞳を閉じてくれるんじゃないか?
 少し震える唇に、俺の唇を重ね……。

 腿に爪を立て、それ以上妄想が進まないように止める。
 悶々とした気分に思考回路が支配されてしまったら、本能のままに行動し、取り返しのつかない事になってしまう。
 違う事を考えなきゃ。
 見えないものばかり見てしまう目を、今、そこにあるものだけを見るように、ひたすら部屋の中を眺める。

 ぐるぐると何度も全体を見渡していると、テレビの横に置かれたラックに、あの飴玉の入った瓶を見つけた。
 あれを舐めたら、昔の純粋だった頃の自分に戻れるかな?
 ハルんちにいる間だけでいいから、何の欲望も知らず、欲といえばサッカーが上手くなりたいという事だけだった頃の自分に戻りたい。
 キッチンからは、まだ水の音が聞こえる。
 ハルに一声かけた方がいいかなと思ったけど、今ハルの顔を見るほど危険な事はない。
 そっと腰をあげてラックの前に移動し、白で一杯になっている瓶を手に取る。
 カポッとコルクの蓋を外し、飴玉を一個取り出すと、白の中に埋まる違う色が微かに見えた。
 何故だか見なければいけないと思った指が、勝手に飴の中に潜り混み、それを取り出す。

「嘘……」

 そこに入っていたのは、確かに見覚えのあるものだった。
 まさかと思い、それである証を確認する。

 ガシャーン

 掌の中にあった瓶が床に落ち、硝子片と共に飴玉が飛び散った。

「どうした!?」

 驚いた様子のハルが、キッチンから飛び出してくる。

「あ……」

 俺の足元に広がる光景を見て、どんどん青ざめていく顔。
 ハルの元に届くように願って飛ばした風船は、本当に届けてくれた。
 これは偶然じゃない、必然だよな。
 でも、なんでハルは飴玉の中にこれを入れていたんだろう?
 俯き少し震えているハルに、本当の事を言わなくてはいけない。
 この想いを、全て打ち明けなければならない。

「ある所に一人の少年がいてな、物心ついた頃から、頑張んなきゃって時には、必ず優しく微笑む女神の夢を見てたんだ。その夢を見ると、前向きな気分になれて、前へ進んで行けたんだ」

 沈黙を破り、ポツリポツリと喋り出す。

「その少年は、いつの間にか夢の中の女神に恋心を抱くようになって、そいつ馬鹿だから、あの人は運命の人で、いつか出会えるんだとか思っちゃってたんだ。で、そいつは熱中してたもんを頑張ったお陰で一流の舞台に立つ事が出来て、そこで、いつも夢で微笑んでいた女神に会ったんだ」

 ハルの表情を見るのが怖くて、目は固く瞑って俯いたまま話を続ける。

「でもさ、そいつにとっては女神は初恋の相手で、ずーっと想ってた訳じゃん? だから、どう接していいのか分からず、いっつも避けてばっかりいたんだ。だけど、いつまでもこのままじゃいけないって思って行動を起こしたんだけど、なんせ勇気の無い奴だから、めちゃくちゃ遠回しな方法とって、女神の為に指輪を買ってさ、裏にイニシャルなんか彫ってもらってんの」

 馬鹿だよなって、自嘲的に笑う。

「それをな、女神への愛の言葉を書いた封筒に入れて、風船につけて飛ばしてんの。普通に考えれば届く訳なんてないのに、本当にどうしようもなく馬鹿なそいつは、本気で届くと思ってたんだぜ?」

 ゆっくり目を開けて顔をあげると、唇を噛み締めて必死に泣くのを堪えていると分かるハルがいた。
 え? これって、良い意味で捉えていいって事? それとも、男から告白されて、混乱して泣きそうになっているだけ?
 その表情の意味が分からずに混乱していると、急にハルが俺の方に近寄ってきて、硝子片と飴玉の広がる床にしゃがみ込んだ。

「危な……」
「この飴さ、初恋の人に貰って、そいつがコレをくれた日から、ずっと欠かす事なく手元に置いてあるんだ」

 硝子片で体を切っちゃいけないと掛けた声に重なり、聞こえた小さな声。
 今、ハル、ちゃんと喋ってたよな? 幻聴じゃないよな?
 凄い早さで動きだした心臓が、沸騰した血を全身に送る。

「この飴は魔法の飴でさ、落ち込んだ時に舐めると、頑張ろうって前へ進む勇気くれたんだ」

 左の掌に載せた飴玉を見つめ、懸命に言葉を紡ぐハル。
 俺は興奮でクラクラしながらも、ハルの言葉を一つも聞き漏らさないように耳を澄ます。

「オレがサッカーを続けてこれたのは、大好きだってのは勿論だけど、続けていれば、いつか初恋の人と再会出来るはずだって思いがあったからなんだ。
代表に選ばれるようになったオレの前にそいつが現れて、スゲー嬉しくていっぱい話をしたかったのに、恥ずかしくて顔も見られなくて。このチームからオファーが来た時も、自分の為っていうのと同じ位、そいつとの距離を縮めたいって思いがあって移籍を決めたんだ。だけど距離は全然縮まらなくて、落ち込んでいた時にベランダに青い風船に繋がれた封筒が落ちてて、そこに書いてある言葉を見て、あいつがこう言ってくれたらいいのにな、なんて思っちまってさ。封筒の中に入っていた指輪に彫られたイニシャルが、そいつとオレのと一緒だったから、ドキドキして喜んじまって。だけど、そんな事はあり得ねぇて冷静になって、馬鹿みたいに落ち込んでんの。で、よく考えてみたら、落ち込んだ時って飴を舐めて誤魔化しているだけで、自分で解決なんて全然してないんだって気付いさ。これからは逃げないどこうって、もう飴を買うのはやめたんだ。そのきっかけをくれた大切な指輪を飴の瓶の中に入れていたのは、瓶の中が指輪だけになった時、一人で歩いていける強い自分でいようっていう誓いなんだ」

 一気に語り尽くして大きく息を整えるハルの右目の目尻から、ポロリと雫が一粒落ちた。
 目の前にしゃがみ込むと、それを感じ取ったハルが、ちらっと俺の顔を覗く。
 桜色に上気した頬に、キラリと輝くパール。
 美しすぎるその姿に一度唾を飲み込み、優しく告げる。

「一人で強く歩いていくってのもいいけど、二人で協力して歩いていくってのはどう?」
「え?」
「ずーっとずーっとハルのことが好きだった。待たせすぎちゃってごめんな。本当にごめん……」

 様々な想いが駆け巡って、やっと想いを告げられたという安心感から、堰を切ったように溢れだす長年の想い。

「オレも、ずーっとずーっとアキのこと……好き……だった。オレの方こそ、ずっと逃げててごめんな。だから泣くな。ほら、飴を舐めようぜ」

 真っ赤な目をしたハルがやんわりと笑い、掌に載った飴を渡してくれる。
 それを口に含み、広がる甘さに、これが初恋の味なんだなと改めて思った。
 お互い濡れた顔で笑顔を交わし、飴を転がす。
 言葉はないけど会話は成立し、互いの気持ちはちゃんと分かる。
 ハルがあの風船を拾ったというベランダに面した窓から差し込む光で、二人の周りに散らばった硝子片がキラキラ光っている。
 それはまるで、想いの繋がった二人を祝福しているようだ。

「あっ……」
「どうした?」

 少しずつ冷静さを取り戻してきた頭が、ずーっと掌の中に握られていた小さな輪に気付く。
 きょとんと俺の顔を覗くハルに、風船任せではなく、ちゃんと自分の手からこれを渡さなくては。

「これさ、ハルに似合うかなーって思って買ったんだけど、貰ってくれる?」
「アキには嵌らねぇんだろ? 勿体ないから貰ってやる」

 憎まれ口を叩きながらも、嬉しそうに赤く染まった顔が頷く。
 親指と人差し指で挟んだそれをハルの前まで持っていくが、どこにはめていいのやら……。
 やっぱり、あそこかな?
 オドオドしながら左手を握った俺を、モジモジしながら見つめるハル。
 そこに近付くにつれて、大きく震えだす俺の指。ハルの掌も、細かく震えている。
 結婚式の時の指輪交換ってこんな感じなんだろうなって、馬鹿なこと考えながらも何とか通すと、綺麗に収まったそれ。

「サンキュな」

 良かった、サイズはぴったりだったんだって安心している俺に、今日見た中で一番の笑顔を浮かべたハルは左手を宙に浮かせて、いろんな角度からその様子を眺め、幸せそうに微笑んでいる。
 それから月明かりが二人を照らすまで、互いの片想い話をして、遠回りしすぎだよなって笑った。
 だけど、その時間があったからこそ、こんなに大きな幸せを味わえるんだもんな。

 ハルの手料理の晩飯を食って、静かな夜道をスキップするように歩いて家へ帰る途中、あの場所で足が止まった。
 街灯の光にスポットライトのように照らされて、その上へと視線をあげていくと……

「あっ!」

 思わず出た大声が遠くまで響き、反響して耳に戻ってくる。
 なかなか前へ進めない自分と重ね合わせていた、あの星がない。
 あれだけ月の周りに集まっていた星達の姿はなく、月は一人で悠々と柔らかな光を放っている。
 否、一人じゃない。月の真ん中にあの星が重なり、一段と強く美しい光を放っている。
 俺の目には、その姿がはっきり見えた。
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