優しさ・気遣いポイントを使った男の異世界ゆっくり生活

シオジオスイッチ

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21話 ギルドで孤児院のことを話す

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そうして、僕達は鋼の心の皆さんと一緒に街に戻ったのだが僕達が魔物の買取をお願いしにギルドに向かうと言ったら鋼の心の皆さんもついてきているようだ。

ギルドについて、いつもの受付に向かったらアイランさんが笑顔で迎えてくれた。

「皆さん、お疲れ様です。それに、鋼の心スティールハートの皆さんも一緒だったんですね。」

「ああ、危ないところをショウに助けられてな。」

「そうなんですか。それで、ショウさん達は魔物の買取ですよね。」

「はい、お願いします。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そうして、また倉庫に連れてきてくれた。鋼の心の皆さんも、僕達が何の魔物を倒したのかが興味があるらしく見たいと言ってきたのでついてきた。

「おう、兄ちゃんじゃねえか今回は何を持ってきてくれたんだ。」

まず、声をかけてくれたのはガンドンさんだ。

「じゃあ、少しずつ出しますね。」

そう言ってまずは、ボーアボアを出していった。

「おう、これはボーアボアだな。」

「はい、ボーアボアが12匹ですね。」

そう言って1匹1匹出しながら答えていると。

「え、12匹ーー」

「私達に会う前からそんなに倒していたんですね。」

鋼の心の皆さんも驚いていた。そして次はオーク達を出していった。

「オークを43匹とハイオークが7匹そして、ジェネラルオークが1匹ですね。」

「兄ちゃん達オークの集団に会ったのか?」

「いえ、俺達が先に出会い逃げた先にショウ達がいて助けてもらった。」

僕が話そうと思ったのだが、ラズインさんが事情を説明してくれた。

「兄ちゃん本当か?」

「はい、偶然ですけど助けれて本当に良かったです。」

「そ、そうかそれにしてもこの数は凄いな。しかも、ジェネラルオークなんてこの近くには普通はいないからな久々に見た。」

やはり、ジェネラルオークは強い魔物らしいシャニには、本当に感謝しかないな。

後は、解体をしてもらい買取してもらわなければいけないのだがどのくらいだろうか。

「あの、これってどのくらいで解体が終わって買取してもらえますか。」

「うーん、そうだな他の魔物も解体しなければならないからな。3日は欲しいな。」

3日か、それでは時間に間に合わない。僕は、無理に言ってガンドンさんにお願いしてみた。

「あの、もう少し早くしてもらうことって可能ですか?」

「あ、何か事情があるのか兄ちゃん。」

あまり、騒ぎ大きくしたくないのだが事情を話さないと多分早く解体してもらえないだろう。
どうせ、後で話すつもりだったしここにはあまり人がいないので僕は、事情を話すことにした。

そうして僕は、アイランさんとガンドンさん鋼の心の皆さんに孤児院のことについて話をした。

「そんなことがあったのですか。」

「なるほどな、兄ちゃん達はそれで早くし解体してくれって事か今回は特別だ。明日の夕方には終わらせるからその時間に取りに来い。」

「はい、ありがとうございます。」

「ショウ俺達にも手伝いはできないか?」

「いいんですか、それでは当日に一緒に来てくれませんか。」

「ああ、分かった。」

アイランさんは、心配そうに言った。ガンドンさんは、事情が事情なので解体を早くしてくれるようだ。

そうして、鋼の心の皆さんは手伝いをしたいと言ってきてくれた。

皆心配をしてくれて、すごくありがたい。

「あと、あまり騒ぎを大きくしたくないのでこの事は内密にしてください。」

「貴族が相手だからな、分かった。ギルドマスターにも話しておくが他には言わないようにする。」

「ありがとうございます。」

ガンドンさんが、そう言い他の皆さんも頷いてくれた。

「そういえば、兄ちゃん貴族相手にどうするつもりだ。」

「確かに、ショウさん何か考えがあるのですか?」

僕は、貴族相手にどうするかを前から考えていた事を話すことにした。

「相手は貴族で他の国のそして男爵という事なのですが、一応考えがあります。前にあった騎士のハール様やルイド様に来てもらうことにしようと思ってます。」

そう、前に会った時に何かあったらここに来てくれと紙がいつの間にかポケットに入っていた。

本当は、他の人に迷惑をかけたくないのだが騎士であるハール様は伯爵家の次男でルイド様は子爵家の三男ということも紙に書いてあったので男爵より当然上なので頼ることにした。

「なるほど、前に会った騎士様ですか。ですが、それでは証拠をつかめないのではないですか。」

シャニの言う通り最初から表に出ていたら言葉を変えるだろう。

「うん、だから最初は鋼の心の皆さんと一緒に隠れてもらう。そして、裏が出てきたらすぐに出てきてもらう。」

「なるほどな、それなら証拠をつかんだ上に暴れても大丈夫ということか。だが、その騎士には会えるのか?」

「それは、大丈夫です。」

「そうか、なら一応言っとくが気をつけろよ兄ちゃん達。」

「はい、ありがとうございます。」

そうして、僕が改めて考えていた作戦を話し終えて外に出ようとしたがアイランさんに話しかけられた。

「ショウさん、私だけ役に立てず申し訳ないです。」

「何を言ってるんですか。アイランさんがビラの森を教えてくれなければこの作戦は考えられなかったんですよ。だからアイランさんには、すごく感謝しています。」

これは、本当の事だ。ガンドンさんは、金貨100枚は余裕で越えられると言っていたので、約束のお金を払えるので多分その貴族は、また別の嘘を言い裏を見ることが出来るだろう。

だから、本当に感謝をしている。

「そ、そうですか。ありがとうございます。それでは、本当に皆さん気をつけてください。」

「「はい」」

「「うん」」

そうして、アイランさんは頭を下げてくれた。僕達も頷いて答えた。

今度こそ僕達は、本当に外に出た。

「とりあえず、今日は疲れたし帰ろうか。」

「そうですね。」

「「はーい」」

ちょうど夕方ぐらいになったので僕達は、宿に帰ることにした。

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