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Historia Ⅳ
人狼(11)
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相見との面会が終えテミストリー法律事務所を後にした二人。
道は人が多く間を通りビル風で髪が乱れるし目にゴミが入りそうだ。歩道のすぐ横には道路を走る車の風を切る音がよく聞こえる。
コートに手を突っ込んで歩く二人はビル風に抗いながら地下駅の方へ向かった。
「それにしても、相見さん婚約していたとはな~。確かに、永嶺さんとはいいカップルだろうな。お似合いだし相見さんは美人さんで相性がよさそうだ。しかも、高校時代からの幼馴染だなんてまるで少女漫画みたいだ。シンもそう思うだろ?」
悠長そうに話すユータに対しシンは真顔で前しか見ていない。まるで、ユータの話を聞いていないみたいで何か考え込んでいるようだ。
彼が隣で何を考えているのかさっぱり分からないユータは無視されたと思い相見の婚約話を切ろうとした時、シンの口から「臭いな」という一言が出た。
それを聞いてユータは自分が羽織っているコートが臭いのかと自身の鼻を使って嗅いで確かめた。コートを嗅ぐ探偵の姿を見てシンは否定した。
「その臭いじゃない。怪しいの方の臭いだ」
自分が言った臭いの意味が違うとシンに指摘されたユータは慌てて初めから知っていたかのように言い訳をしてわざと間違えただけだと強く主張した。意外にも変な所でプライドを張ることがしばしばあるので言い訳をして自分は馬鹿じゃないと見せつけるところが彼なりの自尊心ということだろう。要するにただの知ったかぶりだ。
自分はプライドが高いと見つけるもシンから見ればただ見栄を張るだけのしょうもない人間だとしか思えない。迷探偵らしい性格といえよう。
そして、先程シンが『怪しい』臭いがすると話していたので迷探偵は「怪しいって何が?」と伺った。
「相見の事だ。さっきミサンガの話をしたら一瞬だけ反応した。彼女は何か知っている。」
そうは見えなかったユータは彼女が嘘をついているとは思えずちょっとだがシンの話を疑念した。
「そうか?俺にはそうは見えなかったけど?でも、なんでミサンガ?」
なぜ相見がミサンガという言葉に反応したのか?今回の事件とミサンガと何が関係あるのかさっぱり理解できなかった。
「尾上さんの部屋を見た時、永嶺さんと二人で写った写真があった。その写真に永嶺さんがピンクと赤、それと緑色のミサンガを利き手首に付けていたんだ。もちろん。尾上さんも」
ビル風に煽られながらシンは話を続ける。
「思い出せ。尾上さんが亡くなった時、彼が持っていた持ち物は?」
そう問われてユータは先日の事務所で話していた尾上の持ち物を思い出す。彼が持っていた物は財布と自宅の鍵、そしてスマートフォン。そう。ミサンガがあったなんて阿津瀬の口から一言も出ていない。それに気づいたユータは振り返る。
「そういえば。ミサンガがあったなんて聞いてない。でも、仕事の時には外していたかもよ」
「僕もそう思う。だが、仕事の時も身に付けていたという可能性もある。室内職なら大丈夫かもしれないが、学校やスポーツ系の仕事ではミサンガの身に付けは禁止されている。つまり、彼らには切っても切れぬ深い想いがあったんだと思う」
「友達だからだろ?」
「それもそうだが、友人同士ならミサンガにピンクを入れると思うか?」
シンは尾上の家を出た時からミサンガにピンクが入っていることが気になっていた。
友人同士なら赤と緑はともかくピンクは入れずもっと別の色にするはずだと疑問に思っていたのだ。
「何が言いたいんだ?」
「彼ら二人は友人以上に深い関係を持っていたのではないだろうか?」
夜更けに冷たい風が吹き抜ける。
空は雲に覆われていて今宵の月は全く顔を出さなかった。気温は低く昼間と比べて肌寒いので寝る時はちゃんと温かくして秋風邪には気をつけないといけない。
町の灯りは点々としていて外を通る人は一人もおらず静けさだけが広がっていた。
都内の高層マンションはどこにでもある普通のマンションよりもでかく階数が多い。これが今でいうタワーマンションというやつだ。
そのタワーマンションの16階の606号室にはテミストリー法律事務所の顧問弁護士 永嶺麗央が住んでいる。一人暮らしをしている永嶺は仕事が終わってすぐ革製のソファに座り寄りかかり開けたワインをテーブルの上に置いてスマートフォンを片手に持っていた。画面には尾上と二人で過ごした思い出の写真がズラッと並んでいる。
永嶺は写真を眺めながら思い出に耽っていた。その写真の中に利き手首に付けたお揃いのミサンガを見せている永嶺と尾上の写真があった。
初めて尾上と出会ったのは高校時代、まだ入学したての新1年生の時に入ったサッカー部でたまたま尾上と出会いチームメイトになったことがきっかけだ。1年生の時は部活が同じでもクラスは違ったが2年生に上がると二人は同じ教室のクラスメイトとなり共に過ごすようになったのだ。永嶺と尾上はいつも一緒で学校登校する時も下校もする時もお昼ご飯を食べる時もずっと一緒だった。もちろん。友人の相見も含め三人で学校帰りに寄り道したり買い食いしたりと充実な時間を送っていた。そんな高校3年生の最後の冬、永嶺はいつの間にか親友の尾上に意識をし始めるようになった。しかし、自分が彼のことが好きだと直接本人には言えないまま卒業した。卒業後はそれぞれ違う学校へ行く事になり離れ離れになってしまったが離れていても常に連絡を取り合いスケジュールが空いていれば会うことはできた。三人揃っていろんな所へ行き大学・専門学校生活はどうとか最近何しているのとかいろんな話をした。そして、大学に入って一年が経った時に永嶺は友人ではなく恋人としての正式な交際をしてくれないかと告白をした。それを聞いて尾上は迷うことなく一秒経たない内に即承諾してくれた。実は、尾上本人も永嶺に告白するかどうか迷っていたのだ。永嶺の勇気ある告白が尾上の背中を押してくれたのだ。永嶺はその記憶を今でも鮮明に憶えている。告白した場所は、美しい夜景が一望できるお台場海浜公園だった。
ここからが永嶺と尾上の恋の物語が始まった。
永嶺が告白してから頻繁に尾上と会う回数が増えた。時々、相見が一緒にいる時はあったが二人きりになる時間の方が一番多かった。
大学を卒業しテミストリー法律事務所に入社して以降も尾上との交際は続き仕事帰りや休みの日は二人で旅行とかして出掛けたりもした。もちろん。都内のホテルに泊まったりお互いの家を行ったり来たりしながらそこで夜の営みをやった。
最近までは仕事の後に夕方から都内の某ホテルで尾上とやったのだ。
二人がやった夜の営みの詳細はここで語るわけにはいかないが簡潔に言うと永嶺にとってあの出来事は人生で一番最高な至福の一時だったといえばいいだろう。
尾上に触れた瞬間、永嶺は気持ちが込み上がってきて更に興奮もしてヒートアップした。
二人が過ごした夜の時間はとても長くずっと一緒にいられてとても幸せだった。
その繰り返しが長く続き二人の距離はだいぶ縮まり愛が更に深まった。
そして、尾上と付き合い始めてから月日が経ち二人はお互い有休を取って鎌倉へ出掛けた。距離が縮まった二人は正に親友以上の絆に結ばれ互いを信頼し合い愛情が強くなった。
最後に由比ヶ浜へ足を運び夕陽に染まった海を静かに眺めていた。
海岸の胸壁に腰を据えて太陽が西へと沈み黄金色に輝く陽の光で反射した波が音を立てて誰もいない広い砂浜を見ながら彼らは自分達だけの二人きりの時間を満喫した。
とても美しい夕焼けの景色を二人仲良く眺めていた時、永嶺はピンク色と赤色、そして緑色が組まれたミサンガを尾上に渡したのだ。尾上はそのミサンガを見て大変喜び嬉しくて涙を浮かべていたのを鮮明に憶えている。その後だ。二人が海辺で互いの唇を触れたのは。
これは、尾上が他界する四日前の思い出である。
あの時、一緒に鎌倉へ出掛けたのが永嶺と尾上が二人で過ごす最後の時間となったのだ。
あの由比ガ浜の胸壁で永嶺は一緒に暮らそうと尾上に誓いを立てたのだ。その誓いが破られいつも隣にいてくれた尾上はもう見る影すらない。
希望に満ちた二人の恋は狼人間のせいで淡く儚い夢へと変わってしまった。
今まで尾上と過ごしてきた出来事を思い出すといろいろと込み上げてくる物が多く自然に涙が出てしまう。ペアで持っていた永嶺のミサンガは密かにポケットの中に入れてあった。利き手首には付けられなくてもポケットに閉まっているだけですぐ側に尾上がいる気がしてならなかった。もしかすと、目には見えない姿ですぐ近くにいるかもしれない。
満面な笑顔に頬を擦り寄せたりカップル同士のおんぶ自撮りをしたりと写真だけではなく動画の記録もちゃんと保存していて眺めるだけで懐かしく思う。そして、尾上が死んだなんて今も信じられなかった。
太陽のように明るく春の風のように温かく無邪気で優しい彼の顔を見て永嶺はますます尾上に会いたいと強く願った。
大好きだった彼との思い出を浸っていた時、インターホンから呼び出しのチャイムが鳴りだした。
チャイムに気づいた永嶺は浮かべていた涙を拭いこんな遅い時間に誰だろうとスマートフォンをテーブルの上に置いてソファから立ち上がった。
道は人が多く間を通りビル風で髪が乱れるし目にゴミが入りそうだ。歩道のすぐ横には道路を走る車の風を切る音がよく聞こえる。
コートに手を突っ込んで歩く二人はビル風に抗いながら地下駅の方へ向かった。
「それにしても、相見さん婚約していたとはな~。確かに、永嶺さんとはいいカップルだろうな。お似合いだし相見さんは美人さんで相性がよさそうだ。しかも、高校時代からの幼馴染だなんてまるで少女漫画みたいだ。シンもそう思うだろ?」
悠長そうに話すユータに対しシンは真顔で前しか見ていない。まるで、ユータの話を聞いていないみたいで何か考え込んでいるようだ。
彼が隣で何を考えているのかさっぱり分からないユータは無視されたと思い相見の婚約話を切ろうとした時、シンの口から「臭いな」という一言が出た。
それを聞いてユータは自分が羽織っているコートが臭いのかと自身の鼻を使って嗅いで確かめた。コートを嗅ぐ探偵の姿を見てシンは否定した。
「その臭いじゃない。怪しいの方の臭いだ」
自分が言った臭いの意味が違うとシンに指摘されたユータは慌てて初めから知っていたかのように言い訳をしてわざと間違えただけだと強く主張した。意外にも変な所でプライドを張ることがしばしばあるので言い訳をして自分は馬鹿じゃないと見せつけるところが彼なりの自尊心ということだろう。要するにただの知ったかぶりだ。
自分はプライドが高いと見つけるもシンから見ればただ見栄を張るだけのしょうもない人間だとしか思えない。迷探偵らしい性格といえよう。
そして、先程シンが『怪しい』臭いがすると話していたので迷探偵は「怪しいって何が?」と伺った。
「相見の事だ。さっきミサンガの話をしたら一瞬だけ反応した。彼女は何か知っている。」
そうは見えなかったユータは彼女が嘘をついているとは思えずちょっとだがシンの話を疑念した。
「そうか?俺にはそうは見えなかったけど?でも、なんでミサンガ?」
なぜ相見がミサンガという言葉に反応したのか?今回の事件とミサンガと何が関係あるのかさっぱり理解できなかった。
「尾上さんの部屋を見た時、永嶺さんと二人で写った写真があった。その写真に永嶺さんがピンクと赤、それと緑色のミサンガを利き手首に付けていたんだ。もちろん。尾上さんも」
ビル風に煽られながらシンは話を続ける。
「思い出せ。尾上さんが亡くなった時、彼が持っていた持ち物は?」
そう問われてユータは先日の事務所で話していた尾上の持ち物を思い出す。彼が持っていた物は財布と自宅の鍵、そしてスマートフォン。そう。ミサンガがあったなんて阿津瀬の口から一言も出ていない。それに気づいたユータは振り返る。
「そういえば。ミサンガがあったなんて聞いてない。でも、仕事の時には外していたかもよ」
「僕もそう思う。だが、仕事の時も身に付けていたという可能性もある。室内職なら大丈夫かもしれないが、学校やスポーツ系の仕事ではミサンガの身に付けは禁止されている。つまり、彼らには切っても切れぬ深い想いがあったんだと思う」
「友達だからだろ?」
「それもそうだが、友人同士ならミサンガにピンクを入れると思うか?」
シンは尾上の家を出た時からミサンガにピンクが入っていることが気になっていた。
友人同士なら赤と緑はともかくピンクは入れずもっと別の色にするはずだと疑問に思っていたのだ。
「何が言いたいんだ?」
「彼ら二人は友人以上に深い関係を持っていたのではないだろうか?」
夜更けに冷たい風が吹き抜ける。
空は雲に覆われていて今宵の月は全く顔を出さなかった。気温は低く昼間と比べて肌寒いので寝る時はちゃんと温かくして秋風邪には気をつけないといけない。
町の灯りは点々としていて外を通る人は一人もおらず静けさだけが広がっていた。
都内の高層マンションはどこにでもある普通のマンションよりもでかく階数が多い。これが今でいうタワーマンションというやつだ。
そのタワーマンションの16階の606号室にはテミストリー法律事務所の顧問弁護士 永嶺麗央が住んでいる。一人暮らしをしている永嶺は仕事が終わってすぐ革製のソファに座り寄りかかり開けたワインをテーブルの上に置いてスマートフォンを片手に持っていた。画面には尾上と二人で過ごした思い出の写真がズラッと並んでいる。
永嶺は写真を眺めながら思い出に耽っていた。その写真の中に利き手首に付けたお揃いのミサンガを見せている永嶺と尾上の写真があった。
初めて尾上と出会ったのは高校時代、まだ入学したての新1年生の時に入ったサッカー部でたまたま尾上と出会いチームメイトになったことがきっかけだ。1年生の時は部活が同じでもクラスは違ったが2年生に上がると二人は同じ教室のクラスメイトとなり共に過ごすようになったのだ。永嶺と尾上はいつも一緒で学校登校する時も下校もする時もお昼ご飯を食べる時もずっと一緒だった。もちろん。友人の相見も含め三人で学校帰りに寄り道したり買い食いしたりと充実な時間を送っていた。そんな高校3年生の最後の冬、永嶺はいつの間にか親友の尾上に意識をし始めるようになった。しかし、自分が彼のことが好きだと直接本人には言えないまま卒業した。卒業後はそれぞれ違う学校へ行く事になり離れ離れになってしまったが離れていても常に連絡を取り合いスケジュールが空いていれば会うことはできた。三人揃っていろんな所へ行き大学・専門学校生活はどうとか最近何しているのとかいろんな話をした。そして、大学に入って一年が経った時に永嶺は友人ではなく恋人としての正式な交際をしてくれないかと告白をした。それを聞いて尾上は迷うことなく一秒経たない内に即承諾してくれた。実は、尾上本人も永嶺に告白するかどうか迷っていたのだ。永嶺の勇気ある告白が尾上の背中を押してくれたのだ。永嶺はその記憶を今でも鮮明に憶えている。告白した場所は、美しい夜景が一望できるお台場海浜公園だった。
ここからが永嶺と尾上の恋の物語が始まった。
永嶺が告白してから頻繁に尾上と会う回数が増えた。時々、相見が一緒にいる時はあったが二人きりになる時間の方が一番多かった。
大学を卒業しテミストリー法律事務所に入社して以降も尾上との交際は続き仕事帰りや休みの日は二人で旅行とかして出掛けたりもした。もちろん。都内のホテルに泊まったりお互いの家を行ったり来たりしながらそこで夜の営みをやった。
最近までは仕事の後に夕方から都内の某ホテルで尾上とやったのだ。
二人がやった夜の営みの詳細はここで語るわけにはいかないが簡潔に言うと永嶺にとってあの出来事は人生で一番最高な至福の一時だったといえばいいだろう。
尾上に触れた瞬間、永嶺は気持ちが込み上がってきて更に興奮もしてヒートアップした。
二人が過ごした夜の時間はとても長くずっと一緒にいられてとても幸せだった。
その繰り返しが長く続き二人の距離はだいぶ縮まり愛が更に深まった。
そして、尾上と付き合い始めてから月日が経ち二人はお互い有休を取って鎌倉へ出掛けた。距離が縮まった二人は正に親友以上の絆に結ばれ互いを信頼し合い愛情が強くなった。
最後に由比ヶ浜へ足を運び夕陽に染まった海を静かに眺めていた。
海岸の胸壁に腰を据えて太陽が西へと沈み黄金色に輝く陽の光で反射した波が音を立てて誰もいない広い砂浜を見ながら彼らは自分達だけの二人きりの時間を満喫した。
とても美しい夕焼けの景色を二人仲良く眺めていた時、永嶺はピンク色と赤色、そして緑色が組まれたミサンガを尾上に渡したのだ。尾上はそのミサンガを見て大変喜び嬉しくて涙を浮かべていたのを鮮明に憶えている。その後だ。二人が海辺で互いの唇を触れたのは。
これは、尾上が他界する四日前の思い出である。
あの時、一緒に鎌倉へ出掛けたのが永嶺と尾上が二人で過ごす最後の時間となったのだ。
あの由比ガ浜の胸壁で永嶺は一緒に暮らそうと尾上に誓いを立てたのだ。その誓いが破られいつも隣にいてくれた尾上はもう見る影すらない。
希望に満ちた二人の恋は狼人間のせいで淡く儚い夢へと変わってしまった。
今まで尾上と過ごしてきた出来事を思い出すといろいろと込み上げてくる物が多く自然に涙が出てしまう。ペアで持っていた永嶺のミサンガは密かにポケットの中に入れてあった。利き手首には付けられなくてもポケットに閉まっているだけですぐ側に尾上がいる気がしてならなかった。もしかすと、目には見えない姿ですぐ近くにいるかもしれない。
満面な笑顔に頬を擦り寄せたりカップル同士のおんぶ自撮りをしたりと写真だけではなく動画の記録もちゃんと保存していて眺めるだけで懐かしく思う。そして、尾上が死んだなんて今も信じられなかった。
太陽のように明るく春の風のように温かく無邪気で優しい彼の顔を見て永嶺はますます尾上に会いたいと強く願った。
大好きだった彼との思い出を浸っていた時、インターホンから呼び出しのチャイムが鳴りだした。
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