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「……おいっ、花火」
くぐもった愛しい人の声を宙に浮かせたまま右手をするりと蘭の太腿に這わせる。ビクッと震えたのが蘭の背に回したままになっている僕の左腕に伝わる。
「おいっ!」
「しーっ。人に気づかれたら大変だ」
「……じゃあ! やるなよっ」
幾分か声を潜めて蘭が小さく怒鳴る。
「ごめん。浴衣姿の蘭が可愛くて」
「なっ」
「……それとあと、もう一つ、ごめん」
「何が?」
「実は待ち合わせ、先に来てたんだ」
「はあ!? じゃあなんでおれが来た時すぐに出て来なかったんだよ!?」
「それは蘭が僕を待ってる姿を見るのが楽しくて。嬉しくて。だって初めてだろう? 蘭が僕を待つなんて」
「ってめー!! ……っぐ!」
「甘い甘い」
振り上げられた左腕を僕は先読みして掴む。
恨めしそうに頭半分背の低い蘭が僕を見上げる。その左腕を引っ張り蘭を抱き寄せ、囁く。
「…それに可愛くて」
真っ赤になる蘭。うん、ほんと可愛い。
「……ねえ。このまましてもいい?」
だって、さっきからチョコレートみたいに甘そうな蘭を押し倒したくて堪まらなかったんだから。
「蘭の腿に触っていたら硬くなっちゃった」
「げっ」
「ここなら樹の陰になって人目に付かないし」
「そーいう問題じゃない」
「音だって花火に紛れて聞こえないよ?」
「だから! そーいう問題じゃないって」
「本当にダメ?」
と言いながら僕はらしくもなく、いつもは蘭が僕に使ってくる『うるうる上目遣い』をやってみた。この数日『逆ツンデレ』なんていう、らしくないことをしているのでついでにやってみようと思ったのだ。
……でもこれ、本気で結構恥ずかしい。しかも、僕の方が身長があるので顎を引いた程度にしか上目遣いできてない。や、そもそもできているかわからない。案の定……。
「可愛くねえー!」
「あ、そう」
そんなことわかってはいるけど……なんだろう? この敗北感。
「上目遣いってのはこうやるんだっ」
と言って、子犬顔負けのうるうる瞳で見上げてくる。
……可愛いなあ。ついでに……馬鹿だなあ。今は僕の腕の中にいるのに……籠の中の鳥状態なのに……そんな目で見られたら、おさまるモノも治まらないっての。
「じゃあ遠慮なく」
「あ……」
しまった、って顔している。馬鹿だなあ。
「違ッ、バカ……ッ! 待て。今のは!」
「うん? おねだりだよね。だから遠慮なく、してあげるね。あ、恨むなら蘭のその負けず嫌いな性格を恨みなよ?」
後で責められないよう釘を刺しておく。
胸から離れた右手で蘭の腰から尻、そして腿を往復する。
ビクビクと身体を震わせている。蘭は尻を撫でられるのが苦手だ。感じ過ぎるからである。
そろそろと右手を移動させ、強引に前から内腿へ手を差し入れた。内腿に指を這わされ、蘭は僕の胸を押し退けて逃れようとする。もちろん彼より力の強い僕は微動だにしない。僕は、焦らすように指を動かし両足の間へと手指を伸ばしていく。ボクサーパンツの上から芯の形をなぞった後、そのまま中心を捉える。
「……っ、……う…ッ」
……足がガクガクしている。なのに、つち踏まずに力を入れて……ほら、蘭の周りだけ芝生が剥けて地が見えてる……踏ん張っている。さっきまで僕を押し退けようとしていた手は僕の胸に縋り震えている。
「頑張って耐えてんだ?」
ボクサーパンツの上から蘭自身を包み込みゆっくり上下させる。僕の手の中で蘭が育っていくのがわかる。
「……弱いくせに」
その証拠にボクサーパンツの先端が湿ってきた。
「滲ませちゃってさあ。やらしいなあ」
「うう、う、……っん」
違う、って言いたかったんだと思う。でも、言えなかった。僕が呼気の乱れた蘭の唇に吸いつき声を呑み込んだからだ。
その間も僕は蘭の芯を扱き続ける。
「んっ、んー……っ」
くぐもった愛しい人の声を宙に浮かせたまま右手をするりと蘭の太腿に這わせる。ビクッと震えたのが蘭の背に回したままになっている僕の左腕に伝わる。
「おいっ!」
「しーっ。人に気づかれたら大変だ」
「……じゃあ! やるなよっ」
幾分か声を潜めて蘭が小さく怒鳴る。
「ごめん。浴衣姿の蘭が可愛くて」
「なっ」
「……それとあと、もう一つ、ごめん」
「何が?」
「実は待ち合わせ、先に来てたんだ」
「はあ!? じゃあなんでおれが来た時すぐに出て来なかったんだよ!?」
「それは蘭が僕を待ってる姿を見るのが楽しくて。嬉しくて。だって初めてだろう? 蘭が僕を待つなんて」
「ってめー!! ……っぐ!」
「甘い甘い」
振り上げられた左腕を僕は先読みして掴む。
恨めしそうに頭半分背の低い蘭が僕を見上げる。その左腕を引っ張り蘭を抱き寄せ、囁く。
「…それに可愛くて」
真っ赤になる蘭。うん、ほんと可愛い。
「……ねえ。このまましてもいい?」
だって、さっきからチョコレートみたいに甘そうな蘭を押し倒したくて堪まらなかったんだから。
「蘭の腿に触っていたら硬くなっちゃった」
「げっ」
「ここなら樹の陰になって人目に付かないし」
「そーいう問題じゃない」
「音だって花火に紛れて聞こえないよ?」
「だから! そーいう問題じゃないって」
「本当にダメ?」
と言いながら僕はらしくもなく、いつもは蘭が僕に使ってくる『うるうる上目遣い』をやってみた。この数日『逆ツンデレ』なんていう、らしくないことをしているのでついでにやってみようと思ったのだ。
……でもこれ、本気で結構恥ずかしい。しかも、僕の方が身長があるので顎を引いた程度にしか上目遣いできてない。や、そもそもできているかわからない。案の定……。
「可愛くねえー!」
「あ、そう」
そんなことわかってはいるけど……なんだろう? この敗北感。
「上目遣いってのはこうやるんだっ」
と言って、子犬顔負けのうるうる瞳で見上げてくる。
……可愛いなあ。ついでに……馬鹿だなあ。今は僕の腕の中にいるのに……籠の中の鳥状態なのに……そんな目で見られたら、おさまるモノも治まらないっての。
「じゃあ遠慮なく」
「あ……」
しまった、って顔している。馬鹿だなあ。
「違ッ、バカ……ッ! 待て。今のは!」
「うん? おねだりだよね。だから遠慮なく、してあげるね。あ、恨むなら蘭のその負けず嫌いな性格を恨みなよ?」
後で責められないよう釘を刺しておく。
胸から離れた右手で蘭の腰から尻、そして腿を往復する。
ビクビクと身体を震わせている。蘭は尻を撫でられるのが苦手だ。感じ過ぎるからである。
そろそろと右手を移動させ、強引に前から内腿へ手を差し入れた。内腿に指を這わされ、蘭は僕の胸を押し退けて逃れようとする。もちろん彼より力の強い僕は微動だにしない。僕は、焦らすように指を動かし両足の間へと手指を伸ばしていく。ボクサーパンツの上から芯の形をなぞった後、そのまま中心を捉える。
「……っ、……う…ッ」
……足がガクガクしている。なのに、つち踏まずに力を入れて……ほら、蘭の周りだけ芝生が剥けて地が見えてる……踏ん張っている。さっきまで僕を押し退けようとしていた手は僕の胸に縋り震えている。
「頑張って耐えてんだ?」
ボクサーパンツの上から蘭自身を包み込みゆっくり上下させる。僕の手の中で蘭が育っていくのがわかる。
「……弱いくせに」
その証拠にボクサーパンツの先端が湿ってきた。
「滲ませちゃってさあ。やらしいなあ」
「うう、う、……っん」
違う、って言いたかったんだと思う。でも、言えなかった。僕が呼気の乱れた蘭の唇に吸いつき声を呑み込んだからだ。
その間も僕は蘭の芯を扱き続ける。
「んっ、んー……っ」
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