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飛翔と大魔王
飛翔と大魔王⑤
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「危なかった……」
わたしと大魔王のテニス勝負は熾烈を極めたが(もちろん、一人ダブルスや謎の光る球などはでていない。)何とかわたしの勝利で終えた。
「くっそ~!……仕方ない、一生奴隷でも何でもこいや!」
大魔王さんは諦めてそんなことを言う。
……そうだなぁジュースの一本でも奢ってもら……え?何でもって、そんなことも聞いてくれるの!?……どうしよ、何か色々悩んじゃうな~
「ちょっと待って!……今考えるから……」
「俺が言うのもなんだけど軽めでお願いします」
大魔王さんが何かいってるけど関係ない!スゴいこと頼んでやる!
……困ってることを助けてもらう方がいいかなぁ、わたしが今困ってることは、大魔王さんが消えかかってることだけどそれを大魔王さんに言っても解決しないし……
「そうだ!」
「おっ、決まったのか……俺は何させられるんだ……」
大魔王さんが少し怖がってる。……あの、わたしそんなに変なこと頼む気無いんだけど……
「実は、わたし今好きな人がいるんだけど……」
「はあ」
何でこの人はそんなに興味なさそうなのかな?
「だから、わたしがその人と上手く行けるように協力しなさい!」
テニスコートから少し離れた場所にて……
「その手があったか~!!!」
「ひっ!」
「あっ、ごめん昴さん……(驚いてる昴さんも可愛いなあ……ムギュ~てしたい!)」
「大丈夫、急にどうしたの?」
「いえいえ何でも無いですよ~!それより大魔王さんの観察を続けましょう!(わたしも今度大魔王さんと勝負しよう)」
「うん」
「まあ、わたしの恋愛相談を受けてくれたらいいわよ」
栞が新たな計画を立ててることなど知らずにわたしはやってほしいことを大魔王さんに説明した。
「別にそれくらいならいいけど、俺は彼女とか居たことないから役立たずだと思うぞ」
「いいのいいの」
……飛翔のこと詳しいと思うから、大魔王さんは超適任だよ。
「それならいいや、それじゃあもう遅いし帰ろうぜ!」
「そうだね」
「ただいま~」
「帰りなさい」
「……由依さん抜け駆けはズルいですよ」
一人文句を言っているがわたしたちは、またファミレスに集まっていた。
「そんなことより二人は今回の原因わかった?」
もちろん大魔王さんが消えかかってる原因と思われる大魔王さんの悩みについてである。
「わたしはよくわからなかった」
「わたしもイマイチですね~」
……二人ともあまり人の裏側とか考えないで生きてそうだもんなぁ。
「わたしはわかったよ!……多分だけど」
「本当?」
「やりましたね!それで大魔王さんは何を悩んでるんです?」
二人とも興味津々だ。
「それは、明日飛翔も揃ってから話すよ。一応飛翔にも確認しないとわたしの考えがあってるかわからないしね」
「そういうことなら、また明日にしましょうか!」
「うん、わたしも眠たいし今日は解散しよ」
昴が眠たそうに目を擦りながらそう言ってる。
「それじゃあ、また明日から頑張ろ!」
「はーい」
「もちろんです!」
こうして、今日は解散してわたしの考えは明日の作戦会議で教えることになった。
わたしと大魔王のテニス勝負は熾烈を極めたが(もちろん、一人ダブルスや謎の光る球などはでていない。)何とかわたしの勝利で終えた。
「くっそ~!……仕方ない、一生奴隷でも何でもこいや!」
大魔王さんは諦めてそんなことを言う。
……そうだなぁジュースの一本でも奢ってもら……え?何でもって、そんなことも聞いてくれるの!?……どうしよ、何か色々悩んじゃうな~
「ちょっと待って!……今考えるから……」
「俺が言うのもなんだけど軽めでお願いします」
大魔王さんが何かいってるけど関係ない!スゴいこと頼んでやる!
……困ってることを助けてもらう方がいいかなぁ、わたしが今困ってることは、大魔王さんが消えかかってることだけどそれを大魔王さんに言っても解決しないし……
「そうだ!」
「おっ、決まったのか……俺は何させられるんだ……」
大魔王さんが少し怖がってる。……あの、わたしそんなに変なこと頼む気無いんだけど……
「実は、わたし今好きな人がいるんだけど……」
「はあ」
何でこの人はそんなに興味なさそうなのかな?
「だから、わたしがその人と上手く行けるように協力しなさい!」
テニスコートから少し離れた場所にて……
「その手があったか~!!!」
「ひっ!」
「あっ、ごめん昴さん……(驚いてる昴さんも可愛いなあ……ムギュ~てしたい!)」
「大丈夫、急にどうしたの?」
「いえいえ何でも無いですよ~!それより大魔王さんの観察を続けましょう!(わたしも今度大魔王さんと勝負しよう)」
「うん」
「まあ、わたしの恋愛相談を受けてくれたらいいわよ」
栞が新たな計画を立ててることなど知らずにわたしはやってほしいことを大魔王さんに説明した。
「別にそれくらいならいいけど、俺は彼女とか居たことないから役立たずだと思うぞ」
「いいのいいの」
……飛翔のこと詳しいと思うから、大魔王さんは超適任だよ。
「それならいいや、それじゃあもう遅いし帰ろうぜ!」
「そうだね」
「ただいま~」
「帰りなさい」
「……由依さん抜け駆けはズルいですよ」
一人文句を言っているがわたしたちは、またファミレスに集まっていた。
「そんなことより二人は今回の原因わかった?」
もちろん大魔王さんが消えかかってる原因と思われる大魔王さんの悩みについてである。
「わたしはよくわからなかった」
「わたしもイマイチですね~」
……二人ともあまり人の裏側とか考えないで生きてそうだもんなぁ。
「わたしはわかったよ!……多分だけど」
「本当?」
「やりましたね!それで大魔王さんは何を悩んでるんです?」
二人とも興味津々だ。
「それは、明日飛翔も揃ってから話すよ。一応飛翔にも確認しないとわたしの考えがあってるかわからないしね」
「そういうことなら、また明日にしましょうか!」
「うん、わたしも眠たいし今日は解散しよ」
昴が眠たそうに目を擦りながらそう言ってる。
「それじゃあ、また明日から頑張ろ!」
「はーい」
「もちろんです!」
こうして、今日は解散してわたしの考えは明日の作戦会議で教えることになった。
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