第二次天安門事件

第二次天安門事件 前編

　2017年8月15日、天安門広場にVPN回線の規制をかける事による言論弾圧が原因で新憲法の確立と議会制民主主義を取り入れることを求める為に北京言語大学の学生1500人が中心となり蜂起、それに賛同するウイグル・チベット・内モンゴル自治区の人々、在日中国人が集結し250万人の人々が天安門広場に集結した。
「習近平出てこいー！」
「中華人民共和国を解体し、中華自由共和国を作るぞーーーー」
「中華民国が正しい中国だー！」
などと叫んだ。
　勿論、天安門広場には集まった人々のデモを鎮圧する為に350万の公安が出動したが、鎮圧することはできず、寧ろ100万人の公安員もデモに参加したのだ。
　このことを聞いた習近平国家主席はある決断をした。
「デモ鎮圧の為に人民解放陸軍第二師団を動員せよ！」
なんということだろうか。人民解放陸軍を動員する事によってデモを行なっている人民を蜂の巣にでもする予定なのだろう。
　8月16日にはデモの総人数は435万5260人にまで増加した。習は武力を持たない民衆であるからと油断をし、100万の軍隊のみで対応しようとしたのだ。
　8月17日、人民解放陸軍第二師団は天安門広場に到着し、警告と催涙ガスによる鎮圧作業を開始した。デモ隊の威力は凄まじく、アルミパイプを用いて催涙ガスを発車する機械を5機中4機破壊した。
逮捕されたデモ隊員を武力攻撃により解放した為にデモ隊から逮捕者は出なかった。この時点で解放軍の死者は56名、負傷者は752名に登った。対するデモ隊は死者無し、負傷者35名に留まっていた。
　8月18日、人民解放陸軍第二師団は第一師団第四分隊10500名を追加し、1010444人の軍隊のみを結成した。この日は人民解放陸軍は第四分隊の狙撃手を用いてデモ隊の一部に麻酔銃での攻撃を仕掛けた。しかし、依然としてデモ隊の攻勢は収まらず、全世界にデモの様子が生中継される様になった。この報告を受けた日本の行動する保守はデモ隊への支援を表明し、日本から食料や拡声器などを援助した。解放軍の死者は756名になり、負傷者は4525名上に、捕虜35名となったが、デモ隊の死者は2名、負傷者72名、逮捕者5名となるなどデモ隊の沈静化が始まりつつあった。
　8月19日、人民解放陸軍第二師団並びに第一師団第四分隊の連合軍99万9653名は負傷者の移送を検討し、ヘリコプター45機を用いて負傷者の移送を20日より開始することとした。デモ隊は北京、上海、深セン、広州、福州、東莞、西安の7都市を占領し、総数は1500万人を超えた。どさくさに紛れ香港は香港民国の建国を宣言し、日本、アメリカ、EU、イギリス、カナダ等31ヶ国と国交を結んだ。
解放軍は悪戯に死傷者を続出させ、死傷者、逮捕者が79名のままのデモ隊に対し解放軍の死者は1520名、負傷者5672名、捕虜530名となるなど混乱を極めた。
　8月20日には在留外国人の国外退去が始まり、各種メディアの立ち入りも禁じられた。また、負傷者のヘリコプターによる移送作戦が始まり、軍人を大連への輸送を開始したが、デモ隊がヘリコプターを撃墜した為、大連の基地へ帰還したヘリコプターは24機、未帰還のヘリコプターは21機に登った。この時に習近平はこう全土の解放軍に呼びかけた。
「全軍！大連、哈爾寶、温習、武漢、長安の5都市に避難して北京、上海、深セン、広州、福州、東莞、西安の7都市に核爆弾を投下せよ！」
　さすがにこの命令には従えぬ兵が多く、東莞と西安の2都市に水素爆弾が投下された。この行為は全世界を呆れさせ、韓国、北朝鮮を除く全ての国が中国との断交を表明し、台湾との国交を正式に結ぶことを検討した。この日、人民解放軍の死者は7368名になった。負傷者も3万を超えた。
　水爆投下によって死傷した人民は50万人にも及び、デモ隊の総数は300万名になった。
　8月21日には北京天安門広場にて人民解放軍の戦車がデモ隊の一部を戦車でひき殺した。

　すでにデモ隊の勢いは薄れつつあり、このころになると人民解放空軍の殲35戦闘機などによる核都市の空爆が始まり、デモ隊の総数は250万まで減った。空爆により死傷したり、空爆を恐れて逃げ出すなどしたのである。士気が低下したことでデモ隊は今すぐにでも崩壊しそうな状況とあった。
　8月22日、蜂起から1週間が経過した。この日には深セン、広州、福州の三都市のデモが鎮圧された。デモ隊の数は200万まで減り、士気は底につき、いつ崩壊してもおかしくない状況となった。
　しかし、デモ隊のトップであった蒋裙井シェチューサンの街宣行為により士気は僅かに回復した。