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本編
第3話
しおりを挟む*再会*
「うぅ~ん」
(よく寝たな~・・・ん?布団こんなにふわふわだったっけ?)
「あっっっ!!ケファー!・・・・え?」
『『レイズっっっっ!!目が覚めたか(のね)!!』』
「うわっっ・・・」
(目の前に知らない人が2人いる・・・あ・・もしかして?
俺の父さんと母さん・・・かな? 泣いてる・・・どうすればいいんだ?)
レイズの目の前にはかっこいい男性と綺麗な女性が涙を流している・・
どうすればいいかわからなくて困惑していると女性がずいっと迫って来て男性は眉間に手を当てて呟く。
『レイズ!!よく無事で戻ってきてくれました・・・っっうぅ』ぎゅっっ
「・・・か・・母さん??」
『よかったっっ・・・よかったっっ』
「・・・父さん?」
『『そうだ(よ)!!』』
(あれから大変だった・・・恥ずかしくも俺は大泣きしてしまい
父さんも母さんも俺から離れたがらなくてほとんど一緒に行動してた
・・でもまぁ・・・俺も嬉しかったんだけど・・・)
レイズは今までにない笑顔を浮かべていた。
・・・・・・
その後わかったこと、
ここは【ストーム】と言う世界の【アストラス】と言う国に位置する。
父の名は【レナール・クライト・ジール】
容姿: 紫の髪に紫の瞳。
母の名は【イリス・クライト・シルバ・ジール】
容姿: 白銀の髪に空色の瞳。
俺の本名は【レイズ・クライト・シルバ・ジール】
容姿: 紫がかった銀の髪に紫の瞳。
・・・どうりで俺の容姿は他の人と全然違ったわけだ・・・・よく施設長は育ててくれたな・・
【シルバ】は王家の血が入ってる証拠だそうで、母さんが王族で元第一王女・・現在母さんの弟が王様。
父さんは三大侯爵のうちの1つ、テンペルク家(元)当主らしく、俺を探すために弟に家督を譲ったんだとか・・
叔父の名はトールと言って1度会いに来てくれたのだが、とても優しい人だった・・
俺が見つかって涙ながらに喜んでくれた。
今の爵位だが、元王妃の母と甥にあたる俺の捜索のために自由に動けるジール大公爵家を賜っているそうだ。
そして俺についてるあの取れないピアス・・・左がジール家の証で右が王家の血筋の証で、俺の生存確認できる唯一のもの?だったんだとか・・・
なんでも魔法で生きていることは確認できていたらしい・・魔法ってすごいよな~・・
2人にとってはそれが唯一の希望だったと言っていた。
あと、シルバ家は魔石を集めて販売している魔石専門店【シルバー・ストーン商会】に出資していたりする・・・
俺を探すために表向きの理由を規模拡大の視察にしていたら、いつの間にか大きくなったらしい。
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