6 / 10
本編
第4話
しおりを挟むここストームには魔法、魔石なるものや魔物などが存在していて、色々な種族が暮らしている。
それと驚いた事に、前いた世界では20歳が成人で寿命が約100歳だったのに対し、ストームでは25歳が成人で寿命が150~200だそうだ。
・・・俺もまだ親の庇護下にあるため、甘えまくっても問題ないらしい・・・
2人は俺と一緒に今までの時間を取り戻そうとするかのごとく、愛情を注いでくれる。
国のことは、家族三人でゆっくりしながら支えようと話し合った。
・・・それに、2人とも家族優先って・・・くくっっ・・・嬉しい・・幸せだー!
それから色々あり、現在は俺一人で魔石採掘に来ている。
今いる場所はデスジックという険しい崖の谷底で魔石の採掘をしてもう直ぐ1ヶ月半になる。
純度の良い魔石は、人が立ち入れぬような場所や魔物が住み着いている場所でしか採れないらしい・・
デスジックは希少な魔石が採掘できる場所だが危険すぎて滅多にいけない・・ただ今度王都で第二王女(母さんの妹)が隣国にお嫁に行くとかで式典があってその贈り物として依頼が商会に殺到したのだった。
理由が身内のことだし、俺もお祝い用意したかったから採掘に行く事にしたのだ。
離れたくない両親が反対したけど・・・【シルバー・ストーン商会】も困っていたし、最近は自分の力を制限できて戦闘もできるから了承した。
2人は仕事があっていけない事に嘆いていた・・
・・・前の世界より危険は多いけどな。
・・・ただ一人旅は寂しい・・・
それと、今の服装は全身が隠れるほどの分厚いマントと体にフィットした長袖とズボンでブーツを履いている。
・・良質な素材で仕立ててもらっているから、決して不審者ではない・・・と思う・・・
「っと辺りが冷え込んで来たな・・
結界張って早く寝よう・・
明日ここを出るかなーだいぶ集まったし・・・思い出してたら早く二人に会いたくなった・・・」
毛布を取り出して崖を背にして座り込み、隣にはナイフを置く・・
結界魔具があるとはいえ、熟睡はできない。
こちらの様子を隠れて伺っている弱い魔物もいる・・
「てか・・周りに魔物多すぎだろう・・・」
ため息を吐きながら眠りにつくのだっった。
・・・・・・・・・
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる